【企業研究】KADOKAWAの就職難易度・選考対策を徹底解説

【企業研究】KADOKAWAの就職難易度・選考対策を徹底解説

2023年6月30日更新

はじめに

出版業界とは、私たちの生活に近いところにある書籍や教科書、参考書、マンガ、ライトノベルなどを企画し、制作して販売する業界です。

小説や漫画が好きで、出版業界に就職したいと考える就活生は多く、大変人気の業界です。

出版社といっても、企画から出版までを行う出版社、流通を行う出版取次会社、コンテンツを制作する編集プロダクションなど、各社さまざまな特徴があります。

今回は、大手出版社の一つである株式会社KADOKAWAの特徴や、事業内容、選考対策などをご紹介します。

出版業界は人気の業界ですが、採用人数は各社10人〜30人と多くはなく、就職するには

狭き門となっています。

しっかりとした企業研究、自己分析が大切ですので、是非最後までお読みください!



KADOKAWAの基本データ

KADOKAWAは、出版物を企画、編集、印刷、出版、販売までを手掛ける出版会社でありながら、映画、映像事業なども手広く運営しています。

競合他社と比べ、インターネット事業に強みを持ち、さまざまな人気コンテンツを生み出しているのも特徴のひとつです。

 

名称株式会社 KADOKAWA
本社所在地〒102-8177

東京都千代田区富士見2丁目13番3号

電話番号

資本金406億円
代表取締役社長夏野 剛
設立年月日2014年10月1日
創業者角川 源義
創業年月日1945年(S20)11月10日
事業内容総合エンターテイメント企業として、出版、映像、ゲーム、Webサービス、教育、MD,インバウンド関連
従業員数1860名
売上高(2023年3月期)255,429百万円
グループ理念「不易流行」

は芭蕉が到達した俳句の理念ですが、角川書店の創業者・角川源義は、その精神を自らの出版事業の根源に据え、実践しました。

新しさを極め続ければ変わらないものが見えてくる。

変化を恐れずに挑戦し続ける心が、KADOKAWAスピリットです。

KADOKAWAの経営理念を「不易流行」とし、その志を未来につなげます。

福利厚生「学び」・資格取得一時金

現在の業務に関わらず、エンタメ業界でのキャリア形成につながる資格を取得した社員に1〜100万円の一時金を支給します。

言語、出版、デザイン、情報処理、経営、法務、歴史、世界遺産、旅行など幅広い分野が対象です。

・N予備校無料受講ID発行サービス

グループ会社である㈱ドワンゴが提供する「N予備校」が一般会員向けのコース(プログラミング、Webデザインなど)を無料で受講できます。

福利厚生「支える」・妊娠休暇、通院休暇、産前産後休暇

・出産祝い金(子供が生まれた社員に、第一子10万円、第二子20万円、第三子30万円、第四子40万円を支給)

・育児休業

・育児手当支給制度

・ベビーシッター利用者支援制度

・子供の看護休暇

・FanFunえほん(子育て中の従業員を対象に、毎年KADOKAWA書籍の中から2,000円を上限に毎年18歳までの子どもに1人1冊プレゼント)

・時短勤務制度

・介護休暇、介護休業(要介護状態にある家族を介護する社員が対象)

・従業員持株会

・企業型確定拠出年金制度

・新卒手当

入社5年目まで、学習支援を目的に月額10,000~50,000円を支給します。

福利厚生「守る」・団体3大疾病保障保険

・脳検査(脳ドッグ)費用補助(40歳以上の社員を対象に2年に1回、最大5万円)

・ヘルスケアアプリ「HELPO」

健康相談チャット(24H)、オンライン診療等のサービスを受けることが出来ます。

・GLTD(団体長期障害所得補償保険)

病気や怪我で長期間働けなくなった際にも安心して療養し、早期復職を支援するための保障制度。

福利厚生「余暇」サブスク手当(3,000円/月)
人事制度・ワークプレイスチョイス

就業スタイルに合わせて、拠点となるベースを選択できる制度。

・スタートダッシュ支援金

キャリア採用ページから正社員募集職種に応募、かつ入社した人にサインオンボーナスとして50万円支給

・FA制度

社内の各部署が必要なポジションを公募し、マッチングが成立した場合は異動となる制度。

・副業制度

自発的なキャリア形成を目指して副業制度を導入しています。

勤務時間フレックスタイム制(標準労働時間7時間)
休暇等完全週休二日制(土日)、祝日、年末年始休暇(入社日より最大17日付与)、慶弔休暇

産前産後休暇、女性サポート休暇

 

