就活がつらいと感じたときにできるリフレッシュ方法9選をご紹介

就活がつらいと感じたときにできるリフレッシュ方法9選をご紹介

2023年8月30日更新

はじめに

みなさんは就活でつらく感じていないでしょうか。就活がつらいのはまったくおかしくなく、多くの人が持つ感情です。しかし、そのつらさに対して適切な対処法を知らなければ就活を成功させることが難しくなってしまいます。

 

そこで、ここでは就活がつらいと感じたときにおこなえるリフレッシュ方法を9つご紹介します。就活でお悩みの方は、ぜひご確認ください。



就活が苦しくなるのはなぜ?

そもそも、なぜ多くの人が就活でつらいと感じるのでしょうか。適切な対処法は生じている原因によって異なるため、まずは原因を確認してみましょう。とくに、いま就活が苦しく感じている方は、自分の原因を特定していきましょう。

就活鬱とは

まず、就活でのストレスがたまり、鬱状態になってしまうことを就活鬱と呼びます。就活鬱になってしまうと下記のような症状が現れることが多いです。

 

  • 常に不安や焦りが出る
  • 気持ちが常に沈んでしまう
  • イライラする・やる気がでない
  • 食欲不振
  • 不眠
  • 頭痛など体の不調

 

このように就活鬱になると活動を進める元気がなくなり、悪循環に陥ってしまいます。現れる症状は非常に多岐にわたっているため、就活鬱を特定することは難しいです。就活鬱であるのかを明確に調べたい場合は専門家へ相談をしましょう。

 

この就活鬱はNPO法人POSSEの調査によると、就活生の7人に1人が就活鬱になっているようです。このように就活鬱は決して珍しいものではなく、誰でもなる可能性があるものなのです。

npo posse 調査活動

 

では、多くの人が就活鬱になってしまう原因を確認してみましょう。

原因①落選通知をたくさん受けるから

就活を進めていくとどうしても落選通知がたくさん届いてしまいます。今まで経験している大学受験などは数回の結果で終わっていましたが、就活は日々たくさんの通知が届きます。落選通知を多く受け取ることは初めての場合も多く、耐えられない人が出てくるのです。

 

また、今まで断られた経験が極端に少なく、きっぱりと断られること自体が精神的に負担となっている可能性もあります。とくに、高校や大学をストレートで合格した人はそう感じる可能性が高いでしょう。しかし、就活で落ちることは普通ですので、重く受け止めすぎないように意識しておくことが必要です。

原因②自分について徹底的に見直すから

就活では自己分析が必須です。そして、自己分析は自分を見つめなおすものであるため、過去の自分に嫌気がさしてしまうことがあります。

 

とくに、過去にあまり精力的に活動していなかった方に多く当てはまる特徴です。しかし、過去に目立った活動をしていなくとも他の人とは違う人生を送っています。そのため、面接やESで自分なりの考えを伝えていく気持ちが重要です。

原因③他人の選考状況と比較してしまうから

就活は同時期に始める事が多く、うまくいっている人とそうでない人で差が付くことが多いものです。そして、うまくいっている人を見てると「自分は就職できるのだろうか」「第一志望に落ちたらどうしよう」などと不安になり、ストレスがかかります。

 

こちらの原因は周囲の友人やSNSの情報からなることが多いです。他人の選考状況で苦しく感じているのであれば、情報が入らないよう環境を一時的に変えることがおすすめです。たとえば、友人であれば就活の話をしたくない旨を伝え、SNSなどであれば就活アカウントのフォローを外しましょう。

原因④長期的な努力が必要になるから

就活は一夜漬けなどではできず、継続的な努力が必要なものです。継続的な努力をしなければ、目指している企業から内定獲得をすることは難しいでしょう。そのため、長期的な努力を今までしなかった場合はこの原因で精神が疲労してしまう可能性があります。

 

長期的な努力で嫌になっている場合は、まずは自分の体力を知り、オーバーワークとならないように調整することが必要です。日々、就活に向き合う時間を変更し、自分にもっとも合っているものを探していきましょう。

