【企業研究】株式会社ミリアドの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

はじめに

株式会社ミリアドは2018年に創業した、アプリ開発を行うベンチャー企業です。

具体的にはアプリ開発やWeb制作を簡単にできることを目的に開発された、ノーコードツール「キュリア」の開発・販売を行っています。

創業翌年の2019年にキュリアをリリースして以降、年間ベースで1万件以上・創業時からは300を超える企業へ利用してもらった実績を持ちます。

継続的にシェアが拡大しているため、創業以降毎年「300%以上」の成長をしており、2023年には「ベストベンチャー100」を受賞。

今後は国内だけでなく海外に進出する動きも見られます。

本記事では、そのように画期的なツールの開発で結果を残している株式会社ミリアドの事業内容や新卒採用について就活生向けに紹介していきます。

株式会社ミリアド、そしてSIer業界のベンチャー企業に興味を持つ学生は、ぜひこの記事を参考にしてください！

また、SIer業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください！

【業界研究ガイド】業界一覧

参考・引用

株式会社ミリアド 樋口 清政 | ベストベンチャー100 (v-tsushin.jp)

ノーコードツールとは

ノーコードツールとは、ノーコード（No-Code）と（Tool）という2つの英語を組み合わせた言葉です。

先ほど、ノーコードツールについては「アプリ開発やWeb制作を簡単にできることを目的に開発された」と紹介しましたが、具体的には

・コードを書かなくてもアプリを開発できるツール

という意味で、アプリ開発を行う場合は通常「プログラミング言語」を利用してコードをたくさん書いていく必要があります。

しかしノーコードツールを用いることで、難しいとされるコードを書く工程を省くことができ、結果的に簡単にアプリを開発できる訳です。

似たような言葉に「ローコード（Low‐Code）ツール」がありますが、プログラミング言語を全く書く必要がないノーコードツールに対して、ローコードツールの場合は「多少のコードを書く必要がある場合がある」という定義があります。

ノーコードツールはプログラミング言語の知識がなくてもアプリ開発ができるメリットがありますが、コードを書く工程を省くことによるデメリットも存在するため、下記ではノーコードツールを利用する場合に考えられる一般的なメリットとデメリットを紹介します。

【ノーコードツールを利用するメリット】

・開発費用を50%以上抑えられる

・開発期間を1/2ほどに短縮できる

・迅速にアプリを改善することが可能

・上位で挙げた費用的、そして時間的リスクを最小限に抑えられる

【ノーコードツールを利用するデメリット】

・できないこと(限界)が存在する

・プラットフォームに依存している

・利用料金が上がっても対処できない

・コードのエクスポートができない

参考・引用

【完全解説】ノーコードとは？デメリットや限界、アプリ事例まで徹底解説！【2023年最新版】 | Walkersメディア (walker-s.co.jp)

会社概要

株式会社ミリアドの会社概要は以下になります。

引用：ABOUT | 株式会社ミリアド (miliad.co.jp)

事業内容

株式会社ミリアドの事業内容は、会社概要でも記載がある通り「ノーコードツール【キュリア】の開発、運営」になります。

そのため、下記ではキュリアのサービス内容について紹介します。

・ノーコードツール【キュリア】

インスタントウィンなどのキャンペーンコンテンツやスマートフォンサイト、フォーム、スタンプラリーなどが『誰でも』『最短1分で』『作りたい放題』のノーコードツールです。

配信方法まで管理が可能で、スマートフォンの標準機能にて読み込み可能なデザイン性の高いQRやNFC、Beaconなど様々な方法で配信できます。

ポスター、チラシ、DM、ノベルティなど販促ツールの集客効果を高め、効果測定まで可能です。

引用：QLEARとは | QLEAR

機能①コンテンツ

誰でも簡単に最短1分で魅力的なデジタルコンテンツが作成できるテンプレートが20個以上用意されています。

またオリジナルコンテンツを作成し、連携させることも可能です。

引用：QLEARの機能 | QLEAR

機能②配信方法

デザインQRコードやNFC、Beaconなど、最適な方法でコンテンツ配信することで情報の到達率が高まります。

引用：QLEARの機能 | QLEAR

機能③効果測定

直感的な分析画面で効果検証をわかりやすくおこなうことができます。

CSVの抽出により、他のデータと掛け合わせて分析することも可能です。

引用：QLEARの機能 | QLEAR

新卒選考フロー

株式会社ミリアドの新卒選考フローは、インターネット上で確認することができませんでした。

また、企業紹介サイト「Wantedly」をはじめとして各サイトで採用募集を行っているものの、採用募集している「営業」「マーケティング部門」をはじめとして全ての職種で新卒採用に関する記載がありません。

職種の説明欄でも第二新卒をはじめとして「他企業で業務経験がある」ことを前提に記載されているため、株式会社ミリアドは新卒採用を行っていない可能性が高いです。

一方、直接的に「新卒採用を行っていない」と企業が公表しているわけではなく、また企業紹介サイト「Wantedly」では社員の経歴について以下の記載があります。

国内外合わせて30名ほどの様々なバックグラウンドを持ったメンバーがが働いており、ベンチャーならではのアグレッシブで明るい雰囲気です。

役職、社歴、年齢関係なくフラットな距離感なので、意見を出し合いながら全員でチャレンジする文化を作り上げています。

様々なバックグラウンドを持っているということは、新卒採用で入社した社員も在籍している可能性があるといえます。

また現在は新卒採用を行っていなくても、「今後は海外進出も行う」社長の樋口氏も発言しているため、事業拡大に伴い新卒採用を実施していく可能性は十分にあると予想しています。