引用:財務ハイライト|IR情報|KADOKAWAグループ ポータルサイト

引用:制度紹介 – KADOKAWA キャリア採用サイト



事業内容

KADOKAWAグループは、創業以来、時代の変化に合わせて業態を変革させながら

事業領域を拡大してきました。

書籍、映画、アニメ、ゲーム及びUGC(User Generated Contect)、プラットフォームなどを通じて多彩なIP(Intellectual Property)を創出し、テクノロジーを活用することでそれらを広く世界に展開する「グローバル・メディアミックス」の推進を基本戦略としています。

出版

KADOKAWAグループでは年間5,000タイトルに及ぶ新作を継続的に発行していて、文芸、ライトノベル、コミック、児童書、ビジネス、教養、ライフスタイルなど、幅広いジャンルのIPを創出しています。

紙と電子出版はもちろん、Web,動画配信、イベント、グッズなどとの連動や、総合電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」を中心とした各種電子プラットフォームの展開、UGC発の作品発掘、新人作家育成も積極的に行っています。

また、人気シリーズの翻訳出版、現地オリジナル作品の開発など、海外展開にも注力しています。

 

書籍

文芸

角川文庫・角川ホラー文庫・文芸単行本・電子文芸誌「小説 野性時代」などのレーベルから、小説を中心としたフィクション作品を年間300点以上刊行。

デジタル事業やメディアミックス、海外展開などこれからの時代を見据えた出版活動に取り組んでいます。

 

ビジネス・生活実用書・ノンフィクション

「働く」「暮らす」「学ぶ」の観点から読者の生活・教養をより豊かにするコンテンツを提供。ビジネス書・生活実用書・ノンフィクション・翻訳書・コミックエッセイ、写真集、学習参考書、語学書、辞書など、ジャンルは多岐に渡ります。

ライトノベル・新文芸

ジャンル確立以来、常にヒット商品を創出し、アニメ、ゲーム、コミック、グッズなどメディアミックスを幅広く展開しています。

 

児童書

0歳から未就学児向け絵本からキャラクター書籍、「日本の歴史」などの「角川まんが学習シリーズ」、児童文庫レーベル「角川つばさ文庫」まで、児童の発達や成長の段階に合わせた幅広いラインアップを刊行。

デジタル領域、海外展開も視野に入れています。

 

コミック

「常に時代のニーズを先取りする」をテーマに、世の中の動きに敏感な層に向けた作品を数多く展開し、各種マンガ賞でも高い評価を得ています。

 

電子書籍

 

電子書籍・電子プラットフォーム

KADOKAWAグループでは、市場の変化に応じたデジタル化を進めており、書籍と雑誌の多くを紙と電子の両方で発売、各電子書籍ストアで取扱いしています。

今後も紙とデジタル両方でのサービス拡充を進めていきます。

 

タテスクコミック

「タスクコミック」とは、スマホで気軽に縦にスクロールして読めるコミックレーベルです。

色鮮やかなフルカラーによる日本発の縦スクロール型コミックを国内・海外に向けて多数配信しています。

 

メディア

 

雑誌・ムック

テレビ情報誌「ザ・テレビジョン」、生活情報誌「レタスクラブ」、ゲーム総合誌「週刊ファミ通」女子のためのキャラクター&ゲーム情報誌「キャラぱふぇ」、最新のアニメ情報を網羅する「ニュータイプ」、旬の本とコミックを紹介する「ダ・ヴィンチ」など、様々な世代・趣味の方に発信しています。

Webメディア

トレンド&おでかけ情報サイト「ウォーカープラス」、芸能・エンタメ情報サイト

「Webザテレビジョン」、生活情報サイト「レタスクラブ(Web)」、IT情報総合サイト、

「ASCII.jp」、本とコミックのポータルサイト「ダ・ヴィンチ(Web)」、統合エンタメ情報サイト「ファミ通.com」など、さまざまなジャンルのWebメディアを運営しています。

 

映像

映像事業では、映画の企画・制作・配給、映像配信権などの権利許諾、パッケージソフトの販売などを行っています。

また、出版社の映像部門として書籍とアニメのメディアミックスを最大化すべく、さまざまなビジネスを展開しています。

実写

KADOKAWAの映像部門は角川映画、大映映画、ヘラルド映画を母体にしています。

第44回日本アカデミー賞優秀賞12部門受賞映画「Fukushima50」などの大型映画やドラマを製作。自社原作を基にした映像作品の企画からビデオ化、ドラマ化まで一気通貫型のビジネスを展開しています。

 

アニメ

自社原作書籍をアニメ化し、両者をビジネスとして最大化させ、時代をリードするヒット作を常に作り出しています。

 

