
就活では趣味がゲームでも通過できる!理由、注意点、例文つき解説
2023年8月19日更新
はじめに
就活では、ESや面接において趣味を聞かれることが多々あります。その際、ゲームを趣味としても良いのでしょうか?ここでは、趣味をゲームと答えることに迷いがある就活生へ向けて、どのように上手くESに書けるかなどを解説していきます。例文も紹介するので、この記事を読めば、趣味をゲームにすることについて迷いがなくなるでしょう。
就活では趣味欄にゲームと書いても良い
就活では趣味を聞かれた際、その内容自体で落とされることはないので、ゲームと答えても大丈夫です。上手く書くことができれば、論理的思考力や計画性をアピールできるかもしれません。また、やり方によってはコミュニケーション能力をアピールすることにもつながります。一方で、注意点やポイントを押さえておかないと、内向的で趣味に時間を費やしてしまう人と見られてしまうかもしれません。就活で趣味をゲームと書く際は、伝え方に注意しましょう。
就活でゲームを趣味としても良い理由
就活でゲームを趣味としても良い理由について、2つを挙げて説明していきます。把握することで、どのように伝えれば良いかの指針が見えてきます。
ゲームや趣味について企業が寛容的
就活では、趣味の内容自体で合否を決めることはありません。なぜなら、多様性を認める方向に企業が考え方を変えているからです。中には、ゲームが趣味である社員もいることでしょう。
プロゲーマーやeスポーツの影響
プロゲーマーやeスポーツの台頭で、ゲームに対する認識の変化が起こっているのも1つの要因です。ゲームは害だとするひと昔前とは異なり、収入源として活用できると、より一般的になってきました。ゲームに対する漠然なマイナスイメージも薄れていると言えます。
就活のESにおいて趣味を聞く理由
就活では、エントリー時に提出が必須とされるESにおいて、趣味が気かけるケースが散見されます。一見仕事とあまり関係がないと思われる趣味ですが、なぜ質問されるのでしょうか?その理由を3つ、紹介していきます。
アイスブレイクとして利用するため
趣味は場を和ませる軽い話題として、アイスブレイクとして使用されることがあります。特に面接において企業側は、できるだけ学生の素の姿や真の実力をみたいものです。そのため、序盤に趣味の話題をもってくることで、アイスブレイクとしての機能を期待しています。ESの内容は、面接で参考にすることが多いため、趣味が尋ねられることがあるようです。
ストレス発散方法を知るため
趣味は、ストレス発散の道具として使われます。プレッシャーやストレスが大なり小なり存在するビジネスの世界において、余暇をどのように過ごすのかは重要なポイントの1つです。趣味を使って上手くストレスを発散できる人材は、企業で長く活躍できる人として重宝されるでしょう。
人柄を知るため
就活生の人柄を知るため、趣味を聞くことがあります。なぜなら、その人の興味関心を知ることができるからです。また、物事に熱中できるかどうかを見ることも可能です。趣味に真剣に取り組むことで成果を上げている人については、その力をビジネスの場においても発揮することが期待されます。
就活で趣味をゲームにするメリットとデメリット
就活で趣味をゲームにする時に得られるメリットと、リスクについてそれぞれ説明していきます。リスクを把握し、対応することで、最大限のメリットを享受できるでしょう。
メリット
就活でゲームを趣味にするメリットは、2つあります。以下に解説していきます。
成果が目に見える
ゲームをすることで、クリアやレートなど、見えやすい成果が得られます。成果があることで、エピソードに説得性やインパクトを持たせることが可能です。成果を出せた結果、得たものや身につけたスキルがあれば、積極的にアピールしていきましょう。
共通の趣味を持っている人が多い
面接官の中には、同じ趣味を持っている人もいるでしょう。その場合、親近感を持たせることができます。結果、コミュニケーションがスムーズに進むかもしれません。また、より具体的な話題について深く理解してくれることにもつながります。深堀の質問が来ることもあるので、気をつけましょう。
