【新卒で動画編集者になるための方法】仕事内容や年収、やりがいなどを解説

【新卒で動画編集者になるための方法】仕事内容や年収、やりがいなどを解説

2024年8月19日更新

はじめに

新卒で動画編集者になりたいと思っているが、仕事内容や年収、やりがいなど、具体的にどんな職種なのか気になる方も多いと思います。

動画編集者に就職することを考えて、本記事では新卒で動画編集者になるための方法を詳しく紹介しています。

企業研究をする前に、まずはその職種について深く知り、自分と合っているか検討しましょう。

動画編集者とは

動画編集者とは、別名映像クリエイターともいわれ、映画やアニメーション、テレビCMなどCG技術を駆使して映像作品を作り上げる人のことです。

映像に関する作品であればすべて担当であるため、ゲームやミュージックビデオなど企画内容に応じて、さまざまな映像制作を行います。

映像・動画制作会社や広告制作会社、テレビ局などで働くことが多いですが、実力がある方はフリーランスで働く方もおり、実力がモノをいう職業です。

クリエイティブな仕事であるため、必要な資格はありませんが、センス・ユーモア・感性など人を魅了するような映像を作り上げることが大切です。クリエイティブな発想だけでなく、その発想を映像に変える最新の映像機器を使いこなせるかもポイントになります。

映像コンテンツは日々進化し、オリジナリティを求められることが多いため、自分をしっかりアピールできれば多様な活躍ができるでしょう。

動画編集者の仕事内容

動画編集者の仕事は動画を一から作り上げることです。

単純に動画を編集するだけではなく、企画から納品までの一連の作業を行います。

動画を作り上げるまでの流れを見ていきましょう。

1.企画・構成

動画を編集するだけが仕事ではないので、まずはどんな動画にするのか企画や構成を考えます。

クライアントに困りごとやニーズを聴きながら公開する媒体やターゲット、撮影方法など具体的に深堀して、考えをすり合わせていきます。

この後の工程をスムーズに行うためには、企画・構成で依頼主のニーズをどれだけ網羅できるかです。

絵コンテやシナリオなどを作成し、次の工程の準備を整えます。

2.動画を撮影

撮影の規模が小さければ動画編集といえど、自分で動画を撮影します。

ほとんどの場合で、カメラマンが撮影するので、実際にカメラをもって撮影することはあまりありません。

企画・構成に沿ってまずは、撮影現場の確保を行います。

次に必要となるのが、カメラマン・キャスト・音声技術者などです。撮影規模に併せて必要な人材を確保する必要があります。

撮影に必要な準備は動画編集者も行うことが多いため、前途で説明した「企画・構成」の準備次第で効率よくスムーズに作業が進められるかが異なります。

3.撮った動画のカット・編集

撮影が終わればメインとなる動画編集の仕事です。

主に行う作業としては不要な部分をカットし必要な部分のみをつなぎ合わせる作業です。

その他にも動画を見やすくするためにテロップを入れたり、色調補正をしたり、エフェクトを追加したりなどを行います。

よりわかりやすく、見やすくするためにテロップも動画の内容に合わせ色や大きさ、フォントの種類など細かいところまで編集することで、より魅力の詰まった作品を作り上げることができます。

4.BGM、ナレーションの追加

動画の編集が終われば、最後に音声部分を追加していきます。

主にBGM、ナレーション、効果音などです。

音声によって動画のイメージが変わってくるのでどんな音楽にするのかは重要です。

BGMなどの追加も動画編集者が行う場合があります。

5.納品

編集がすべて終われば最終確認を行います。

ミスがないかチェックし、問題なければクライアントに応じて希望の納品形式に変換します。

クライアントからOKがもらえれば、作業終了です。

動画編集者になるには

動画編集者になるために必要な資格、通うべき学校を見ていきましょう

動画編集者に必要な資格

動画編集者になるために必要な資格はありません。そのため誰でも動画編集者になれます。資格はいりませんが、必要なスキルはいくつかあります。

動画編集者は名前の通り、動画を編集するため編集するための専用ソフトを使えなければい

けません。例えば以下のような動画編集ソフトです。

編集ソフト
  • Premiere Pro
  • Final Cut Pro
  • Illustrator
  • After Effects
  • Photoshop

