【企業研究】第一生命の就職偏差値・採用大学・選考フローを徹底解説

【企業研究】第一生命の就職偏差値・採用大学・選考フローを徹底解説

2023年8月18日更新

はじめに

第一生命の企業概要や就活事情について詳しく知りたくないですか?

 

本記事では第一生命の事業内容や社風、新卒選考フローなど、企業研究で必要な情報をまとめました。

 

加えて、気になる同社の採用大学や学歴フィルターの有無、採用倍率まで踏み込んで解説していきますので、10分ぐらいで最後まで一気にお読みくださいね。



生命保険業界

生命保険業界(以下、生保業界)は、人々の生活と将来の安定を守るための金融サービスを提供する重要な分野です。

 

個人や家族のリスクをカバーし、保障や資産形成を支援する保険商品を提供し、健康や老後の不安を軽減します。

 

さまざまなライフステージに合わせたプランや経済的支援を提供し、安心した生活を築くための一助となる業界です。

 

保険会社の業界研究については、こちらの記事で解説していますので併せて参考にしてくださいね。

 

生保以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください!

【業界研究ガイド】業界一覧

 

事業内容

第一生命の事業内容は以下の通りです。

 

個人/企業向け保険商品の引き受け・保全サービスおよび付随業務

 生命保険や医療保険などの様々な保険商品を提供し、顧客の健康や将来の安定をサポートしています。

 

保険契約の引き受けから保険金の支払い、保険内容の変更まで幅広いサービスを提供しています。

 

受託資産の運用業務

顧客から委託された有価証券や不動産などの資産を運用し、適切なリスクとリターンを追求しています。

 

資産運用により、保険契約者への利益を最大化し、持続的な価値を提供しています。

 

代理または事務代行業務

他の保険会社や金融業者の代理人として、保険商品の提供や契約手続き、顧客対応などの業務を行います。

 

また、金融業務に関するさまざまな事務代行も行い、効率的な運営を支援しています。

 

投資信託の窓口販売業務等

投資信託などの金融商品を顧客に提供する窓口としても活動しています。

 

投資信託の販売やアドバイスを通じて、顧客の資産形成や資産運用のサポートを行います。

 

これらの事業活動を通じて、第一生命は顧客の多様なニーズに応え、安心できる金融サービスを提供しています。

 

新卒選考フロー

第一生命の新卒募集は、

 

・《オープンコース》基幹総合職( G型・R型)

・《オープンコース》基幹業務職A型

・《スペシャリティーコース》基幹総合職(G型・R型)

 

の3つのコースに分けられます。

 

選考フローは下記のとおりです。

 

《オープンコース》

基幹総合職(G型・R型)

《オープンコース》

基幹業務職A型

《スペシャリティーコース》基幹総合職(G型・R型)
【選考フロー】

エントリーシート提出およびWEB適性検査1(SPI)

個別座談会「Career 3rd」(複数回)

Web適性検査2・テストセンターなど

個人面接(複数回)

内々定

コース毎に選考プロセスが異なります。

詳細は、エントリーシートおよびWeb適性検査にて一定の水準を満たした方にのみ案内

引用:マイナビ

 

なお、個別座談会「Career 3rd」については、エントリーシートおよびWeb適性検査1で、一定水準以上を満たした人にのみ案内されます。

 

また、個人面接については、個別座談会「Career 3rd」に全て参加し、Web適性検査2・テストセンターなどで一定水準以上を満たした人にのみ案内されます。

 

なお、過去の質問例は下記のとおりです。

 

区分設問・質問内容例
ES【設問内容例】

・最も自分らしさを表したと思える取り組み2つ

・自分らしさを表すキャッチフレーズ

・当社を志望する理由

・学生時代に一番力を入れて取り組んだこと

・就職活動を行う上で大事にしていること 

・アクチュアリーに興味を持ったきっかけ

・アクチュアリーとしてどのような仕事をしたいか など

1次面接【質問内容例】

・自己紹介・自己PR

・学生時代に力を入れたこと

・志望業界・業種の確認

・親は就活に賛成してくれているか

・逆質問 など

2次面接【質問内容例】

・自己紹介・自己PR

・他社の選考状況

・第一生命の志望度

・学生時代に力を入れたこと、そこから学んだこと

・営業で結果が出ない時は何が原因だと思うか

・結果と過程のどちらを大切にするか

・困難だった経験と乗り越え方

・キャリアプラン

・逆質問

最終面接【質問内容例】

・自己紹介・自己PR

・学生時代に力を入れたこと

・志望動機

・いつから就職活動を始めたのか

・他社の選考状況

・将来どんな人物になりたいのか など

 

