【企業研究】VOYAGEグループ(株式会社CARTA HOLDINGS)の就職難易度や採用大学、選考対策を徹底解説!
2023年11月25日更新
はじめに
VOYAGEグループは、広告業界に属する企業です。主に、アドテクノロジー事業を中心に成長してきました。
アドテクノロジーとは、インターネット広告に関するシステムのことです。アドテクノロジーは、インターネットで今や見かけないことはないさまざまなネット広告を支えているシステムなのです。
VOYAGEグループは、DSP(デマンド・サイド・プラットフォーム)や、SSP(サプライ・サイド・プラットフォーム)といったアドテクノロジーを、さまざまな企業に対して提供してきました。
しかし、2022年1月、VOYAGEグループはCCIと経営統合し、株式会社CARTA HOLDINGS(クレタ・ホールディングス)として生まれ変わりました。
そのため、VOYAGEグループへ就職したいと考えた場合、現在では株式会社CARTA HOLDINGSの採用面接を受けることになります。
そこで今回は、「株式会社CARTA HOLDINGS」の事業内容や選考対策、求める人物像などをご紹介していきます。
就活を行う際に、ぜひ参考にしてください。
また、広告以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください!
事業内容
株式会社CARTA HOLDINGSの事業内容は、以下のとおりです。
- マーケティングソリューション事業:総合デジタルマーケティング、データマーケティング/コンサルティング、D2Cコンサルティングなど、各ソリューションの提供
- アドプラットフォーム事業:自社商材を中心にしたアドプラットフォームの開発および提供(fluct、Zucks、PORTO、テレシーなど)
- コンシューマー事業:自社メディアの企画 / 運営、ECサイトの運営、HR関連サービスの企画 / 運営、スマホゲームのパブリッシング、投資育成事業など
引用:リクナビ2024公式HP
株式会社CARTA HOLDINGSでは、デジタルマーケティングやアドテクノロジーなど、インターネットを利用した広告事業を展開しています。また、そのほかにもインターネット関連事業を幅広く手掛けています。
さらに、18社のグループ企業を抱えており、グループ企業の運営管理も主な事業内容の1つです。
このように、株式会社CARTA HOLDINGSではインターネットに関する幅広い事業を取り扱っているため、入社後にどのような事業に携わることになるかは未知数です。
そのため、「自分はこの会社でなにをしたいのか」を明確にするとともに、「どのような部署へ配属になってもやっていけるか」を熟考する必要があるでしょう。
なお、本社の所在地は、東京都渋谷区です。オフィスは、本社のある「渋谷オフィス」と、東京都中央区にある「東銀座オフィス」の2ヶ所にあります。
新卒選考フロー
株式会社CARTA HOLDINGSの新卒選考フローは、下記のとおりです。
①個人課題・エントリーアンケート
株式会社CARTA HOLDINGSでは、まず個人課題とエントリーアンケートの提出があります。個人課題においては、企業研究とともに業界研究にもしっかり取り組む必要があるでしょう。
②グループディスカッション
グループディスカッションでは、アドテクノロジー事業を中心に、IT業界・広告業界に関する幅広い知見が求められます。
また、グループ内でしっかり討論できるコミュニケーション能力や論理的思考力も見られています。業界研究だけでなく、グループディスカッション自体への準備・練習も欠かさないようにしてください。
③個人面接(複数回、オンライン)
株式会社CARTA HOLDINGSでは、オンラインで複数回、個人面接があります。面接の回数は人によって異なりますが、一般的には2~3回であることが多いです。個人面接では、自分の長所や熱意を、自分の言葉でしっかりアピールしましょう。
また、株式会社CARTA HOLDINGSでは、途中でSPIと適性検査の受検があります。SPIと適性検査もしっかりと対策してください。
④内定
グループディスカッションと複数回の面接を突破して、内定が決まります。
株式会社CARTA HOLDINGSでは、総合職、ソフトウェアエンジニア職、デジタルサイエンスエンジニア職の3部門で採用活動を行っています。
