土日休みの仕事はこれ!業種・職種やメリット・デメリットなどを解説

土日休みの仕事はこれ!業種・職種やメリット・デメリットなどを解説

2024年1月20日更新

はじめに

仕事選びをする際は、休みがいつなのかも確認しておきたいところです。

できれば安定して休日が確保できる土日休みの仕事に就きたいと考えている人も多いでしょう。

そこで今回は、土日休みの仕事をテーマにした内容です。土日休みの仕事のメリット・デメリットとともに、土日休みが多い仕事を業種・職種別に紹介します。

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土日休みの仕事のメリット

土日休みの仕事には、主に次のようなメリットがあります。

友達や恋人、家族など親しい人との時間の確保の面などで魅力が大きいと言えるでしょう。

また、生活のリズムを考える上でも利点があるようです。

他の人と休みを合わせやすい

土日休みの仕事は他の人と休みを合わせやすいことが大きなメリットです。

業界や職種にもよりますが、土日休みを導入している企業・機関は多数存在します。

そのため、休みである土日にプライベートの予定を入れる人も大勢います。

友達と一緒に遊ぶ予定、恋人とデートの予定、親しい人と食事の予定など、休日であればゆっくり時間をとれるので、大切な予定をスケジュールする人も少なくありません。

土日休みであれば、こうした予定へのお誘いを受けたときに自分の予定を合わせやすいでしょう。

また、自分が誘ったときにも相手に応じてもらいやすくなります。

親しい人と一緒に過ごすことが好きな人にとって、土日休みの仕事は魅力的と言えそうです。

行事・イベントに参加しやすい

土日休みは子どもにとっても大人にとっても一般的なスタイルです。

そのため、土日に開催される行事・イベントなども多く、これらに参加しやすいことも土日休みの仕事のメリットと言えます。

地域のイベントや商業施設のイベントなどは集客しやすい土日に大々的に行われるケースがよく見られます。

また、子ども向けの行事・イベントも土日が多めです。

子どもができた場合、土日休みの仕事であれば、こうしたイベントごとに子どもと一緒に参加しやすいでしょう。

子どもと一緒の時間を過ごしやすい

土日休みの仕事には、子どもと一緒の時間を過ごしやすいというメリットもあります。

学校の多くが土日休みなので、子どもにとっても土日は休日です。

もし土日休みの仕事であれば、子どもの休みと合うので一緒の時間を過ごしやすいでしょう。

子どもと一緒に家で遊んだり、お出かけしたり、親子でいろいろな思い出をつくりやすくなります。

平日休みの仕事だと、土日休みの子どもとまとまった時間を一緒に過ごすのは難しいでしょう。

仕事が終ってからしか子どもとの時間がとれないので、親子でゆっくり遊ぶ・お出かけするなどは叶えにくい可能性も。

今は子どもがいなくても、将来的に子どもを持ちたいと考えているなら、子どもとの時間をつくりやすい仕事を意識して選んでも良いかもしれません。

連休を取りやすい

土日休みは連休を取りやすいこともメリットと言えます。

土日は前後に祝日があることも多く、3連休など長めの連休になる場合も珍しくありません。

また、土日の前後に有給をプラスしてさらに長い連休をつくるケースもよく見られます。

平日や飛び石的な休みの仕事であれば、なかなかこういった形の連休取得は難しいでしょう。

長めの連休が取れれば、海外への旅行など日数が必要なレジャーも楽しみながら働けます。

生活のリズムを整えやすい

土日休みの仕事は規則的な生活リズムをつくる上でも役立ちます。

平日に勤務し土日は休む、このようにサイクルが決まっていると生活に安定感が出ます。

例えば休みが変則的だと、勤務のペースもバラバラになるので、なかなか一定の生活リズムがつくれません。

生活のリズムが乱れることで、疲れがとれない・ストレスが溜まり続けるなど、体やメンタルの不調にもつながってくる可能性があります。

土日休みの仕事のデメリット

土日休みの仕事はメリットが多いものの、デメリットもあることを知っておきましょう。

人によってはデメリットの方を強く感じる可能性もあります。

あらかじめどのようなデメリットがあるか把握し、自分の性格やライフスタイルにマッチするか考えることが重要です。

