JXホールディングスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

JXホールディングスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年10月29日更新

エネルギー業界

JXホールディングスは、石油の元売りグループの企業です。

エネルギー、石油・天然ガス開発、金属の3つの事業を中核としています。

売り上げの構成は

エネルギーが84%、石油・天然ガス開発が2%、金属が9%とその他が5%となります。

またその他にも世界シェア1位の製品を多く抱えるのが、IT向け電子材料部門です。

 

エネルギー業界については以下の記事を読んでみてください。

【業界研究】エネルギー業界(電気・ガス・石油)とは?志望動機・ビジネスモデル・職種・就職偏差値を徹底解説 | ジョーカツキャンパス (jo-katsu.com)

 

エネルギー業界以外については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください!

【業界研究ガイド】業界一覧

事業内容

エネルギー事業、石油・天然ガス関連事業や金属事業をおこなう子会社、及びグループ会社の経営管理ならびにこれに付帯する業務を行います。

 

JXホールディングスは、2010年の4月に経営統合して誕生した巨大企業であり、新日本石油(石油精製、販売大手の企業)と新日鉱ホールディングスが経営統合して誕生しました。

 

エネルギー事業

ENEOSグループでは「エネルギー・素材の安定的な供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」の両立に向けて挑戦を続けています。

 

日本最大の石油元売り大手企業であり、エネオス(ENEOS)ブランドとして日本全国に13000店を有する圧倒的なシェアを誇っています。

 

石油・天然ガス開発事業

常に安全と環境に配慮して、石油・天然ガス資源の開発を進めています。

 

金属事業

非鉄金属資源を安定して供給することと有効活用することを通して、地球規模での

社会の持続的発展に貢献しています。

新卒選考フロー

エネルギー事業の2024年新卒採用スケジュールは、技術系・事務系共に以下の通りです。

 

選考項目(予定)予定日
エントリー受付3月~
会社説明会3月~
エントリーシート提出・適性診断3月~
面接時期未定です
内々定時期未定です

 

参考までに過去4年の採用人数です。

 

2020年2021年2022年2023年
技術系87名78名78名71名
事務系63名63名63名48名

 

技術系(理系であること)、事務系共に学部、学科、専攻は不問です。

 

  • ESの設問項目(エネルギー事業部の選考例)

・希望する職種を選んだ理由について記入(200文字以下で)

・あなたが学生時代に力を入れたことを教えてください。(800文字以下で)

・一番のPRポイントは何ですか。理由も合わせて教えてください(250文字以下で)

・志望動機を教えてください(300文字以下で)

・あなたが「Ownership」を発揮したエピソードを教えてください(200文字以上400文字

 以下で)

・卒論/修論について内容を記載してください(200文字以上400文字

 以下で)

 

  • 筆記試験の形式、難易度、試験時間(エネルギー事業部の選考例)

自宅で受けるWEBテストで形式は玉手箱形式。

内容は言語、計数、性格です。試験時間は約1時間。

 

  • 面接の内容について(エネルギー事業部の選考例)

 

面談・面接ステップ人数時間質問内容
リクルーター面談1対1

(8年目現場社員)

1時間「自己紹介」「志望理由」「やりたいこと」
リクルーター面談1対1

(28年目人事部)

1時間「なぜ石油、なぜエネルギー、なぜJXTG」

「ゼミでは何を学んだのか」逆質問

面接1対1

(23年目人事部)

1時間「やりたいこと」「5,10,20年後のキャリアプラン」「弱み」「学業」逆質問
最終面接2対1

(人事部長、若手社員)

30分「自己紹介」「志望理由」「他社の選考状況」

「入社後にやりたいこと」「全国転勤可能か」

あとは逆質問

 

  • 面接の内容について(石油開発事業部の選考例)各数字は〇次面接時の質問です。

 1次は①、2次は②、③は最終面接になります。

①「なぜエネルギー業界、その中でも石油に関わりたいのですか」

①「自分のゼミ・研究室・卒業研究の内容を教えてください」

①「学生時代に頑張ったことは何ですか」

①「石油業界は斜陽と言われていますがどう思いますか」

②「大学時代のアルバイトについて教えてください」

 

