
ESTP(起業家)の特徴と性格に合う仕事は?【おすすめできない仕事も紹介】
2023年9月5日更新
はじめに
16Personalitiesの性格診断で、ESTP(起業家)と診断された人は、どのような特徴があるのか気になると思います。そんな方のために、ESTP(起業家)におすすめの仕事や、職場を探すときのポイントなどを紹介していきます。
またESTP(起業家)におすすめしない仕事も紹介しているので、自分に合わない仕事を理解しておくことも重要です。性格診断をもとに、就活の企業研究に活かしましょう。
ESTP(起業家)とは
ESTP(起業家)は、以下の4つの性格が合わさったタイプです。
・外向型 (Extroverted)
・感覚型 (Sensing)
・思考型 (Thinking)
・知覚型 (Perceiving)
ESTP(起業家)は、「すぐに行動する能力」や「一瞬で何かに気づく能力」などの能力を兼ね備えています。ものごとを見る前に行動に移し、行動すると同時に問題も解決するタイプです。そのため未来に向けて何かをするのではなく、今、この一瞬を大切にしています。
また行動力に長けていることもあるので、リーダーになる素質も十分にあります。型にはまらないやり方で、みんなをリードしていくので常にワクワク・ドキドキ感を生み出しているのが特徴です。
情熱的でエネルギッシュである一方で、些細な変化に気が付く能力もあります。ファッションや髪型などちょっとしたことでも、気が付いてしまいすぐにコメントしてしまうので、思いやりに欠ける行動を取ってしまう可能性もあるので注意が必要です。
ESTP(起業家)におすすめの仕事の特徴
ESTP(起業家)は「実践的」、「クリエイティブ」、「社交的」、「協力的」、「感覚が鋭い」といった強みがあることから、おすすめの仕事の特徴を見ていきましょう。
クリエイティブな思考
ESTP(起業家)は、衝動的でクリエイティブな思考が得意です。枠にとらわれずに、常に新しい画期的なことを思いつくことができます。また新しいことを思いつけば、それを行動に移すことも得意としています。
社交的でもあるため、パーティーの中に入ればみんなの注目を浴びることが好きなので、常に周りに人が集まっているタイプです。社交的で注目を浴びたい欲求があり、なおかつ周りを楽しませることが好きなので、「お笑い芸人の明石家さんまさん」のようなイメージです。
クリエイティブな思考があれば、仕事においてもメリットとなることが多いです。周りが思いつかないような発想ができるので、新商品の開発や研究などで効果を発揮します。
実践的に身体を動かす
ESTP(起業家)は「すぐに行動する」ことが得意なタイプです。今、この一瞬を大切にしているタイプなので、何事にも自ら進んで行動する力があります。
机上の空論のように議論をしているだけの状態や、不測の事態に備えているだけでなく、ものごとを見る前に行動に移し、動きながら問題を解決することが得意です。新しいことでも機敏に挑戦できるので、行動力が求められる仕事に向いています。
修羅場・情熱・快楽を好み、多少リスクのあることにも挑戦する力があるので、消防士や警察官といった職業や、実際に身体を動かすスポーツ選手、トレーナーなどにも向いています。
協力しながら作業する
外向的な性格をしているので、他者と協力しながら作業することが得意なタイプです。誰とでも気軽にコミュニケーションを取れるだけでなく、ユーモアのある会話も楽しむことができます。
また、人と一緒にいることでエネルギーを得られるので、周囲を巻き込みながら目標に向かって行動することが得意です。社交性のある人事や、ウェディングプランナーなどもおすすめの仕事です。
リーダーシップがある
積極的に行動する力にたけているので、みんなを引っ張っていくリーダーシップもあります。周りの人をインスパイアしたり説得したりするのが得意で、型破りなやり方で皆をリードし、どこに行ってもハツラツ感・ワクワク感を生み出すことができます。
ESTP(起業家)におすすめの仕事5選
ESTP(起業家)におすすめの仕事の特徴を紹介してきましたが、次は実際にどのような仕事が向いているのか説明します。