外出先で混雑にあいやすい

土日休みの仕事は、休みの日の外出先で混雑にあいやすいと言えます。

その理由は1つ、土日休みの人が多いからです。

土日休みの人が休みの日に大勢遊びに出かけたり食事に出かけたりするため、人が集まりやすいスポットの多くが混雑します。

人が多いと何かと順番待ちの時間が発生するなど、スムーズに行動しにくいことからイライラを感じる人も多いでしょう。

また、どこもかしこも人が多いと、人酔いして疲れてしまう人もいるかもしれません。

行政機関・金融機関・病院などを利用しにくい

土日休みの仕事のもう1つのデメリットは、土日に閉まっている機関を利用しにくいことです。

具体的には市役所・都道府県庁等の行政機関、銀行・郵便局等の金融機関、病院などが挙げられます。

これらの機関は基本的に平日のみ稼働しており、土日は閉まっているケースがほとんどです。

そのため、土日休みの場合は、これらの機関を利用する用事を休日中に消化できないことになります。

これら機関を利用する場合は、平日の昼休憩中に済ませる、平日に有給・時間給を取って済ませるなどの対応しかできないので、面倒に感じる人もいるでしょう。

【業種】土日休みの仕事

ここからは、土日休みの仕事を具体的に紹介します。まずは業種別です。

もちろん休日のルールは企業により異なりますが、業種によって土日休みが多いか少ないかの傾向は異なります。

土日休みの仕事に就職したい場合は、次のような業種から求人探しをすると良いでしょう。

官公庁・公社・団体

土日休みの仕事でよくイメージされるのが公務員ではないでしょうか。

官公庁・公社・団体業界は基本的に土日休みです。例えば行政機関には、都道府県庁や市区町村役場などの地方機関と、中央省庁などの国家機関があります。

業務内容は地方と国家で異なる部分も多く一概には言えません。事務職・技術職など職種も複数あります。

また、基本的には土日休みですが、窓口によっては休日開庁などを行っているところもあります。

年度始め・年度末などは繁忙する部署もあり、休日出勤が必要な場合も。

その他、警察官・消防士など土日休みと限らない職種もあります。

公務員を目指す場合は、就職先がどのような勤務形態なのか確認しておくと安心です。

官公庁・公社・団体は安定感のある職場として高い人気を誇っています。

しかし希望すれば誰でも就職できるわけではなく、採用倍率が高く厳しい公務員試験を突破しなければいけません。

ただし、採用されれば長く安定的な働き方が可能です。

銀行など金融機関

銀行・信用金庫・信用組合などの金融機関も基本的に土日休みの仕事です。

金融機関は営業日が平日のみの場合がほとんど。勤務している従業員も土日は大体休みになります。

もちろん部署によっては土日に勤務する場合もあり得ますが、店舗の窓口業務などを担当するならまず土日は休みです。

銀行などの金融機関はお金を扱う業種ということもあり、手堅く安定している印象が強いです。

そのため、金融機関は就職先として人気が高い傾向にあります。

採用時点で特別な資格などを要するわけではありませんが、競争率が高いので採用を勝ち取るには自己分析や企業研究など入念な選考対策が不可欠です。

また、海外の金融市場など国外相手の業務を担当する場合は外国語のスキルも求められます。

郵便局

郵便局も土日休みが多い仕事に当たります。

郵便物の受付や貯金・出金対応、保険関係などの窓口対応は平日のみです。

これらの業務に携わっている場合は、土日は休みになります。

ただし、郵便局は業務によっては土日出勤もあるので注意が必要です。

具体的には郵便物の配達・集荷などを行う外勤があります。

外勤は平日だけでなく、土日祝日などに行われることも(速達やゆうパックなど一部の郵便物が曜日に関係なく配達されます)。

また、郵便物の仕分けなどを行う内勤も土日に関係なく行われる業務です。

その他、郵便局によっては休日用の郵便物受け取り窓口を設置しているところもあり、内勤はこの休日の窓口対応も行います。

土日休みの業務とそうでない業務がありますが、基本的に郵便局も人気の業種です。

全国各地に複数の拠点があること、転勤が少ないこと、歴史ある企業で安定感が大きいことなどが人気の理由に挙げられます。

IT系企業

