【例文あり】インターン面接では何を質問される?聞かれることと答え方を解説

【例文あり】インターン面接では何を質問される?聞かれることと答え方を解説

2023年8月19日更新

はじめに

就活において、インターンへの参加は貴重な武器になります。しかしながら、初めての就活、初めての面接で、緊張してなかなか実力が出せず、失敗してしまう就活生も少なくありません。ここでは、インターンの面接を通過するために知っておきたい、聞かれる質問、落ちないためのポイント、回答例文などを紹介していきます。この記事を読むことで、インターンの面接に臆せず臨むことができ、成功する確率を上げることができるでしょう。



インターン面接では何を質問される?聞かれること一覧

インターンでは、参加者を絞るために面接が行われることがあります。まずは、面接でよくある質問について見ていきましょう。メインは、自己PRと志望動機です。なぜなら、インターンでは本選考と異なり、就活における基本の能力を見ることが多いからです。次に多いのが、将来像を聞く質問と逆質問です。明確な目標やビジョンを持って行動できる人かどうかを見たいからです。また、逆質問を行うことで、学生の意欲をみることができます。つづけて、ユニークな質問がされることもあります。以下に、それぞれの質問について詳しく紹介していきます。

自己PR・志望動機

自己PRと志望動機に関するものは、インターン面談で最もよくある質問です。具体的にどんな質問があるのか、見ていきましょう。

自己PRに関する質問は、「自己PRをお願いします」の他にもあります。たとえば、「短所と長所を教えてください」「大学で勉強していることは?」「大学で力を入れている活動は?」「趣味を教えてください」「勉強以外で興味のあることは?」などが挙げられます。自己PRを聞くことで、学生の人となりが分かるからです。学生がきっちり自分のことを理解しているか、企業の雰囲気にマッチしているか、意欲は高いか、目的意識を持って行動できているかなどのポイントについても確認が可能です。

志望動機に関する質問は、「志望動機を教えてください」の他にもあります。たとえば、「なぜこの業界を選んだのですか?」「なぜ当社なのですか?」「インターンシップの目標は何ですか?」「身につけたいスキルは何ですか?」などが挙げられます。志望動機を聞くことで、業界や企業についてよく調べているか、目的意識を持って動けているかが確認できます。

自己PRと志望動機は、就活において基本の質問です。本選考でも聞かれることが多いため、その練習にもなります。必ず準備して臨みましょう。

将来像・逆質問

自己PRや志望動機の次に多いのが、将来像や逆質問に関する質問です。具体的にどんな質問があるか、見ていきましょう。

将来像に関する質問は、「将来の夢はなんですか」「どんな人材になりたいですか」「入社5年後にはどうなっていたいですか」「入社10年後にはどうなっていたいですか」などがあります。これらの質問をする理由は、目標を持って努力できる人材かどうかが確認できるからです。

逆質問とは、面接官が質問するのではなく、学生側が質問をする形式のことです。基本的には、「何か質問はありますか」「最後に聞きたいことはありますか」などと尋ねられます。逆質問をする理由は、学生の意欲の高さを確認でき、何に関心があるのかを知れるからです。特に、インターンにおいては、参加目的の明確化ができているか、意欲は高いかが重要なポイントです。

ユニークな質問

ユニークな質問は、一部の企業でしばしば聞かれます。なぜなら、学生の対応力やコミュニケーション能力を測りたいからです。臨機応変に対応ができれば、柔軟性についても評価されるかもしれません。ユニークな質問は、事前に対策をしておけば、十分に対応が可能です。以下に主な質問を並べたので、ぜひ参考にしてください。

具体的には、「座右の銘は何ですか」「自分を動物(もの・色)に例えるとしたら何ですか」「周りからの評価について教えてください」「最近感動したことは何ですか」などが挙げられます。

