人と話す仕事とは?業務上の特徴や、向いている人の特徴を紹介!

人と話す仕事とは?業務上の特徴や、向いている人の特徴を紹介!

2023年9月18日更新

はじめに

就活を開始すると、誰もが自分はどのような仕事に向いているんだろう?と考え始めるのではないでしょうか?

 

これまでの部活動やアルバイトの経験などを通じて、どのような仕事が向いているのかな?と考え始めてみても、なかなか向いている仕事が分からない人は多いかもしれません。

 

その上で、これまでの経験から「人と話す仕事」が自分には向いているのでは?と考える人が一定数いるのではないでしょうか?

 

そこで本記事では、一言に「人と話す仕事」と言ってもどのような仕事があるのかをはじめ、業務上の特徴や、向いている人の特徴をご紹介します。

 

すでに「人と話す仕事」に興味がある人はもちろん、そうではない人もぜひ最後までお読みくださいね。

人と話す仕事とは?

「人と話す仕事」と言っても、全ての仕事が仕事である以上、人と話す必要性が生じます。

仮に個人事業主として活動していくことにして、自分一人で業務を行っていたとしても、クライアントをはじめとする様々な人とのコミュニケーションが生じるでしょう。

 

したがってここでは、「人と話す仕事」は「人と話すことが業務の中心になる仕事」と定義します。

 

一人で黙々と業務を行うような仕事や、必要最低限のコミュニケーションで済む仕事ではなく、「コミュニケーションがないと仕事が成り立たないような仕事」についてご紹介していきましょう。

人と話す仕事の特徴

では、続いて人と話す仕事の特徴を詳しく見ていきましょう。

コミュニケーションが業務の中心にある

人と話す仕事の場合、業務の中心がコミュニケーションになります。

もちろんどのような職種であっても、コミュニケーション以外の業務は生じるものの、主となるのは顧客とのコミュニケーションです。

 

ここで言う顧客は法人の場合と、一般消費者の場合がそれぞれあります。

コミュニケーションスタイルは顧客のタイプに応じて変化させる必要があるものの、どちらもコミュニケーションが主軸になるという点では大きな変化はないでしょう。

成果軸は様々である

人と話す仕事の場合、「必ずこれが成果になる」ということが決まっているわけではありません。職種によっては売り上げなど、目に見える数字が成果になる場合や、コミュニケーションを通じてリピーターをどれだけ獲得できるかといった点を成果軸とする場合もあるでしょう。

 

何かものを創り出す仕事の場合、創った「もの」が成果物になりますが、人と話す仕事の場合はそうはいきません。

 

何が成果として見られるかによって得意・不得意がある可能性があるため、自身の適性を理解して職種を選択する必要があります。

人と話す仕事とは?

では、どのような人と話す仕事があるのか、具体例を見ていきましょう。

営業職

対法人と対峙する場合、最もメジャーな「人と話す仕事」は営業職です。

営業職は自社の商品やサービスを自分の言葉で顧客へ伝えることで、利用や購入を促すのが仕事です。

 

基本的に営業職は存在しない法人は考えられないため、基本的にはどの企業に入っても、営業職に就くことができると考えておいて問題ありません。

コミュニケーションスキルをビジネス目線で身に着けたいと考える人には、営業職は非常に向いていると言えます。

人事職

企業の中で特に「人と話す仕事」と言えば、人事職が該当します。

就活中は非常に接点が多くなる人事職は、就活中に見える通り日々多くの学生をはじめとする候補者とコミュニケーションを行っています。

 

また、人事という性質上、他部署とのコミュニケーションも積極的に行う必要があるため、企業内でステークホルダーが多い代表職と言えるでしょう。

 

また、社外については候補者に限らず、採用を担うエージェントとのコミュニケーションも積極的に行っているため、日々様々な立場の人とのコミュニケーションが求められる仕事だと言えるでしょう。

カスタマーサポート職

コールセンターなどに代表されるカスタマーサポート職も、「人と話す」という観点では非常に適した仕事です。

 

