短期インターンは参加すべき?特徴や開催している企業をご紹介
2023年8月30日更新
はじめに
第一志望がある場合、その企業からの内定はとても欲しいものですよね。そこで、内定獲得に大きな助けとなるのがインターンです。そのなかでも短期インターンは比較的簡単に参加できるものです。しかし、そもそも短期インターンとは何でしょうか。
ここでは短期インターンの概要や開催している企業をご紹介します。短期インターンへの参加をご検討中の方は、ぜひご確認ください。
インターンとは?
インターンとは一定期間で企業内の就業体験を行う制度です。学生からすると実際の就業を体験することができるため、就職前に一度は体験したいものになっています。
また、企業からの目線では活躍できそうな学生の発見や、学生とのミスマッチ防止などにつなげることが可能です。ただし、インターンは必ずおこなっているものではなく、企業によって有無や時期が異なります。
大手企業や有名企業は開催していることが多い傾向にあります。まずは選考に進む企業でインターンが開催されているかどうかを確認し、開催される場合は積極的に参加していきましょう。
長期インターンと短期インターンの違い
インターンには長期インターンと短期インターンの2種類あります。では、それぞれどのような特徴があり、自分が進むべきインターン形式はどちらなのでしょうか。ここでインターンについて確認しておき、就職を効率よく進められるようにしておきましょう。
開催目的
長期インターンは即戦力の採用のために開催されることが多いです。長期インターンは期間が長いだけでなく、業務内容も実際の社員と同じ実務をこなすことが多くなっています。そして、実務でも活躍することができれば入社後の活躍も期待でき、自社に来てほしいとアピールすることができるのです。
一方、短期インターンは自社の認知度UPのためにおこなわれることが多くなっています。そのため、短期インターンという名称でも会社説明会である企業が多いです。広報活動の一環としておこなっているため、学生からすると触りの部分しか知ることができません。しかし、企業と学生のミスマッチを避けることには十分な効果を発揮します。
募集する人物像
長期インターンは実際に企業への選考を考えている就活生を募集しています。そのため、志望度を見るために選考を設けている企業も多いです。長期インターンは社員も長い時間と手間をかけるため、このようになっています。
それに対し、短期インターンは業界決めや企業調査をしている人が募集する人物像です。企業と学生の双方ともに概要を知らせる・知ることが目的であるため、開催がWebであることも少なくありません
開催時期
長期インターンは決まったスケジュール感はなく、企業によって開催時期が異なります。長期インターンは即戦力が欲しいため、即戦力が必要になったタイミングで募集をかけることが多いです。そして、即戦力が必要になるタイミングは企業によって異なるため開催時期がバラバラになるのです。
一方、短期インターンは8月と2月が多いです。8月はサマーインターン、2月は冬インターンと呼ばれます。短期インターンは多くの企業が概要紹介をしたいと考えているため、大学生の長期休暇に合わせた開催時期となっています。
募集学年
長期インターンは学年を問わないことが多いです。実際に、大学1年生や2年生のころから長期インターンへ応募し、そのまま入社している人もいます。
一方で短期インターンは大学3年生以上が基本的に対象となっています。というのも、短期インターンは優秀な学生の志望度を上げるために開かれており、それより早い段階の学生にアプローチしても志望度が上がる可能性は低いです。
給与の有無
長期インターンは有給の場合があります。また、給与形態は時給、日給のどちらかである場合が多いです。ただし、有無は企業によって異なるため、応募先それぞれで確認しなければなりません。
一方で、短期インターンはほとんど給与が出ません。ただし、対面開催の場合に交通費がでるかどうかは企業によって異なります。そのため、実際にインターンに応募する際には内容だけでなく、かかってくる費用も確認しておくことが重要です。
短期インターンに参加するメリット
