
責任のない仕事に就きたい!お勧めの職種やメリットデメリットを紹介
2023年7月28日更新
はじめに
仕事には大なり小なり責任がつきものです。しかしながら、あまりにも責任が大きいと「失敗したらどうしよう」などと不安に駆られる人もいるのではないでしょうか?そんな人には、長く安定して続けられるよう、責任のない仕事を選ぶべきです。ここでは、責任のない仕事について、特徴、メリット、デメリットを解説しています。また、責任のない仕事として18種類を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
責任のない仕事の特徴とは?
責任のない仕事を探す上で、特徴を捉えておくことは重要です。以下の特徴がある仕事は、比較的責任の少ない職業となっています。
1人で取り組める
1人で淡々と業務を遂行する仕事は、責任のないことが多いです。なぜなら、チームプレイの仕事と比較して、他人とのかかわりが薄いからです。また、全ての工程を1人で完遂させるのではなく、準備する人やチェックする人が別にいる場合が多いでしょう。そのため、1人で取り組んだからと言って、重い責任が発生するとは言い切れません。
突発的なことが起こりにくい
突発的なことが起こりにくい仕事は、責任のないことが多いです。たとえば、急なトラブル対応が挙げられます。トラブルが起こってしまった場合、自分の責任になるかもしれません。また、後処理もしなければならないでしょう。
一方で、突発的なことが起こりにくい仕事は、ルーティンが決まっていることが多くなっています。決められた業務のみを行なえば良いので、失敗やミスが起こりにくいでしょう。そのため、責任はあまりないと言っても過言ではありません。
マニュアル通りに動く
マニュアル通りに動く仕事には、責任がないことが多いでしょう。なぜなら、マニュアル通りに動けば業務に問題がないからです。たとえばマニュアルがなければ、自分のやり方が否定される恐れがあります。また、ミスや失敗も増えるかもしれません。
会社の売上に直結しない
会社の売上に直結しない仕事には、責任がないことが多いでしょう。なぜなら、万が一ミスをしてもカバーが可能だからです。また、ノルマや納期がないことが多いので、プレッシャーやストレスも感じにくいでしょう。
責任のない仕事を選んでも大丈夫?メリットとデメリットについて
責任のない仕事を選んで後悔がないように、メリットと併せてデメリットについても確認するようにしてください。長い目で見てお得な判断かどうかを、自分の価値観と照らし合わせてみましょう。
メリット
責任のない仕事のメリットは、何と言ってもストレスを軽減できる点にあります。気負い過ぎないため、業務時間外や休日も有効的に使えるでしょう。プライベートを大切にしたい人や、他にやりたいことがある人にはお勧めです。ストレスが少ない中、長く務めることができるでしょう。
デメリット
つづいてデメリットについて、以下に詳しく説明します。
スキルアップが難しい
責任のない仕事は、マニュアル通りだったりルーティンワークだったりするので、成長が期待しにくいでしょう。たとえば景気が悪くなった時に、真っ先にリストラの対象になりがちです。なぜなら、代わりが効くからです。スキルが身につかないままの勤務になるので、不安に駆られてしまう人もいるでしょう。
キャリアアップが難しい
責任のない仕事は、キャリアアップが難しくなります。キャリアアップにつれてどんどん責任が重くなっていくからです。たとえば、給料が上がらないといったリスクがあります。
責任のない仕事18選
責任のない仕事は、人とあまり関わらないものと人と関わるものの、大きく分けて2グループあります。ここでは、それぞれのグループについて全18種類の職業を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
人とあまり関わらないもの
人とあまり関わらないものは、対人関係に不安がある人や、コミュニケーション能力が高くない人にお勧めです。
工場のライン作業員
工場のライン作業員は、ベルトコンベアで運ばれる部品や商品などを組み立てたり加工したりといった業務を行います。1人で黙々と業務に取り組む形式のため、人とほとんど関りがありません。また、マニュアル通りに同じことを繰り返すだけのため、責任がないと言えるでしょう。