原因⑤人と話すのが苦手だから

就活でESが通るようになると面接や面談など人と話す機会が多くなります。今まで知らない人と話す機会が少なかった場合は、知らない人と話すことに精神的な負担がかかっている可能性があります。

 

また、人と話すことが極端に苦手でなくとも、ESは同時に多くの企業に出すことが多く、面接をする時期が重なりやすいことからつらく感じるようになる方も少なくありません。面接に慣れることも大切ですが、他の面接にも影響が出ている場合は数を減らすことが必要です。



就活で疲れた際のリフレッシュ方法9選

ここからは就活で疲れた際におこなえうリフレッシュ方法を9つご紹介します。それぞれ向いている・向いていないや費用が異なるため、ご自身に合っている方法をお選びください。

①業界が同じ友達と遊ぶ

就活は一人で進めてしまうことも多いですが、友達と協力することで精神的負担が和らぐことがあります。とくに、目指す業界が同じ友達であると悩みが共通していることも多く、遊ぶと同時に相談できる場合も多いです。

 

また、業界が同じであると選考スケジュールも似通うことがあり、気兼ねなく遊べる場合が多いため、同業界の友達と遊ぶことをおすすめしています。もちろん、同業界の友達がいない場合は他業界の友達と遊ぶのが良いでしょう。

②就活を終えた先輩やOB社員に悩みを打ち明ける

就活はほとんどの人が悩むものであり、過去に就活をしている人は解決策を持っていることがあります。たとえ持っていなくとも人に相談することで精神的負担が軽減することは少なくありません。

 

さらに、相談相手がOB社員であるとOB訪問と同時におこなうことができるため、OB訪問ができるのであればおすすめです。同じ大学を卒業していない社員に会うことをOB訪問とする場合もありますが、精神的な相談をするのは同じ大学の卒業生にすることをおすすめしています。

③カウンセラーに相談する

カウンセラーは心理的な負担を軽減する職業であるため、効果的に対処してもらえる可能性が高いです。専門のサービスでなくとも大学にカウンセラーを設けていることもあります。

 

大学にキャリアカウンセラーが設けられていると就活に対するアドバイスも同時にもらえる可能性があるため、積極的に利用するのがおすすめです。ただし、方針などはカウンセラーによって異なるため、自分に合ったカウンセラーを見つけていきましょう。

④LINEのオープンチャットに参加する

LINEのオープンチャットとは年代や趣味など共通点がある人同士が匿名でトーク・情報交換がおこなえるチャットサービスです。就活に関するオープンチャットも多数あり、そこで悩みの共有や相談することができます。

 

有名な企業だと企業専門のオープンチャットがある場合もあります。企業、業界、全体の順番で探していき、自分の志望により近いグループを探していきましょう。また、オープンチャットはグループそれぞれで空気感が変わるため、自分に合ったものを選ぶことが重要です。

⑤スポーツなどで体を動かす

スポーツにはストレス解消の効果があるとさまざまな研究でわかっています。そのため、好きなスポーツがある場合は全力で楽しむことも一つの手です。好きなスポーツがなくともウォーキング・散歩などでもストレス解消の効果があるため、一度試してみましょう。

⑥睡眠をたくさん取る

就活を全力でおこなっていると睡眠時間が短くなることがあります。そして、その場合は気が付いていないことも多いです。そのため、就活が忙しいときにはいつもより睡眠時間を意識していきましょう。

 

たとえば、スマホの睡眠計測アプリは睡眠時間だけでなく質も測ることができるためおすすめです。また、就活が忙しい期間はいつもより疲れている可能性があるため、今までより少し多めに取るようにしておきましょう。

⑦内定者の合格体験記を読む

就活を進めていると就活が本当に終わるのか心配になって気疲れしてしまうことがあります。内定者の合格体験記は同じつらさを味わった人の体験を知ることができ、少しずつ進めていこうといった気持ちが生まれる可能性があるものです。

 

また、共通点が多い内定者がいると合格するイメージが浮かび、モチベーションが生まれる可能性もあります。大学に資料がまとめられていることもありますが、基本的には量が豊富なインターネットから探すのがおすすめです。