以上、質問内容についてはオーソドックスな質問ばかりですが、後述の第一生命が「求める人財像」に寄せながら答えていくことがキモですね。

 

社風

次に、第一生命の社風を見ていきましょう。

 

社風に関しては、現・元社員の生の声を拾っていったほうが実態に近いと思うので、今回はライトハウスの口コミを拾っていきます。

 

以下が、同サイトの「社風・企業カルチャー・組織体制」の項目で掲載されていた生の情報です。

 

【原文】

”皆人柄は良い人が多い。何もない新人から育てるのが基本なので、能力が低くても最初は大丈夫。基本的にコミュニケーション能力が高く、仕事以外の話しをしている時間のほうが長い。ただ成績優秀者になればなるほどクセが強い人が多い。女性ばかりなので、恋愛沙汰の揉め事は基本的に起きないのはよいこと。会社の人とコミュニケーションをとることが好きでない人はおすすめできない”

 

“体育会系だと思います。数字に関しては非常に厳しいですし、ランキング化されるので自分がどの位置にいるのか直ぐにわかります。メンタルが強く、上昇志向のある人には合っていると思います”

 

”挑戦する機会はたくさんあるが自分次第で、どれだけ自分から行動できるかが大事”

 

”まったく違う部署への異動も申請することができ、挑戦する機会はあると感じる”

 

”カルチャーとして、人を大切にする風土がある。社員も基本的に人間ができている人が多い。一方で、良い人ゆえに周囲に気を遣い、言うべきことを言えない事も多い気がする”

 

”育成担当のトレーナーがつくため、未経験でもしっかり指導してくれる”

 

”成長意欲が高い人が集まり、体育会系カルチャーである。しかし、基本直属の上司次第で快適性が左右されることもあり、そこまで体育会系じゃないオフィスもあった”

 

“コンプライアンス遵守に力を入れていると思う”

 

これらの内容を見ると、

 

・比較的人柄の良い人が多い

 

・上司のキャラにより雰囲気が変わるが、体育会系のカルチャーがある

 

・成長意欲やコミュニケーション能力の高い人が多く、コミュ障の人はちょっとシンドイ

 

・営業数値のグラフ化は撤去されたが、やはり数字を追及される場面もあり、メンタルが強い人でないと向いていないかもしれない

 

・その分、異動申請など挑戦する機会はあり、挑戦意欲があり、上昇志向の人には向いている

 

・未経験でも育成担当のトレーナーが付くので、一人で悩まなくても良い体制が整っている

 

・コンプライアンスについては、社としてシッカリ対応している

 

といった社風を感じられると思います。

 

求める人財像

第一生命は、全社員に求める人財像として、以下の3つの視点と6つのポイントを掲げています。

 

常にお客さま・

マーケット視点を持ち、

果敢に挑戦する

マーケット志向

お客さまや外部環境とともに常に変化する課題を見抜き、先んじて解決する

挑戦

失敗を恐れず、柔軟な発想、創造力と勇気を持って変革へ挑戦する

つながりを活かし、

価値を想造する

つながり

組織・会社の枠組みに捉われず、互いに良い影響を与える

個性の尊重

互いを尊重し個性を高めながら成長し、価値を創造する

圧倒的な

当事者意識を持つ

当事者意識

圧倒的な当事者意識と強い志を持って業務を完遂する

自律的な成長

自ら考え、動き、変化に対応しながら自己を高める

 

もちろん、これらの求める人財像は採用選考のチェックポイントにもなりますので、「マーケット志向」、「挑戦」、「つながり」、「個性の尊重」、「当事者意識」、「自律的な成長」という6つのキーワードを散りばめながら、アピールすることが肝要です。

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

それでは第一生命の競合他社との比較により、業界での立ち位置を相対的に確認しておきましょう。

 

会社名売上高

(兆円)

純利益

(億円)

平均年収就職偏差値
第一生命5.43,46791858
日本生命5.34,09365261
明治安田生命2.81,81878057
かんぽ生命保険2.41,57874756
住友生命2.44561,14656

