
ENTPの性格や特徴に合う仕事は?【おすすめできない仕事も紹介】
2023年9月6日更新
はじめに
ENTP型の人々は、しばしば「発明家」や「革新者」、「討論者」と言われ、その独特な思考スタイルや独自の視点で多くの人々を魅了してきました。
例えば、ENTP型の有名人には、タモリさんやフワちゃん、カズレーダーさんや石橋貴明さんがいらして、何となく「あ〜そういう人たちね」という納得感があります。
ENTP型の人々は、常に新しいアイディアや解決策を導き出すことに情熱を持っており、そのため、特定の職種や適した環境では最も輝くことができます。
しかし、ENTP型の人の性格や特徴がすべての仕事に適しているわけではありません。一体、ENTP型の人々にはどのような仕事が合っているのでしょうか?その逆で、彼らにはどのような仕事がおすすめできないのでしょうか?
この記事では、ENTPの性格や特徴を深く掘り下げ、彼らの強みや弱みを考慮しながら、最も適した仕事と、おすすめできない仕事を紹介していきます。
ENTPのあなた自身、またはENTPの友人や家族を持つ方々にとって、今後のキャリア選択の参考となる情報を解説していきます。
ENTPとは
ENTPとは、MBTIと呼ばれるパーソナリティー診断で表される診断結果の一つで、「外向型 (Extraverted)」、「直観型 (Intuitive)」、「思考型 (Thinking)」、「知覚型 (Perceiving)」 の頭文字の4文字「ENTP」を取ったものです。
「外向」:人や精神とのぶつかりを楽しめる外向的な性格
「直感」:創造的なものに惹かれる特徴です。明らかな事実や規則を重んじるよりも、不確定要素を深く洞察したうえで想像力をふくらませることができる考え方
「思考」:感情よりも論理的に考えることが好きで、客観的な視野を持つこと
「知覚」:計画を立てるよりも臨機応変に動く傾向が強いタイプ
まとめると、ENTP型の人は、高いリーダーシップを持ち、メンバーとの友好関係を常に意識しながらチームを運営します。
プロジェクトやタスクに取り組む際は、フレキシブルな想像力で今までになかったアイデアを生み出します。
また、ENTP型の人の言動には一貫性があり、最初に宣言したことは必ず成し遂げるため、部下や上司、取引先から信頼されるという特徴があります。
このようなENTPの性格や特徴を持つ人は、世界人口の約3%程度いると言われています。
ENTPの強みと弱み
先ずは、ENTPの強みについて見てみましょう。
創造的:新しいアイディアや解決策を考えるのが得意
知的好奇心:さまざまなトピックやアイディアに興味を持ち、深く探求する
適応力:変化する状況や新しい情報に柔軟に対応できる
独立心:自分の考えや信念を持ち、他人の意見に流されにくい
コミュニケーション能力:話すことが得意で、他人とのディスカッションや議論を楽しむ
問題解決能力:複雑な問題や課題に対して、独自の視点で解決策を見つけることができる
続いて、ENTPの弱みについて見てみましょう。
短気:長期的なプロジェクトや繰り返しのタスクに飽きやすい
散漫:多くのプロジェクトやアイディアを同時に進めるため、一つ一つを完了するのが難しいことがある
感情のコントロール:感情的になりやすく、時には他人との対立を引き起こすことがある
批判的:他人のアイディアや意見に対して批判的であることが多い
計画性の欠如:未来の計画や目標設定が苦手で、瞬時の判断に頼ることが多い
不注意:細部に注意を払うのが苦手で、重要な情報を見落とすことがある
あなたの周りにこのような性格や特徴を持つ人はいらっしゃいませんか?