ただし、営業職と異なるのは対面で会話をすることは少なく、電話などを通じたコミュニケーションが大半です。

また、近年ではメールやチャットボットなどの利用も盛んになってきているため、必ずしも電話対応を行うとは限りませんが、近年法人サービス向けにカスタマーサポート職を展開されることが増えており、引き続き一定の需要はあると言えるでしょう。

飲食店スタッフ

飲食店スタッフは学生時代のアルバイトとして経験した人も多く、「人と話す仕事」であることにイメージが付きやすいのではないでしょうか。

 

飲食店スタッフは顧客とのコミュニケーションはもちろんですが、注文や会計、料理運びなど、様々な業務を担当します。そのため、人と話すことはもちろんですが、様々なオペレーションを着実にこなすことが求められます。

販売スタッフ

アパレルや雑貨、アクセサリーなど、様々な商品を販売するスタッフも「人と話す仕事」の代表的な例ではないでしょうか。こちらも学生時代にアルバイトで経験した人は多いかもしれません。

 

アパレル店員やアクセサリー販売員の場合、自身の売上がノルマとなって課されることは少なくなく、コミュニケーション力はもちろんのこと、提案力なども非常に重要になってきます。

雑貨販売員の場合は、ただ商品を販売するだけではなく、店舗運営を担うことも多く、幅広い能力が求められる点が特徴です。

サロン系スタッフ

ネイリストやアイリスト、エステティシャンなども「人と話す仕事」です。

もちろん人と話す以外にも技術力が求められますが、顧客の要望を適切にくみ取るためには、「人と話す」ことが非常に重要となるでしょう。

 

また、施術中は一定のコミュニケーションを求められることも少なくなく、技術を求める「人と話す仕事」であると言えるでしょう。

教員

教育という観点を持って、コミュニケーションを活用しようとすると、教員も「人と話す仕事」に入るのではないでしょうか。

こちらで言う教員はいわゆる小学校・中学校・高校の教師はもちろんですが、塾講師や日本語教師など、様々な「教員」を意味します。

 

教える対象となる年代が異なれば、行うべきコミュニケーションは異なりますが、どの年代もコミュニケーションはマストです。

何より、全ての「教員」という職種において、教えられるべき人たちはもちろんですが、その親や周囲の人とのコミュニケーションも発生するため、コミュニケーション相手は非常に多い仕事だと言えるでしょう。

サービス系スタッフ

ホテルマンやツアーコンダクター、キャビンアテンダントなど、業界は異なれど「サービスを提供する」をために「人と話す」仕事も存在します。

 

ホテルマンの場合、毎日宿泊者とのコミュニケーションが発生するほか、ホテル内の他施設のスタッフなどとのコミュニケーションも頻繁に発生します。

ツアーコンダクターの場合も、ツアー参加者はもちろんのこと、旅行代理店のスタッフなど、幅広い人とのコミュニケーションが必要になります。

また、キャビンアテンダントも飛行機への乗客をはじめ、飛行機を運営する様々なスタッフとのコミュニケーションが必要となります。

 

この他にも、列車の乗務員や配送員など、挙げればキリがないものの、顧客に対してサービスを提供するという意味ではサービス系スタッフは全て「人と話す仕事」に該当するのではないでしょうか。

芸能関連

芸能関連の仕事は、「人と話す」ことが仕事になる職種の代表格と言えるのではないでしょうか。タレントはもちろん、お笑い芸人やモデルなど、「芸能」に精通する人であれば全て「人と話す仕事」になります。

 

また、表舞台に立つ人だけではなく、マネージャーも十分に「人と話す仕事」です。

マネージャーは芸能人版の営業職と言い変えることもでき、日々自身が受け持つタレントを売り込むために働いていることから、タレントの魅力を最大限引き出すためにコミュニケーションを武器にしていると言えるでしょう。

