
一般常識問題集おすすめの6冊!!対策のポイントと活かし方について
2023年7月30日更新
はじめに
就職活動は、人生の大きな節目の一つであり、成功するか否かで今後の人生を大きく左右すると言っても過言ではありません。
その際に重要になるのが筆記試験として出題される「一般常識」です。
この壁を突破する対策として、一般に市販されている一般常識問題集は大いに役立つツールのひとつです。
この記事では、おすすめの一般常識問題集と実施したい対策のポイントや一般常識の活かし方について解説します。
一般常識の重要性
就職活動にとどまらず社会の一員として社会という集団生活をおくるうえで必要になるのが「一般常識」です。
と言われて「一般常識」をキチンと説明できますか?
一般常識とは何か
一般常識とは、一般的に社会生活を送る上で必要とされる基本的な知識やルールのことを指します。
これには、地理や歴史、文化、経済、科学、法律などの広範囲な分野が含まれます。
さらに一般常識とはこれらの知識を活用し、それぞれの状況に適切に対応できる能力を指します。この能力は、日頃から新聞を読んだり、ニュースをチェックして、社会で起きている様々な事象について自分なりに考えたり人に話すことで鍛えられます。
しかし、ここで重要なことは、一般常識が固定的なものではないということです。
時代や社会、環境の変化とともに、何が一般常識とされるかは常に変化します。
そのため、一般常識を持つとは、自分の知識と理解を常にアップデートし続けることが重要なのです。
一般常識問題集の必要性
こうした一般常識を身につけるためには、様々な分野の知識を効率的に学ぶことが求められます。そのために最適なツールが「一般常識問題集」なのです。
一般常識問題集は、広範囲な分野の知識を網羅しているだけでなく、それぞれの問題に対する詳しい解説や、参考情報を提供してくれます。これにより、自分がどの領域の知識が足りていないのかを把握し、学習の方向性を定めることが可能になります。
また、一般常識問題集を活用することで、日々変わり続ける時事問題についても理解を深めることができます。最新の問題集では、過去に起きた出来事だけでなく、近年の重要な社会的な出来事や、それに対する新しい解釈や社会の反応についても解説しているものが出て来ています。
これらの点から、一般常識問題集は、自分の一般常識を広げ、深めるための重要なツールになります。特に、就活生にとっては、これからの社会生活で役立つ知識を身につけるために、一般常識問題集は欠かせない存在と言えるでしょう。
一般常識問題とSPIの違い
一般常識問題集は幅広い分野の一般知識や時事問題についての理解度を試すツールで、問題の範囲は多岐に渡ります。
SPIとは、リクルートマネジメントソリューションズが開発した就職活動向けの能力試験で、主に数理的な論理思考や言語理解力を測定します。
これらの違いは、目的によって使い分けられ、一般常識は一般的な知識の理解度を深めるため、SPIは就職活動のスキルを測るために使用されます。
能力検査とは?
能力検査には、「言語分野」と「非言語分野」の2種類に分かれており、以下の観点で能力を測ります。
言語分野:言葉の意味や話の要旨を的確にとらえて理解できるかどうか
非言語分野:数的な処理ができるか、論理的思考力があるかどうか
なお、検査の結果は得点が高ければ高いほど良いというものではなく、その企業が求める能力の基準をクリアしているかどうかという観点で判断されます。
性格検査とは?
