【2025年最新】JR東海の採用大学ランキング|学歴フィルターの有無と就職難易度を解説
2025年9月15日更新
はじめに
JR東海(東海旅客鉄道)への就職を目指す学生にとって、最も気になるのは「自分の大学からの採用実績があるのか」「学歴フィルターは存在するのか」という点でしょう。
結論から言うと、JR東海は全国の幅広い大学から採用しており、特定大学だけを対象とした学歴フィルターは存在しないと考えられます。
本記事では、直近の採用実績をもとにJR東海の就活対策を解説します。
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JR東海の採用大学ランキングTOP10【2025年最新版】
JR東海の採用実績を見ると、東京大学や京都大学といった難関大学から地方の国公立大学、さらには日東駒専や地方私立大学までの幅広い大学から採用していることが分かります。以下は、近年の主な採用大学を人数順にまとめたランキングです。
順位 | 大学名 | 採用人数(参考) |
1位 | 名城大学 | 29名 |
2位 | 日本大学 | 17名 |
3位 | 慶應義塾大学 | 13名 |
3位 | 芝浦工業大学 | 13名 |
5位 | 早稲田大学 | 12名 |
6位 | 名古屋大学 | 11名 |
6位 | 中央大学 | 11名 |
8位 | 東京大学 | 10名 |
9位 | 京都大学 | 9名 |
9位 | 法政大学 | 9名 |
出典:【企業研究】JR東海の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説 | 就活ハンドブック
上記ランキング以外にも、JR東海は旧帝大からGMARCH、関関同立、日東駒専、地方国公立、私立大学まで、多様な大学からの採用実績があります。
東京理科大学、明治大学、立命館大学、静岡大学、愛知大学、中京大学など、東海地方の大学からも多くの学生が採用されているのが特徴です。
JR東海に学歴フィルターは存在する?
JR東海には、「この大学でなければ応募できない」といった明確な学歴フィルターは存在しません。実際に全国の多様な大学から採用実績が確認されています。
ただし、将来の幹部候補を担う総合職においては難関大学出身者が多い傾向であり、結果的に“見えないフィルター”として機能していると言えるでしょう。これは、企業の中核を担う人材として、論理的思考力や課題解決能力といった高いポテンシャルが求められるためと考えられます。
根拠1:幅広い大学からの採用実績
採用大学ランキングでも分かるように、特定の大学群に限定せず、多様なバックグラウンドを持つ人材を採用しているのがJR東海の特徴です。
プロフェッショナル職やアソシエイト職においては、学歴よりも入社後の活躍が期待できる専門性や意欲が重視されるため、学歴に自信を持てない学生にもチャンスは十分にあります。
根拠2:職種によって求められる専門性の違い
JR東海の採用は主に「総合職」「プロフェッショナル職」「アソシエイト職」の3つに分かれています。
職種 | 主な役割 | 特徴・求められる力 |
総合職 | 企業の将来を担うマネジメント業務 | 高い思考力、企画力、経営視点 |
プロフェッショナル職 | 鉄道の現場を支える技術・専門職務 | 専門知識、技術力、現場対応力 |
アソシエイト職 | オフィス部門で実務を担当 | 実務処理能力、サポート力、正確性 |
このように、職種ごとに求められる役割やスキルが異なるため、採用基準も一律ではありません。自分の強みをどの職種で活かせるかを考えることが、選考を突破するポイントです。
JR東海の就職難易度は高い?採用倍率を調査
近年の採用倍率ですが、鉄道業界全般が人気なこともあり倍率高い企業といえます。
採用倍率は約10倍~40倍と推定
JR東海の正式な採用倍率は公表されていませんが、就職情報サイトのプレエントリー数と採用予定人数から計算すると、推定倍率は約10倍から40倍程度と見られます。
人気企業の中では標準的ですが、総合職に絞ると倍率はさらに高くなると予想されます。安定した経営基盤と社会貢献性の高さから、就職難易度も「高い」といえるでしょう。
鉄道業界におけるJR東海の立ち位置
鉄道業界の中でも、JR東海はJR東日本と並びトップクラスの売上高を誇ります。日本の大動脈である東海道新幹線を事業の核としており、その収益性と安定性は群を抜いています。平均年収も業界内で高水準であり、就活生からの人気が非常に高い企業です。
そのため、内定を得るためには、他のJR各社や私鉄との違いを明確に理解し、なぜJR東海でなければならないのかを語れる準備が欠かせません。