ENTPの性格や特徴を理解しておけば、良好な人間関係を持ち続けることができます。
続いて、このような性格を持つ人には、どのような仕事が合っているのか見ていきましょう。
ENTPにおすすめの仕事や職場の特徴について
ENTPの向いている仕事としては、「事務作業やルーティンワークではない」ことが前提です。またENTPの人は、「アイデアを発案でき」て「他人とのディスカッション」することが求められるかどうかにかかっています。
ENTPの向いている仕事や職場の特徴をまとめると以下のようになります。
多くの人の目につくような仕事
安定よりも刺激的な仕事や職場環境
対応力が活かせる仕事内容
アイディアときちんと聞き入れてもらえる環境
様々な価値観の人たちと関わりがある仕事
実力主義的な評価制度がある
続いて、ENTPにおすすめの仕事の具体的な職業を見ていきましょう。
ENTPにおすすめの仕事5選
ENTPにおすすめの仕事は、次の5つです。
弁護士
弁護士は、ありとあらゆる法律に関する知識の中から、事件に関係のある法律の中から答えを導き出します。そして、関係のある法律に則りながら、依頼者が有利になるように主張内容を検討します。
したがって、ENTPの特徴でもある「意見を主張すること」や「徹底的に議論をすること」ができるため、弁護士という仕事は、ENTPの人にぴったりの仕事と言えるでしょう。
また、物事をはっきりと発言できる人に向いている仕事と言えます。
起業家
ENTPの人が持つ「独立心」や「革新的な思考」は、新しいビジネスのアイディアを生み出し、それを実現する起業家に向く仕事です。
その他にも、新規事業の企画やリーダー的なポジションでうまく活躍できます。
リスクを取る勇気や、未知の領域に挑戦する意欲も、起業家として成功するための要素です。
営業職
営業の仕事は、お客様の要望に答えられるよう、商品やサービスを提案する仕事です。
お客様は自分の悩みや願望を全て認識できているとは限りませんが、丁寧なヒアリングや会話を通じて、自社商品のメリットやサービスの魅力をアピールする力が求められます。
ENTPの人は、機転を利かせる力があり、自分の意見を主張して相手を説得させることが好きなので、営業職に向いていると言えます。
コンサルタント
コンサルタントは、お客様の悩みごとに対して、専門的な知識を使い戦略を提案する仕事です。
ただ解決策を提案するだけでなく、そもそもの課題を発見するところから始め、企業の今後も見通しながら施策を考えていくため、かなり幅広い視野が必要です。
ENTPの人は、難しい問題に取り組むことを得意とし、カリスマ性があるため、コンサルタントに向いています。
ITエンジニア
ITエンジニアとは、情報技術者のことで、コンピュータのシステム設計・構築を行います。
ITエンジニアの仕事は、トライアンドエラーを繰り返し、正確で丁寧な仕事が必要とされます。
その中でも、さらにプログラマーやシステムエンジニアなど、それぞれ専門分野に分けられます。
ENTPの人は忍耐力があり、ロジカルシンキングを得意とするため、エンジニアに向いています。
そのほか、ENTPの人に合う仕事(天職)としては、以下のようなものがあります。
研究者
アナリスト
番組プロデューサー
マーケティング職
商品企画
脚本家
マーケター
ENTPの人におすすめしない仕事
ENTPの人に合う仕事を紹介しましたが、逆に合わない=おすすめしない仕事を紹介します。
定型業務の多い仕事
自らのカリスマ性を活かして働きたいと考えるENTPにとって、定型業務が多い以下のような仕事は向いていません。
<具体例>
事務職
データ入力
公認会計士
これらの仕事は、日々の業務内容や目標があらかじめ決まっており、繰り返して行なう作業を間違いなくスピーディーに遂行することで会社に貢献します。
革新的なアイデアを提案することよりも、ミスが生じないようルールに従い、細かくチェックすることが求められます。
ENTPの人は、判断力を強みとし、問題解決に至る過程を楽しみたいタイプですし、大きなプロジェクトを達成して喜びを感じたいと思っていますので、決まりきった定型業務は苦痛にさえ感じる可能性があります。
計画性を求められる仕事