性格検査では、応募者の人となりを測定しています。
日ごろの行動や考え方などに関して多角的な質問をとおして、その人がどんな人なのか、どのような組織・仕事に向いているのかを分析します。
性格検査を受けるにあたって、準備や対策をすることは必要ありません。
回答する際「正直に答える」ことに集中することが大切です。
この二つの結果を通じて、企業は自社で求める人材に合致しているかどうか判断し、選考を進めているのです。
一般常識試験対策のおすすめ問題集6冊
たかが一般常識といえど、選考過程で通過しなければならない壁なら合格ラインを超えるだけの「対策」は必須です。
先ほど述べたように一般常識も時の流れや社会情勢、環境でも変わってきますので、出来れば最新版の一般常識問題集で一般常識だけでなく時事問題にも対策を取りましょう。
ここから、おすすめの一般常識問題集を6冊を紹介して、それぞれの特徴を解説していきます。
購入する際は、先ず自分の手に取り、内容を確認し、自身に合うものを選ぶようにしましょう。
2023最新版 史上最強 一般常識+時事 一問一答 問題集 (史上最強 就職シリーズ)
一般常識から最新の時事問題まで幅広く収録した一問一答形式で学べることが特徴です。
紙面はシンプルなデザインで、赤シートで語句を隠しながら勉強することができます。
また、別冊には最新の時事問題がまとめられており、知りたい情報を素早く引き出すことが可能です。
重要なポイントは太字や赤字で記載されており、拾い読みでも必要な知識を頭に入れられますし、対応している範囲も広く、政治や経済はもちろん、法律といった他の本ではなかなか触れられない分野にも対応しています。
一般常識&最新時事[一問一答]頻出1500問 2023年度版 (「就活も高橋」高橋の就職シリーズ)
人気企業やマスコミ系の企業で良く出題される問題が多数収録されており、難関企業を目指す就活生に必須の一冊です。
一般常識と最新の時事問題が1500問も用意されており、一問一答の形式で学べます。
赤シートで答えを隠すことができ、移動時間でテキストへの書き込みが難しい時でも気軽に取り組むことが出来ると共に、一問一答形式であり、クイズ感覚で取り組めるため、楽しみながら勉強できます。
2023年度版 ドリル式 一般常識問題集 (NAGAOKA就職シリーズ)
一般常識の項目に特化した書き込みができるドリル形式で勉強を進められる点が特徴です。
書き込み式のため、短時間でも取り組みやすく、忙しくて勉強時間が取りづらい就活生におすすめです。
政治経済や国際、社会といった分野から、国語や英語、数学、地理、歴史といった基本的な分野だけではなく、社会科学から自然科学、人文科学まで幅広い範囲に対応できる点も魅力です。
B5サイズでページが大きく見やすいことに加えて、イラストや表で要点を解説しているため、問題を解きながら理解を深め、勉強を進めることができます。
カンタン総まとめ 就活の一般常識&時事 2023年度
一般常識と時事問題の要点をまとめて、キーワードとして覚えやすい点が特徴です。
科目ごとに色分けされており、メリハリがあるため退屈せずに勉強を継続しやすい構成となっています。
要点のまとめと一問一答形式の問題によって効率よく勉強を進めながら、カラフルな誌面構成で記憶への定着を促します。
ハンディサイズなので持ち運びがしやすく、隙間時間に勉強したい人におすすめです。
1週間でマスター 時事&一般常識の完璧対策 2022年度版 (日経就職シリーズ)
この問題集は、各設問に難易度が明示されているため、難易度を意識・理解しながら多くの問題を解くことでより深い理解を得ることができます。
また、一般常識から政治経済、文化、国数社の合計7つのテーマを1週間で一冊を仕上げられるようあらかじめスケジュールが組まれていますので、ついつい後回しにすることを回避して、一般常識試験の対策をしっかりと進めることができるように構成されています。
朝日キーワード就職2023 最新時事用語&一般常識
この問題集は、時事問題への対策本として就活生の中では定番となっています。
その特徴としては、最新の時事問題、例えばバイデン米大統領就任や新型コロナワクチンなど世界的な出来事から、東京オリンピック開催や衆議院総選挙など日本の出来事までが記載されています。
さらに、政治や経済から文化、スポーツに至るまで幅広いジャンルを網羅しているため、広く浅く理解するためには最適な問題集となっています。
