エニアグラム・タイプ2(献身家)にピッタリの仕事と注意点

エニアグラム・タイプ2(献身家)にピッタリの仕事と注意点

2023年7月28日更新

はじめに

エニアグラムは、個々人の性格や行動パターンを理解するための有用なツールです。就活ではエニアグラム診断を通じて、あなたの強みや適性を発見するのに役立ちます。

 

この記事では、まずエニアグラムの基本的な考え方や診断の利点について触れます。そのうえで、エニアグラムのタイプ2に焦点を当て、その特徴や行動パターン、傾向について紹介します。また、タイプ2の人に適した仕事や注意点についても公開していきますので、お楽しみに。

 

それでは早速、エニアグラム・タイプ2の真相を探っていきましょう。

 

なお、エニアグラム診断について詳しく知りたい方は、【就活に役立つ】エニアグラムを自己分析で活用しよう!でも紹介していますよ。



エニアグラム診断とは

エニアグラム診断は、個人の性格や行動パターンを分析し、自己理解を深めるためのツールです。

 

エニアグラムは古くから存在する精神的なモデルであり、ギリシャ語の「エニア(9)」と「グラマ(図)」を組み合わせた言葉です。

 

つまり、9つの異なるタイプをグラフィカルに表現したものになります。

 

エニアグラムは人々がどのように感じ、考え、行動するかを理解するための9つのタイプを示しているということですね。

 

それぞれのタイプには、独自の特徴や行動パターン、心理的なニーズがありますが、この診断は個人が自己成長や人間関係の改善を図るためのツールとして広く活用されています。

 

エニアグラム診断を受けると、あなたのタイプを特定できますので、あなたの強みや弱み、自己防衛メカニズムの理解を促し、他の人々との関わり方や対人関係の改善にも役立ちます。

 

また、エニアグラム診断は、就活生にとっても有益です。

 

自己分析や適職の選択に役立ち、求職活動や面接の準備において、あなたの強みをアピールするための手掛かりとなります。



エニアグラムのタイプ2とは

エニアグラムのタイプ2は、他者への思いやりや支援の欲求が強い人々を指します。

 

タイプ2は自己犠牲的な傾向があり、他人の幸福やニーズを優先しようとする傾向がありますので、人々との関係性を重視し、他人の感情や要求に敏感に反応します。

 

また、自分が愛されているかどうかに強い関心を持つのもタイプ2の特徴です。

 

他人からの感謝や賞賛を受けることで、自己肯定感を得たり、自己否定感や劣等感を抱えることもあり、自己価値を他人の承認によって確認しようとする傾向があります。

 

さらに、タイプ2の人は他人のニーズに対して非常に敏感であり、助けを提供することに喜びを感じますので、他人の問題を解決し、サポートすることで存在意義を見出す性向があります。

 

タイプ2の人の特徴をキーワード化すると、「思いやり、寛大さ、優しさ」です。

 

タイプ2は他人との関係を築くことに長けており、チームや組織の一員として協力的な姿勢を持ち、他人のニーズを理解し、適切なサポートを提供する能力も持っています。

 

「では、タイプ2の人が向いている仕事って、実際に何なんですか?」

 

タイプ2の適性に合った仕事については、次の章で公開していきましょう。

 

タイプ2の人に向いてる仕事

先ほどもお伝えした通り、タイプ2の人は他人への思いやりや支援の欲求が強い性格で、他人の幸福やニーズを優先し、他人を助けることに喜びを感じます。

 

そのため、タイプ2の人は以下のような職業で活躍することが多いです。

 

カウンセラーやセラピスト

タイプ2の人は他人の問題に対して敏感であり、共感力が高いため、カウンセリングやセラピーの分野で活躍することがあります。

 

他人の心の健康や幸福をサポートし、心理的な安定を提供する役割を果たします。

 

教育関連の仕事

タイプ2の人々は他人の成長や発展に興味を持ち、教育の分野で力を発揮することがあります。

 

教師や教育コンサルタントとして、生徒や学生の学びを促進し、彼らの能力を引き出すサポートを得意とします。

 

医療・看護の仕事

タイプ2の人は他人の健康や福祉に貢献することに喜びを感じますので、医師、看護師、医療スタッフとして、患者のケアやサポートに従事することで、その特長を活かせるでしょう。

 

タイプ2の思いやりと優しさは、患者に安心感を与えることができますね。

 