その場の行動力で物事を進めたいENTPの人にとって、以下のように計画性を求められる仕事は向いていないでしょう。
<具体例>
公務員
行政書士
これらの職業は、事務手続きがメインであり、時には煩雑な処理をクライアントに代わって行うことが求められる仕事です。特に役所に提出する書類には、手順やルールが厳格に決められているものが多く、高い管理能力が求められます。
ENTPの人は、行動力は高いものの、タスクをスケジュール通りに進めることを苦手とします。計画的に仕事を進めることは、上記以外のあらゆる仕事でも必要になってきますので、日頃からタスク管理に注意を払うようにしましょう。
手先の器用さが求められる仕事
ひらめきやアイデアを大事にするENTPにとって、手先の器用さを求められる以下のような仕事は向いていない可能性があります
<具体例>
歯科医師
看護師
これらの職業は、細かく高度な技術力を求められるため、何度も練習したり、実務経験を重ねることでスキルの習得を行う仕事です。仕事のできによって相手の満足度が大きく異なる職業でもあるため、技術力の向上は必須です。
ENTPの人は、機転が効くアイデアマンではあるものの、実用的な技術性への興味は乏しい傾向にあります。技術向上のための実践を重ねるモチベーションがなく、やりがいを感じられない可能性があるでしょう。
これらのことからENTPの向いていない仕事や職場の特徴やポイントをまとめると次のとおりになります。
ルーティンワークが多い仕事
規則やルールが多い仕事・職場
人との関わりが少ない環境
「リスクをとって新しいことをする」ことが許されない環境
ENTPの人なら薄々気が付いているかも知れませんが、向き不向きがありますので、ご自分の性格を良く分析して仕事内容や環境を選択することも重要です。
ENTPの人が職場を探す時のポイント
天性のリーダーシップでメンバーを率いるENTPの人には、リーダーやクリエイティブな職業が向いています。
一方で、ENTPのスケジュール管理が苦手な部分が、仕事の進捗に影響しないよう気をつけたいところです。
また、仕事内容を合わせることも重要ですが、その会社の社風や職場環境、諸制度も重要なファクターになります。
・発想力を活かせる社風があるか?
・落ち着いて働ける職場環境か?
・新しいことに挑戦できる制度が整っているか?
このような社風や職場環境などで働くことができれば、ENTPの人でも長く働き続けることができて、活躍する場があるはずです。
入社する前に社風を確認することは、簡単にできるものではありません。
会社のホームページや各種公式SNSや就職・転職サイトなどで口コミ情報をチェックしたり、実際に会社で働いている人にあってみて、どの様な人がどの様な環境で働いているのかご自分の感覚の全てをフル活用して確認してみてください。
まとめ
この記事では、ENTPの性格や特徴を深く掘り下げて解説すると共に、ENTPの人に合ったおすすめの仕事や向かない仕事内容について解説してみました。
ENTPの人に合うのは、以下のような仕事や職場環境です。
多くの人の目につくような仕事
安定よりも刺激的な仕事や職場環境
対応力が活かせる仕事内容
アイディアときちんと聞き入れてもらえる環境
様々な価値観の人たちと関わりがある仕事
実力主義的な評価制度がある
要するに「アイデアを発案でき」て「他人とのディスカッション」することが求められるかどうかが重要なのです。
その一方で、ENTPの人におすすめできない仕事内容は、以下のとおりです。
ルーティンワークが多い仕事
規則やルールが多い仕事・職場
人との関わりが少ない環境
「リスクをとって新しいことをする」ことが許されない環境
MBTI診断でENTPと診断された人は、本記事の内容を参考にしながら自分の能力を存分に発揮できる会社や仕事内容を選択してください。
そういう意味では、適職を見つけるためには、先ずは自分の性格や特性を知ることが大切です。ぜひ、ご自分の性格や特性を把握したうえで、あなたに適した会社や仕事を見つけてみてください。
人によって、性格やスキルは異なりますし、得意・不得意もあります。
あなたにとっての適職を探して、イキイキと生きていけるよう就職活動をシッカリと行って行きましょう!!