使えるソフトの幅が広がれば、より効率よく作業ができ、またより高度な動画を作ることが可能になります。

これらのソフトは独学でも十分学ぶことができるので、自分の努力次第で実力の差がでます。

独学で学ぶのが難しい場合は、専門学校・短期間のスクールなどに通えば専門的なスキルを学ぶことが可能です。

動画編集者になるために通うべき学校

動画編集になるために必要な資格がないため、自分の学びやすい学校を選ぶといいでしょう。

例えば、独学で学ぶ方は一般的な4年制大学に通いながら自分で勉強することができます。

動画編集のスキルを取得できる学校であれば、映像系の大学・専門学校・短大や短期間のスクールがおすすめです。

専門学校で学ぶことで、動画編集に必要な知識やスキルを学ぶことができ、就職支援も行っているので、動画編集ができる就職先が見つけやすいです。

学校に行っている時間がない方は、動画編集スクールで講師とマンツーマンで学ぶ方法もあります。

オンラインで学べるものもあるので、アルバイトで忙しくてなかなか通えない方もおすすめです。

学び方の自由度が高いので、自分に合わせて柔軟に学べるため幅広い世代で利用されています。

動画編集を学びたい方には、株式会社日本デザインもおすすめです。

株式会社日本デザインは、「動画編集スキルで生き方・働き方をより幸せに、日本をより良い国にする。」を理念に、デザインスクールをはじめとした事業を展開しています。

動画編集者に向いている人

動画編集に向いている人の特徴は以下の通りです。

・センスのある人

動画編集はクリエイティブな仕事であるため、ある意味自由です。

数式のように答えの決まっている仕事ではないため、自分の考え方に沿ったさまざまな動画に仕上げることができます。

つまり自分のセンスが動画にも直結するため、センスのある方に向いています。

・人を楽しませることが好きな人

動画は人の感情を動かす力があります。

動画によって笑ったり、泣いたり、興奮したりなど、視聴者を楽しませたいと思える人に向いています。

「視聴者にこう思ってもらいたい」といった原動力がある方は成長スピードも早いです。

動画編集者の魅力・やりがい

動画の需要は右肩上がりの状況を維持し、今後もさらに成長していくことが予想されています。

SNSを使った動画広告や動画配信サービスの増加、YouTuberの増加など、目に見えてわかるほど、誰もが実感していると思います。

例えばYouTubeであれば、年代問わず誰もが利用しており60代でも6割の方が利用しているほど人気が高いです。

このように動画の需要が衰えるどころか、年々増しているため、需要の高さが魅力的です。

需要があるということは就職先にも困らず、どの業界においても活躍することができます。

中には、本記事をきっかけに動画編集者になろうと考える方もいるかと思いますが、未経験者であってもスキルが取得しやすいことも魅力の一つです。

やりがいとしては、自分のアイデアを形にできることです。

動画編集はクリエイティブな仕事であるため、ある意味自由度が高いです。自分の考え方で動画の仕上がりが変わり、正解がありません。

10人の動画編集者がいれば10個の作品ができあがり、それぞれ動画編集者の個性が詰まっています。

自分だけのオリジナル作品を提供し、その動画を多くの人が見て反響を得ることができることがやりがいへとつながるでしょう。

動画編集者の1日のスケジュール

動画編集者の一日のスケジュールを見ていきましょう。

時刻仕事内容
9:30出勤 朝礼 掃除
10:00ミーティング
11:00動画撮影・編集
12:00動画撮影・編集
13:00動画撮影・編集
14:00休憩
15:00企画書の作成
16:00企画書の作成
17:00部下とミーティング
18:00退社