②「やりたくない仕事を任されたことはありますか?どのように対応しましたか」

③「働くのは大企業、中小企業のどちらがよいですか?または自分に合っていますか」

③「あなたにとって「働く」とはどういうことですか」

③「他の石油開発会社ではなくJXを志望する理由は何ですか」

③「あなたの強みが当社でどのように生かされると思いますか」

 

  • 面接の内容について(JX金属の選考例)各数字は〇次面接時の質問です。

 1次は①、2次は②、③は最終面接になります。

 

①「今までで思い通りにいかなかった経験はありますか」

①「若い人から見て需要がありそうな材料は何ですか」

①「弊社で働くことで製造業にどのような貢献ができると思いますか」

①「ゼミでの研究内容を教えてください」

①「人生で最も印象に残っている、壁にぶつかった経験は」

 

①「あなたがもし面接官なら自身を採用する理由は何ですか」

②「非鉄金属業界の魅力は何ですか」

③「学生時代に頑張ったこと・力を入れたことを教えてください」

③「あなたが入社したらどのような業務がしたいですか」

③「周囲からどんな人と言われるか、人に言われる自分と違う一面を教えてください」

 

社風

大企業であり、さまざまな部署がありますので参考までにお願いします。

 

企業カルチャーや組織体制について

・若手が多く、風通しの良い職場です。

・若手社員は定期的にジョブローテーションがあり、色々な職種が経験可能。

・新規のアイデアを出せば、挑戦できる機会を与えてくれる環境です。

・組織交流(懇親会)が盛んな部署もあり、上司とは気さくに話せます。

・以前は「保守的」な風潮も、現在は「変革」が浸透してきています。

 より自由な発想や活動が可能です。

 

成長や働きがいについて

社会のインフラを支える仕事であり、災害時に強く感じることができるため。

・事業内容が多彩な為、求めればチャレンジ出来るので成長を感じられます。

・若いうちから裁量を与えられて大規模の仕事を担当することが可能です。

・金額の大きなプロジェクトへ参加した際にやりがいを感じます。

・研修や支援制度は充実しているため、自己研鑽したい人には良い環境です。

 

働き方について

・部署にもよるがワークライフバランスは取れていると言えます。

・休暇は取得しやすく、その際上司からのプレッシャーもありません。

・業務にもよるがリモートワークは進んでおり、積極的に実施されています。

・フレックスタイム制勤務、副業も出来るので自由度は高いです。工場勤務者は除く。

・残業時間もきちんと守られているので、休日出勤はほぼありません。

求める人材

  • ENEOS(エネルギー事業)

変化に挑戦する人を求めています。

定型的な縛りにとらわれずに、転換期の中で挑戦意欲を持ち「新しいもの」を生み出し、その状況を楽しんでゆける人。また付加価値を提供できる人です。

そして個人として成長したい向上心を持っている人が必要になります。

個人の成長が合わさってこそ事業の発展へつながり、企業の未来を形成するものです。

 

  • JX石油開発(石油・天然ガス開発事業)

自らの強みとする知識・技能を備え、チャンスとリスクに対する感度を持って、チャレンジ精神と創造性を発揮し、JX石油開発の持続的成長に貢献できる人を求めます。

 

  • JX金属(金属事業)

・自分の会社に思いやりを持って働きたい人

・常に「もっとこうしたい」という信念に基づいて行動できる人

・仕事で関わる全ての物事に誠実かつ真摯に向き合える人

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

会社名売上高平均年収就職偏差値・難易度(上限は75です)社風
JXホールディングス7兆3940億円

(56.3%増加)

1035万円4450円65変化・変革

を求める

出光興産4兆8140億円

(67.9%増加)

855万円6466円60人を育てる
コスモエネルギー

グループ

1兆3715億円

(25.2%増加)

884万円5547円56環境問題を重んじる

 

