【新卒で施工管理になるための方法】仕事内容や年収、やりがいなどを解説

【新卒で施工管理になるための方法】仕事内容や年収、やりがいなどを解説

2023年11月18日更新

はじめに

新卒で施工管理になりたいと思っているが、仕事内容や年収、やりがいなど、具体的にどんな職種なのか気になる方も多いと思います。施工管理に就職することを考えて、本記事では新卒で施工管理になるための方法を詳しく紹介しています。

 

企業研究をする前に、まずはその職種について深く知り、自分と合っているか検討しましょう。

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施工管理とは

施工管理とは、建設現場において現場全体の施工計画を立てたり指揮したり、管理したりを行う業務をいいます。施工計画から書類作成、現場の管理といった工事現場に関するすべての工程に関わるため、仕事内容も幅広いです。

 

後ほど紹介しますが、施工管理者になるためには国家資格である「施工管理技士」という資格が必要になります。

施工管理の仕事内容

施工管理の仕事は4大管理といって「工程管理」「原価管理」「品質管理」「安全管理」の4つの仕事があります。近年ではこの4つにプラスして「環境管理」を行う企業も増えています。それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

工程管理

工程管理とは、全体の作業スケジュールを管理しながら、定められた工期までに建築物を完成させる業務です。

 

建築工事では多くの人が関わりあうため、人員配置や作業方法、重機手配などある程度の計画を組んでから作業に取り掛かります。

 

作業が遅れないためにも効率よく作業が進められているかチェックし、微調整を加えながら予定が大きくずれないように管理することが大切です。一つの作業の遅れが、多くの人に迷惑をかけるため、工程管理の重要性は大きいです。

 

原価管理

原価管理は、工事にかかる資材や人件費などの原価を管理し、予算内の範囲で工事が終わるようにする業務です。材料費や人件費が高くなればなるほど、会社の利益が少なくなるので、どうやってコストを抑えるかを考えなくてはいけません。

 

安い仕入れ先を探して原価を抑えたり、本当に必要な人員なのか見直し調査したりなど、会社の収益を上げるために活動します。

品質管理

工事で使用する材料の品質を確認したり、発注者の求める基準と建物の品質を合わせたりする業務です。原価を確保するために品質を下げてばかりいると、発注者の求める基準を満たせないこともあります。そのため、品質にもこだわらなくてはいけません。

 

建物の品質において重要項目は以下の通りです。

 

・材質

・デザイン

・強度

・機能性

・寸法

 

各工程ごとに品質が基準以上であるか確認し、基準を満たしていることが判明してから作業にあたります。その際に、基準を満たしていることを証明する「施工記録」を作ることも業務の一環です。

 

「品質=顧客満足度」につながってくるため、品質管理に力を入れている企業が多い傾向があります。

 

安全管理

安全管理は、作業中にケガや事故が起こらないように、作業環境を確保する業務です。従業員の安全を守るために、未然に事故を防ぎ、最悪のケースが起こらないようにしなければいけません。

 

そのため、機材の配置や消火設備の確認、整理整頓、ヘルメット着用などのルールの徹底を行います。工事が終わるまで気を抜くことなく、従業員の命を守る重要な役割と言えるでしょう。

 

環境管理

近年では4大管理と別に環境管理も重要視されています。環境管理とは「自然環境

」「周辺環境」「職場環境」の3つを管理する業務です。

 

自然環境は、地盤沈下や森林伐採などの自然破壊行為を避け、生態系を守るための管理を行います。地球にやさしい工事を行うことが大切です。

 

周辺環境は、近隣住民のみなさんの迷惑にならないように工事を管理する業務です。振動・騒音・粉塵などが近隣住民に迷惑になっていないか管理します。早朝や夜間の工事も睡眠妨害となりストレスを与えるので、周辺環境に配慮した工事を行うことが大切です。

 