シアター関連事業

自社企画制作作品を中心に良質な作品を快適な環境でお届けする「角川シネマ有楽町」などを運営しています。

また、上映作品に関する展示・グッズ販売、イベントを行うことができるコラボカフェを併設したアニメ専門劇場「EJアニメシアター」、全国で利用できる「ムビチケ」を運営し、映像作品を快適な環境やサービスでお届けしています。

 

ゲーム

ゲーム事業では、ゲームソフトウエアおよびネットワークゲームの企画・開発・販売・権利許諾などを行っています。

積極的なIP展開、日本だけでなく、欧米、アジアへのグローバル展開を行っています。

「IP展開とはIntellectual Property=知的財産を活かしてライセンス料などの売上を上げる事」

 

Webサービス

動画コミュニティサービスの運営、各種イベントの企画・運営、モバイルコンテンツの配信

ポータル

動画プラットフォーム「ニコニコ」では、独自のコメント機能を使ってコミュニケーションが楽しめるプラットフォームを展開しています。

 

ライブ

「にこにこ超会議」をはじめ、世界最大のアニソンイベント「アニメロサマーライブ」VOCALOIDの祭典「The VOCALOID Collection」など、ネットとリアルの垣根を超えた新しい形のイベントを開催しています。

 

モバイル

モバイル端末向けに、音楽やアニメ、大相撲のほかニュースサイト、通販サイトなど幅広いサービスを展開しています。

 

教育

クリエイティブ分野の専門校運営や、最先端のオンライン学習システムを開発しています。

今後も生徒一人ひとりが才能を発揮できるような学習環境と、才能を無限大に育てるコンテンツ・サービスを提供していきます。

 

その他事業

IP主軸の新規事業とMD(マーチャンダイジング)事業のほか、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進と実践に取り組んでいます。

「MD事業とは、商品の仕入れから販売・販促方法の計画」

「DXとは、データとデジタル技術を活用し、企業の競争上の優位性を確立すること」

 

キャラクターグッズ等の企画・販売(MD)

フィギュアなどの人気グッズから、文具、菓子まで幅広く展開。

国内のみならず、全世界に向けグローバルな販売を行っています。

海外では翻訳出版と、海外拠点を中心としたイベント限定グッズも提供しています。

 

IP体験施設の運営

 

ところざわサクラタウン

KADOKAWAは、2020年11月、日本最大級のポップカルチャー発信拠点である大型複合施設「ところざわサクラタウン」を開業しました。

日本の文化とコンテンツの魅力を世界に発信していきます。

 

角川武蔵野ミュージアム

図書・美術・博物をまぜまぜにする前人未踏のプロジェクトで、リアルとバーチャルを行き来する複合文化ミュージアムです。

 

ジャパンパビリオン

コンサート、eスポーツ大会、2.5次舞台公演から地域イベントまで、多目的に活用できる大小2つのイベントホールです。

 

成田アニメデッキ・九州アニメデッキ

アニメをテーマとした物販と飲食による体験型エンターテイメント施設です。

 

DX

3つの基盤(ユーザー基盤、組織コミュニケーション、製造・物流機能)を改革し、ユーザー視点で事業を変革する組織を目指します。

ユーザー基盤

各種メディア、ECサイト等から顧客ライフログをビジネス活用します。

 

組織コミュニケーション

働き方改革による情報の共有、決定のスピードを上げて現場のクリエイティブを引き出します。

 

製造・物流基盤

適量生産・適時配送の実現により、返品リスク減、製造費減、物流のスピードアップを図ります。

 

引用:出版 | 事業紹介 | KADOKAWAグループ ポータルサイト

 

KADOKAWAの主なグループ会社と作品

会社名事業内容主な作品資本金
角川アスキー総合研究所・メディア・マーケティング事業

・ビジネスソリューション事業

・KADOKAWAグループのサポート事業

月刊テレビジョン

Webテレビジョン

レタスクラブ

ASCII

ラーメンウォーカー

8,500万円
角川アップリンク・書籍・雑誌制作

・WEBサイト、SNS運営

・電子書籍、電子コミック制作・支援

週刊ザテレビジョン

月刊ザテレビジョン

3,000万円
ENGI・デジタル作画

・3DCG作製

・デジタルコンテンツ作製

・遊技機開発

スマスロ 北斗の拳

「艦コレ」いつかあの海で

新米錬金術師の店舗経営

1億円
Gotcha Gotcha Games・ゲームソフト・デジタルコンテンツの企画、開発、販売

・ゲームソフト・デジタルコンテンツの制作者の育成

RPG Maker Unite1億円
FROM SOFTWARE・ゲームソフトの企画、開発、販売

・インターネット上のコンテンツの企画・開発・販売

ELDEN RING

SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE

184億6,827万5,000円
スパイク・チュンソフト・ゲームソフトの企画・開発・販売・運営ARK:Survival Evolved4億8,090万円
dwango・WEBサービスの提供

