
ENFJの特徴と性格に合う仕事は?【おすすめできない仕事も紹介】
2023年9月10日更新
はじめに
・ENFJって何?
・ENFJにおすすめの仕事を知りたい
・ENFJにはおすすめできない仕事を知りたい
この記事を読むことで、上記のような悩みや疑問を解決していきます。
性格診断でENFJとなった人の中で、どのような仕事が向いているのか分からないと悩んでいる人も多いでしょう。
また、そもそもENFJがどのような性格なのか把握できていない人も多いはずです。
そこで本記事では、ENFJの詳細やお勧めの仕事について解説しました。それだけでなく、ENFJの人は働かない方が良い仕事についてもまとめています。
性格診断でENFJと判断されて仕事に悩んでいる人は、是非最後までご覧ください。無理なく働き続けられる職業を見つける助けになるでしょう。
ENFJとは
ENFJとは、下記の4つの性格が合わさった主人公型と呼ばれる性格タイプになります。ENFJの人は、人口のわずか2%しか存在しない希少な存在です。
・外向型 (Extroverted)
・直観型 (Intuitive)
・感情型 (Feeling)
・判断型 (Judging)
長所
まずは、ENFJの人の長所を見ていきましょう。長所は、周りの人の利益を重視する、天性のリーダーシップがある、寛容な心を持っている、共感力が高いことの4つです。
周りの人の利益を重視する
長所の1つ目は、周りの人の利益を重視することです。ENFJの人は、他人を導くことに大いなる誇りと喜びを感じています。いかなる時も、周囲の人のニーズを優先して、人々の意見に耳を傾けます。共感力が高いので、直感的にその人をサポートする方法を見つけ出すことができるでしょう。また、社会をより良い場所にしなければならないという使命感があり、機会を常に伺っています。たとえ自分に見返りがないような案件に関しても、積極的に行動を起こす献身的なタイプと言えるでしょう。
天性のリーダーシップがある
長所の2つ目は、天性のリーダーシップがあることです。ENFJは、政治家、コーチ、教師に多く見られるタイプです。情熱とカリスマ性を持つエネルギッシュな野心家として、強い存在感を放っているでしょう。しかしながら、行動の動機は、「正しいことをしたい」という純粋無垢な気持ちであるため、高圧的な印象を与えることはまれです。洞察力があり、繊細な心であるため、他の人に共感してもらえることが多いでしょう。そのため、人望も厚いです。自分の利益のためでなく、周囲のために動くため、周囲からの指示でリーダーに抜擢されることも多いでしょう。
寛容な心を持っている
長所の3つ目は、寛容な心を持っていることです。周囲の声を聞き共感することができるENFJの人は、寛容な心も持っています。周囲からのアドバイスを受け止め、常に自己研鑽を行う努力を惜しみません。独断で動くことがなく、周囲に合わせてフレキシブルに行動することができるでしょう。
共感力が高い
長所の4つ目は、共感力が高いことです。先に述べたように、ENFJの人には共感力があります。人々の声に耳を傾け、何をすれば良いのかを正しく導くでしょう。また、周りからのアドバイスがあれば、それに真摯に向き合うことが可能です。修正点があれば積極的に修正し、チームをより良い方向に導くことに力を注ぐでしょう。そのため、メンバーに嫌われることはあまりありません。
短所
つづいて、ENFJの人の短所を見ていきましょう。ENFJの短所は、人に尽くし過ぎること、理想主義であること、神経質であることの3つです。
人に尽くし過ぎる
短所の1つ目は、人に尽くし過ぎることです。長所で述べた点は、裏返せば人に尽くし過ぎることに繋がります。情熱的に自分よりも周りを優先することによって、ストレスを感じてしまうことも少なくありません。時には自分の生活をも犠牲にしてしまうこともあるでしょう。結果、体調を崩してしまうこともあります。仕事においては、いかに仕事時間とプライベート時間を切り分けられるかが焦点となります。
理想主義である
短所の2つ目は、理想主義であることです。チームメンバー全ての幸せを願うあまり、理想主義になってしまうことが少なくありません。しかしながら、企業においてメンバー全てが納得いくような意見を統一させることは不可能であると言えます。一部の人には妥協してもらう必要があるのです。そういったことを許せず、ストレスに感じてしまうことがあるでしょう。