ここまで長期インターンと短期インターンの違いについて確認してきました。では、短期インターンに参加するとどのようなメリットが出てくるのでしょうか。ここで短期インターンに参加するメリットについて確認しておき、自分は参加すべきかどうか確認しておきましょう。
メリット①職種の内容知ることができる
インターンは自社のことや職務内容を知ってもらうために開催されます。そのため、就活生の立場では職種をより具体的に確認し、自分が応募すべきかどうかを判断することが可能です。
とくに、企業独自の職種や幅広い職種については確認が必要です。たとえば、「営業」とひと言でいってもルート営業、飛び込み営業、テレアポ営業など非常に多くのスタイルがあります。そこで、短期インターンに参加することでその企業の職種をより明確にすることができるのです。
メリット②企業に知ることができる
短期インターンは職種紹介と同時に企業紹介もおこないます。企業の事業内容などは分かっても、働き方や人柄はインターネットからなかなかわかりません。そこで、短期インターンで実際の企業の人と関わり合うことで実際の職場を知ることができるのです。
また、短期インターンは期間が短いため、多くの企業を知っていくことが可能です。ただし、すべての企業に通うことはできないため、業界は複数個に定めたのちに様々な企業の短期インターンに参加するのが良いでしょう。
メリット③多くのインターンに参加できる
期間が短いことから比較的多くのインターンに参加でき、さまざまな業界・職種の体験ができます。そして、多くの経験ができていることから自分に本当に合っているものを見つけられる可能性が高いです。短期インターンはWeb開催であることも多いため、1日に複数のインターン参加もある点がこちらのメリットを大きくしています。
メリット④一部選考免除の可能性がある
企業によっては短期インターンに参加することでES免除や一部面接免除などをおこなっていることがあります。免除になると内定獲得へ一歩近づき、就活が成功する可能性が高まります。
免除になるかどうか、具体的な免除内容は口コミサイトから過去の情報を確認することがおすすめです。あまりありませんが、企業が公開しているインターン情報に免除内容が掲載されていることもあるため、情報の抜け漏れはないようにしておきましょう。
短期インターンに参加するデメリット
短期インターンへ参加するとメリットだけでなくデメリットも出てきます。短期インターンに参加するデメリットについても確認しておき、参加するかどうかを決定していきましょう。
デメリット①深く知ることはできない
短期インターンは時間の制約上、短期インターンでは会社・職種ともに概要しか知れないことが多いです。そのため、その後にもOB訪問や長期インターンに参加し、より具体的に調べていないと入社後にミスマッチが起きる可能性があります。
深く知るべきフェーズなのか、概要のみを知っていきたいのかは自分の中で判断することが重要です。基本的には、短期インターンは就活初期もしくは終盤に参加し、中期は長期インターンへ参加することをおすすめいたします。
デメリット②実際の業務をおこなえる可能性は低い
WEB開催されていることや時間の都合上、実際の業務をおこなえることは少ないです。一方で、自分に合っているかどうかは実際に働くことが一番と言われます。そのため、会社・職種への志望度が高い場合は長期インターンに参加し、本当に業務が想像どおりであるのかを確認しておきましょう。
デメリット③倍率が高くなりやすい
短期インターンは参加の容易さ、WEB開催が主なことから倍率が高くなりやすいです。とくに大手企業の短期インターンは倍率が高く、選考がおこなわれる可能性もあります。大手企業の短期インターンに参加する場合は志望動機や自己PRを早めの段階でブラッシュアップすることが重要です。
デメリット④マイナスイメージを持たれる可能性がある
インターンは選考に関係ないとされていますが、一部の企業では本選考にも影響している可能性があります。話を聞いていない、態度が悪いなどでマイナスイメージがついてしまう可能性がありますが、極端なことをしなければ本選考に影響はないと考えて良いです。
