【例文付き】ディベロッパーの志望動機・書き方のコツやチェックポイントを解説

【例文付き】ディベロッパーの志望動機・書き方のコツやチェックポイントを解説

2023年6月21日更新

はじめに

この記事を開いた皆さんは、ディベロッパーが気になっているけれど、志望動機が浮かばずに悩んでいる人が多いのではないでしょうか。ディベロッパー業界は、人気の業種の1つであり、周りと差を付けるにはどうしたらいいか悩んでいる人もいるでしょう。

 

この記事では、ディベロッパー業界についてや、志望動機の書き方などを解説します。ディベロッパーの志望動機を考える上で大切な業界への理解を深めるにはピッタリの記事です。

 

ぜひ参考にご覧ください。



ディベロッパー業界について

志望動機を考える際に、業界への理解は不可欠です。業界への理解が浅いと、的外れな志望動機を書いてしまうことにも繋がります。しっかり業界研究をするためにも、まずはディベロッパーについて改めて確認しておきましょう。

ディベロッパーって何?

ディベロッパーとは、英語の “Develpper”(開発者)から来ており、街の開発者のことを意味します。不動産業の1つで、マンションやリゾート開発、大型商業ビルの開発など、街の開発計画を立てることが主な仕事です。

 

どのような商業施設や住宅区が必要かといった、街づくりを1から手がけることができるため、大きな責任感とともにやりがいのある人気の職種です。

 

ディベロッパーに向いている人は?

ディベロッパーには、どのような人が適しているのでしょうか。ここで、ディベロッパーに向いている人の特徴を3つ解説します。

コミュニケーション力が高い人

大手のディベロッパーが求める能力として、コミュニケーション力が挙げられます。ディベロッパーの仕事は、開発する街の住民や、ゼネコン、不動産屋など、さまざまな立場の人と協力しながら行います。そのため、社内外の多くの人とチームワークよく動けるコミュニケーション力は大切です。

 

人と仲良くなることが得意な人や、さまざまな立場の人をまとめた経験がある人は、就職活動中のアピールポイントになります。

行動力がある人

失敗を恐れず、積極的に行動できる人も、ディベロッパーに向いていると言えます。

ディベロッパーは、その後の街の発展や住民たちの住みやすさに関わる、決して簡単な仕事ではありません。責任重大な仕事であるがゆえ、臆病になってしまう人も少なくありません。

 

しかし、そのような重圧の中でもしっかり決断を下し、行動を起こせるかが、ディベロッパーとして活躍できるかどうかの鍵を握ります。

 

新しいことにも積極的に挑戦する姿勢は、大手のディベロッパーで活躍するには特に大切です。行動力をアピールできるエピソードがある人は、ぜひ志望動機にも入れてみましょう。

 

リーダーシップがある人

ディベロッパーは、街づくりに関わるさまざまな人を引っ張っていくリーダー的な役割を果たします。そのため、リーダーシップが取れる人は、ディベロッパーに向いていると言えます。

 

ディベロッパーは、街づくりの計画を立てることが仕事のため、ディベロッパー自身が街づくりを実行するわけではありません。自分の立てた計画を実行するためには、プロジェクトのチーム全体をマネジメントする力が必要です。

 

自分のイメージ通りの街に仕上がるよう、常に周りを見渡しながらチームを引っ張っていける人は、大手のディベロッパーとしても活躍できるでしょう。

 

ディベロッパーは狭き門?

ディベロッパーは、就職難易度が高いと言われています。その理由として、人気の割には採用人数が少ないことが1つ挙げられます。

 

ディベロッパーは、責任重大な仕事だけあり、年収は30歳で1000万円を超えることもあります。そのため、給料の高さから志望する人も多い人気の職種です。

 

また、街の開発計画に携われるというやりがいからも、街づくりに関心のある人からの人気を集めています。

しかし、ディベロッパーは、各社で10〜40人程度しか募集されません。大手の他業種だと100人以上の採用もよくあることですが、ディベロッパーはライバルの多さに見合わず採用人数が少ないです。

 

そのため、必然的に狭き門となってしまい、就職の難易度は高い職種となっています。

 

 

志望動機を書くコツ

ディベロッパーの業界について理解が進んだところで、ここからはいよいよ志望動機の書き方について解説します。何を書けばいいかわからないという人は、以下で解説する項目について自分なりの答えを考えるところから始めましょう。