※売上高および純利益は保険会社比較ランキング(格付/売上/利益) 売上高の数値を使用

※平均年収は平均年収JPの数値を使用

※就職偏差値は就職偏差値ランキング委員会の数値を適用



採用大学・学歴フィルターの有無、採用倍率

それでは気になる第一生命の採用大学、学歴フィルター、そして採用倍率について見ていきましょう。

採用大学

以下が、第一生命の過去の採用実績校です。

 

見ての通り、全国の色々な大学から採用している状況がうかがえますね。

 

【過去の採用実績校】

愛知学院大学、愛知学泉大学、愛知教育大学、愛知県立大学、愛知淑徳大学、愛知大学、青山学院大学、旭川大学、亜細亜大学、跡見学園女子大学、茨城キリスト教大学、茨城大学、岩手大学、宇都宮大学、愛媛大学、追手門学院大学、桜美林大学、大分大学、大阪学院大学、大阪教育大学、大阪経済大学、大阪樟蔭女子大学、大阪市立大学、大阪体育大学、大阪大学、大阪府立大学、大妻女子大学、岡山大学、沖縄国際大学、小樽商科大学、お茶の水女子大学、香川大学、鹿児島国際大学、鹿児島大学、活水女子大学、神奈川大学、金沢学院大学、金沢大学、鎌倉女子大学、川村学園女子大学、関西外国語大学、関西大学、関西学院大学、神田外語学院、神田外語大学、関東学院大学、学習院女子大学、学習院大学、畿央大学、北九州市立大学、北里大学、九州国際大学、九州大学、京都外国語大学、京都教育大学、京都光華女子大学、京都工芸繊維大学、京都産業大学、京都女子大学、京都橘大学、京都大学、京都ノートルダム女子大学、京都府立大学、京都薬科大学、共立女子大学、杏林大学、近畿大学、岐阜女子大学、岐阜大学、国立音楽大学、熊本県立大学、熊本大学、久留米大学、群馬県立女子大学、群馬大学、敬愛大学、慶應義塾大学、恵泉女学園大学、皇學館大学、高知大学、甲南女子大学、甲南大学、神戸海星女子学院大学、神戸学院大学、神戸国際大学、神戸市外国語大学、神戸松蔭女子学院大学、神戸親和女子大学、神戸女学院大学、神戸女子大学、神戸大学、国学院大学、国際教養大学、国際基督教大学、国際武道大学、国士舘大学、駒沢女子大学、埼玉大学、佐賀大学、相模女子大学、札幌大学、産業能率大学、滋賀県立大学、滋賀大学、四国学院大学、四国大学、静岡県立大学、静岡大学、四天王寺大学、島根大学、下関市立大学、就実大学、首都大学東京、松蔭大学、白百合女子大学、上智大学、成蹊大学、聖心女子大学、成城大学、清泉女子大学、西南学院大学、摂南大学、専修大学、仙台白百合女子大学、相愛大学、創価大学、大正大学、高崎経済大学、玉川大学、大東文化大学、筑紫女学園大学、千葉商科大学、千葉大学、中央学院大学、中央大学、中京大学、筑波大学、津田塾大学、都留文科大学、鶴見大学、帝京大学、帝塚山学院大学、帝塚山大学、天理大学、東海学園大学、東京音楽大学、東京家政学院大学、東京外国語大学、東京学芸大学、東京経済大学、東京芸術大学、東京工科大学、東京工業大学、東京工芸大学、東京国際大学、東京女子大学、東京成徳大学、東京大学、東京電機大学、東京農業大学、東京理科大学、東北学院大学、東北大学、東洋英和女学院大学、東洋大学、徳島大学、鳥取大学、富山大学、同志社女子大学、同志社大学、獨協大学、中村学園大学、長崎県立大学、長崎純心大学、長崎大学、名古屋外国語大学、名古屋商科大学、名古屋市立大学、名古屋女子大学、名古屋大学、南山大学、日本女子体育大学、日本女子大学、日本大学、ノートルダム清心女子大学、白鴎大学、梅花女子大学、東日本国際大学、一橋大学、姫路獨協大学、兵庫県立大学、弘前大学、広島経済大学、広島修道大学、広島市立大学、広島女学院大学、広島大学、フェリス女学院大学、福井県立大学、福井大学、福岡国際大学、福岡女子大学、福岡大学、福島大学、福山平成大学、藤女子大学、佛教大学、文教大学、プール学院大学、法政大学、北星学園大学、北陸大学、北海学園大学、北海道教育大学、北海道大学、松山大学、三重大学、宮城教育大学、宮城大学、宮崎公立大学、宮崎国際大学、武蔵野音楽大学、武蔵野大学、明海大学、明治学院大学、明治大学、名城大学、桃山学院大学、安田女子大学、山口大学、山梨英和大学、山梨大学、横浜国立大学、横浜市立大学、四日市大学、立正大学、立命館大学、琉球大学、龍谷大学、流通科学大学、麗澤大学、和歌山大学、和光大学、早稲田大学、和洋女子大学

