「とりあえずやってみて、社会に触れてみる就活」のススメ

「とりあえずやってみて、社会に触れてみる就活」のススメ

はじめに

こんにちは、京都在住の武冨晶紀です。
今は、立命館大学に所属しています。

 

初めにお伝えしておきますが、最初から何でもやってみようという考え方で行動しているひとにとっては、あまりわたしの話は響かないかもしれません。
でも、

 

・何かを始めるときにためらいがちなひと
・「一回考えてから決めよう」と即決をしない、できないひと
・「だってできるかわからないし」と何かをあきらめてしまったことがあるひと

 

こんなひとたちには、もしかしたら今からする話が少しでも参考になるんじゃないかと思って書いてみます。

1.「とりあえずやってみる」と、意外と上手くいった話。

最近、何に対しても「とりあえずやってみる」という精神はめちゃめちゃ大事だなあと、つくづく感じています。

 

なぜかというと、自分ができるかわからない、何が起きるかわからないことでも、なんでもやってみると、案外上手くいってしまうものなのです。

 

たとえば、通りすがりのひとに挨拶してみる。

たとえば、薄暗い怪しいお店に入ってみる。

 

これらは、この後どんなことが起こるのかわからない、ちょっと勇気のいる行動かもしれません。

 

また私の例でいうと、この記事を書くこと自体もそう。

ジョーカツ を通じて知り合った友人にお願いされて書くことになったのですが、まだ就活だって終わっていないし、自分などが記事を書けるかなんて分からなくて。

一瞬断ろうかどうしようか、かなり戸惑いました。。

 

もしかしたら余裕で書けるかもしれないし。

または公開できるエピソードなくて全然無くて、書けないかもしれない。

 

そんな状況でも、とりあえず「やる」って言ってみたんです。

やってみて出来なかったら「ごめんなさい、私の力では出来ませんでした。」って謝ればいいかと思い、そう言ってみました。

 

そしたら、意外とスルッと書くことが出来ちゃったんですよね。自分でも不思議なほど。

 

自分にやれるかやれないかなんて、やって見なければ分からないものですね。

 

やってみたら、案外上手くいくかもしれない。

自分の隠れた才能を、発見できるかもしれない。

 

「とりあえず、やってみる。」

 

日常生活だけでなく、就活においても、とっても大事な考え方だと思うんです。

2. 「知らなかった世界に飛び込んでみる」と、ライターを任されるようになった話。

全ての始まりは、3年の夏に始めたインターンでした。

 

わたしが就活を始めたのは、大学3回生の夏、7月後半。

サークル活動にちょうど区切りがつく時期。

夏休みにサークルの活動が無くなり、時間に余裕ができて暇になったことがきっかけです。

 

大学3年ともなれば、「就活」という言葉が周りからちらほらと漏れ始めます。

とりあえずそれっぽいことやらなきゃいけないなあ、と思い始め、一番最初に選んだのがインターンでした。

私が選んだインターンの条件としては3つ。

 

①自分がコミットしていく中で、面白がれそうなところ

本格化する前に、就活自体に嫌気がさしてしまったら困ると思ったので。

自然に「面白い」と感じるところではなく、コミットしていく中で、意識して「面白い」と感じられたらいいなあと。

 

②有給

せっかく自分の大切な時間を使うのですから、稼げた方がいいに決まってます

 

③就職するときに活かせそうなやつ

活かせなければ、元も子もありません

 

こんな感じです。あまり深く考えず、「関西 有給 インターン」これで検索してみました。

 

すると一番上にWebマーケティングの会社が出てきたので、マーケティングって何だろう?と思いながら、とりあえず説明会にお邪魔することに。

そしたら、わたしが今まで知らなかった世界(IT関係)で、同年代のひとたちが活躍してるということを知ってびっくり!

強い衝撃を受けたのを覚えています。

 

その後、学生人事の方から「1対1で説明もしますよ」との言葉を受け、なんとなく面白そうだったので、行ってみることにしました。

 

一通り、事業や仕事内容の説明をバーっとされた後、担当者から

「こんな感じで結構厳しいですけど、やりますか?やりませんか?」

との一言。

「え、そんな感じなの?」

結構びっくりしちゃいました。

 

webマーケの会社なので、PCがちゃんと使えないと実務に取り組むのはきつい、とかそういうことは聞いていたのですが(PCなんて、Youtube見るくらいでしか使っていませんでした。)

 

反射的に

「やります、できます」

って言ってしまいました。

 

必死になってやってたら、2ヶ月でライターを任されるようになりました。

 

でも、できますって言ったからにはやるしかない。

とりあえず、ノルマをクリアするため、必死になって取り組んでみたんです。

 

そしたら、いろいろあってその会社でライター(ブログ記事を代行して書きます)になり、あれよあれよという間に2か月くらいで1番上のランクでお仕事させてもらうまでになりました。(飛び級でした!!)

 

余談ですが、この会社のおかげでルービックキューブを6面揃えられるようにもなりました。(笑)

 

知らなかった世界に飛び込んでみると、今まで知らなかった自分が見えてくるものです。

きっとこの会社でインターンをしていなかったら、こんな経験はできなかったと思います。

世の中、飛び込んだ者勝ちですね。

3. 「社会と接点を持ってみる」と、量産型大学生から脱却できるかも……?