神経質である
短所の3つ目は、神経質であることです。正しいことを求めるENFJの人は、周囲の人の意見を真摯に受け止めます。そのため、意見やアドバイスの実現に向けて神経質になってしまうことがあるでしょう。しかしながら全てのアドバイスを真に受けてしまうと、自尊心を失いかねません。ストレスに感じてしまうこともあるでしょう。ENFJの人は、必要なアドバイスだけ受け入れようとする努力が必要であるかもしれません。
ENFJにおすすめの仕事の特徴
ここまで、MBTI診断におけるENFJの特徴について解説してきました。それでは、ENFJにおすすめの仕事の特徴を解説していきます。捉えておくことで、仕事選びの軸にできるかもしれません。
リーダーシップが必要な仕事
ENFJの人は、確かな指導力があるため、リーダーシップが必要な仕事に向いています。メンバー一人ひとりのモチベーションや実力を高め、チームをまとめ上げることが出来るでしょう。その力で、顧客のニーズを満たす質の高いサービスや商品を提供することができます。
周囲を巻き込んで行う仕事
ENFJの人は、他者とコミュニケーションを取ることを恐れません。顧客のニーズを聞き出し、どのように問題を解決できるか行動を起こすことが可能です。そのプロセスで、社内外の人材を有効に活用するためのコミュニケーションも行えるでしょう。これらのことからENFJの人は、自分1人で完結させる仕事よりも、周囲の力を借りて取り組む仕事の方が向いていると言えます。
他者を指導する立場の仕事
他者それぞれのレベルに合わせて対応する必要がある指導者の立場は、ENFJの人に向いています。個人の感情に寄り添うことも得意なENFJの人は、生徒から信頼される人気講師となるでしょう。また、この能力はどの企業においても発揮することが可能です。たとえば、上の立場になれば若手社員を指導する必要があります。
周囲の悩みに寄り添う仕事
共感力が高いため、周囲の悩みに寄り添う仕事に向いているでしょう。注意すべきは、あまりに感情移入しすぎる職業は避けるべきことです。なぜなら、先に短所で紹介したように、人に尽くし過ぎる、理想主義、神経質な面が存在するからです。
ENFJにおすすめの仕事5選
それでは、ENFJにおすすめの仕事を解説していきます。先ほど紹介した特徴に加え、具体的な仕事についても捉えておくようにしましょう。より志望先選びが楽になります。
セールスマネージャー
セールスマネージャーとは、営業部門の責任者です。多数のセールスをまとめ上げ、最大の利益を出せるように日々施策をうったり相談に乗ったり指導を行ったりする必要があります。大切なのは、強いリーダーシップです。セールスには多種多様な人がいて、まとめ上げるのが大変だからです。強いリーダーシップがなければ、個々のセールスに勝手に動かれてしまい上手くいきません。
ENFJの人は、強いリーダーシップを持っています。しかしながら、その共感力の高さから、メンバーに不信感を持たれたり嫌われたりすることが少ないと言われます。そのため、セールスマネージャーの職に向いているでしょう。セールスマネージャーになるためにはまず営業員として経験と実績を積む必要があります。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの遂行にあたって指揮を執る責任者です。具体的には、製品やサービスの提供を納期に間に合わせるためのスケジュール管理や、従業員のマネジメント業務を担います。時には市場分析などを行いながら、製品の改善にも従事することがあるでしょう。大切なのは、リーダーシップです。多くの人を動かすため、求心力が欠かせません。
ENFJの人は、強いリーダーシップを持っています。しかしながら、その共感力の高さから、メンバーに不信感を持たれたり嫌われたりすることが少ないと言われます。そのため、プロジェクトマネージャーの仕事に向いているでしょう。
法人営業
法人営業は、法人を相手にした営業を行います。顧客からニーズを聞き出し、自社のリソースを活用して問題の解決にあたります。そのプロセスで、社内外の様々な人の力を借りる必要があるでしょう。このように法人営業は、個人向けの営業に比べて多くの人との関りがあります。大切なのは、リーダーシップ、寛容な心、共感力です。ENFJの人は、これらの能力を活かし、法人営業で活躍するでしょう。将来的には、セールスマネージャーを狙うこともできます。
