25卒必見!インターンの企業の選び方・準備方法・注意点を徹底解説

25卒必見!インターンの企業の選び方・準備方法・注意点を徹底解説

2023年11月25日更新

はじめに

25卒のインターンから採用直結型インターンが解禁され、これまでとは就活の進め方が大きく変わりました。

この記事では採用直結型インターンや25卒ならではのインターンの対策法などを詳しく解説します。

就活に役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。

インターンの重要性と基本知識

そもそもインターンについて詳しく知らない方もいるかもしれないので、ここではインターンについて解説します。

インターンとは?その役割と意義

インターンは、社会人になる前に実際の仕事現場を体験する重要な機会です。

この経験は、就業体験や就労体験とも呼ばれ、学生にとって貴重な学びの場となります。

 

インターンに参加することで、社会人として必要なマナーや職業倫理を学び、実際の仕事環境に触れることが可能です。

異なる業種や職種の企業で働くことで、仕事内容の違いや社員の雰囲気、社風を直接感じ取ることができます。

 

このように、インターンは学生にとっての成長とキャリア形成において、非常に有益な経験となるのです。

インターンの種類と特徴

インターンには、期間によって大きく分けて短期と長期の二つの種類があります。

短期インターンは、1日から2週間程度で完結し、企業の説明会やグループディスカッションが中心となることが多いです。

 

特に3日以内で終わるものは、短時間で会社の雰囲気を掴むのに適しています。

また、学生5名〜10名でプロジェクトチームを組んで課題に取り組むプロジェクト型もあり、これはチームワークやプロジェクト遂行能力を養うのに役立ちます。

 

一方、長期インターンは1ヶ月から1年ほどの期間を要し、実際に採用された場合に行うような業務を経験する機会が多いです。

これにより、実務における深い理解や専門性を身につけることができます。

 

短期と長期、それぞれのインターンは、学生にとって異なる経験と学びを提供する重要な機会だといえるでしょう。

25卒の就活から採用直結型インターンになった

以前はインターンで得た学生の情報を新卒採用の選考の材料に用いてはならない、というルールがありましたが、25卒の就活からは採用直結型インターンが解禁されました。

採用直結型インターンについて

採用直結型インターンは、その名の通り参加者の採用を目的とするインターンです。

実施期間中に採用が決まることもあり、企業と学生双方に大きなメリットをもたらします。

 

企業にとっては、インターンを通じて学生の実際の能力や適性を把握できるため、ミスマッチによる早期退職のリスクを減らすことが可能です

さらに、自社に最適な人材を厳選しやすくなります。

 

一方で学生にとっても、希望する企業への内定を得やすくなるという大きなメリットがあります。

実際の仕事を体験しながら企業文化や職場環境を知ることができ、自分に合った企業を見極めることができます。

 

このように、採用直結型インターンは、企業と学生の相互理解を深め、双方にとって有意義な成果をもたらす制度だといえるでしょう。

インターンの参加学生の情報を採用活動に用いるための条件

25卒の就職活動から、経団連が指定する採用直結型インターンは、採用活動の一部として認められるようになりました

その一方で、学生の就業機会の減少や、採用活動の公平性の担保などの懸念から、参加学生の情報を採用活動に用いるための条件が厳格に定められました。

 

その条件は以下の5つです。

 

・就業体験を含む

・5日以上の期間のもの

・実施期間の半分以上が就業体験できる内容のもの

・実際に現場勤務している社員が指導やフィードバックをすること

・夏休みなど学生の長期休暇中に行われること

 

これらの条件は、学生が企業で実際に働く経験を積むことで、企業への適性をより正確に評価することを目的としています。

 

また、採用直結型インターンは、大学3,4年生を対象とし、マッチング制度向上や評価材料の取得を目的に実施される「汎用的能力・専門活用型インターン」と、主に大学院生を対象とし、2ヶ月以上にわたって実施される学生の専門技術の向上を目的とした「高度専門型インターン」の2つに分類されます。

 