ディベロッパーを志望する理由を明確にする

志望動機を書くうえで大切なことは、「なぜ」を追求することです。自分が面接官だとしたら、なぜディベロッパーになりたいのかを明確に説明できない人を採用したいと思うでしょうか。ディベロッパーという職種に魅力を感じ、なりたいという想いのある人を採用したいですよね。

 

「なぜディベロッパーなのか」が浮かばない人は、ディベロッパーに関心を持ったきっかけや、ディベロッパーのどんなところに魅力を感じているのかを振り返ってみましょう。

 

志望動機の例

私がディベロッパーを志望するのは、企業による街の開発で地域が活性化するのを目の当たりにしたことがきっかけです。

街の開発の仕方によっては、こんなにも地域が活き活きとするのかと驚き、私もディベロッパーとして街づくりに携わりたいと思いました。

 

仕事内容への理解を深める

ディベロッパーとして何がしたいのかよくわからない、志望動機に詰まるという場合は、仕事についての理解を深めてみることをおすすめします。

仕事内容への理解を深めることで、具体的にイメージができて、新たな魅力の発見にも繋がります。

ディベロッパーの仕事内容は?

ディベロッパーの仕事について、具体的に見ていきましょう。

ディベロッパーは、不動産業に属します。不動産業には、「企画・開発」「販売」「賃貸(仲介)」の事業があり、ディベロッパーは最初の「企画・開発」を担います。

 

企画・開発には、マンション開発やリゾート開発、商業施設開発、街の再開発、インフラ整備などがあります。

 

開発地での土地探しや街の開発計画の作成、開発地の地域住民への説明、建設会社への計画実行の依頼など、さまざまな業務を行います。

 

ディベロッパー自身が建築作業をすることはありませんが、イメージ通りの仕上がりになるよう、現場の担当者と定期的に打ち合わせを行うことも業務の1つです。

ゼネコンとの違い

ディベロッパーと同一の不動産業界には、ゼネコンという職種があります。ゼネコンは、ディベロッパーが作成した計画に基づき、実際に工事をするのが仕事です。

 

ディベロッパー不動産の開発構想を練るのが仕事であるのに対し、ゼネコン「建設会社」として実際に建物をつくることを仕事としています。

 

不動産屋との違い

ディベロッパーは、大きな括りでは不動産屋に該当します。そのため、仕事内容は重なるところが多いです。

 

違いがあるとすれば、不動産屋は土地や建物の売買、仲介、管理をするのに対し、ディベロッパーは開発をメインで行うという点です。

 

どちらも不動産を扱う仕事ですが、ディベロッパーは新しく創造することに重きを置いています。

 

ハウスメーカーとの違い

ディベロッパーと似ている職種に、ハウスメーカーがあります。しかし、不動産業のディベロッパーに対し、ハウスメーカーは住宅業となります。

 

住宅業は、一戸建てなどの住宅供給に関わりますが、不動産業は土地や建物全般に関わるという違いがあります。



なぜその企業なのかを明確にする

なぜディベロッパーになりたいのかが明確になったら、次はなぜその企業なのかを考えましょう。同じディベロッパーでも、企業ごとに開発の仕方は違います。ここでは、ディベロッパーの大手5企業について見ていきます。それぞれの企業の特徴を押さえておきましょう。

三菱地所

丸の内のオフィスビルからの安定した収益が強みの三菱地所。東京駅近辺で基盤を固めつつ、海外事業にも積極的に挑戦しています。

三井不動産

複合開発という分野の街づくりを行い、収益源を分散させていることが強みの三井不動産。柏の葉スマートシティに代表されるように、地域の企業や大学などさまざまな人と協力しながら街の価値を生み出しています。

東急不動産

東急グループの他企業と連携し、幅広い事業を展開している東急不動産。電鉄グループの強みを活かし、鉄道沿線での多角的な事業展開が特徴的です。

住友不動産

マンションからの収益が圧倒的で、マンション事業No.1の住友不動産。高級住宅やタワーマンションが強いことで有名です。

 

野村不動産

マンション販売を中心とし、高級マンションシリーズ「PROUD」のブランド力が強みの野村不動産。若手が任される裁量が広いことも特徴的です。



志望動機のテンプレート

2つの「なぜ」が整理できたところで、いよいよ志望動機を書いてみましょう。志望動機は、次の順序で書くとよいでしょう。

 

  • 結論
  • 理由
  • エピソード
  • 課題・問題
  • 行動
  • 結果
  • 結論

 

それぞれ詳しく解説します。

結論

始めに、ディベロッパーの志望動機を簡潔に書きます。これから理由は説明しますので、この時点では短く端的に伝えるとよいです。また、その企業でディベロッパーを志望する理由も書くと、より企業への熱意が伝わる文章になります。