実はわたし、大学生になって何の目標もなくダラダラ生きていました。

 

何かやらなきゃいけないと思ってはいたけれど、できなかったら恥ずかしいしなあという気持ちが強くて。

2年半の大学生活は何もしておらず、特に思い出がありません。

 

当たり前のようにサークルに入り、遊ぶためにバイトをし、といういわゆる量産型大学生の一員でした。

 

就活が始まってESに書くことないと悩んでいる友人が多くいますが、やはり以前のわたしと同じように、積極的に動いてこなかったという話をよく聞きます。

 

でも、あるきっかけで思い切って違う世界に飛び込んでみたら、なんやかんやいろいろ大変なこともあったけれど、なんとかなったできることが広がったんですよね。

 

社会人って、誰かに価値を与えているひとのことだと思っています。

私はインターンを経験したことで、価値を生み出さず、自分の満足のためだけに動いている大学生活からおさらばし、社会に少しだけ触れられるようになりました。

 

自分が暮らしている”社会”という構造が、すこーしだけ分かってきたような気がしました。

 

インターンが、一つのきっかけになったのです。

 

どうでしょう、一般的に言われているしんどい就活と違って、なんとなく楽しそうに見えませんか?

 

もう一つのきっかけも、インターン関連です。

実は今、先ほど挙げたライターのインターンとは別に、株式会社COLEYOという京都の小さな会社で、長期のインターンをしています。

 

教育×企画の会社で、「10歳からの社会人教育」を行っています。

国語とか数学とか、そういった学校教育とは異なり、自分の好きなこと・興味のあることを追求し、社会に実装していくという教育です。

 

わたしがよく行く「猿基地」という焼酎Barがあるんですけど、そこで9月の後半に今の会社の代表に出会い、「インターンやらない?」と誘われたので始めてみた、という経緯です。

 

この会社に入ったらこの仕事をする、という取り決めは全くなかったのですが、

「とりあえずやって、役に立てるように動いてみよう」

という意思決定でした。

 

今のインターン先では、主に広報まわりの責任者として活動をしています。

FacebookやTwitterを動かしたり、日々教室で起こった出来事やイベントの様子をブログ記事にしたり。

 

わたしはSNSに精通しているわけではないし、運用の仕方も素人でしかありません。

ですが、ひとつ前のインターン先でライターをしていたので、人よりも少しは文章が書けるし、役に立てるかもと思い、今の役職に手を挙げました。

 

当初は広報担当が誰もおらず、始めた時からわからないことだらけだったのですが、

自分でやると言ったからにはできるようになりたい。

価値を発揮できる社会人になるべく、毎月目標を決めて目標達成のために試行錯誤を繰り返しています。

4. 私が学んだこと。「とりあえずやってみる」と、社会ときちんと繋がれ、自分にとって武器になるかも

ふたつのインターンの話の通り、「とりあえずやってみて、社会に触れてみる」スタンスを貫き、あまり就活っぽくない就活をしてきた私は、現在長期インターンと並行していろんな会社の選考を受けています。

 

すでに内定をいただいた会社もあります。

面接においては、自分のスタンスについて経験談を交えながら、自信もって話ができていると思っています。

そこを評価してもらえることも増えました。

 

自分の「できること」が増えると、きっとそれは誰かにとって、かけがえのない価値になる。

 

就活を意識してから初めてわかったこと。それは、“自分が「できる」と思い込んでいることの狭さ”です。

 

わたしは今まで、自分が勝手に決めた「できる」の殻に閉じこもって、自分の可能性を制限してしまっていました。

でも思ったのは、自分ができること、少しやればできるようになることって、案外色々あるのかもしれないなぁ、と。

 

そして、そうやって「とりあえずやってみる」ことで気づいた自分の能力、「できること」は、きっと誰かの価値になります。

そうやって続けていけば、一人の社会人として、価値を発揮し続けながら生きていくことができるんじゃないか。そんな風に思うようになりました。

 

社会と繋がってみると、社会を構成する一要員と実感できるようになると、世界が広がる。

 

できることをどんどん増やし広げて、価値を発揮し続ける社会人になるために。「とりあえずやってみて、社会と接点を持ってみる」というのは、とっても効果的だと思います。

そして何よりも、自分ができることの範囲が広がっていくのって、単純に楽しいんですよね。やっと気付きました。

 

なぜかというと、今まで接点を持つことがなかったような、様々な世界の人と関わる機会も増えていくし、思いがけないところで素敵な出会いが見つかる可能性だってあるからです。

 

わたし自身、すごく狭かったコミュニティが、インターンを経験し社会と接点を持つようになってからというもの大きく広がり、多方に新たな縁ができました。

新しい居場所だって見つかりました。

イマがすごく楽しくて充実していると、自信をもって言えるようになったんです。まさに、インターン経験の賜物です。

 

 

 

5. どんどん挑戦してみることのススメ。

だから、どんどんいろんなことに挑戦してみませんか。

 

就活って何したらいいかよくわからないかもしれないけれど、

とりあえず説明会いっぱい行ってみるとか、

いろんな人に会いに行って話聞いてみるとか、

インターンやってみるとか、

してみませんか。

 

そこに自分の考えや芯を持って取り組むことはもちろん大切ですが、どうしても見つからなかったら、「とりあえずやってみる」からのスタートでも良いかもしれません。

 

就活をきっかけに、決断を恐れず、「まずはやってみる」姿勢を身に着けたら。

もっといろんな世界が広がって、わりと簡単に、”価値を発揮し続ける” 社会人になれるかもしれませんよ。

 

 

 

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就活ハンドブック編集部

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