⑧就活が終わる期間を明確にする

精神的に疲れているとき、終わりがなくずっと続いていくと勘違いしてしまうことが多々あります。しかし、就活は終わりが必ず来るものであるため、1つ1つ進んでいると認識することが重要です。

 

自分のなかで就活を終える時期を明確にし、終わりに近づいていることを意識しておきましょう。終わる時期は人によって異なりますが、大手企業であれば夏、中小企業であれば春〜夏、ベンチャーであれば冬〜夏であることが多いです。また、冬採用をおこなう企業も増えてきているため、就活を早く終わらせたい人はインターン参加を積極的にしていきましょう



就活を効率的におこなうためのツール・サービス

就活でつらいと感じている場合、効率的に進められるようになるツール・サービスを利用して効率よく進めていくことが重要です。ここでは就活を効率的に進められるツール・サービスを4つご紹介しますので、ご自身にあったものをご利用ください。

就活ナビサイトを利用する

就活ナビサイトとは企業の求人情報が体系的にまとめられているサイトのことです。有名なサイトにはマイナビやリクナビなどがあります。

 

就活ナビサイトには求める人物像や職種などが掲載されているため、ESの作成時にとても参考になります。また、サイトによってはインターン情報もまとめられているため、1つ1つの企業を調べるよりも効果的に就活を進めることが可能です。

就活エージェントを利用する

就活エージェントとは企業の求人情報をエージェントと呼ばれる人が紹介をしてくれるサービスです。就活ナビサイトは自分で企業を選んでいくことが必要ですが、就活エージェントは企業選びなど相談もおこなってくれることが多いです。

 

さらに、サービスによってはES添削などをおこなってくれることもあります。代表的な就活エージェントには下記のようなものがあります。

  • ジョーカツ
  • ミーツカンパニー
  • キャリアパーク就職エージェント
  • マイナビ新卒紹介
  • レバテックルーキー
  • DODA新卒エージェント

逆オファーサイトに登録する

逆オファーサイトとは自分のプロフィールを企業の採用担当者が確認し、気になった就活生にオファーを送るサービスです。逆オファーは一部選考免除なども多いため、就活を効率的に進めることが可能になります。

 

しかし、逆オファーサイトにはさまざまなものがあり、それぞれ特徴が異なります。そのため、自分に合っているものを入念に選定する作業が必要です。逆オファーサイトのサービスには下記のようなものがあります。

 

  • Offerbox
  • キミスカ
  • キャリアチケットスカウト
  • ABABA

大学のキャリアセンターに相談する

キャリアセンターとは大学などで就職支援や進路支援業務を行う専門部署のことです。大学によって就職課と呼ばれる場合もあります。就職相談や求人情報の提供を担当する大学版ハローワークです。大学に在籍している学生なら基本、誰でも無料で利用できます。

 

大学のキャリアセンターには過去の情報がまとまっており、同じ大学の先輩の就職情報であるため有用である可能性が高いです。業界が決まっていない場合、同じ専攻の人が進んでいるのはどのような業界であるのかを知ることができます。

 

また、キャリアセンターにカウンセラーやキャリアプランナーが常駐している場合はES添削や面接練習もしてくれることが多いため、まずは気軽な相談から始めていきましょう。



まとめ

今回は就活がつらいと感じたときにおこなえるリフレッシュ方法をご紹介しました。就活はつらく感じることも多いですが、将来の自分の道を決めるため妥協はできません。うまく就活と付き合えるよう、自分に適しているリフレッシュ方法を用いていきましょう。また、就活と向き合う時間を短くするためにも、ナビサイトやエージェントは積極的にご利用ください。



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監修者情報

印出実生

キャリアアドバイザー

株式会社Bboにカスタマーサクセスとして二年所属したのち株式会社ナイモノに入社。
現在キャリアアドバイザーとして勤務。 学生と直接向き合い、心おきなく相談できるアドバイザーとして日々奮闘中。 ただの「エージェント」ではなく、自分でしか出来ないことは何かを見つめなおし、 学生の将来に対して献身的に取り組んでいる。