上記の選考フローは、総合職の例です。そのほかの採用部門では選考フローが異なる場合があるため、注意してください。
社風
株式会社CARTA HOLDINGSは、「The Evolution Factory」(進化推進業)を企業理念として掲げています。
そして、「The Evolution Factory」(進化推進業)という理念を支えるため、7つの「バリュー」を掲げています。7つのバリューは、以下のとおりです。
①挑戦しよう。
挑戦しよう。日々のちょっとしたことでもいい。できなそうなことに一歩近づいてみよう。挑戦は、たとえ失敗しても、大切な学びになる。その学びは、いつか必ず「何か」につながる。だから、挑戦する集団でいよう。挑戦している仲間をたたえ、励まし、サポートしよう。
②すべてを、自分ごとに。
仕事が「自分ごと」になるとき、仕事の質が上がり、何より仕事がおもしろくなる。「自分ならどうするか」「どう変えられるか」主体的に問いつづけることで、「こなすこと」を「熱中できること」に変え、意志のこもった仕事にしよう。
③スピードは力。
時代と産業に進化を生み出そうとするとき、スピードは常に価値になる。走りながら決めて進めていく仕事でも、着実性を積み上げる仕事でも、スピードによって進化のきっかけが生まれ、顧客が安心する。私たちにとって、スピードは生命線であり、誠実さでもある。速く動くことはもちろん、スピードを力に変えることを、常に考えつづけよう。
④全誠実でいよう。
顧客に、ユーザーに、生活者に、仕事の仲間に、家族に、自分自身に、すべての相手に、誠実でいよう。短期的な成果に流されず、中長期的視点で、社会や世界を考えることも誠実さだ。人だけでなく、社会と未来に対しても誠実であろう。
⑤違いを強さに。
みんなの違いが相乗効果を生み、進化を起こし、ひとりではたどり着けない新しい時代をつくる。たがいの「違い」を知り、生かしていこう。相手の強みを見出し、認めて、その力を受け取ろう。一人ひとりが、自分らしさで貢献しよう。
⑥超えよう。
顧客やユーザー、仲間の想像の上をいくような、発想や行動を大切にしよう。言われたことの「その先」を考えよう。「思いもよらなかったこと」が、人の気持ちを動かし、期待を超える成果を生み出す。だから、誠実さも、自分らしさも、スピードも総動員して、期待を超えていこう。
⑦いつだって楽しく。
仕事には、大変な時もある。問題もたくさんある。でも、どんなときも、どうやれば楽しくできるかと考える人でいよう。本当に真剣になれる仕事は、最高に楽しめる仕事。一人ひとりが楽しむことこそが、人の進化を生み出し、チームの進化になり、やがて社会をよりよいものへ進化させていく。この仕事を、この時代を、楽しもう。
理念とバリューを確認すると、株式会社CARTA HOLDINGSが、創造的かつ自由な社風であることがわかります。
そして、これらの理念とバリュー、社風を支えるため、株式会社CARTA HOLDINGSでは、さまざまな仕組み・制度が整えられています。
ここでは、その仕組み・制度の中から代表的なものを抜粋してご紹介します。
- スーパーフレックス&ハイブリッドワーク:チームや業務に合わせて、働く時間帯と場所(リモートワーク/オフィス出社)を選択し使い分けています。パフォーマンスとワークライフバランスを考えて働く時間帯を調整します。
- ヒトノワラリー:入社時や異動時、あるいは思い立った時に、1on1形式で行う15〜30分間のフリートークです。基本的に次の人を紹介してもらうラリー形式で、社内では「ヒトノワラリー」として親しまれています。
- CARTA CAMP:部署や職種を超えてチームを組み、経営課題を抽出。解決プランを提案します。議論などの準備に約一ヶ月間かけるイベントで、毎年開催しています。最終日の経営陣に向けてプレゼンし、実施可否を決定します。
- 技術力評価会:エンジニアの評価軸の一つである技術力を評価します。裁量とチャレンジに、自身の振り返りと評価会のフィードバック。これらのかけあわせが個人の進化を加速します。多彩な仲間からの視点を吸収する機会です。
- サークル:共通の興味を介したコミュニケーションとリフレッシュができるサークル制度があります。約20のサークルがあり、活動費の補助があります。参加は任意ですが、社内のつながりづくりに役立っています。