・イベント開催

・クリエイターサポート

・教育

ニコニコ

バーチャルキャスト

ニコニコ超会議

N高等学校

S高等学校

N中学部

1億円
VANTANファッション、ヘアメイク、グラフィックデザイン、IT、プログラミング、アニメ、パティシエ、エンターテイメント領域のクリエイター等を育成するスクール運営事業バンタン高等学校

バンタンテックフォードアカデミー

9,000万円
イエロージャム・イベントの企画・制作・運営

・グッズの制作・販売

2百万円

募集職種(新卒初任給)

KADOKAWAが募集する職種と、仕事内容をご紹介します。

KADOKAWAならではの実際の社員の方の働き方も交えてご紹介します。

職種応募資格月給
編集者2024年3月までに大学・大学院、高等専門学校、短期大学を卒業・修了見込みの方

2024年4月以降に卒業予定の方(海外の大学に在学中の方など)にも柔軟に対応します。

260,000円(短大・高専・大学卒・大学院了)
プロデューサー
戦略スタッフ

 

引用:採用情報 – KADOKAWA 採用サイト

1.コミック(編集者)のしごと

コミック雑誌ごとに編集部があり、いずれかの編集部にてコミック作品の編集業務を担います。

作家と打ち合わせを重ね、ストーリー展開、キャラクター設定、セリフの一言一句にまでアイデアを出していきます。

 

新人・コミック編集者の一週間

Mon:自宅勤務で朝は先輩とオンラインミーティングにて業務タスクの確認をしてからスタート。午後は先輩からの担当の引き継ぎをオンライン打ち合わせ。

Tue:久しぶりの出社。担当するコミックの校了日のためオフィスで校正をチェック。

 

Wed:漫画・イラスト関連の専門学校に通う生徒さんに向けた添削・アドバイス会に先輩方に混じって参加。

 

Thu:本日もリモートワークですが気分を変えるために近くのカフェでクリエイターさんとの仕事を構想。

 

Fri:朝から社内オンライン会議。他部署の人と新規プロモーション、作品コラボイベントについてミーティング。

 

2.児童書(編集者)のしごと

絵本、角川まんがシリーズ、図鑑、角川つばさ文庫など児童を対象とした書籍の編集業務です。

特に、日本の歴史と角川つばさ文庫は業界NO,1シェアの地位を保ち続けています。

子どもたちの読書の入口となるような、本を読むことが楽しい、読書を続けたいと思って貰えるような本作りを行います。

 

3.ノンフィクション・実用(編集者)のしごと

本格ノンフィクション読み物からビジネス書、新書、実用書、エッセイ、情報誌や学習参考書、辞書に至るまでKADOKAWAが世に送り出すさまざまなノンフィクションIPの編集業務です。

 

4.文芸(編集者)のしごと

文芸書の編集業務です。

企画・構想段階から作家と打ち合わせを重ね、執筆段階ではさまざまな観点から情報提供・アイデア出しなど、作家の創作活動のパートナー、ブレーンとして動きます。

 

5.ライトノベル(編集者)のしごと

ライトノベルといえばKADOKAWA、業界の中でも大きなシェアを持っています。

アニメ、ゲームなどの他のメディアとの親和性が高く、メディアミックスの源泉になりうる作品開発を行う業務です。

 

新人・ライトノベル編集者の一週間

Mon:今週もリモートワークでスタート。先輩とは一日になんどもチャットやオンラインミーティングで連絡を取り合うので心強い。

 

Tue:部会の日で、オンラインで編集部メンバーが全員集結し、各自の担当作品の進捗や企画段階の作品について情報共有。

 

Wed:数か月ぶりに所沢キャンパスへ。担当作品の店頭キャンペーンの構想をふくらました。

 

Thu:自宅勤務。作家さんから届いた原稿にじっくり目を通す。夕方からその作家さんと電話で打ち合わせからのオンライン飲み会に発展。

 

Fri:今日もリモートワーク。マーケティングも兼ね、秋葉原へ。担当作品のプロモーション企画を練るため、喫茶店でPC作業。仕上がった企画書は先輩に送信し、アドバイスをもらう。

 

6.アニメ(プロデューサー)のしごと

主にTVアニメの制作のプロデュースを行います。

アニメ化に適した原作(コミック・ノベルなど)を見いだし、原作とのシナジーを生み出せるアニメ化企画を立案します。

 

7.イベント(プロデューサー)のしごと

KADOKAWAが保有する無数のIPを活かした、参加型、体験型ビジネスを企画・プロデュースします。

社内外のパートナー(イベント運営会社、デザイン会社など)と協力しながらイベント成功を目指します。

 