引用:リクナビ2024

 

また、大学通信オンラインでは、下表のとおり2022年の大学別就職者数が公表されています。

 

私立大学の就職者数が多いように見受けられますね。

 

順位大学名就職者数
1位早稲田大学13
2位同志社大学12
3位中央大学10
明治大学10
5位法政大学9
6位東北学院大学7
7位宮城学院女子大学6
日本女子大学6
関西学院大学6
10位東京大学5
駒澤大学5
東洋大学5
日本大学5
立教大学5
愛知淑徳大学5
16位京都大学4
青山学院大学4
東京女子大学4
関西大学4
20位岡山大学3
藤女子大学3
獨協大学3
学習院大学3
上智大学3
成城大学3
明治学院大学3
フェリス女学院大学3
愛知大学3
立命館大学3
甲南大学3
安田女子大学3
161

引用:大学通信オンライン

 

学歴フィルターの有無

次に、学歴フィルターの有無ですが、第一生命は学歴フィルターの有無を公表していませんので、真相は内部の関係者でしか知りえません。

 

なので、外部情報から推論するしかないのですが、結論から言うと「学歴フィルターはない」と考えられます。

 

理由としては、中堅大学以下の大学を含む全国の大学から採用実績があるからです。

 

学歴フィルターのある企業であれば、明らかに高偏差値の上位校からしか採用しないので明白ですよね。

 

採用倍率

「学歴フィルターがなさそうなので安心しましたが、競争倍率はどのくらいなんですか?」

 

第一生命自体は採用倍率を公表していませんので、具体的な数値はわかりません。

 

ただ、桁数が合うぐらいの概算はできます。

 

そのやり方は、リクナビのプレエントリー候補リスト登録人数(以下、プレエントリー数)を採用人数で除する方法です。

 

まず、2023年8月10日現在のプレエントリー数は、「9,004人」です。

 

次に、第一生命はマイナビで2023年4月入社者の数を約120人と公表していますので、採用予定数を「120名」と仮置きします。

 

この数値を使って採用倍率を概算すると、

 

採用倍率=プレエントリー数÷採用予定数=9,004人÷120人≒75倍

 

という高い数値が算出されました。

 

もちろん、プレエントリーした学生が全員受けるわけではないですが、第一生命のHPやマイナビからエントリーする学生の数を勘案すると、そんなに外れた数値ではないはずです。

 

大企業の採用倍率の平均が「2.4倍」だということを考えると、桁数が一桁多い競争率の高い会社だと言えますね。

 

そのため、第一生命から内定をゲットしようと思えば、自ずと差別化戦略が必要だということになりますので、同社の求める人財像に寄せながら、志望動機やガクチカなど尖った想定問答を用意する必要がありますね。



まとめ

以上、第一生命の会社概要と就活事情について網羅して解説してきました。

 

記事内でも触れたように、第一生命には学歴フィルターはなさそうなので、誰にも門戸は開かれています。

 

ただし、エントリーシートやWEBテストで足切りがあるようなので、シッカリと準備することが大切ですね。

 

一方で、インターンのルールが変更になり、企業側は一定の条件を満たすと、インターンで得た学生の評価を採用選考に生かせる採用直結インターンを導入できるようになりました。

 

したがって、インターンを経由することで就活を有利に進められる可能性が出てきますし、自己アピールに厚みを持たせることができますので、インターンに積極的に参加することをおすすめします。

 

ぜひ、本記事の内容を参考にされて、あなたの就活が成功することを祈念しています。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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