人事
人事は、多くの人をサポートする仕事です。コミュニケーションを活発に行い、施策をうったり、相談に乗ったりして、メンバーの能力を最大限に発揮できるよう努める必要があるでしょう。大切なのは、人に尽くす精神と共感力です。ENFJの人は人事に必要な能力を持っているため、この分野で活躍できるでしょう。
アカウントプランナー
アカウントプランナーとは、広告業界で働く企画を行う人のことです。顧客のニーズを的確に把握し、それを満たすための戦略や計画を立案する必要があります。大切なのは、共感力、寛容な心です。顧客との信頼関係を築き、ニーズを聞き出すことのできるENFJの人が活躍できると言えるでしょう。
アカウントプランナーになるためには、広告代理店、デジタルマーケティング会社、メーカーのマーケティング部門に就く必要があります。
教師
人のために動くことが好きなENFJの人には、教師の仕事も向いているでしょう。教育に興味がある人には、教員になるための資格取得をしておくことをおすすめします。小中高の学校教員の他に、塾の講師やセミナー講師などもお勧めです。
スクールカウンセラー
スクールカウンセラーは、自治体から学校に派遣される非常勤講師です。業務内容は、生徒、教師、保護者のカウンセリングだけではなく、教員との情報共有やコンサルティングも含まれます。他社とコミュニケーションを取り、高い共感力のもと信頼関係を築くのが得意なENFJに向いているでしょう。注意すべきは、感情移入しやすい仕事になりがちな点です。仕事とプライベートを分けられるかどうか、事前に吟味してから就職活動に臨むようにしましょう。
ENFJの人におすすめしない仕事
先ほどはENFJにおすすめの仕事や特徴を紹介しましたが、あまりおすすめできない仕事について解説します。避けるべき仕事についても紹介しています。把握しておくことで、志望企業の取捨選択が効率的に行えるでしょう。
感情移入しやすい仕事
人に尽くし過ぎる点で、特に大きなストレスを抱えがちなENFJの人には、感情移入しやすい仕事が向いていません。自己の精神を疲弊させ、心身ともに不健康の状態になることがあるでしょう。具体的な職業には、心理カウンセラー、看護師、介護士などが挙げられます。
繰り返し作業やルールが多い職場
理想主義で神経質な面があるENFJの人にとって、繰り返し作業の職場やルールが多い企業で働くことはストレスになり得ます。たとえば、運送業、経理、事務、研究者、エンジニアなどの職業には向いていないでしょう。
ENFJの人が職場を探す時のポイント
最後に、ENFJの方が仕事を探す際に気を付けるべきポイントについて解説します。これから紹介するポイントを意識して仕事を探すことで、ENFJの人に合う職場を見つけることが可能です。今まで説明してきた向いている仕事で絞った後、さらに候補先を絞ることができるでしょう。
ワークライフバランスが取れるか確認する
ENFJの人は、人に尽くしたいがあまり、自分の心身状態をおろそかにすることがあります。ストレスを大きく感じてしまい、仕事が長く続けられない恐れがあるでしょう。そのため、就職活動時は、その会社がワークライフバランスの充実に尽力しているかどうかを確認しましょう。仕事とプライベートを分けることができれば、上手にストレスを発散することが可能でしょう。
まとめ
本記事では、ENFJの詳細やおすすめの仕事について解説しました。
それだけでなく、ENFJの人は働かない方が良い仕事についてもまとめました。
リーダーシップが必要な仕事
周囲を巻き込んで行う仕事
他者を指導する立場の仕事
周囲の悩みに寄り添う仕事
上記のような仕事は、ENFJに当てはまる人に非常におすすめです。
もちろん上記と特徴に当てはまらない仕事でも、興味があるのであれば挑戦してみても良いでしょう。あまり視野を狭め過ぎず、MBTI診断の結果はあくまでも参考として捉えておいてください。
これからどのような仕事を始めるのか迷っている人は、紹介した特徴にあてはまる仕事を始めることで、無理なく働き続けられる可能性が高いです。ぜひこの記事を参考に、間違いのない志望先選びを実践していきましょう。