8.グッズ(プロデューサー)のしごと

KADOKAWAが保有する膨大な自社IPを中心にグッズを企画・制作、IP/商品特性に応じた最適な流通で販売し、売上・利益・IP価値を最大化する仕事です。

外的要因に左右されない独自販路の強化を推進します。

 

9.ゲーム(プロデューサー)のしごと

スマホアプリ、コンシューマーソフト、オンラインといった各種ゲームのプロデュース業務です。

企画、シナリオ作成、仕様検討、開発、マーケティング、予算管理に至るまでのすべてを統括します。

IPの新しい楽しみ方をファンに送り届けることが出来る仕事です。

 

10.実写(プロデューサー)のしごと

社内外の多くの関係者と協働になるため、企画力や交渉力、実行力が求められる仕事です。

邦画担当プロデューサー

企画立案・キャスト選定にはじまり、製作委員会の立ち上げ・運営・予算・スケジュール管理、映画公開に向けた宣伝、パッケージソフト化に向けてのあらゆるフェーズを推進します。

 

洋画担当プロデューサー

各国を飛び回りながら世界的話題作の配給権獲得交渉、日本未公開の名作の発掘も行います。

 

11.WEBディレクター(デジタル)のしごと

グループ会社も含めたデジタル媒体やサービスの企画/立ち上げや運営開発などを通して事業拡大/成長を牽引していきます。

より顧客を惹きつけるUI/UXの追究、今後生まれる新しいデバイスや技術を活用した展開手法もさらに模索していきます。

 

12.営業・宣伝のしごと

年間2万点以上も発売されるKADOKAWAの商品を1人でも多くのファンに届けることが使命です。

書籍・実写・アニメなどジャンルごとに分かれる部署で、作品の魅力を最大化する販促企画、先進的なマーケティングとプロモーションなど、過去の習慣や常識にとらわれない仕事をカタチにしていきます。

ビッグデータなどを活用したマーケティングで関係部署と協働で製作します。

 

13.海外戦略のしごと

KADOKAWAの海外事業は大きく分けて3つあります。

 

・海外拠点の運営

・ライセンスの売上(出版/アニメ)

・ゲーム販売のロイヤリティ売上

 

海外のユーザーに向けてKADOKAWAのコンテンツをより多く、より良い形で届けることを使命に、世界77億人の広大な市場を開拓していきます。

 

14.経営企画・経営管理のしごと

上場企業であるKADOKAWAの戦略部門として、会社の予算達成に貢献し、ブランド力や企業価値の向上に寄与する業務です。

あらゆる数字や情報が集約されるため、会社の動向を全体的な視点で俯瞰することができる部署です。

 

15.人事・総務のしごと

全社的視点に立ち、今後の事業運営に必要な人材の採用、育成、組織運営、オフィス環境の構築などを行います。

副業解禁、FA制度の導入など、時代に沿った新規制度の設計にも積極的です。

 

16.製造・物流(生産管理)のしごと

KADOKAWAから発行される書籍の制作進行や製造~物流の管理を行います。

自社保有のデジタル印刷工場と書籍の最新データを保管するクラウドサーバーを活用して、持続可能な出版スキームの構築を目指します。

 

17.ライツのしごと

KADOKAWAから生み出された原作/アニメ・ゲームIPの多彩な2次利用化権の販売、国内外のライセンシーからロイヤリティを獲得するとともに、IPの展開領域を拡大することが基本的なミッションです。

ライツセールスだけでなく、編成・契約・監修など、業務は多岐に渡ります。

 

引用:採用情報 | KADOKAWAグループ ポータルサイト

引用:KADOKAWA 採用サイト



新卒選考フロー・スケジュール

2024年卒の方の日程でご説明します。

プレエントリー

~2023年1月18日

KADOKAWAマイページにログインして必要情報を登録します。

 

ES提出・筆記試験(SPI)

マイページで発信する内容に沿って案内期日までに提出します。

 

書類選考

 

面接・適性検査

2023年3月以降順次実施

 

最終面接

2023年4月実施

 

内々定

 

引用:採用情報 – KADOKAWA 採用サイト

 

インターン

KADOKAWAでは新卒向け長期インターンシップを職種に応じて募集しています。

KADOKAWAグループインターンシップ

KADOKAWAのインターンシップに参加し、出版・エンターテイメント業界のお仕事をまじかに見て学ぶこともできます。

職種ごとに募集要項などをまとめてみました。

宣伝局

長期インターンを募集しています。

業務内容

宣伝施策のサポート業務(データ収集、入力、分析、議事録など)

「書籍宣伝部ノベル宣伝課」

「コミック・ゲーム宣伝部ゲーム・デジタル宣伝課」

「メディアデザイン部メディアプランニング課」

 

