【企業研究】株式会社Step Houseの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】株式会社Step Houseの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年11月27日更新

はじめに

この記事では、株式会社Step Houseへの就職を目指す上で押さえておきたい情報や選考対策について紹介します。

 

また、同業界の競合他社との比較から、Step Houseの立ち位置についてもわかりやすく解説しますので、ぜひ就職活動を行う際の参考にしてください。



会社概要

Step Houseは日本を世界の環境先進国へ押し上げるべく再生可能エネルギーを中心としたビジネスを展開するハウスメーカーおよび住宅設備機器を取り扱う企業です。

 

東京都渋谷区に本社を置き、埼玉・茨城・群馬・静岡・山梨・長野・大阪・愛知・福岡と全国に支社があります。

 

2013年に設立され社員数は約50名ですが、別に大学生インターンを300名程受け入れています。

 

2020年から3年連続でベストベンチャー100を受賞しており、今期の売上が40億円を超えるなど非常に勢いがあります。

 

昨今大きなテーマとなっている環境問題に関連するビジネスを手掛けていることから注目度も高く、また『営業スキルが身につく』と話題のインターンシップには毎年2,000名を超える学生が応募するなど、学生からも高い認知度を誇っています。

 

10か年の中期経営計画として売上1,000億円を目指し、今後更にビジネス・組織拡大を続けていく注目のベンチャー企業です。



事業内容

Step Houseのビジネスは5つの事業と人材育成の計6つで成り立っています。

 

人材育成については、インターンシップ学生を受け入れ、Step Houseでのビジネスを通じて文系大学生の大半が就くことになる営業職への理解を深める場を提供しています。

 

それぞれについて詳しく解説します。

(1)ゼッチ・蓄電池

Step Houseの1つ目の事業は、ゼッチ・蓄電池です。

 

ゼッチとは『Zero Energy House』の頭文字ZEHのことを指し、エネルギーを自ら生み出し活用する住宅を意味します。

 

自然エネルギーである太陽の光を活用することで電気を生み出す仕組みがこのZEHに該当します。

 

また、太陽光発電を行うことで二酸化炭素の排出がなくなることから、地球温暖化のような環境問題へのソリューションとして注目を浴びています。

 

太陽光によって生み出したエネルギーを専用蓄電池に貯め込んでおくことで、曇りの日など太陽光による充電が難しい時に、蓄電池の電気を利用することも可能です。

 

つまり、停電時などに貯めている電気を活用することで電気が利用できるのです。

 

また太陽光によって生み出された電気は電力会社に売ることも可能です。

 

環境に配慮しながら、停電のような緊急時にも電気利用ができ、余った分の電気を電力会社に買い取ってもらうことで利益にもなるという非常にメリットの多いサービスになります。

 

『パナソニック』『シャープ』といった大手メーカーの蓄電池を取り扱っており、いわゆる販売代理店型のモデルです。

 

特定のメーカーの製品に偏ることなく、豊富なラインナップの中からニーズに沿った提案ができる点が強みです。

(2)カーポート太陽光

Step Houseの2つ目の事業は、カーポート太陽光です。

 

一戸建ての屋根付きの駐車スペースの上に太陽光パネルを設置するというソリューションになります。

 

多くの場合、駐車スペースの屋根は車を風雨から守るための役割を果たしていますが、それ以外に用いられることはあまりなく、デッドスペースになっています。

 

このスペースに太陽光パネルを設置することで発電量を増やすことができ、余った分は電力会社が買い取ってくれるので、経済的なメリットが得られるサービスになります。

 

太陽パネルは『京セラ』『パナソニック』『東芝』など、蓄電池と同じく大手メーカーの製品を幅広く取り扱っています。

(3)オール電化

Step Houseの3つ目の事業は、オール電化です。

 

多くの家庭では電気とガスをエネルギーとして活用しているケースがほとんどです。

 

オール電化は、例えばガスコンロや給湯器を電力使用の器具に取り替えることでガスの利用をなくし、基本的に全ての熱源を電気で全て賄うことを指します。

 