職場環境は、働きやすい環境で従業員が働けているか管理するのが業務です。例えば、休憩時間の確保、有給消化の推進、週休二日制にするなどを行います。

 

近年では、高齢化社会によって働き手が不足していることもあり、働きやすい環境を整え、人員を確保することに力を入れている企業が多いです。

施工管理になるには

施工管理になるために、どんな資格が必要で、どんな学校に通うべきかなどを見ていきましょう。

施工管理に必要な資格

施工管理技士になるためには、施工管理技士試験に合格し、国家資格を取得しなければなりません。しかし、この試験は合格率が20%と難易度が高いです。そのため、しっかりと勉強し、対策しておくことが重要です。

 

施工管理技士の資格には7種類があり、分野ごとに分かれています。またそれぞれの資格で1級と2級に分かれており、1級であれば監理技術者、2級であれば主任技術者として働くことが可能です。施工管理技士の7種類は以下の通りです。

 

建築施工管理技士(1級・2級)

土木施工管理技士(1級・2級)

電気工事施工管理技士(1級・2級)

管工事施工管理技士(1級・2級)

造園施工管理技士(1級・2級)

建設機械施工技士(1級・2級)

電気通信工事施工管理技士(1級・2級)

 

施工管理といっても7種類に分かれているので、自分がどの分野で働きたいかを考えてから資格を取得しましょう。2級は誰でも取得することができますが、学歴に応じて実務経験を積む必要があります。

 

1級は2級の資格を取得後に5年以上の実務経験が必要となるので、すぐに取得することができません。そのため、施工管理技士になりたい方は、まずは2級の取得から目指しましょう。

 

施工管理が通うべき学校

それぞれの分野に特化した学部を卒業していると就職に有利になります。例えば、設備施工管理は建築・建設系の学校を卒業していると有利です。専門学校などで専門知識やスキルを身につけておけば、即戦力として働けるため採用されやすくなります。

 

もちろん、かならず経験者でなければ採用されないわけではありません。就職後に先輩社員に教えてもらいながらスキルを身につけていく方もいます。

 

施工管理に向いている人

施工管理に向いている人は以下のような人です。

 

・誰とでも仲良く話ができる

施工管理は関わる人が多いので誰とでも気さくにしゃべれる人

・複数の作業を同時にできる

同時に複数の作業を行うことが多いので、マルチタスクが得意な人

・組織をまとめられる

人もモノも管理するので組織をまとめる力がある人

・小まめにスケジュール調整ができる

スケジュールを管理しても、イレギュラーがあるので柔軟に対応できる人

・リーダーシップのある人

従業員を管理し自分の指示に従って行動してもらうためリーダーシップがある人

・体力がある人

現場仕事は朝が早く重量物を持つこともあるので体力がある人

・リスク管理ができる

事故が起こってからでは遅いので、事前に事故を防げる能力がある人

 

施工管理の魅力・やりがい

施工管理の魅力は安定して働くことができることです。建設業は暮らしの基盤を支える重要な業界であるため、将来的にもなくならない仕事だといえます。

 

自分で施工管理した建築物を形として残すことができます。街の景色の一部として残すことができ、マップ上にも表示されるので、どこにいても自分の成果を味わえるのがやりがいです。

 

近年では、女性が施工管理として働く人が増えています。令和元年の建築施工管理技術検定実地試験1級、管工事施工管理技術検定実地試験2級では、女性の合格者数が過去最多を記録しました。

 

建設業といえば男性のイメージがありますが、女性も働ける環境があることは魅力的です。

施工管理の1日のスケジュール

施工管理の朝は早いです。職人さんたちが働きやすいような環境をつくる工夫を行います。それでは施工管理の1日のスケジュールを見ていきましょう。

時刻仕事内容
7:00出勤。その日の作業スケジュールを確認。
8:00朝礼。各従業員の体調状況と出勤状況の把握。作業の流れを説明。
9:00各従業員と打ち合わせをし作業の指示出し。
10:00現場の巡回や点検
11:00現場の巡回や点検
12:00お昼休憩
13:00作業の進捗状況の確認。午後のスケジュールを説明。
14:00現場監督やクライアントと打ち合わせ。
15:00現場監督やクライアントと打ち合わせ。
16:00現場監督やクライアントと打ち合わせ。
17:00作業報告書や明日の準備。
18:00退社。