雇用形態

パート・アルバイト

応募資格

・平日に週2〜3日10時〜18時まで働ける方。(午後のみの勤務など相談可)

・在宅勤務が可能な方

・遠方在住者歓迎

 

求める人材

・エンタメが好きな方

・エンタメ業界に興味がある方

・ジャンルを問わず本が好きな方

・出版物で活字ジャンルが好きな方大歓迎

・ゲームが好きな方大歓迎

 

給与

時給1,200円

 

勤務地

・角川本社ビル 

〒102-8177

東京都千代田区富士見2-13-3

 

・自宅(テレワーク)

 

福利厚生

社会保険なし

通勤交通費 上限5万円

有給休暇(入社6ヶ月後に付与)

在宅勤務手当

※社員登用の制度はない。

 

社会学習課

長期インターンを募集しています。

業務内容

編集者の指示の下、原稿整理などの簡易的な制作作業、社内外への資料受け渡しなど

 

雇用形態

パート・アルバイト

応募資格

・平日に週2日、10時〜18時まで働ける方。

・在宅勤務が可能な方

求める人材

教育ジャンルの編集者希望の方

 

給与

時給1,200円

 

勤務地

・角川第2本社ビル 

〒102-8177

東京都千代田区富士見2-13-3

 

・自宅(テレワーク)

 

福利厚生

社会保険なし

通勤交通費 上限5万円

有給休暇(入社6ヶ月後に付与)

在宅勤務手当

 

WEBザテレビジョン編集部でのWebコンテンツ作成・補助

長期インターンを募集しています。

業務内容

Webコンテンツ作成・補助のお仕事です。

・編集者アシスタント業務(簡単な原稿作成、取材補助含む)

・Excelや専用システムでの簡単なデータ入力作業

・業務サポート(書類整理・書類作成作業、書類の社内外の受け渡し)

 

雇用形態

パート・アルバイト

応募資格

・平日に週2日、11時〜19時まで、長期で働ける方

・事務職未経験者歓迎

このような方、歓迎です

・文章を書くことが好きな方

・Webニュースを読むことが好きな方

・Webサイト作成、ブログ編集などの経験がある方

求める人材

・ドラマ、映画、バラエティ、アニメなどのエンターテイメントが好きな方

・出版業界、エンターテイメント業界のお仕事にチャレンジしたい方

・最先端の芸能情報やトレンドを追いかけることが好きな方

 

給与

時給1,200円

 

勤務地

・KADOKAWA五番町グランドビル

〒102-8077

東京都千代田区五番町3-1

 

・自宅(テレワーク)

 

福利厚生

社会保険なし

通勤交通費 上限5万円

有給休暇(入社6ヶ月後に付与)

在宅勤務手当

 

デジタルコンテンツ局マーケティング部

長期インターンを募集しています。

業務内容

デジタルコンテンツ部マーケティング部(広告セクション)でのサポート業務になります。

・Excelでのデータ整理、PowerPointを使った企画書・提案書の作成サポート、広告タイアップの進行サポート、イベントでのサポート

・扱うメディアはレタスクラブ、レタスクラブWEB、WEBザテレビジョン、月間ザテレビジョン、ウォーカープラス、ウォーカーMOOK、ダ・ヴィンチWEBなどです。

 

雇用形態

パート・アルバイト

応募資格

・平日に週2〜3日10時〜18時まで働ける方。(午後のみの勤務など相談可)

・Excelや、PowerPointを使って企画書やレポートを作成できる方歓迎

 

求める人材

・雑誌メディアやWebメディアが好きで、広告に興味がある方

・将来的に広告業界で働きたいと考えている方。

・コミュニケーション能力がある方、人と話すのが好きな方

・ご自身の考えやイメージ、アイデアを人と共有(言語化・アウトプット)することが得意な方

 

給与

時給1,200円

 

勤務地

・KADOKAWA五番町グランドビル

〒102-8077

東京都千代田区五番町3-1

 

・自宅(テレワーク)

 

福利厚生

社会保険なし

通勤交通費 上限5万円

有給休暇(入社6ヶ月後に付与)

在宅勤務手当

 

・Excelや、PowerPointを使って企画書やレポートを作成できる方歓迎

 

求める人材

・雑誌メディアやWebメディアが好きで、広告に興味がある方

・将来的に広告業界で働きたいと考えている方。

・コミュニケーション能力がある方、人と話すのが好きな方

・ご自身の考えやイメージ、アイデアを人と共有(言語化・アウトプット)することが得意な方

 

給与

時給1,200円

 

勤務地

・KADOKAWA五番町グランドビル

〒102-8077

東京都千代田区五番町3-1

 