ガスは化石燃料と呼ばれ、使用することで二酸化炭素を発生させてしまいます。

 

また、ガスコンロなどで火を使う際には火災のリスクが少なからず存在し、仮に整備不良などでガスが空気中に放出され続け住宅に蔓延してしまうと、一酸化炭素中毒の危険性もあります。

 

オール電化ではガスを利用することで発生し得るリスクを避け、また環境に負担を掛けないエネルギー利用が可能になるのです。

(4)リフォーム

Step Houseの4つ目の事業は、リフォームです。

 

マンションに特化したサービスで、キッチン周りのIH化といった最新設備の変更を提案し、居住空間をより快適にすることを目指します。

 

また、設備を見直すだけではなく、壁紙や間取りに関する相談も可能で『住みたい部屋』を実現するためのサポートを手厚く行なっています。

(5)新築

Step Houseの5つ目の事業は、新築です。

 

環境面に配慮した一戸建て住宅をセミオーダー・フルオーダーで受け付け、ライフスタイルに合わせて柔軟に提案します。

 

環境に優しい・住み心地が良い、を両方とも実現するサービスで、東京23区や川崎・横浜といった地区での実績を豊富に持っています。

(6)人材育成

上述のビジネスとは少し毛色が異なりますが、Step Houseは人材育成に非常に力を入れています。

 

ここでの人材育成は自社を指すのではなく、大学生を中心としたものです。

 

参加学生はStep Houseでのインターンシップを通じて実際に働くことでビジネスパーソンの具体的なイメージを持つことができます。

 

内容は、研修でビジネスマナーやStep Houseの商品に関する基礎知識を習得した後、自身でアポイントを取り商談を行うという営業体験・実践型となっています。

 

成績に応じてインセンティブという対価も用意されており、1契約につき8万円から25万円と非常に高額な点も特徴です。

 

また、インターンシップ参加学生には専任のキャリアアドバイザーが付きます。

 

キャリアアドバイザーとはエントリーシートの書き方や面接対策など悩みの相談に乗ってくれる存在で、スムーズな就職活動を支援してもらうことができます。

 

Step Houseのインターンシップに参加した学生は、外資系コンサルティングファーム、総合商社、大手金融機関など就職難易度の高い大手企業から内定を獲得している実績があります。



新卒選考フロー

Step Houseはインターンシップの募集は行なっていますが、新卒採用のエントリーページはありません。

 

つまり、インターンシップに参加し、目立った成果を出すことがStep Houseへの内定の近道だと考えられます。

 

インターンシップ参加のためのフローは、リクルーティングページからエントリーし、オンライン面談を受け、インターンシップの参加可否についてStep Houseから連絡が届くというシンプルなものです。

 

長期インターンシップという形式で300名近くの学生がStep Houseに常時在籍しています。

 

多くの学生を受け入れていますが、毎年2,000名を超えるエントリーがあるため、インターンシップへの参加は狭き門であるといえます。

 

また、インターンシップでは実際の営業を行うので、選考時には『営業としてのポテンシャル』をみられます。



社風

Step Houseは成果を出した社員が正当に評価される実力主義の企業です。

 

年齢に関係なく実績を出した社員に還元する仕組みが整っており、新卒であっても最高年収が1,000万円を超えるケースもあります。

 

成果次第では3年目の時点でチームリーダーなどのマネジメントを担うことも可能なため、「若いうちから実績を積みたい」「圧倒的に稼ぎたい」という上昇志向を持った社員が多く在籍しています。

 

一方で、海外旅行など横のつながりを非常に重視しています。

 

仕事場を離れれば親しい友人として接することができる濃い人間関係が、Step Houseの社風の土台にあります。



求める人材

営業会社という側面が際立っていることから、『コミュニケーション能力』『負けず嫌い』『タフな精神力』を高い水準で持ち合わせている学生を求めています。

 

営業という仕事は直接目の前のクライアントと喜びを分かち合うことができる非常に魅力的な仕事です。

 