工場のライン作業員に向いているのは、ものづくりが好きな人です。自分の関わった製品が世の中に出回ることで、やりがいが得られやすいでしょう。
ピッキング作業員
ピッキング作業員は、主に工場や物流倉庫で働く職業です。出荷される商品を仕分けてまとめ、搬出作業を行います。1人で黙々と業務に取り組む形式で、人とほとんど関わりません。また、伝票や指示書といったマニュアルや資料に従うため、責任がないと言えます。
ピッキング作業員に向いているのは、丁寧な作業ができる人、単純作業が苦でない人です。慣れれば、手早く業務を進めることが出来るでしょう。
倉庫管理
倉庫管理は、倉庫における様々な業務を管理する職業です。たとえば、仕入れ先から入ってきた荷物を格納する、在庫に不備がないか確認する、出荷作業を行うなどの業務が挙げられます。また、誤配送を防いだり業務を効率化したりするのも業務の内です。
倉庫管理は、1人で黙々と取り組む形式の仕事です。また、マニュアル通りに動く必要があります。そのため、責任がない仕事と言えるでしょう。
倉庫管理に向いているのは、コツコツ取り組める人、単純作業が苦でない人、体力がある人です。倉庫内を頻繁に移動するため、体力がない人にとっては大変かもしれません。
清掃員
清掃員は、ビル、教育施設、ショップ、公共施設などの清掃を行う仕事です。決められたルーティンを完遂させることが重要です。また、1人で黙々と手を動かす仕事であるため、責任がないと言えるでしょう。
清掃員に向いているのは、きれい好きな人、コツコツと取り組める人です。普段から汚れが気になる人や掃除をした後の達成感が好きな人にはお勧めです。
郵便配達員
郵便配達員は、手紙や書類などの郵便物を届ける職業です。また、簡易書留を手渡しする、ゆうパックの配達を行うなども業務の内です。郵便配達員の仕事は、自分の受け持つエリア内への配達になるため、人との関わりがほとんどありません。記載された住所に郵便物を配達するため、ミスも起こりにくいでしょう。これらのことから、郵便配達員は責任のない仕事であると言えます。
郵便配達員に向いているのは、バイクが好きな人、体力がある人です。基本的にバイクでの配達となるため、夏や冬は厳しいこともあるでしょう。
ポスティング
ポスティングは、決められたエリア内の住宅や企業のポストに資料を投函する職業です。業務内容はいたってシンプルなため、責任のない仕事と言えるでしょう。同じことの繰り返しになること、基本的に徒歩移動であることに注意が必要です。
ポスティングに向いているのは、体力がある人、自分なりのおしゃれを楽しみたい人です。外見に関して決まりがないことが多いため、自由に髪を染めたりネイルをしたりできるでしょう。
新聞配達
新聞配達員は、新聞を各家庭や企業のポストに入れる職業です。エリアと対象ポストを把握する必要がありますが、業務内容はシンプルなルーティンワークです。そのため、責任がない仕事であると言えるでしょう。
新聞配達員に向いているのは、同じペースで業務を遂行できる人、時間に厳しい人です。新聞配達を待っている人もいるので、できるだけ同じペースで同じ時間に配達できるようにしましょう。
検針員
検査員は、エリア内の担当顧客宅へ出向き、水道、電気、ガスといった各種メーターの数字を読み取って使用料を記録する職業です。業務内容が定まっている点、自分のペースでコツコツ取り組める点で、責任のない仕事と言えるでしょう。
検針員に向いているのは、体力がある人、根気強い人です。
データ入力
データ入力は、決められたフォームやマニュアルに則って、データ入力作業を行う職業です。人とほとんどかかわりがなく、ルーティンワークのため、責任のない仕事と言えるでしょう。基本はオフィスでの勤務ですが、近年は在宅勤務で行えることも多くなってきました。また、座り仕事であることから、あまり体力に自信がない人でも取り組みやすいでしょう。
データ入力に向いているのは、正確性に自信がある人です。
トラックドライバー
トラックドライバーは、物流の支えとなる運送業です。具体的には、集荷、荷積み、荷下ろし、配送、配達などを受け持ちます。長時間の運転が必要な場合もありますが、ほとんどが1人での業務です。そのため、他人を気にせず黙々と取り組めるでしょう。