CEO (最高経営責任者)
CEO (最高経営責任者)は、企業の経営に関することで意思決定ができる最高の責任者のことを言います。主に企業の経営方針、事業計画などを業務としています。社長や代表取締などと似ていますが、少し意味合いが違うだけで大きく相違はありません。
CEOは会社の経営を担っている重要な役割です。リーダーシップがある人にしか務まらず、常に会社を成長させるために行動しなければいけません。一般常識としての考えだけでは、時代の流れに取り残されてしまうので、クリエイティブな思考が大切です。
会社の経営を担っているので、自分の発言には力があることを理解しておかなければいけません。自分の発言で会社の業績が左右されるので、リスクを考えながら判断します。リスクを生じることでも果敢に挑戦できるESTP(起業家)に向いている仕事です。
アートディレクター
アートディレクターは、Webサイトや広告、ゲーム、パッケージなどさまざまな制作物をつくる上で、「ビジュアル面」の管理を行うのが仕事です。
クライアントからの依頼に対して、アートディレクターが制作するのではなく、制作に関わるスタッフ(カメラマン、デザイナーなど)を管理することがメインです。そのため、チームのまとめ役としてみんなを引っ張っていける存在でなくてはいけません。
チーム内で情報を共有し、意思疎通を密に行いながら作業にあたるので、コミュニケーション能力が必要になります。非常に外向的な性格であるESTP(起業家)は、リーダーシップ能力もコミュニケーション能力もどちらも兼ね備えているので向いています。
アートディレクターには、クリエイティブな思考も重要です。世の中には多種多様なデザインが存在しており、似たデザインも多くあります。そんな中、他とは違う独創的なデザインを創り出すことができれば、魅力の強い制作物へと仕上がります。
独創的なデザインにするには、クリエイティブな思考が必要で、ESTP(起業家)のような性格が向いているでしょう。
消防士
消防士は、消火活動、防災活動、救急活動、救助活動などが主な仕事です。危険で肉体労働が多いイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
たとえ危険な仕事であったとしても、ESTP(起業家)のようなスリリングな性格には向いている仕事になります。情熱的でエネルギッシュな性格であるため、火の中、水の中であっても危険を顧みずに救助しにいく度胸が備わっています。
消防士は常にチームと連携しながら働くのが基本です。単独行動は控え、チームで協力しながら課題をクリアできるように動きます。社交性に富んでいるESTP(起業家)であれば、チームプレイも和を乱すことなく、にぎやかにまとめることができます。
また自らリーダーシップを発揮して、仲間を引っ張っていくことも可能です。状況に応じてすぐに行動できる力があるESTP(起業家)におすすめの仕事です。
警察官
警察官はチームで行動する仕事であるため、協力しながら事件を調査したり、パトロールしたりしなければなりません。そのため、コミュニケーション能力が必須であり、さらに状況に応じて行動できる力も必要です。
ESTP(起業家)のように、考えるよりも先に行動し、状況にあわせて課題を解決する力がある性格に向いています。
さらには難解な事件であっても、クリエイティブな思考があるため、みんなが気が付きにくいことや、新たな発想から事件を解決するてがかりが生まれることもあります。些細な変化にも気づくことができるので、重要な証拠も見逃しません。
実践的に体を動かすことも好きなので、刑事の基本である「現場100回」も苦になりません。
YouTuber
近年子供にも人気の高いYouTuberもおすすめの仕事のひとつです。YouTuberはクリエイティブな思考がなければ視聴者数を伸ばすことができません。同じようなコンセプトの動画であれば、ライバルに負けてしまいます。
ESTP(起業家)は、クリエイティブな思考をもち、型にはまらない行動ができるので、視聴者を魅了することができます。単刀直入かつ粗野なユーモアで皆を楽しませ、笑わせることが得意であり、注目を浴びることが大好きなので、ぴったりの仕事です。