ユニークな質問は、事前に質問内容を把握しておくことで対応が可能です。ぜひ自分なりの回答を準備しておきましょう。



インターン面接で落ちないようにするためのポイント

インターン面接で落ちてしまえば、せっかくの機会を無駄にしてしまいます。無事に通過できるよう、押さえるべきポイントについて6つを挙げて紹介していきます。

基本のビジネスマナーを身につける

マナーを守らなければ落とされてしまうことが多いので、基本のビジネスマナーを身につけましょう。身だしなみ、所作、言葉遣いに気をつける必要があります。たとえば、スーツの着こなし方、お辞儀の仕方、部屋への入室の仕方、席への座り方、尊敬語と謙譲語の使い分けなどが挙げられます。インターンは本選考と比較して、基本的な能力を重要視する傾向にあります。就活を始めたてであまりマナーを守れていない人も少なくないため、ライバルに差をつけられるでしょう。

自己分析を済ませる

自己PRはほぼ確実に聞かれることになるため、自己分析を済ませましょう。自己分析とは、過去から現在までを振り返り、自らの人となりを把握する行動のことです。まずは、ノートに過去から現在までの具体的な出来事を書き起こしましょう。それぞれの出来事について、きっかけ、立てた目標、壁にぶつかったこと、困難の乗り越え方、結果、得たことなどを書き出し、深堀していきましょう。繰り返すことで、自分の行動軸や性格、強み弱みが把握できます。それらについてまとめ、自己PRの文章を作成しておきましょう。自己分析を済ませておくことで、関連するどんな質問が出ても対応ができるでしょう。結果、自分を十分にアピールできます。

業界・企業研究を確実に行う

志望動機に関する質問に対応するため、業界研究や企業研究を行いましょう。まずは視野を広く、企業が属する業界について確認することが重要です。なぜなら、業界の動向や競合他社を押さえておくことで、より企業の全体像が明らかになるからです。また、企業によっては業界に関する志望動機を聞くこともあるからです。業界研究についてはこちらの記事を参照してください。「【業界研究ガイド】業界一覧

インターン参加の目的を明確にする

インターンでは、参加の目的や動機を持つことが最も重要です。確実な目的意識を持って行動する人に、インターンに参加してほしいと思う企業が多いからです。インターン面接へ臨む際は、自己分析や企業分析を行った上で、インターンの内容を必ず確認しましょう。その中で、活かせる自分の強み、身につけたいスキル、伸ばしたい能力について書き出すことがお勧めです。

定番の質問を押さえて回答を準備する

インターン面接でよく聞かれること、定番の質問を押さえましょう。加えて、具体的な回答について文書化することがお勧めです。そうすることで、どんな質問にも臆せず対応ができるからです。回答を準備していない場合、緊張で上手くしゃべれないリスクがあります。できるだけ多くの質問に関する応えを作っておくことで、ユニークな質問にも対応できる力がつくでしょう。

対話を意識する

面接では、面接官との会話のキャッチボールを意識することが大切です。なぜなら、コミュニケーション能力の高さをアピールできるからです。決して、準備したこと全てを話しきる必要はありません。面接官の質問意図を理解し、的確な返答を心がけましょう。



インターン面接で聞かれる質問の回答例文

インターン面接でよく聞かれる質問についての回答を、例文として紹介していきます。アイディアがなかなか思い浮かばない人、どのような文章にすればよいか分からない人は、ぜひ参考にしてください。くれぐれもそのまま使うことは避けてください。他の人にはない自分だけの文を作ることが求められます。

自己PR

私の長所は、目標に向かって地道に努力ができることです。半年間独学で簿記を学び、日商簿記2級の資格を取得することができました。きっかけは、就職活動です。企業を知るためには、お金の流れを把握することが大事だと気付きました。それまで全く簿記を勉強したことはありませんでしたが、参考書と問題集を使い、1日6時間の学習を続けたのです。努力を継続した結果、半年後に簿記2級の資格を取得することができました。私は、御社のインターンシップにおいても、目標に向かって地道に努力することができます。初めてのことでも臆することなく挑戦できます。