参考・引用

マーケティング｜顧客育成DXセミナーの企画運営 – 株式会社ミリアドのマーケティング・PRの採用 – Wantedly

株式会社ミリアド 樋口 清政 | ベストベンチャー100 (v-tsushin.jp)

採用情報 | 株式会社ミリアド (miliad.co.jp)

社風

株式会社ミリアドの社風は、以下2点で表すことができます。

①充実した福利厚生

社員全員に対して家賃の30％～70％の範囲内で「家賃補助」を支給し、また化粧マナーが社会人としてより重要になってきた風潮を踏まえて、化粧代も会社が負担します。（通称：化粧手当）

またPCや機器類の購入費用も負担し、フルリモートワークで働ける環境作りを支援しています。

ベンチャー企業の中には給料が高い一方で、福利厚生があまり充実していない企業も少なくないため、株式会社ミリアドが実施する福利厚生はとても魅力的です。

②成果主義

株式会社ミリアドは年功序列の要素が全くなく、仕事で残した成果を基準に正当に評価する体系が整っています。

また成長中のベンチャー企業のため、管理職のポストに空きが多く、若いうちから結果を残せれば早い段階で管理職を経験することもできます。

そのように忖度のない企業風土を持っていることが、社員1名1名が意識を高く持って働くことに繋がっています。

参考・引用

株式会社ミリアド 樋口 清政 | ベストベンチャー100 (v-tsushin.jp)

全国どこでも｜若手の成長｜ITベンチャーの営業職 – 株式会社ミリアドの法人営業の採用 – Wantedly

マーケティング｜顧客育成DXセミナーの企画運営 – 株式会社ミリアドのマーケティング・PRの採用 – Wantedly

求める人材

株式会社ミリアドの求める人物像については、企業紹介サイト「Wantedly」に記載があります。

また職種によって求める人物像が異なっているため、各職種ごとで記載していきます。

【法人営業】

■求める人物像■

・弊社ビジョンに共感いただける方

・バイタリティのある方

・自己成長を求める方

※営業経験をお持ちの方は歓迎します。

引用：全国どこでも｜若手の成長｜ITベンチャーの営業職 – 株式会社ミリアドの法人営業の採用 – Wantedly

【マーケティング部門】

◆歓迎するマインド◆

・チームとして成果を出すことに喜びを感じられる（チーム＞個）

・新しいことへチャレンジする精神がある

・現状維持ではなく成長を求めている

引用：マーケティング｜顧客育成DXセミナーの企画運営 – 株式会社ミリアドのマーケティング・PRの採用 – Wantedly

【採用部門】

◆歓迎する人物像

・発展途上の組織において主体的に行動できる方

・組織づくりにおいて改善意識の高い方

・優れたコミュニケーション能力をお持ちの方

引用：HRBP・採用経験者歓迎｜組織づくり〜採用人事のリーダーを募集！ – 株式会社ミリアドの人事の採用 – Wantedly

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

株式会社ミリアドが業界内でどのような立ち位置にいるのか、競合他社と比較しながら明らかにしていきます。

今回はアプリ開発を事業として行い、またベストベンチャー100を受賞しているという共通点を持つ2社と、株式会社ミリアドを比較していきます。

売上高に関して、株式会社ミリアドはインターネット上に情報を公開していませんでした。

一方創業のタイミングが近く、また海外の優秀な人材を雇って現地で開発を行う「オフショア開発」を行う特徴が一致しているFabbi Japanは売上高が3～10億円であるため、株式会社ミリアドも数億円規模の売上高を達成していると考えられます。

また開発費用や人件費を抑えられるのがオフショア開発の特徴であり、そして株式会社ミリアドは福利厚生がかなり充実しているため、売上高に加えて経常利益や純利益なども高水準で、経営が安定しているからこそ福利厚生も充実させられていると予想します。

また年収に関してはどの転職サイトにも記載がなく、唯一企業の採用ページに以下の内容が記載されています。

・基本給：25万 + インセンティブ（売上の5-10%）

・賞与：年2回、業績によって決算賞与有

成果主義の給与体系のため社員ごとで差がある可能性が高いですが、上記内容を踏まえると平均年収は「400万円～500万円」になると予想。

就職偏差値は、新卒採用に関する情報がインターネット上で確認できず、そもそも学生の採用を現在行っていない可能性が高いため「不明」と記載しました。

就職難易度や偏差値について詳しく知りたい方は、【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキングを参考にしてください。

参考・引用

採用情報 | 株式会社ミリアド (miliad.co.jp)

全国どこでも｜若手の成長｜ITベンチャーの営業職 – 株式会社ミリアドの法人営業の採用 – Wantedly

株式会社 Fabbi Japan (fabbi-japan.jp)

採用大学

株式会社ミリアドの採用大学に関する記載は、インターネット上で確認することができませんでした。

上記でも記載しましたが、そもそも新卒採用を行っていない可能性が高い企業です。

まとめ

本記事では【企業研究】株式会社ミリアドの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説というテーマで、就活生向けに役立つ情報をまとめました。

成果主義な面をはじめとして従来のベンチャー企業の気質を持つことに加えて、福利厚生も充実させて社員を大切にしている点はとても魅力的です。

しかし現在は新卒採用を行っていない企業のようで、大学生が志望できない企業となります。

ベストベンチャー100に選ばれ、また今後は海外展開をはじめとして会社規模が拡大していくはずのため、それに伴って新卒採用を開始する可能性があります。

そのため株式会社ミリアドの採用活動に変化があるか、今後も見守っていこうと思います。

この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。