リスク
就活でゲームを趣味にする場合、少なからずリスクが存在します。的確に把握しておくことで、マイナスの評価になることを避けられるでしょう。
コミュニケーション能力の不足を疑われがち
「ゲームは1人で部屋にこもってするもの」という先入観を持つ人は少なくありません。人とのコミュニケーションがうまく取れないのではないかと疑われる場合があるのです。心配な場合は、オフ会の主催やボイスチャットでの交流に関するエピソードを添えると、コミュニケーション能力をアピールすることに繋がるでしょう。また、話す時は明るい表情ではきはき発言するようにすると、マイナスイメージを払しょくできるかもしれません。
年の離れた社員には伝わらない可能性がある
役員クラスなど、年の離れた社員には、「ゲームは害である」という固定観念が根付いている場合があります。その場合、こちらの伝えたいことを100%理解してもらうことは難しいかもしれません。ゲーム以外の趣味を用意しておくことも1つの手段でしょう。
プライベートが仕事を圧迫すると思われがち
趣味をゲームにする場合、勉学の時間を削って没頭していると捉えられかねません。結果、入社してからも仕事にあまり時間や熱意を割かないのではないかと思われてしまいがちです。そうではなく、オンオフの切り替えが適切にできることを説明しましょう。あまりに長い時間をゲームに費やしていると思われないようにしてください。
就活で趣味をゲームにする際のポイント
就活で趣味をゲームにする際、押さえておきたいポイントを知ることで、最大限のアピールが可能です。以下に3つを挙げて説明しているので、ぜひ参考にしてください。
成長したことを述べる
ゲームを通してあげた成果によって、どのように成長したかを述べましょう。たとえば、アクションゲームにおいて、クリアのために問題を洗い出し、プレイを洗練させる行動が挙げられます。一連の流れにおいて、問題解決能力を伸ばすことができたとアピールできるでしょう。
考えさせられたことを述べる
ゲームを通して、考えさせられたことがあれば、それをアピールするのも良いかもしれません。たとえば、RPGにおいてテーマにされている社会問題のことを述べるのが例として挙げられます。
見についたスキルをアピールする
ゲームを通じて身につけたスキルをアピールしましょう。たとえば、外国人とのボイスチャットにおいて、コミュニケーション能力と英語力を身につけたエピソードなどが例として挙げられます。
就活のESにおいてゲームを趣味にするには
ここでは、ESにおいて趣味を聞かれた場合に使える、文章構成手順を解説していきます。これをマスターしておくことで、どんな質問にも的確に答えることができるでしょう。
結論から書く
文頭は、結論から始めましょう。最初に結論があることで文章の全体像を捉えやすく、文章を簡単に読み進められるからです。特に企業の担当者においては、多くの就活生の文章を読んでいるため、読みやすい文章にすることが大切です。結論が分からないまま文章を読んでも、あまり頭に入ってこないでしょう。
具体的なエピソードを書く
つづいて、具体的なエピソードを書きましょう。立てた目標やきっかけ、困難にぶつかって乗り越えた経緯、得られた成果など、時系列順に示すのがお勧めです。また、5W1Hを意識して入れ込むことで、より分かりやすい文章になります。詳しいエピソードがあることで、全体の説得力が増すでしょう。
企業で活かせる能力について書く
最後に、身につけたスキルが企業においてどのように役に立つのかを示しましょう。最初に述べた結論につながる形で書くことが必須です。ビジネスの場に活かせることを述べることで、入社後の姿を想像しやすくなります。
就活で趣味をゲームにする際の注意点
ゲームを趣味にする際、避けておきたい行動があります。注意点として以下に3つを挙げて紹介していきます。
面接官や社風に注意する