社会福祉の仕事

タイプ2の人は、社会的な問題や困難に対して積極的に関与する社会福祉の分野に向いている面があります。

 

非営利団体や社会福祉施設での仕事、ボランティア活動などを通じて、弱者や困っている人々をサポートする役割が期待できます。

 

人事や人材開発

他人との関係性を重視し、人々の成長をサポートすることに興味があるタイプ2は、人事部門や人材開発のポジションで、従業員の能力やニーズに合った職場環境を整える役割にも向いてますね。

 

人々のニーズを理解し、適切なサポートや研修プログラムを提供することで、組織全体のパフォーマンス向上に貢献できます。

 

社会事業やボランティアのコーディネーター

社会事業やボランティアのコーディネーターとして、さまざまなプロジェクトや活動を組織し、社会への貢献を促進するのにタイプ2の特長が活きます。

 

他の人々と協力しながら、社会的な課題の解決や支援活動の推進に尽力できます。

 

顧客サービスやカスタマーサポート

タイプ2の人は他人のニーズに敏感であり、人々との関係を大切にしますので、顧客や利用者との対話やサポートを通じて、彼らの問題解決や満足度向上に貢献可能です。

 

顧客対応やカスタマーサポートの職務では、タイプ2の思いやりと優しさが重要な役割を果たすと言えるでしょう。

 

以上が、タイプ2の人に向いている仕事の一部です。

 

タイプ2の思いやり、優しさ、共感力を活かし、他人の成長や幸福を支える仕事に向いていると言えます。

 

一方で、タイプ2にもネガティブな側面があります。

 

次の章でタイプ2の注意点についても確認しておきましょう。

 

タイプ2の5つの注意点

物事には必ず「陰」と「陽」があります。

 

太陽の光が差せば、必ず陰ができるように、ポジティブな面がある反面、ネガティブな側面も必ず共存するということですね。

 

これまでタイプ2のポジティブな側面を紹介してきましたが、ネガティブな面も知っておくことも大切なので、以下で紹介していきましょう。

 

①自己犠牲になり過ぎる傾向

タイプ2の人は他人のニーズを優先し過ぎるあまり、自己犠牲的な行動を取ることがあります。

 

この行為は自身のニーズや境界を無視して他人のために尽くすため、自己ストレスやバランスの崩れを招く可能性があります。

 

そのため、自己ケアや自己成長に肩入れすることが大切ですね。

 

②自己否定感や劣等感

タイプ2の人は他人からの承認や感謝を求め、自己価値を他人の評価に依存しがちです。

 

そのため、自己否定感や劣等感を抱え、自分自身を十分に認めることができない傾向があります。

 

自己受容や自己価値の確立に努めることが重要です。

 

③自己主張や自己表現の欠如

タイプ2の人は、自己主張や自己表現が苦手な場合があります。

 

自分の心の声を大切にし、意見や感情を適切に表現することで、バランスの取れた関係性を築くことができます。

 

④過度な依存関係の形成

タイプ2は時には他人に過度に依存し、自己犠牲的な関係や健全でない依存関係を築くことがあります。

 

自己独立や自己成長を促す健全な関係性を築くことが重要ですね。

 

⑤自己中心的な行動の欠如

タイプ2の人は、自身のニーズや欲求を無視することがあります。

 

自己中心的な行動や自分のニーズを大切にすることは、健全な自己発展とバランスの取れた関係性のために必要不可欠です。

 

自分自身の幸福や満足感を追求することは、自己成長や健康の基盤となります。

 

以上のように、タイプ2の人は他人への思いやりや支援の能力を持っている反面、自己犠牲になり過ぎないように注意することが肝要です。

 

自己ケアや自己成長を大切にし、自分のニーズや境界を尊重することで、より健全で充実した人間関係を築くことができます。

 

まとめ

本記事では、エニアグラムのタイプ2の基本的な理解と、タイプ2に向いている仕事について紹介しました。

 

タイプ2はその特長である、思いやり、優しさ、共感力を活かし、他人の成長や幸福を支える仕事に向いています。

 

一方で、タイプ2の注意点でもお伝えしたとおり、自己犠牲になり過ぎる傾向がありますので、自己ケアや自己成長を大切にし、自己のニーズや境界を尊重することが重要です。

 

この記事を通じて、タイプ2の人が自己の特性を理解し、自己成長やバランスの取れた関係性を築く手助けになれば幸いです。

 

あなたが自己を理解し、自分らしく生きることで、より充実した人生を送ることができることを願っています。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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