一般常識試験の対策の入り口として取り入れてみるのはいかがでしょうか。
一般常識試験対策の4つのポイント
一般常識試験の内容やおすすめの本を解説してきましたが、具体的な対策をおこなう上でのポイントを4つあげておきます。
問題集や模擬試験で出題傾向を知る
問題集や模擬試験は、一般常識の試験対策に非常に有効です。これらを活用することで、試験の形式や出題傾向に慣れるとともに、自分の知識のブランクや弱点を特定し、それを補強することができます。
模擬試験を受けるたびに出る得点で自分の理解力が着いているのか確認できる点で継続して受けていきましょう。
定期的に新聞を読み、ニュースを見る
新聞は世界や日本における最新の出来事を総合的に伝えています。社会、政治、経済、科学、文化などさまざまなテーマをカバーしていますので、毎日新聞を読むことで、これらの分野についての一般的な知識を深めることができます。
また、新聞だけではなくTVやインターネットのニュースに触れることで世の中で起きている出来事や環境の変化に対する記事やコメントに触れることで時事問題に対応することができるようになります。
アクティブラーニング
アクティブラーニングとは、積極的に自分で考えたり、問題解決を試みたりする学習スタイルのことです。例えば、自分で問題を作り出して解く、または友人と一緒にディスカッションを行うことで、一般常識を知識として定着させることができます。
また、共通の話題に対してディスカッションすることは、多角的な視点を持つことや他者の意見を理解し受け入れることで多様性を深めると共に、自分の意見を明確に表現する能力を鍛えることもできます。
1冊の問題集を使い倒す
一般常識試験の出題範囲は幅広く、あらゆる分野の知識を網羅する必要があります。
そのため、まずは入手した一般常識問題集を何度も繰り返し解くことで内容を完璧に覚え、理解して、全ての分野に関する知識を確実に身につけていきましょう。
複数の問題集に手を出す必要はありません。手にした1冊を隅々までキチンと読み込んで、使い倒しましょう。
就職活動で一般常識を活かす方法
一般常識の深掘りは、就職活動を有利に進めるためには有力な武器になります。
その理由を履歴書など応募書類の作成や面接の段階とに分けて詳しく見ていきましょう。
エントリーシートや履歴書の作成で活用する
エントリーシートや履歴書には、自己PRや志望動機を記載する際に、一般常識を持ち合わせていることをアピールできます。
自己PRにおける一般常識の活用
自己PRには、一般常識がどのように自身の経験や活動に役立ったのかを具体的に書くと良いでしょう。例えば、学生時代に取り組んだ卒論やプロジェクトなどで、一般常識が問題解決や意思決定にどのように役立ったかを具体的に書くことで、一般常識を持ち合わせていることをアピールできます。
志望動機における一般常識の活用
志望動機では、業界や企業研究する際に一般常識から選択したのか論理的に書くようにしましょう。
面接で活用する
面接では、一般常識があるとそれがあなたの知識や洞察力を手助けする手段となります。
一般的な質問だけでなく、時事問題についての質問に対しても自信を持って答えることができます。
質問応答時における一般常識の活用
面接官の質問に答える際にも、一般常識を活用することができます。例えば、「この企業に興味を持った理由は何ですか?」という質問に対して、業界の動向や最新のニュースを引き合いに出すことで、あなたの関心と理解度を示すことができます。
時事問題における一般常識の活用
面接官から時事問題について質問されたときにも、その問題に対する理解を深めるだけでなく、その問題について自分なりの意見を持つことが重要です。
一般常識と結びつけた意見を論理的に述べることで、あなたの視野の広さと理解度の高さをアピールすることができます。
まとめ
この記事では、一般常識試験の重要性とその効率的な対策法として解説すると共に、おすすめの一般常識問題集を6冊を紹介しました。
一般常識を身に付けることは、就職活動を乗り切ることだけではなく、これからの人生を賢く生きていくうえでも必要な能力のひとつです。
あなたに適した問題集を選ぶ参考にすると共に、選んだ問題集を徹底的に使いこなすことで成功への道を開く鍵になります。
この記事があなたの一般常識の学習と就職活動に役立つことを願うと共に、今後の就職活動で、あなたが望む結果になることを心から応援しています。