※売上高は令和4年9月の中間決算のもので、下段カッコ内の%は前年同期比となります。

 

各企業の特徴について簡単に解説します。

  • JXホールディングス ENEOS(業界1位)

長年の伝統、圧倒的な規模感が特徴であり、スピード感と挑戦心が強みの企業です。

社風は上記項目【社風】で挙げています。

 

  • 出光興産(業界2位)

2019年に経営統合されたことを機に、新規事業や次世代エネルギーにも注力しています。

多様性のある文化があり、先進的な取り組みをおこなっている企業です。

社風は

・人を育てること、助け合いに重点を置いています。

・人材育成と同じ位に社会貢献を重視する企業です。

・やりたいことはかなり自由に発言出来て、挑戦させてくれる風土があります。

 

  • コスモエネルギーグループ(業界3位)

CSR経営(企業の社会的責任)を推進し、地球環境や社会との調和・共生を図る企業です。

新たに価値を生み出そうと、環境と顧客の両方に寄り添う姿勢が特徴と言えます。

社風は

・人材を大事に育ててゆく企業です。大型案件も多く若手にもチャンスがある。

・少しおっとりした感じもあるが、とても真面目な社風で環境問題を大切にしています。

・研修制度も充実しており、自己成長を実感できる企業です。

採用大学

国公立大学

北海道大、小樽商科大、室蘭工業大、東北大、国際教養大、筑波大、東京外国語大、東京大、一橋大、お茶の水女子大、東京工業大、東京農工大、電気通信大、首都大学東京、横浜国立大、横浜市立大、長岡技術科学大、金沢大、名古屋大、名古屋工業大、豊橋技術科学大、岐阜大、京都大、大阪大、大阪府立大、大阪市立大、神戸大、岡山大、広島大、山口大、徳島大、九州大、九州工業大、熊本大、千葉大、東京医科歯科大、埼玉大、信州大、東京海洋大、宇都宮大、群馬大、新潟大、奈良女子大などです。

 

私立大学

青山学院大、慶応義塾大、国際基督教大、上智大、東京理科大、中央大、日本大、法政大学、明治大、立教大、早稲田大、関西大、関西学院大、同志社大、立命館大、創価大、成蹊大、聖心女子大など。

ホットニュース

ENEOS企業理解ワークが今年の11月、12月に開催されます。

 

開催地域東京、WEB
開催時期11月、12月
応募の締め切り2023年12月31日
実施日数1日(ワンデー仕様)

 

詳細はこちらへ

ENEOS(株)のインターンシップ・仕事体験 | マイナビ2025 (mynavi.jp)

 

このワークは1日の就業体験ですが、ENEOSの職種、業務理解ができる内容です。

少人数に分かれて現場社員とのディスカッションも予定されております。

自分の興味が湧いてくる、そんな職種がきっと見つかるはずです。

まだ締め切りまでは余裕がありますので、ENEOSをもっと知りたい、学びたいという方はぜひ参加ください。

 

・「東芝、ENEOSと提携。合成燃料の事業化を見据え」2023年10月25日

東芝が10月25日に業務提携を発表しました。

将来的に二酸化炭素と水の合成燃料を事業化することを決定しており、まずは2024年3月までの半年間で、製造プロセスでの課題を洗い出しを行います。

合成燃料は「人工的な原油」とも呼ばれ、将来は飛行機やトラックの主燃料になることを期待される資源です。

東芝は二酸化炭素を一酸化炭素に電気分解する技術があり、ENEOSには一酸化炭素と水素から合成燃料を作る技術を持っています。

お互いが協力すれば未来での実現も遠くはないと言えるでしょう。

まとめ

私たちの生活には石油は必要不可欠ですが、業界では石油に変わる新しい資源の開発に力をいれています。

自動車業界ではハイブリッド車・EV車の普及によって需要が減少傾向にあります。

新しい資源を生み出し、地球や環境に優しいエネルギーを普及させるのが今後の課題と言えるでしょう。

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