役員クラスとの面接時や古風な企業の選考時は、ゲームに対する悪いイメージが拭えていない可能性があるため、分が悪いかもしれません。その場合、ゲーム以外に書ける趣味を用意しておくことで、対応が可能です。趣味の内容は、ゲームのマイナスイメージを払しょくできるものにしましょう。お勧めは、読書、運動、旅行などです。特に運動や旅行は、アクティブなイメージを持たせることができるので、積極的に選んでいきましょう。
犯罪や暴力を想起させるゲームを選ばない
エピソードで説明するゲームタイトルの内容に、犯罪や暴力を想起させるものを選ぶのは避けましょう。倫理観が欠如しているのではないか、暴力的な人なのではないか、などの憶測を生むからです。
ゲーム以外の趣味で嘘をつかない
ゲーム以外の趣味を用意することはお勧めですが、その趣味で嘘をつかないようにしてください。嘘は、高確率でバレてしまうからです。ゲーム以外の趣味は1つ、確実に興味を持って取り組んでいることにしましょう。
就活のESで趣味をゲームにする時の例文
就活のESで趣味を聞かれてゲームと答える場合、どのような文章を書くべきなのでしょうか?ここでは、2つの例文を紹介して解説していきます。参考にすることで、自分の文章を作成する時の助けになるかもしれません。くれぐれも、書き写すことのないようにしましょう。例文は参考程度にして、自分オリジナルの文章を作ることが大切です。
問題解決能力をアピールする
趣味のゲームで、問題解決能力を養いました。私は、趣味のアクションゲームにおいて、短時間でのクリアを目指しています。ゲームでは何度も失敗し最初からやり直しになりますが、その都度問題点を洗い出し、克服していくことが大事です。良いタイムを出すためには、個々の動作を洗練し、無駄をなくしていくことが大切です。私はこれらのPDCAサイクルを回し、あるゲームで全国トップ10の速さを記録することができました。このことから私は、どんな困難に直面しても冷静に問題点を見つけ出し、改善へ向けて何度失敗しても挑戦できる問題解決力を伸ばしました。貴社においても、全国トップの成績を上げることを目指します。
アクションゲームのRTAで記録を持っていることをアピールする文章です。記録という分かりやすい成果を入れ込むことが重要です。記録を持っていなくても、クリアしたゲーム本数など分かりやすい指標を示すようにしましょう。
ゲームをクリアするプロセスは、ビジネスにおいても役に立つものが多く、エピソードに説得力が生まれます。ゲームタイトルの選定に注意し、クリアの道筋を示すようにしましょう。
コミュニケーション能力をアピールする
趣味のゲームで、コミュニケーション能力を伸ばしました。私は、あるオンラインゲームにおいて、同じチームになった仲間とボイスチャットを使ってコミュニケーションを取っています。ゲームで相手チームに勝つためには、チームの連携が重要だからです。ランダムにマッチするゲーム仲間と仲良くなった私は、十数人規模のオフ会を毎月開催しています。老若男女が同じゲームの話題で盛り上がることができ、さらに交友を深めることに成功しました。私はこの経験から、チームとしてうまく連携するためのコミュニケーション能力を伸ばしました。貴社においても、マーケティングチームの一員としてチームワークを高めることができます。そして、5年以内にチームリーダーとして活躍できる人材を目指します。
ゲームを趣味にする際にリスクになりがちな、コミュニケーション能力への疑念を払しょくさせる内容です。オフ会の規模や頻度を示すことで、より説得力がある文章となっています。
就活では趣味がゲームでも選考を通過できる!
就活では、趣味がゲームでも工夫をして上手く伝えさえすれば、選考を通過できます。ここでは、趣味がゲームでも良い理由、メリットとリスク、ポイント、注意点、例文などを見てきました。リスクやポイントを押さえて文章を作ることで、最大限のアピールが可能です。本当に熱意があって好きな趣味であれば、その熱量は面接官に伝わるものです。ぜひこの記事を参考に、自分なりのオリジナルの文章をつくってください。