汎用的能力・専門活用型インターンでは、就業体験を通して、学生のコミュニケーション能力や課題解決能力、協調性など、汎用的なスキルや適性を評価します。

一方、高度専門型インターンでは、就業体験を通して、学生の専門知識やスキルを評価します。

 

採用直結型インターンは、就職活動において大きな影響を与える可能性があるため、参加する際には、これらの条件をよく理解した上で、慎重に判断することが大切です。

25卒インターンで成功するためのポイント

25卒の学生がインターンで成功するためには、いくつかのポイントを把握しておくことが大切です。

 

まず、インターンに参加する目的を明確にすることが重要です。

これは、自分のキャリア形成にどのような経験やスキルが必要かを考える上で役立ち、明確な目的があればインターンを通じて得られる経験がより有意義なものになります。

 

次に、参加前に業界や企業についてしっかりと研究を行うことが重要です。

この準備は、インターン中の理解を深めるだけでなく、企業からの評価を高めることにもつながります。

 

さらに、インターンに参加している間は積極的に行動することが求められるでしょう。

社員に自ら質問をし、不明点をそのままにしない姿勢は、企業側から見てもやる気として高く評価されます。

 

これらのポイントを意識することで、インターンは就活生にとって価値のある経験となるでしょう。



25卒インターンの注意点

25卒の学生がインターンに参加する際、いくつかの注意点があります。

採用直結型インターンは採用への大きなチャンスですが、企業からの評価を意識しすぎると、過度の緊張に陥り本来の実力を発揮できなくなることがあります。

そのため、落ち着いてマイペースで取り組むことが重要です。

 

また、自分の採用ばかりを考えるのではなく、他の参加学生とのチームワークやコミュニケーションを大切にし、協調性を持った人材であることを企業にアピールすることも大切です。

 

そして、インターンと実際の業務にはギャップが存在することを理解しておく必要があります。

 

採用後に「思っていたのと違った」と感じないよう、幅広い情報収集が必要です。

インターン先の企業の選び方

就活に必須ともいえるインターンですが、どの企業のインターンを選べばよいか分からない人もいるでしょう

ここではインターン先の企業の選び方を解説します。

業界で選ぶ

インターン先を選ぶ際、特定の企業に絞り込めない場合、業界を基準に選ぶ方法が効果的です。

これは、自分の専攻分野や興味のある業界に注目し、それに合致する企業を選ぶというアプローチです。

 

たとえば、情報技術に興味がある学生は、IT業界の企業を対象にインターン先を探すと良いでしょう。

この方法により、自分のキャリアに適した分野で経験を積むことができ、志望する企業を定めやすくなります。

職種で選ぶ

やりたい職種が決まっている場合は、インターン先を職種で選ぶとよいでしょう

例えば、事務職に興味がある学生の場合、さまざまな業界の事務職のインターンに参加してみるのが有効です。

 

こうすることで、同じ職種でも業界によって異なる仕事の内容や環境を体験でき、この経験を通じて、自分に合った業界の事務職を見極めることができるでしょう

企業で選ぶ

志望する企業が明確な場合は、その企業のインターンに参加するのがおすすめです

 

インターンでは、実際に志望する企業で働くことができるため、業務内容や社風を直接体験し、自分に合っているかどうかを判断することができます。

 

また、インターンに参加することで、企業の社員と直接話す機会を得ることができます。

社員から仕事のやりがいや、働きやすさなどを聞くことで、企業への理解を深めることができます。

 

ただし、企業の中にはインターンを行っていないケースもあるので、インターンの有無は、企業のホームページなどで確認しておきましょう。

また、インターンの応募期限も忘れずに確認してください

25卒秋冬インターンについて

「夏にインターンに参加したけど、秋冬も参加したほうがいいのか」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

ここでは25卒秋冬インターンについて解説します。

秋冬インターンに参加した方がいい人

秋冬インターンに参加した方がいい人は、以下の3つのタイプに分けられます。

 

  1. 志望する企業の夏インターンの選考に落ちた人

 