特色ある仕組み・制度を確認すると、これらの仕組み・制度によって、株式会社CARTA HOLDINGSの創造的で自由な社風が支えられていることがわかります。
また、理念や社風を参考にすると、向上心や柔軟性のある人が特に活躍しやすい企業だということが推測できます。
求める人材
株式会社CARTA HOLDINGSでは、求める人材・応募資格として下記の要件を公表しています。
総合職
記載なし
ソフトウェアエンジニア職
- プログラミングコードを書いた経験がある方(Web/研究/競プロなどは問わない)
- エンジニアリングを真面目に楽しく一生懸命やりたい、技術で誰かに貢献したいという熱い想いをもった方
データサイエンスエンジニア職
- 理系学部に在籍されている方
- Pythonでの開発・分析経験がある方
- データを使った問題解決に挑戦したい
- データ分析以外の領域と連携しながら業務に取り組みたい
- エンジニアリングを真面目に楽しく一生懸命やりたい、技術で誰かに貢献したいという熱い想いをもった方
引用・参考:株式会社CARTA HOLDINGS公式HP
応募資格を確認すると、ソフトウェアエンジニア職とデータサイエンスエンジニア職では、最低限のスキルにくわえて、熱意を重視されていることがわかります。
総合職に関しては、入社時期以外の応募資格が明記されていません。そのため、特別なスキルより、人柄やコミュニケーション能力、熱意が重視されているのだろうと推測できます。
特に、ソフトウェアエンジニア職とデータサイエンスエンジニア職の両方において、「真面目に楽しく一生懸命やりたい」「誰かに貢献したい」という熱意が重視されているため、総合職でも同様の熱意が重視されるでしょう。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
株式会社CARTA HOLDINGSの過去の採用実績は、以下のとおりです。
2021年 | 20人 |
2020年 | 採用実績なし |
2019年 | 採用実績なし |
2021年の採用実績は20名です。関連企業が18社もある大きな企業としては、非常に少ない採用人数だと言えます。
そのため、選考通過率は低く、就職難易度は高いと予想できます。
また、株式会社CARTA HOLDINGSは、業界で大きな存在感をもった企業だと言えそうです。
なぜなら、VOYAGEグループとCCIという大きな企業が経営統合した企業だからです。また、株式会社電通グループが主要株主であることも大きなポイントです。
株式会社CARTA HOLDINGSは、2022年に経営統合した若々しい勢いと、経営統合前のたしかな実績を併せ持った、フレッシュかつ堅実な企業です。そのため、今後もますます成長していくのではないでしょうか。
採用大学
株式会社CARTA HOLDINGSでは、国公立大学や有名私立大学だけでなく、中堅大学などからも幅広く採用しています。
そのため、学歴を気にせずに挑戦できる企業だと言えるでしょう。
【採用実績(大学)】
青山学院大学、大阪大学、大妻女子大学、神奈川大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、京都大学、京都女子大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸大学、駒澤大学、産業能率大学、首都大学東京、昭和女子大学、上智大学、成蹊大学、専修大学、大東文化大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、東海大学、東京工科大学、東京都市大学、東京理科大学、東洋大学、東洋英和女学院大学、同志社大学、獨協大学、南山大学、日本大学、福井大学、法政大学、武蔵大学、明治大学、明治学院大学、横浜国立大学、立教大学、立正大学、立命館大学、早稲田大学
引用:リクナビ2024公式HP
まとめ
ここまで、VOYAGEグループとCCIが経営統合した企業「株式会社CARTA HOLDINGS」について、ご紹介してきました。
株式会社CARTA HOLDINGSでは、採用において、スキルだけではなく「ここでなにをしたいのか」という熱意を重視しています。
そのため、丁寧な企業研究は、内定を勝ち取るために必須だと言えるでしょう。企業研究は熱意をアピールするために非常に有効だからです。
この記事を参考にして、ぜひ、企業研究を徹底的に進めてみてくださいね。