簿記2級の資格を半年間かけて独学で取得したという、成果をはっきりと示しています。目標に向かって努力する力は、インターンシップで求められることが多いため、使いやすい自己PRと言えるでしょう。

志望動機

御社の業務を体験することで自分のコミュニケーション能力を活かせると思い、志望しました。私は教えることが好きなため、塾講師のアルバイトを2年間続けています。その中で、どうしても勉強に意欲的でない生徒がいました。私は、授業外で進んで雑談を行うようにし、生徒との距離を縮めていきました。すると、大好きなサッカーの習い事が忙しく、勉強に集中できていないことが分かりました。私は、サッカーを絡めたオリジナルの練習問題を作成し、説明にもなるべくサッカーを絡めることにしました。すると生徒は徐々に勉強に前向きになり、テストで満点を取ることができました。御社のインターンシップでは、より実践に近い業務を経験することができます。私は、自分の能力を最大限に活かせるかどうか見極めたいです。

人材業界の企業において、実際の業務を経験したいとする志望動機です。その企業にしかないインターンの内容を出すことができています。

将来像

私は御社の営業部門において全国で1番の成績をあげ、5年以内に海外営業部門に進みたいです。私たちは昨年、大学で所属しているテニス部において、3部から2部へ昇格するという目標を掲げました。目標達成のために私が考案したのは、メンバーが空いている時間をぬってオンラインでミーティングを行なったり、練習メニューを変えたり、練習時間を毎日1時間ずつ長くしたりといった工夫です。このようなことに全員で取り組んだ結果、2部へ昇格が決まり、今は1部への昇格を目指して努力しています。この経験から私は、問題解決力の高さを活かし、御社の営業員として全国1位の成績を目指します。加えて5年以内に海外営業部門に移り、高い成果を残したいです。

部活動での成果を明確に示し、ビジネスにおいても高い成果を残すことを宣言した例文です。ビジョンは実現可能な範囲内でできるだけ具体的に述べましょう。

逆質問

インターンシップでは主に国内営業の具体的な業務に携われると伺いました。私は、国内営業からスタートし、ゆくゆくは海外営業部門への異動を希望しております。インターンシップでは、海外部門の仕事についても知ることはできますでしょうか?

自分で調べたことを述べ、ビジョンを指し示し、見つからなかった情報を聞く文章です。逆質問はあまり長くならないようにすべきですが、何も考えてないと思われないようにしたいものです。自分が何を知っていて何を知りたいのかについて、発言するようにしましょう。

ユニークな質問

私を動物に例えると、アヒルです。アヒルは一見、外から見ると優雅に泳いでいるように見えますが、実は水中では一生懸命に足を動かしています。私は何事においても継続して地道に努力をすることができます。

自分を動物にたとえるなら?の質問に対する答えです。対応力について見ていることが多いので、あまり長い文章にならなくても大丈夫です。上記のように回答を準備していさえすれば、比較的簡単に対応が可能と言えるでしょう。他にもものや色で尋ねられることがあるため、他のパターンでも回答を用意しておくようにしましょう。



インターン面接では質問や聞かれることへの回答を準備しよう

インターンに参加しておくことで、本選考を有利に進めることができるかもしれません。また、面接の良い練習にもなります。ここでは、インターンの面接を通過するために知っておきたい、聞かれる質問、落ちないためのポイント、回答例文などを紹介してきました。回答をあらかじめ準備をしておくことで、インターンに参加できる確率が上がります。ぜひこの記事を参考に、十分な対策を行ってください。インターンの成功を祈っています。

 

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監修者情報

岩本美帆

キャリアアドバイザー リーダー

株式会社ネオキャリアに新卒入社。
法人営業や採用コンサルティング業務を中心に、転職支援業務のプロジェクトにアサイン。 2年後に自己成長と新しい挑戦を求めてナイモノに転職。 現在は入社3年目のキャリアアドバイザーのリーダーとして、 「人の挑戦を言葉で支援することで成長し続ける」をモットーに活躍している。