ただ一方で、お断りを受けるケースが圧倒的に多く、そんな中でも挫けることなく次の策を考えポジティブに行動し続ける必要があります。

 

Step Houseの内定を目指すのであれば、まずはインターンシップ参加のための選考の際に、あなたがタフで負けず嫌いである面を強調するエピソードを用意しておきましょう。

 

Step Houseのnoteでインターンシップ参加学生の感想が多く取り上げられているので、これらに目を通しておくのも良いでしょう。



就職難易度

Step Houseの就職難易度は非常に高いといえます。

 

応募経路がインターンシップ参加しかなく、毎年2,000名を超える学生がエントリーするため、そもそもこのインターンシップへ参加することが非常に難しいことが理由です。

 

また、就職難易度が高い企業から将来内定を獲得するような優秀な学生がStep Houseのインターンシップに参加するため、その中で目立つというのも非常に難しいでしょう。

 

面接の場でのアピールではなく、インターンシップの中で実際の仕事を通じて『具体的にどのくらい実績を出したのか?』が指標になるので事前対策なども困難です、

 

これらの理由からStep Houseの就職難易度は非常に高いと考えられます。



業界での立ち位置

Step Houseのビジネスはハウスメーカーとしての機能と住宅設備機器を提供する機能を併せ持っています。

 

ハウスメーカーでは『積水ハウス』『住友林業』『大和ハウス』など、有名な大手企業が名を連ねます。

 

住宅設備機器については、Step Houseはメーカーではなく代理店機能を果たしています。

 

メーカーとして自社で太陽光パネルや蓄電池を作るのではなく、他社メーカーが作った製品を代理で預かり販売する方法です。

 

例えば、オール電化周りの製品ですと『ヤマダデンキ』『ビックカメラ』などの家電量販店が競合になることもあります。

 

ベストベンチャー100の中で選出されている企業の中にStep Houseと同じ業界に所属する企業はないため、非常にユニークな立ち位置を築いているといえます。



採用大学

Step Houseのインターンシップに参加した学生の在籍大学は以下の通りです。

 

東京大学 慶應義塾大学 早稲田大学 上智大学 明治大学 立教大学 中央大学 

青山学院大学 法政大 日本大学 東洋大学 専修大学 駒澤大学 國學院大学 

神奈川大学 桜美林大学 東京都市大学 国士舘大学 帝京大学 亜細亜大学 東海大学 順天堂大学 拓殖大学 獨協大学 立正大学 など

 

幅広い大学からインターンシップを受け入れているため、学歴フィルターはなく、オンライン面談の際の人柄を重視した採用を行なっていることがわかります。

 

一方で、インターンシップというかたちで長期で働くことを考えると、地方からの参加は難しいため都内近郊以外の大学からの採用実績はありません。



まとめ

この記事では就職活動の際に押さえておくべきStep Houseの情報を紹介しました。

 

Step Houseは環境問題というグローバルなテーマに挑戦している新進気鋭のベンチャー企業です。

 

そして、成果を出せば年齢は関係なくより大きな仕事が任されるという実力主義の社風が特徴的です。

 

モチベーション高い社員の中で、自身も圧倒的な成果を出すことにチャレンジしたい方にとっては非常に魅力的な環境でしょう。

 

競争的な環境でありながら人間関係は決してドライではなく、成果を出した者を讃え、成果が出ていない者を助ける文化が浸透しています。

 

また、『楽しい文化』がコアバリューで社員旅行などのイベントが積極的に催されており、社員同士のつながりの深さが見受けられます。

 

社会貢献と自己成長、これら両方を実現したい方はぜひStep Houseの門を叩いてみてください。

 

優秀な仲間と切磋琢磨しながら成長できる環境がStep Houseにはあります。



監修者情報

近藤明弘

キャリアアドバイザー

株式会社ニトリに新卒入社。
個人売率ランキングでは全国で10位に入賞するなど、多くの成果を生み出してきた。 2021年より株式会社ナイモノにジョイン。 リクルーティングアドバイザー(RA)とキャリアアドバイザー(CA)の経験を持ち、現在はCAとして急成長中。