トラックドライバーに向いているのは、トラックの運転が得意な人、集中力が高い人です。
人と関わるが責任のない仕事
ここからは、人とのかかわりがあって責任のない職業を紹介していきます。人と接するのが好きな人にはお勧めです。コミュニケーション能力が必要なので注意しましょう。
受付
受付は、企業や商業施設の窓口となる案内係です。人と接する仕事ですが、やるべきことが少なく、マニュアルもあるため比較的責任が少ない仕事と言えるでしょう。移動が少なく、基本的に待機中は座っていられるため、体力に自信がない人にもお勧めです。
受付に向いているのは、笑顔を絶やさない人、気配りができる人です。
事務職
事務職は、企業や商業施設において縁の下の力持ちとなる存在です。事務職なしには、業務が回らないこともあります。しかしながら、ルーティンがあること、マニュアル通りに動く必要があること、人材の代わりが効くことから、比較的責任が少ない仕事と言えるでしょう。
事務職に向いているのは、気配りができる人、丁寧な仕事ができる人です。
コールセンター
コールセンターは、受電や架電を行い、顧客の疑問や不安を解消したり必要な手続きを勧めたりする職業です。マニュアルがしっかり準備されているため、責任が比較的少ない仕事であると言えるでしょう。職場によって、受電対応のみの場合、受電と架電が必要な場合があるので、注意しましょう。
コールセンターに向いているのは、気持ちの切り替えが早い人、素直な人です。時には厳しい意見を投げかける顧客もいるので、注意が必要です。
エキストラ
エキストラは、映画やテレビ番組などで、通行人や群衆を演じる職業です。臨時雇用になることに注意が必要ですが、責任はほとんどありません。なぜならエキストラは、わき役だからです。
エキストラに向いているのは、番組制作や舞台裏に興味がある人です。
治験
治験は、新薬の開発途中で必要な、臨床試験に協力する仕事です。臨時雇用になること、企業によって内容や時間、期間が異なること、リスクがあることに注意が必要です。たとえば、1日で終了することもあれば、数か月に渡って寝泊りする必要があることもあります。やることはほとんどなく、指示された行動を取れば良いので、責任がない仕事と言えるでしょう。
治験に応募する際は、リスクや内容を十分に確認するようにしてください。
治験に向いているのは、健康な人、忍耐強い人です。要件を満たしていないと応募ができないので、注意が必要です。
タクシードライバー
タクシードライバーは、顧客を目的地まで届ける職業です。顧客と接する仕事ですが、必要最低限のコミュニケーションができれば問題はありません。行き先が決まっているため、責任が少ない仕事であると言えるでしょう。
タクシードライバーに向いているのは、運転が好きな人、街を周るのが好きな人です。
警備員
警備員は、ビルや商業施設において安全を守るために警備を行う職業です。1人で取り組む場合もありますが、チームで警護にあたる場合もあります。そのため、必要最低限のコミュニケーション能力が必要です。警備員は、入り口に立って見張りをしたり、巡回を行なったり、モニターを監視したりといった業務を行います。業務内容はシンプルなため、比較的責任の少ない仕事であると言えるでしょう。
警備員に向いているのは、正義感がある人、体力がある人です。
交通誘導員
交通誘導員は、工事現場、ショッピングモール、イベントなどで誘導を行う職業です。人々を誘導する必要があるため、少しのコミュニケーション能力が必要です。しかしながら、行う業務はシンプルなため、比較的責任の少ない仕事であると言えるでしょう。
交通誘導員に向いているのは、どんな時でも毅然とした行動ができる人、体力がある人です。
責任のない仕事は探せばある!
ここまで、責任のない仕事について、特徴、メリット、デメリット、仕事の種類などを紹介してきました。責任が絶対になり仕事は存在しません。しかしながら、責任の少ない仕事やあまりない仕事は、探してみれば意外にも見つかるものです。デメリットを把握する必要はありますが、ストレスなく働きたいという人にはお勧めです。ぜひこの記事を参考に、自分に合った責任のない仕事を探してみてください。