「人と話す仕事」に向いている人の特徴

では、どのような人が「人と話す仕事」に向いているのでしょうか。

代表的な特徴を見ていきましょう。

社交性が高い

社交性が高い人は、「人と話す仕事」に非常に適しています。

ここで言う「社交性の高さ」とは、「他者とコミュニケーションを取ることに長けている」と言い換えることができるでしょう。

 

「色々な人と話してみたい」という気持ちを常に持っているということをはじめ、「初めての人と話す際にも物怖じしない」という特徴がある人は、「人と話す仕事」に非常に向いていると言えます。

コミュニケーションによって人を楽しませることができる

言葉のキャッチボールがうまいというだけではなく、楽しくコミュニケーションを取ることで、コミュニケーション相手を楽しませることができる人は、「人と話す仕事」に非常に向いていると言えます。

 

「人と話す仕事」は、相手がどのような人か分からない場合も多いため、場ごとのコミュニケーションを楽しむ能力が無ければ、コミュニケーションそのものが苦行になりかねません。

 

しかし、コミュニケーションを自分が楽しむことができ、その楽しさを相手にも波及できる人であれば、「人と話す仕事」の適性は非常に高いと言えるでしょう。

人の話を聞くことが得意

「人と話す仕事」をうまくこなすためには、自分自身の話が上手であることはもちろん大切ですが、人の話を聞くことも得意でなければ成立しません。

自分ばかりが話していて気持ちよくなっていては、真に「人と話す仕事」が向いているとは言えないでしょう。

 

時に相手の話を聞き、適宜相槌を打つことはもちろん、相手が気持ちよくなるように核心に迫るコミュニケーションを行うことが理想です。

「話す」だけでなく、「聞く」視点も持ち合わせている人こそ、「人と話す仕事」に向いていると言えるでしょう。

臨機応変に対応ができる

マニュアル通りに対応することが得意なのではなく、臨機応変に対応できる人が「人と話す仕事」に向いていると言えます。

 

人とのコミュニケーションは、その時の相手の感情やコンディションによって、どのような状態になるか予想することはできません。したがって、マニュアル通りのコミュニケーションでは、どうしてもうまくいかないことも多々あります。

 

その際に「マニュアルに記載がないからどうしよう」ではなく、自分の意思で行動に移していけることが理想的です。そのようにアクションできる人こそ、「人と話す仕事」に向いていると言えるでしょう。

よくある質問

最後に、よくある質問に回答します。

「人と話すことが得意」は強みになりますか?

「人と話すこと」は、誰でもできると思って強みにならないと考えている人が一定数います。もちろん「人とコミュニケーションを取る」ということ自体は誰もが日常的に行っていることですが、得意・不得意には個人差があることを心に留めておくべきです。

 

また、得意な中でもやりたいと思うか、思わないかにも個人差があるため、「自分は特技として生かせるほど人と話すことが得意だ」と思っている場合には、ぜひ強みとして全面に押し出してみてはいかがでしょうか。

「人と話す仕事」だと将来的なスキルになるのか?

「人と話す」ことは可視化できないスキルだと考えている人がいますが、決してそんなことはありません。

 

「人と話す」ことを極めると、必然的にそのほかのスキルも身についているはずです。

したがって自分のスキルとして紹介する際は、〇〇×人と話すことという形になるはずです。

 

先のことは考えすぎず、まずはビジネス上で自分のスキルを伸ばしてみてはいかがでしょうか。

自分の強みを生かした就活を!

就活中は色んな仕事を調べていくうちに、何が自分に向いている仕事なのか分からなくなってしまうことがあるのではないでしょうか。

色んな職種を見ていくと、つい目移りしてしまうかもしれませんが、案外自分に向いている仕事は自分が「得意だ」と感じる領域に眠っているかもしれません。

 

「人と話す」ことは誰でもできることだと思っている人がいるかもしれませんが、そうではありません。誰もが得意ではなく、自分が得だと感じるのであれば、十分な強みになり得ます。

 

就活中はぜひ自分の強みを生かし、得意なことを伸ばせる仕事を探してみてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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