・自宅(テレワーク)

 

福利厚生

社会保険なし

通勤交通費 上限5万円

有給休暇(入社6ヶ月後に付与)

在宅勤務手当

 

紙のコミックス、およびコミック雑誌の生産管理(プロダクトマネジメント)業務

長期インターンを募集しています。

業務内容

紙のコミックス、およびコミック雑誌の生産管理(プロダクトマネジメント)業務、具体的には、

・原稿の確認・整理

・印刷所から出校された校正紙の確認、仕分け

・社内システムのデータ登録作業

などに携わって頂くお仕事です。

雇用形態

パート・アルバイト

応募資格

・平日に週2〜3日働ける方。(午後のみの勤務など柔軟に相談可)

・校正など、出社する必要もあるので基本的には関東近郊在住の方

 

求める人材

・出版業界、特にマンガが好きな方

・印刷や紙のことなど、本が出来る裏側について興味がある人

・他の人たちと協力してモノを作り上げる楽しみを見いだせる方

 

給与

時給1,200円

 

勤務地

・KADOKAWA第1本社ビル

東京都千代田区富士見2-13-3

 

・自宅(テレワーク)

 

福利厚生

社会保険なし

通勤交通費 上限5万円

有給休暇(入社6ヶ月後に付与)

在宅勤務手当

 

引用:現在募集中の求人|株式会社KADOKAWA (axol.jp)



社風

仕組みそのものもクリエイティビティ

KADOKAWAはクリエイティブカンパニーであり、クリエイティブであり続けるためには会社そのもの、仕組みそのものがクリエイティブである必要があります。

副業の解禁、ワークプレイスチョイスなど、みなさんが唯一無二な仕事ができる環境を整えます。

テクノロジーを味方にする

クリエイティビティを発揮するにはテクノロジーが必要不可欠です。

なぜなら、人類の歴史を振り返ると、テクノロジーの発展が生産性を上げ、生産性が上がることで人間の能力が新しいことに向けられ、新しい物事が創造され、文明が進化し、さらに新しいテクノロジーが生まれるというサイクルが繰り返されているからです。

すでにKADOKAWAではさまざまな場面で最新のテクノロジーを活用しています。

仕事は効率的で無駄がなく、おかしいな、という点があったとしても、すぐに指摘、改善できる風土があります。

もっと効率的にできないか、新しいテクノロジーが使えないか、と考えるテクノロジーに敏感な人に入社して頂きたい、と夏野社長も仰っています。

 

1年目から思う存分、力を発揮できる

KADOKAWAでは、配属されたその瞬間からいち担当者、編集者として扱われます。

半年で3つの企画を担当するなど、プレッシャーを感じるけど、いつでも先輩からアドバイスを貰えるので、思いっきり仕事に取り組むことができます。

 

KADOKAWAではクリエイティブな仕事をするために、会社の環境を整え、テクノロジーを味方にすることで新たな飛躍とさらなる成長を実現する時期を迎えているようです。

会社側の新たな取り組みと、新入社員の方々が短い時間で感じ取られたことがマッチしていて、KADOKAWAが新たな未来に向かって着実に進化していることが見受けられます。

 

参考:TOP MESSAGE – KADOKAWA 採用サイト

参考:新人座談会 – KADOKAWA 採用サイト



求める人材

KADOKAWAでは、以下のような人物を求めています。

業務内容によっての求める人材は前述の各事業で細かくご説明していますので、両方を参考にしてくださいね。

価値創造者としての力と覚悟のある人

 

創り出せるひと

KADOKAWAには想像力と妄想力をとことん刺激し、高める環境が整っています。

どんな突飛な発想を思いついても、KADOKAWAなら実現できる、そんな未来を作っていく会社です。

年齢に関係なく才能が発揮できます。

 

戦略的に物事を考えられる人

新しい発想をもとに社内外の人と協力してテクノロジーを見方に具現化していき、商品化します。

その過程で戦略性は欠かせない武器となります。

 

とことん好きがある人

好きすぎる、は才能です。

KADOKAWAでは、「好き過ぎる」=専門性と考えます。

 

自然体な人

何事も取り繕わない自然体でいることが、想像、創造力を生み出せる基本だと考えています。

 

忍耐力がある人

時にはうまくコミュニケーションが取れずに物事が思う様に進まないこともあります。

そんな時には逃げ出さず、じっくり時間を掛けて納得のいくモノ作りをすることが大切です。

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

KADOKAWA集英社講談社
売上高

2021年期

2,099億47百万円2,010億円1,708億円
資本金406億円1億80万円3億円
従業員数1,860人764人(契約アルバイト含む)945人
平均年齢42.1歳データなし43.8歳
採用人数(予定)31人24人27人
初任給260,000円262,300円268,260円
就職難易度63.262.363.5
企業理念「不易流行」