志望する企業の夏インターンの選考に落ちた人も、秋冬インターンへチャレンジすることは可能です。

夏の選考結果に関わらず、秋冬は参加できる可能性もあるため、諦めずにチャレンジしましょう。

 

  1. 夏インターンに参加したものの、志望動機が定まっていない人

 

夏インターンに参加したものの、志望動機が定まっていない人は、秋冬インターンに参加し、企業への理解を深め志望動機を固めましょう。

 

  1. 複数の企業を比較したい人

 

秋冬インターンは、複数の企業を比較するのにもおすすめです。

夏インターンに参加した企業だけでなく、さまざまな企業のインターンに参加することで、自分の興味や適性に合った企業を見つけることができます。

 

秋冬インターンに参加する際には、5社程度参加することをおすすめします。

複数の企業を比較することで、より具体的な志望先を決めることができるでしょう。

インターン参加の準備

インターンへの参加準備では、まず自己分析を行うことが重要です。

自分がなぜその企業を志望するのか、自身の強みを仕事にどのように活かせるかを明確にし、就活の軸を定めます。

 

この自己分析は、インターンの選考時における回答の準備にも直結します。

自分の目指す方向性や強みをしっかりと理解していることが、選考を通過するためには不可欠です。

 

さらに、志望する業界や企業に関する研究も欠かせません。

企業の強み、他社との違いなどのポイントを把握することが、インターンの選考において有利に働くことが多いからです。

また、インターン参加中は、業界特有の専門用語の理解が必要になることもあります。

秋冬インターンはスケジュール管理が大切

この期間は、長期休暇中に参加できない企業も多く、授業やテストとの両立が求められます。

そのため、授業やテストのスケジュールを事前にしっかりと把握し、それに合わせてインターンの参加計画を立てることが必要です。

 

また、忙しい中でのインターン参加は体調管理も重要になってきます。

インターンのオンライン化

新型コロナウイルスの感染拡大以降オンラインインターンの開催が増加し今後も実施する企業は増加すると予想されています。

オンラインインターンとは

オンラインインターンとは、Web会議システムやチャットツールを活用してインターネット上で実施されるインターンのことです。

参加者は、他の参加者とオンラインでコミュニケーションを取りながら、様々な業務やプロジェクトに取り組むケースもあります。

 

一方で、オンラインでの提供が難しいプログラムの場合、対面でのワークを行うこともあり、一部の企業ではオンラインと対面を組み合わせた形式を採用しています。

 

オンラインインターンの大きな利点は、全国どこからでも参加可能であることです

これにより、移動時間や交通費の負担がなく、効率的にインターンに参加できます。

オンラインインターンの対策法

オンラインインターンでは、対面とは異なり、自身のリアクションが伝わりにくいことがあります。

そのため、少し大きめのリアクションを心がけ、興味や関心を積極的に示すことが重要です。

例えば、話を聞いている際には、うなずきや笑顔を意識し、参加意欲をアピールしましょう。

 

また、Webカメラを通じての印象も重要です。

PCライトやデスクライトを使って顔を明るく照らすことで、他の参加者に対して好印象を与えることができます。

まとめ

この記事では、25卒の学生に向けて、採用直結型インターンとインターンの対策法について解説しました。

インターンは、社会勉強や志望企業のリアルな雰囲気を体験できる貴重な機会です。

 

採用直結型インターンが正式に解禁されたことで、インターンの重要性は一層高まっています。

そのため、効果的な対策を講じることが就活の成功に不可欠です。

あなたの就職活動が成功することを心から願っています。

監修者情報

岩本美帆

キャリアアドバイザー リーダー

株式会社ネオキャリアに新卒入社。
法人営業や採用コンサルティング業務を中心に、転職支援業務のプロジェクトにアサイン。 2年後に自己成長と新しい挑戦を求めてナイモノに転職。 現在は入社3年目のキャリアアドバイザーのリーダーとして、 「人の挑戦を言葉で支援することで成長し続ける」をモットーに活躍している。