逆に元気の良さや働きぶり、発想などによってプラスイメージがつくこともあるため、短期インターンであっても全力で取り組むようにしておきましょう。同時に、良い結果を残すためにインターン内容が事前に公開されている場合は、内容を把握しておくことがおすすめです。
短期インターンを開催している企業一覧
ここでは短期インターンを開催している企業をご紹介します。ここで紹介している企業はリクナビにおいて、1日開催、WEB開催、学生からの総合評価4.50以上である企業を抜粋しています。その他にも非常に多くの企業がインターンを開催しているため、ぜひナビサイトなどでご確認ください。
メーカー
- スタンレー電気株式会社
- ニッカホーム株式会社
- コロワイドグループ
- ダイキンエアテクノ株式会社
- 株式会社村上農園
- 住友電設株式会社
- CKD株式会社
- 山形カシオ株式会社
- 島根電工株式会社
- 日立ハイテクサイエンス
- ホーコス株式会社
- 三栄ハイテックス株式会社
- 株式会社スリーボンド
- セメダイン株式会社
- 三菱電機ホーム機器株式会社
サービス・インフラ
- 株式会社長谷工リアルエステート
- みずほ不動産販売株式会社
- APAMAN株式会社
- 株式会社マーキュリー
- 株式会社JERA
- 株式会社サイゼリヤ
- 三井不動産リアルティ株式会社
- 株式会社ナガセ
- 株式会社タカラレーベン
- 原燃輸送株式会社
- 税理士法人ゆびすい
- 旭化成不動産レジデンス株式会社
- 株式会社スタジオアリス
- 日立自動車交通株式会社
商社
- 日産販売会社グループ
- ニチモウ株式会社
- テクマトリックスグループ
- 第一実業株式会社
- 大栄既製服株式会社
- 日本基準寝具株式会社
- ELJソーラーコーポレーション株式会社
- 株式会社横山商会
- 四電ビジネス株式会社
- 日本コンセプト株式会社
- 株式会社レンタルのニッケン
- 愛媛トヨタ自動車株式会社
- 愛知県経済農業協同組合連合会
- ラディックス株式会社
- 株式会社日本電商
銀行・証券・保険・金融
- JA三井リース九州株式会社
- あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
- 日本カーソリューションズ株式会社
- ふくおかフィナンシャルグループ
- 住友三井オートサービス株式会社
- 全国生活協同組合連合会
- 株式会社フィナンシャル・エージェンシー
- 東京センチュリー株式会社
- イオンフィナンシャルサービス株式会社
- 株式会社オリエントコーポレーション
- アニコム損害保険株式会社
情報(広告・通信・マスコミ)
- ディップ株式会社
- 株式会社フレックス
- 株式会社スマイ印刷
- 株式会社NHKテクノロジーズ
- 株式会社ユーキャン
- 株式会社クイック
- 日本コムシス株式会社
- 株式会社フリースタイルエンターテイメント
- 株式会社アドバ
- 株式会社K2コミュニケーションズ
- ユニオングループ
- 株式会社メディアハウスホールディングス
- 株式会社ウィンキューブホールディングス
- 株式会社九州博報堂
百貨店・専門店・流通・小売
- 株式会社ヨドバシカメラ
- 株式会社サンドラッグ
- 株式会社クスリのアオキ
- 株式会社ドラッグストアモリ
- 株式会社ホームセンターバロー
- 株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズ
- 株式会社ギャレリア・ニズム
- 株式会社コジマ
- 生活協同組合コープおおいた
- ユニー株式会社
- 株式会社ベイシア
- イオンリテール株式会社
IT・ソフトウェア・情報処理
- 株式会社ファーストロジック
- 株式会社テクノプロ
- 株式会社システムハウス.アイエヌジー
- 日興システムソリューションズ株式会社
- ニッセイ情報テクノロジー株式会社
- ソフトウェア情報開発株式会社
- 株式会社シティ・コム
- 株式会社アズテックス
- ソーバル株式会社
まとめ
今回は短期インターンの概要や参加するメリット・デメリット、開催している企業をご紹介しました。短期インターンは企業や職種について確認できるものであり、就活を成功させるためには必須です。積極的にインターンに参加し、自分に合った業界、会社へ進めれるようにしていきましょう。