出典:【就職難易度は?】JR東海の採用大学ランキング|学歴フィルター,倍率,選考フローも | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト
採用大学に関わらず内定を勝ち取るための選考対策
JR東海の内定を勝ち取るためには、出身大学にかかわらず、周到な準備が成功の秘訣です。ここでは、選考フローに沿った対策のポイントを解説します。
- STEP1:エントリーシート(ES)対策
- STEP2:Webテスト・SPI対策
- STEP3:面接対策
以下で選考対策について詳しく解説します。
STEP1:エントリーシート(ES)対策
ESでは、「なぜJR東海なのか」「学生時代に何を成し遂げたか」が問われます。特に注目すべき設問は以下のとおりです。
- 当社への志望理由
- 学生時代に最も打ち込んだこと(自己PR)
- 組織や集団の中で学びを得た経験
これらの設問に対し、JR東海の事業内容や「日本の大動脈と経済社会の発展に貢献する」という使命への深い理解を示し、自身の経験と結びつけて語ることが重要です。自分の言葉で入社への熱意と貢献意欲を伝えましょう。
STEP2:Webテスト・SPI対策
JR東海のWebテストは、一般的なSPI形式です。ボーダーラインは6〜7割程度と予想されており、決して低くはありません。参考書を繰り返し解き、苦手分野をなくしておくことが通過のポイントです。早めの対策で、確実に次のステップへ進めるように準備しましょう。
STEP3:面接対策
面接では、ESの内容をさらに深掘りされます。特に「なぜ他の鉄道会社ではなくJR東海なのか」という質問には説得力のある回答が必要です。
リニア中央新幹線計画や超電導リニア技術など、JR東海ならではの事業への関心や自身のキャリアプランを具体的に示すことで志望度の高さをアピールし、落ち着いて論理的に自分の考えを伝える練習を重ねましょう。
出典:【就職難易度は?】JR東海の採用大学ランキング|学歴フィルター,倍率,選考フローも | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト
JR東海の事業内容と求める人材像
選考対策を万全にするには、企業理念や事業への深い理解が不可欠です。以下でJR東海の事業内容と人物像について解説するので、選考対策の参考にしてください。
日本の経済を支える5つの主要事業
JR東海は、単なる鉄道会社に留まらず日本の経済活動を根底から支える大動脈としての役割を担い、鉄道事業を中心に多角的な事業を展開しています。その主要な事業は以下のとおりです。
事業カテゴリ | 内容と特徴 |
新幹線鉄道事業 | 日本の三大都市圏(東京・名古屋・大阪)を結ぶ東海道新幹線を運営。 |
在来線鉄道事業 | 名古屋・静岡を中心とした地域の生活を支える在来鉄道を運営。 |
超電導リニアによる中央新幹線計画 | 次世代の高速鉄道ネットワーク構築を目指す超電導リニアによる中央新幹線計画。 |
グループ事業 | 不動産、ホテル、流通など鉄道関連事業との相乗効果を創出するグループ事業。 |
海外展開・研究開発 | 世界最高水準の技術力を活かし、国内外で鉄道技術の発展や研究開発を展開。 |
JR東海が求める「エネルギッシュで自律的な人材」とは
JR東海の人事部は「自らの頭で考え、自らの身体で行動する『自律的』な人」を求めているとメッセージを発信しています。受け身ではなく、常に主体性を持って課題解決に取り組めるエネルギーに満ちた人材が、これからのJR東海を創っていくうえでは必要不可欠です。
JR東海の採用に関するよくある質問
JR東海の就活をするうえでのよくある質問は以下のとおりです。
職種ごとの採用人数は?
2025年度の採用計画では、全体で約600名程度の採用が予定されています。内訳は、総合職が約80名、プロフェッショナル職が約500名、アソシエイト職が約20名となっており、プロフェッショナル職の採用数が最も多くなっています。
女性の採用状況や働きやすさは?
JR東海では女性の採用も積極的に進めており、2025年度採用計画では、全体の約26%にあたる151名が女性となっています。産休・育児休暇の取得実績も豊富で、仕事と家庭を両立できる環境整備が進んでいます。
まとめ
JR東海は全国の多様な大学から人材を採用しており、明確な学歴フィルターはありません。
しかし、日本のインフラを支える人気企業であるため就職難易度は高く、特に総合職は難関大学の学生としのぎを削ることになります。
最終的に内定を得るために重要なのは出身大学名そのものではなく、むしろ、「なぜJR東海でなければならないのか」を自分の言葉で語れるかどうかが勝負の分かれ目です。
企業理念や事業内容を深く理解し、自分の経験や価値観とどう結びつけるかが選考突破のカギとなります。