 

施工管理の求人について

施工管理の求人について見ていきましょう。

 

施工管理の新卒採用について

施工管理の求人は非常に多いため、新卒で就職することは可能です。高齢化社会によって建設業界は、人員不足が深刻化しており、国や業界を挙げて人材を増やそうと努力しています。

 

資格や経験がある方は、即戦力として働けるため就職先に困ることがありません。未経験者であっても就職することは可能です。近年では、未経験者を教育するために、研修制度や教育体制に力を入れている企業が増えています。

 

上記でも説明しましたが、女性が働いている企業も増えています。建設や建築といえば「体育会系」のイメージがあるかもしれませんが、女性でも働きやすい環境が整っているため、誰でも施工管理に挑戦することが可能です。

 

施工管理の平均年収

施工管理の平均年収は約620万円であり、日本の平均年収が458万円であるため162万円も高いです。職種ごとに平均年収を見ていきましょう。

 

職種平均年収
建築施工管理609万円
土木施工管理612万円
電気工事施工管理625万円
管工事施工管理496万円
造園施工管理443万円
建設機械施工619万円
電気通信工事施工管理628万円

 

施工管理の平均年収の特徴としては、経験を積めば積むほど年収が高くなることです。特に大手企業やゼネコンに就職すると給与も待遇も安定します。また資格の有無によっても給料が変わってきます。

 

より高い給料を求めるなら、大手企業またはゼネコンに就職し、施工管理技士2級などの資格を取得し、長くその企業に勤め続けることです。

 

施工管理の就職先

施工管理の就職先は無数にあります。大手企業やゼネコン、ハウスメーカーなど設備施工を専門にしている企業や水道工事、電気工事、土木工事などを行っている企業でも採用しているケースがあります。そのため、新卒であっても就職先に困ることがありません。

 

さらには、リフォーム会社、工務店、建設会社、内装工事業者などでも働けることもあり、就職先の幅が広いです。働き手が広すぎるとイメージしづらいので、自分がどの職種でどのような役割を担い、何をしたいのかを決めてから就活を始めましょう。

 

そのため、まずは自己分析を行い、施工管理に自分が向いているのか、仕事内容を理解しているのかを確かめましょう。そして、企業分析や業界分析を深め、どの企業に就職するか決めていきましょう。

施工管理の志望動機や目指すきっかけ

施工管理の志望動機として多いのが、「大学などで専門知識を学んできたから」という理由です。大学で学んでいる間に興味が深まり、この仕事に就きたいと思う人が多いです。

 

未経験者の方の志望動機は以下のようなものがあります。

 

・モノづくりに興味があるから

・手に職をつけたかったから・

・大工経験があり、施工管理の仕事に魅力を感じたから

・建築物が好きだから

・建設系の資格を持っていたから活かしたい

・インフラ整備の仕事に魅力を感じたから

 

さまざまな志望動機がありますが、「なぜ施工管理がいいのか」「なぜこの企業を選んだのか」といったことに関しては、しっかり応えられるようにしておきましょう。特に「なぜこの企業を選んだのか」という質問はどの企業も必ずするので対策が必要です。

まとめ

新卒でも施工管理になることは可能です。施工管理技士になるには国家資格が必要なので、しっかりと試験勉強をしておかなければいけません。資格を取得していれば、就職に有利に立てるだけでなく、良い待遇を受けることができます。

 

建設業界は人手不足が深刻化しているので、施工管理になりたい方は積極的にスキルを取得し最前線で働けるように頑張りましょう。

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