新しさを極め続ければ変わらないものが見えてくる。

「創意・自信・協調」「おもしろくて、ためになる」を世界へ
強いジャンル雑誌、文庫本(アニメ、映画、ライトノベル)、映画・映像事業小説、コミック雑誌、実用書小説、エッセイ、実用書、

 

KADOKAWAの就職難易度は競合他社と比べ、やや高めで、他の業界と比べても高いです。

競合他社である集英社、講談社と比べて売上、会社の規模ともにトップで、採用人数はやや多めです。

KADOKAWAの他社と比べて大きな特徴は、ドワンゴとの事業提携によるITを駆使した教育、デジタルコンテンツと、KADOKAWA本来の持つ映像、映画分野などと幅広い事業展開です。

事業内容、募集職種ともにとても興味深いものですので、ご自身にあった分野を見つけるためにも、自己分析をしっかりし、応募しましょう。

就活生に人気の企業ですので、早い段階での情報収集、ES対策が必須です。

また、KADOKAWAへの就活を考えている人は、競合である講談社、集英社の企業情報もチェックしておくといいでしょう。

 

引用:「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社 外資コンサルや商社が上位、右肩上がりの業種は | 就職四季報プラスワン | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)

引用:会社情報 : 講談社 

引用:会社概要 | 集英社



採用大学

【大学院】

一橋大学大学院、慶應義塾大学大学院、千葉大学大学院、青山学院大学大学院、東京芸術大学大学院、京都大学大学院、筑波大学大学院、九州大学大学院、電気通信大学大学院、東京理科大学大学院 他

 

【大学】

慶應義塾大学、早稲田大学、一橋大学、東京大学、京都大学、帯広畜産大学、大阪大学、関西学院大学、立命館大学、明治学院大学、お茶の水女子大学、台湾大学、関西大学、上海大学 他

 

【高専】

東京工業高等専門学校、神戸工業高等専門学校

 

KADOKAWAの採用大学の実績をご紹介しました。

想像、創造力が大切なKADOKAWAの採用は国公立、私大、高等専門学校に偏ることなく行っている様で、「学歴フィルターは存在しない」、という点も理解しておくといいでしょう。



ホットニュース

日本財団とドワンゴが提携 ドワンゴ学園準備会を発足、オンライン大学「ZEN大学」2025年4月開学予定

㈱ドワンゴと日本財団は新しい教育システムの構築に関する包括提携を2023年6月1日に締結しました。

包括提携の背景として、ドワンゴはN高等学校の開校に伴い、2016年から最先端のオンライン教育システムの構築に取り組んで来ました。

この7年間、約5万人の生徒に学びの場を提供する中で、生徒の家庭環境、収入、希望する進路の多様化と向き合って来ました。

日本財団は、より良い社会を実現するために、「子どもサポートプロジェクト」において、困難を抱える子どもや若者が少なくなるような社会の仕組み作りを目指してきました。

このような教育分野における取り組みの背景には、現代の日本が抱える教育格差が存在し、ドワンゴと日本財団は教育格差における課題解決と、持続可能な社会の実現に向けて、両社が有するノウハウや知見、ネットワーク、資源等を活かし、新しい教育システムの構築、すべての子ども達の個性・関心を尊重した質の高い教育の場を提供したいと考え、本提携に至りました。

 

2023年3月期 通期連結業績にて過去最高の売上高、営業利益を記録

2023年3月期通期連結業績は、売上高2,554億29百万円、営業利益は259億31百万円ともに過去最高。

デジタル化の進展と強力なIP創出により、出版・アニメ・ゲーム・教育を含む重点事業の高成長が継続。

「ELDEN RING」の大ヒットが当社グループ全体の業績に大きく貢献。

世界市場における日本IP人気も背景に、海外売上高比率は2022年3月期の13.1%から20.5%に上昇。

2025年3月期を最終年度とする中期計画の計数目標を初年度で達成。

 

まとめ

KADOKAWAでは、テクノロジーの進化とうまく共存することで、人間の楽しい・面白いへの想像と妄想がさらに進化すると考えていて、上記の決算ニュースをみてもその考えは実際、業績に反映しています。

KADOKAWAの経営理念である「不易流行 常に新しさを極め続けることで、いつまでも変わらない本質的なものが見えてくる」をモットーに、自ら変わることを恐れずに、挑戦し続けてきた歴史のうえに結果が積み重なってきました。

KADOKAWAは、これからも、これまでの形にとらわれることなく、さらなる進化を求め、挑戦を続けていく企業です。

みなさんの新しい感覚、考えが求められています。



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