 

理由

次に、なぜディベロッパーなのか、理由を書きます。ディベロッパーに興味を持ったきっかけや、ディベロッパーに魅力を感じた出来事など、過去の経験をもとに伝えると、他人との差別化ができて相手を惹きつける文章になります。

 

エピソード

続いて、ディベロッパーになるために行動した、もしくはディベロッパーに必要な行動力やコミュニケーション力などを高めることになったエピソードを書きます。

OB訪問やインターンシップなどに参加をしている場合は、その時の内容を書くこともおすすめです。

課題・問題

上記のエピソードで、直面した課題や問題について説明します。OB訪問やインターンシップに参加する際も、ぜひ課題に着目して参加すると「課題発見能力」がアピールできます。

行動

上記の課題・問題に対して、自分がどのように考え、行動したかを書きます。ディベロッパーは、街の開発に際する課題や問題に対して解決するための行動力や交渉力が求められます。

ディベロッパーに必要な「問題解決能力」をアピールしましょう。

結果

上記の課題に対し、実際に起こした行動がどのような結果につながったのかを書きます。結果はできるだけ具体的に説明しましょう。

 

また、課題から結果までの一連のエピソードから何を学んだのか、学んだことをディベロッパーとしてどう活かせるのかについても言及できるとよいです。

結論

最後に、改めてディベロッパーを志望する理由を書きます。上記のエピソードや学んだことに引き付けて書くと説得力が増します。

 

志望動機にプラスして、入社してから挑戦してみたいことなどを書くと、採用した後の様子が採用担当者にも伝わりやすくなるでしょう。



志望動機が書けたらチェックしたいポイント3つ

志望動機が書けたら、再度読み返してブラッシュアップしましょう。ここからは、ブラッシュアップに役立つチェックポイントをご紹介します。ぜひ参考に、よりよい志望動機を作成してください。

志望理由は企業にとって魅力的か?

ディベロッパーを志望する理由や、数ある企業の中からその企業を選んだ理由を再度読み返してみましょう。志望理由は企業にとって魅力的になっていますか?

 

魅力的かどうかは、自分が企業の採用担当者になったつもりで読んでみるとわかりやすくなります。例えば、ディベロッパーは給料が高いから、この企業は福利厚生が充実してい

るから、といった志望理由に魅力を感じるでしょうか?このような志望動機では、一生懸命働く気があるのかな?と思われてしまっても仕方ありません。

 

反対に、ディベロッパーの使命を果たし、精一杯企業の力になろうとする姿勢を伝えられれば、企業にとって魅力ある志望動機となります。

 

ぜひ企業目線で、再度自分が書いた志望動機を読み返してみてください。

具体性があるか?

続いて、志望理由に具体性があるかどうかをチェックしましょう。例えば、「街づくりに興味があるため、ディベロッパーを志望します」といった志望動機では曖昧です。

 

なぜ街づくりに興味があるのか、なぜディベロッパーで街づくりなのか、といろいろ突っ込めます。「なぜ」を解決し、できるだけ具体的に書いた方が伝わりやすい志望動機が書けます。

 

自分の志望動機に「なぜ」と突っ込めるところはないか探しながら読むと、どこをもっと具体的にすべきかがわかります。

誤字脱字や読みづらさはないか?

最後に最も基本的なことをお伝えしますが、誤字脱字や文章のねじれがないかどうかを確認しましょう。

 

誤字脱字などのミスが多いと、仕事が雑なのではないかと連想させてしまいます。内容とは関係のないところでマイナスの印象を与えてしまわないよう、細心の注意を払って書きましょう。

他人に読んでもらおう!

チェックポイントとは別に、もう1つ大事なことをお伝えします。それは、書いた志望動機を他人に読んでもらうことです。

 

上記3つのポイントは、他人に読んでもらうことで気づきやすくなります。可能な人は、自分以外の人に志望動機を読んでもらい、わかりづらいところはないか、誤字脱字はないか、意見をもらいましょう。



まとめ

街の開発者であるディベロッパーは、責任感もありながら、街づくりを担うやりがいも大きな人気の職種です。他者と差をつけるためにも、「なぜ」ディベロッパーなのか、「なぜ」その企業なのかを深掘りし、自分のエピソードに紐づけて書くことで、より具体的で熱意の伝わりやすい志望動機が書けます。

 

志望動機を書いた後は、ぜひ他者の目でチェックしてもらうこともお忘れなく。確認作業も手を抜かずに、よりよい志望動機を仕上げましょう。



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