IT系企業は、土日休みが多い傾向にあります。

IT業界と言えば激務のイメージを持っている人も多いので、土日休みは意外に感じられるかもしれません。

IT系企業では開発スケジュールやクライアントからの依頼状況によって業務量や勤務時間が左右されがちですが、基本的には土日休みを設定している企業が多いのです。

IT業界は社会からのニーズが非常に大きい業界です。

企業の数がかなり多く、また規模もさまざまなので求人探しでも幅広い選択肢を持てます。

また、IT業界は慢性的に人材不足問題に悩んでおり、比較的採用を取得しやすいと言えそうです。

その分、数ある企業の中から自分によりマッチしやすい職場を探すことが就活成功の鍵となります。

また、IT系企業の中でも大手は応募者が多く、採用倍率が特別高くなりやすいので注意です。

【職種】土日休みの仕事

続いて、土日休みが多い仕事を職種別で見ていきましょう。

併せて各職種の業務内容や特徴なども紹介します。仕事を選ぶ際は、土日休みという勤務スタイルの部分だけではなく、業務のさまざまな部分を把握し、吟味する必要があります。

事務職

事務職は土日休みが多い代表的な職種です。

事務職が土日休みが多い理由の1つは、書類の提出先や利用する機関などに土日休みが多いこと。

例えば事務では社会保険や税金関係の書類作成なども行いますが、提出先である行政機関のほとんどが土日は閉庁しています。

そのため、事務職も土日は仕事がストップしやすいと言えます。

また、事務職の仕事に土日急いで行わなければならない業務が少ないことも、土日休みの要因です。

事務職の主な業務は書類作成や帳簿管理、従業員の福利厚生関連、オフィス管理などです。

これらは、平日の勤務時間内で十分行えるものであり、土日で行わなければいけないものはほぼありません。

土日に勤務を要する理由がないため、土日が休みになっているとも考えられます。

事務職は人気が高い職種です。

企業にもよりますが、特別な資格や経験の有無を問わず採用するところも少なくありません。

デスクワークがメインで、スケジュールなどを立てやすく、土日の休みも確保しやすい、このようなことからどの業種でも事務職は人気があり、採用倍率も高い傾向にあります。

受付職

各企業・機関の窓口で働く受付職も土日休みが多い職種です。

企業や機関は平日のみ営業としているところも多く見られます。

内部で稼働している部署はあっても、対外的な対応は平日のみとしている場合もあります。

受付は取引先や顧客など、外部からの来客に対応する職種なので、必然的に土日の仕事がなく休みになりやすいということです。

受付職の主な業務内容は、外部対応や外部と各部署担当との連絡役です。

そこまで難しい業務ではなく、特別な資格なども必要ありません。

ただし、受付は企業や機関の顔とも言われる重要なポジションです。

その企業・機関のイメージが受付の対応次第になることも。

そのため、幅広い人に好印象を与えながら対応できるコミュニケーションスキルは不可欠です。

また、来客の来訪目的や担当部署・担当者を速やかかつ的確に判断し、連絡するスキルも必要です。

製造職

製造職は休みが不規則なイメージがある人もいるかもしれませんが、土日休みが多い職種です。

その理由は、取引先に土日休みの企業が多いからです。

取引先とコミュニケーションが取れないと不都合な業務などもあるので、取引先に合わせて土日を休みと設定している場合があります。

ただし、これはすべての製造職に当てはまるわけではなく、例えば24時間稼働で従業員はシフトで休みをとる職場もあるので注意です。

製造職は商品の製造に携わる職種を言います。

特別な資格やスキルは必要ない職場が多く、未経験からでもスタートしやすいことから一定の人気があります。

また、商品の種類によって業務内容が異なることも特徴的です。

例えば美容に興味があるなら化粧品、食べ物に興味があるなら食品など、自分の興味関心が高い分野で職場を選びやすいでしょう。

なお、管理責任者など、上の役職へのキャリアアップを目指すことも可能です。

IT系の職種

業種別の方でも述べた通り、IT系企業は土日休みを導入しているところが多いため、システムエンジニア(SE)やプログラマーといったIT系の職種も土日休みが多いと言えます。

