東京は全てのはじまりの町。 大阪出身の僕が、就活で気づいた東京の魅力とは?

東京は全てのはじまりの町。 大阪出身の僕が、就活で気づいた東京の魅力とは?

はじめに

「え?大阪って地方なの?」
同じ”地方”就活生から幾度となく言われたこの言葉。

沖縄や北海道から来ていた人たちと話していると自分でも
「あれ?大阪でも東京でも同じように就活できるんじゃないか?」
と、自分でも思ったりすることもありました。

 

大阪や京都で頻繁に行われる大規模就活イベント、そして関西にいる学生のために、わざわざ東京からやって来る企業。

たとえ東京の企業で働きたいからといって、他地域の学生に比べて大阪という大都市圏にいる僕が、わざわざ東京まで足を運び上京就活をする必要などあまり無いように見えるかもしれません。

 

ではなぜ、時間もお金もかかる上京就活をしているのか。

実際に東京に行って就活をしている身として気づいたこと、上京就活をするメリットをありのままにお伝えします。

気づき1 会社の数が限界突破している。

「京都で適当に歩けば舞妓さんに会えるし、大阪で適当に歩けばいかつい大阪のおばちゃんに会える。福岡で適当に歩けば博多美人に会える。」そんな例えを聞いたことがある方も、いるかもしれません。

じゃあ東京は?と聞かれたら、僕は東京は適当に歩くと社会人に会えると答えます。

 

どういうことかというと(笑)本当にの中が社会人で溢れかえっているんですよね。東京に来て、一番最初に感じたことです。

品川駅に着いた時、羽田空港に着いた時、バスタ新宿に着いた時。とりあえずスーツに身を包んだ社会人で、そこかしこ溢れかえっていました。

社会人が多いという事実は、それだけ企業の数も多いということです。

 

「大阪でも、東京で就活するのと同じように遜色無く就職活動ができる」というのは誤りであり、大阪で出会えるのは “東京に加えて、大阪でも採用活動ができる力のある企業” だけ。

“現在進行形で 成長中”、いわゆるベンチャー企業のことは、大阪にいた時は存在すら知りませんでした。

 

僕はポケモンが好きなので、ポケモンで例えますと、、笑

いわば、大阪で会えるのはチャンピョンロードにいるエリートトレーナー以上のトレーナーたち。

今まさにマサラタウンを出発したサトシ君にも会えなければ、最初のほうでジムリーダーをやっているカスミにすら会えない、というか知らない。そんな状況なのです。

東京ですと、もういろんな人たちがいろんなことをいろんな規模でやっていて、ポケモンの世界がそのまま入っちゃっている都市、だと僕は感じました。

 

「入りたいのは大きい会社なので、そういう成長企業のことは知らなくていいや」という方、それはそれで正しいと思います。

ですが、東京ほど様々な成長段階の企業で満ち溢れており、なおかつそのどれもがユニークな個性で目立っている街は他にそうそう無い、という事実もお伝えしたいと思います。ビバ東京。

気づき2 多種多様な学生と出会える。

東京は就活生版人種のるつぼだと思います。大阪にいて出会えるのは、京都や奈良、兵庫など関西地域の学生が殆ど。

ですが東京は違います。

 

北は北海道、南は沖縄、さらには国外からも様々な学生が集まって来ているのです。就活生の枠を飛び越え、自分が今まで知らなかったフィールドの人たちと出会うのにもってこいの、貴重な機会なのです。

そんな普段は絶対に会うことのないような人たちと、「上京就活生」というたった一つの共通項だけで出会える。それだけでも、上京就活をする意味は十分にあるのでは無いでしょうか。

 

僕はこの上京就活を通して、キャラが濃すぎる面白い就活生たちに出会う事が出来ました。その一部をご紹介します。

 

  • 「素敵なママになる」という目標で就活している女の子
  • 「東京で関西弁を話すとモテるから」東京で働きたい関西人
  • 「2月に東京いくけどコートいるかな?」ってインスタで質問する沖縄の女の子
  • 「俺、MIT通ってんだ~室蘭工業大学!」ってどやってくる北の国のメンズ(未だに何と返せば良いのか分かりません)

 