動画編集者の求人について

動画編集者の求人について見ていきましょう。

動画編集者の新卒採用について

新卒で動画編集の求人募集を出している企業は多くあります。

その理由としては人手不足が原因です。

近年、SNSなどで自社をアピールする宣伝動画などが広く活用されており、動画編集者の需要が高くなっています。

とくにYouTubeを活用する企業が非常に多く、どの業界・職種においても需要が高いです。

そのため、未経験であっても採用されるケースもあります。

もちろん、未経験者よりも経験者のほうが採用される可能性は高いので、アルバイトなどを活用するか独学でもいいので、動画編集関連の知識とスキルを身につけておきましょう。

動画編集者の平均年収

求人ボックスによると、動画編集者の平均年収は400万円です。

日本の平均年収が458万円よりも約50万円ほど低くなっています。

未経験者でも採用されることもあり、入社時の年収には期待できません。

経歴年数やスキル、実績などを積み重ねて年収を上げていきましょう。

動画編集者の就職先

動画編集者として就職したい方は以下のような就職先があります。

映像・動画制作会社

動画編集者といえば、映像・動画制作会社に就職するイメージがあると思います。

映像・動画制作会社は、さまざまな動画の編集・製作を行っています。例えば、テレビ番組・映画・アニメーション・CM・ミュージックビデオなどです。

自分が動画編集を行った作品が多くの人の目に触れるため、やりがいをもって働ける就職先です。

しかし、人気が高いため採用までは苦労の多い道のりになります。

また仮に採用されたとしても、必ずしも自分のやりたい仕事ができるとは限りません。

自分のやりたい仕事を任せられるようになるには時間が掛かりそうです。

主な就職先は、テレビ映像制作会社、テレビ局、映画・アニメーション編集スタジオなどです。

WEB制作会社

Web制作会社は、Webページの構築を行う会社ですが、近年ではホームページで動画を配信したり、企業内で動画を活用したりなど、業務範囲も拡大しています。

子会社であれば外注することが多いですが、規模が大きくなると自社で動画編集者を雇い制作している会社もあります。

大手Web制作会社は以下の通りです。

電通クリエーティブX(クロス)

博報堂プロダクツ

メンバーズ

IMJ

ミツエーリンクス

カヤック

ネットイヤーグループ

グッドパッチ

広告制作会社

広告制作会社は時代の流れとともに業務形態が多様化しています。

現在では、テレビCM・WEB CM・ポスター・チラシなどを作成するのが広告制作会社の業務です。

テレビCMやWebCMといったプロモーションには、動画編集者が必須です。

大手広告会社以外でも動画制作に特化した広告制作会社もあるため、そのような企業であれば動画編集者として働くことができます。

AOI.Pro

東北新社

ギークピクチュアズ

太陽企画

電通クリエーティブX(クロス)

博報堂プロダクツ

IMAGICA GROUP

アームズ

一般企業

一般企業といっても、業種はさまざまなので、すべての企業に当てはまるわけではありません。

近年ではSNSなどに自社運営している担当者が、商品紹介や店舗紹介などを動画編集し、インスタグラムやTikTokなどでアップしているケースが多いです。

企業によって部署名は変わりますが、主に広報担当が中心となって活動しています。

その他にも社内のホームページに掲載する動画の編集や、採用担当用の動画編集など、外部発注していない企業であれば採用のチャンスもあるでしょう。

動画編集者の志望動機や目指すきっかけ

動画編集の志望動機は、「人を喜ばせたい」「映像系のアルバイト経験を活かしたい」「自分が作る映像で世界中の人々に感動を与えたい」といったような理由が多いです。

または、その企業の〇〇という取り組み・考え方などに惹かれた、というパターンもあります。

なぜその企業を選んだのか、という点は必ず聞かれるため応えられるようにしておきましょう。

まとめ

動画編集は需要のある職種なので、新卒で未経験であっても採用のチャンスがあります。

もちろん、スキルや知識が豊富にあるほうが、選考で有利になるのでしっかり学んでおきましょう。

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