ただし、IT系の職種は、土日休みの会社だとしてもプロジェクトのスケジュールなどによって、勤務が変則的になる場合も。

スケジュールが押していれば、納期に間に合わせるため休日出勤を行うこともあります。

また、土日は休みであるものの、作業量を確保するため平日に残業が増えるケースも珍しくありません。

IT系の職種はとにかく開発スケジュール優先になるので、必ずしも会社の休日制度通りに働けるかどうかはわからない点を留意しておきましょう。

IT系の職種の業務内容は、主にシステムの開発・管理運用などです。

細かな業務は職種によって異なりますが、顧客あるいは自社のニーズに合わせたシステムづくりや運用を担当するというベースの部分は共通しています。

現在ではITシステムは社会の幅広い分野においてなくてはならない存在です。

今後もITシステムの需要は高まり続けると見込まれており、将来性が高い職種だと言えるでしょう。

なお、IT系の職種に専門的な知識や技術は必須です。需要が高い職種なので、転職などしやすいことも特徴的。

また、フリーランスなど独立するキャリアも描きやすい仕事です。

土日休みでない可能性が高い業種

土日休みの仕事を探すため、土日休みでない可能性が高い業種も知っておきましょう。土日休みの人が休日に訪れやすい場所に関連する業界などは、土日は勤務日となる可能性が高いと考えてください。

飲食業

土日休みでない代表的な仕事が飲食業です。

飲食業にとって土日は書き入れ時に当たります。土日休みの人が外食をしに多く訪れるため、平日よりも土日にスタッフを増員して対応する店舗も多数あります。

土日休みの仕事とは真逆な業種と言えるでしょう。

アパレル業

アパレル業も土日は仕事の可能性が高い業種です。

飲食業と同様に、アパレル業にとっても買い物客が多く訪れる土日は売上が増えるタイミング。土日に店休となることはまずないでしょう。

宿泊業

ホテル・旅館などの宿泊業も土日休みは難しい業種です。

土日休みの人達が、土日を使って旅行などに出かけ宿泊施設を利用するケースが多いため、宿泊業は必然的に土日稼働になります。

福祉サービス業

介護などの福祉サービス業は、施設にもよりますが土日も稼働しているところが多く見られます。

曜日に関わらず介護を必要とする利用者が多くいることがその理由です。

特に、利用者が居住しているタイプの施設は、利用者がいる限り24時間体制での対応が必要なので土日も勤務が発生します。

理美容業

理容店・美容室なども土日は営業している店舗が多く、休むのは難しいでしょう。土日休みの人が休日を利用して来店するパターンが多いためです。

なお、美容室は月曜日もしくは火曜日の店休が一般的です(地域によって違いがあります)。

不動産業

不動産業も土日は営業している会社が多い業種です。

土日の休日を利用し、不動産の相談に来店する人などが多いためです。

不動産業では、火曜日もしくは水曜日に定休日を設置しているところがよく見られます。

 

土日休みの仕事を選ぶ際の注意点

土日休みの仕事を探す上で意識したいのが、「完全週休二日制(土日)」の職場か確認することです。

完全週休二日制とは、週に必ず2日の休みがあることを指す言葉。

ただし、完全週休二日制だけでは、土日休みとは限らないので注意してください。

例えば火・水曜日の2日休み出も完全週休二日制です。

土日休みの仕事を希望するなら、「完全週休二日制(土日)」、さらに祝日休みも希望するなら「完全週休二日制(土日祝日)」としている職場を選びましょう。

なお、類似する言葉で「週休二日制」があります。

これは、1ヶ月のうちに週休2日の週が1週以上あることを指します。

土日であるとは限らない上、他の3週は各週休みが1日という状況もあり得るので、間違わないよう注意してください。

 

まとめ

土日休みの仕事にはメリットもデメリットもあります。

のような休日制度が自分の働き方・生活に合うかを考え、仕事探しをすることが大切です。

土日休みの仕事は、業種や職種によって業務内容がそれぞれ異なります。

もちろん同じ業界の中でも、企業によって休日制度には違いもあります。

また、土日休みの部署と土日に稼働している部署が混在する企業も。

土日休みの仕事に就きたいときは、応募を検討している企業を十分研究し、土日休みが可能な職場かをしっかり判断しましょう。

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