本当にいろいろな人との出会いがあるのも、上京就活の魅力だと思います。

気づき3 トレンディ レベルMAXになれる

総合商社の説明会でよく耳にする「豊富な資金を活かし、革新的サービスをつくりだすスタートアップ企業に投資していきます」という、事業投資の常套句。

聞いたことがある方も多いかもしれません。

実は、その革新的なサービスを作り出すスタートアップ企業の殆どは、東京に集しているのです。

 

東京の電車に揺られていると目にする、社員が30人くらいのスタートアップ企業の車内広告大阪にいたら、まず目にすることは無いです。

発信元が東京であるのは、何もビジネスに限った話ではありません。

もっと身近なところでいえばタッチパネル式の自動販売機や、台湾のタピオカブーム、やたらと伸びる韓国のチーズスナック、UberEATSなど、新しいことは全て東京から始まっているのです。

 

上京する度、今まで知らなかった新たな世界を垣間見ることができる。

東京の、いや日本の新たな側面を知れることは、上京就活の大きな魅力の一つだと思います。

ちなみに僕は、次東京へ行くときには絶対に新しいタピオカを飲み、地元大阪の大学の友達にどやるって心に決めました。(本当です。)

気づき4 疲れる

もちろん、上京就活は良い点ばかりではありません。ネガティブな点だってあります。

その一つは、一言で言うと疲れることです。

 

山手線沿線は言わずもがな、どこに行っても視界に入るのは人、そしてビル。自然なんてものは皆無に等しいかもしれません。

そして、これは僕の感想ですが、東京は何だか止まって休むことが許されない、そんな追い立てられるような雰囲気があると思います。

 

こと、上京就活生は東京に滞在している間、特に人とビルにまみれたところばかり行かなければならないので、それがさらに疲れを助長してしまうのです。

大切なのは、自分の心の居場所を作ること。

上京就活がどのようなものか、なんとなくイメージつきましたでしょうか?

これまで、僕が実際に上京就活をする中で気づいたことを4点ご紹介してきました。メリットとデメリット、両方あったかと思います。

 

次に上京就活において一番大切なことを言います。

それは居場所をつくること。

 「なんだそれ」って感じかもしれませんが、これが本当に大事なことなんです。

 

東京という馴染みのない場所で、電車の乗り換えが上手くいった試しがないです。

説明会で隣にいる学生に「どこ大??」と聞き、知っている大学だった場合には「あ~〇〇ってやつ知ってる?高校の同級生なんだけどさ~」なんてちょっと親近感のある会話も、この広い大都会東京で出来るはずがありません。

ただただ疲れます。

 

そんな時に、自分が安心でき、落ち着くことのできる居場所つまり帰る場所を見つけ、作っておくことは、あとあと本当に大切になってきます。

 

今でも覚えています。

品川駅にて、新幹線からJR山手線に乗り換えたときのあの人の多さ、そして大きなキャリーケースを抱えている僕をいかにも怪訝そうに見る人たち。

スマホを片手に、知らない土地の知らないホテルに帰る緊張感、コンビニのおにぎりを一人で頬張る瞬間。その全てが疲れました。正直寂しいです。

 

そんなこんな辛い状況が続いていた時、僕が無意識的に向かった場所はサンマルクカフェ。 そう、何を隠そう僕はサンマルクカフェの店員なのです。

人の多さ、疲労感、孤独感で思考停止寸前に追い込まれた僕は、グーグルマップで「サンマルクカフェ」と半ば無意識に打ち込み、一番近いサンマルクに入りました。

 

一歩店の中に入れば、いつものチョコクロの匂い、そして見飽きたメニュー表があり、僕にとっては馴染みの空間。一歩出れば東京だけれど、店内は見知った空間なので、安心して肩の力が抜けてしまう。そんなサンマルクというカフェが、僕にとって東京の「居場所」です。

今では面接前も後も、隙間時間でも暇さえあればサンマルクに行くようになりました。

 

疲労を感じたら、まずはサンマルクへ行って回復を図り、面接が終わったら再びサンマルクへ戻り、また頑張る。そんな感じです。

 

「居場所」はサンマルクでもスタバでもいいし、吉野家でも、餃子の王将でも、セブンイレブンの飲食スペースでもいいと思います。

とにかく自分の「居場所」を見つけ、そこで休憩しつつ楽しく上京就活をすること。これが後々、本当に大切になってきます。大阪の大学生が上京就活をしてみて気づいたこと。少しでも参考になったら嬉しいです。

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就活ハンドブック編集部

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