ひとりで動画をつくるには限界があり、編集者や協力者が必要になったときでも、問題ありません。周囲と協力して作業することが得意なので、単独プレイでも協力プレイでもどちらにも臨機応変に対応することが可能です。
ESTP(起業家)の人におすすめしない仕事
ESTP(起業家)の人におすすめの仕事を紹介してきましたが、次はおすすめできない仕事がどういうものか紹介していきます。
デスクワーク(事務)系の仕事
ESTP(起業家)は、実際に身体を動かして作業することが得意であるため、デスクワークや事務のような、座ったままパソコンの作業をするような仕事に向いていません。
・事務
・コールセンター
・秘書
・管理部門
上記のような仕事はおすすめしない仕事です。ESTP(起業家)は、ものごとを見る前にアクションを起こし、動きながら問題を解決するタイプなので、身体を動かさない作業は避けましょう。
細かいルール(規則)が多い仕事
ESTP(起業家)は、規則は破られるために作られている、という考え方をしています。細かいルール(規則)が多い仕事ではストレスになってしまうので、避けましょう。
・弁護士
・法律家
・会計士
上記のような仕事は、法律が細かく定められているので、ひとつひとつを細かく見ていかなければいけません。「考えるより行動」といった考えのあるESTP(起業家)にはおすすめできない仕事です。
ESTP(起業家)は、情熱的でエネルギッシュな上に合理的な性分の持ち主ですが、時々、注意散漫なこともあります。規則に乗っ取り業務を行う仕事では、細部にまで注意をそらさないといけないため、注意散漫になってしまうESTP(起業家)には向いていません。
独りで黙々と行う仕事
協力しながら作業をしたり、リーダーシップをもってみんなを引っ張ったりすることが得意なESTP(起業家)は、独りで黙々と行う仕事には苦痛を感じてしまいます。
・研究
・作家
・工場のライン作業
上記のような、独りで黙々と行う仕事は、ESTP(起業家)の良さが発揮されません。ESTP(起業家)は、周りの人をインスパイアしたり説得したりするのが得意で、リーダー素質のある性格をしています。
自分の周囲の人に影響をもたらし、プラスに働く力があるにもかかわらず、独りで行う作業であれば、無意味になってしまいます。
ESTP(起業家)の人が職場を探す時のポイント
ESTP(起業家)の人が職場を探す時のポイントは、「社風」や「会社の方向性」を意識してみることです。
ESTP(起業家)は、協力しながら作業を行うほうが、自分にとってやりやすい環境であるため、チームワークの取れている職場環境か見ることが大切です。インターンシップやOB訪問など、実際に肌に触れて会社の雰囲気を感じ取りましょう。
ESTP(起業家)は、保守的ではなく、挑戦的な思考であるため、会社の事業を伸ばそうと挑戦している会社に向いています。例えば会社の方向性が保守的であれば、ひとつの事業を行うまでに何度もチェックし、行動するまでに時間がかかってしまいます。
今の一瞬を大切に、すぐに行動してしまうESTP(起業家)の考え方と、会社の方向性が一致しないので、力が発揮できません。
逆にベンチャー企業のような、どんどん新しいことにチャレンジしていくような企業であれば、ESTP(起業家)とマッチしているので、「会社の方向性」と自分が合っているかに注目して職場を選んでみましょう。
まとめ
ESTP(起業家)におすすめの仕事とおすすめしない仕事を紹介してきましたが、簡単にまとめたのでおさらいしましょう。
おすすめの仕事 | おすすめしない仕事 |
クリエイティブな思考がいる仕事 | デスクワーク系の仕事 |
実践的に身体を動かす仕事 | 細かいルールが多い仕事 |
協力しながら作業する仕事 | 独りで黙々と行う仕事 |
リーダーシップをもてる仕事 | ー |
自分に合った仕事を選ぶためには、自分の性格を知り、強みを活かせることが大切です。ESTP(起業家)の人は、自分の性格の特徴を理解した上で、仕事選びに役立ててください。