面接時のマスクの色は何色?着用必須なのかマナーと合わせて解説

面接時のマスクの色は何色?着用必須なのかマナーと合わせて解説

2023年5月29日

はじめに

厚生労働省は、令和5年3月13日以降、マスクの着用は「個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本」という発表をしました。着用義務がなくなったので、就活時でもマスクをした方がいいのか悩む人も増えたと思います。

 

マスクの色やマナーによって、企業側が受け取る印象が変わってしまうので対策しておくことが大切です。第一印象で面接は決まってしまう、といっても過言でないほどイメージというのは重要であるので、面接時のマナーについて学んでいきましょう。

 

面接時のマスクについてのマナー

コロナ禍が緩和されマスクの着用が義務なのか、色は何色がいいのかと気になることが増えたと思います。面接は第一印象が重要なため、一つのミスが命取りになる可能性もあります。

 

しっかりマナーを学んでおき、好印象を与える面接を目指しましょう。

 

面接時はマスク着用が義務なのか

結論から言えば、マスクの着用は義務ではありません。厚生労働省がマスク着用を緩和したため、必ずしも着ける必要はなくなりました。

 

しかしまだコロナウイルスがなくなったわけでもなく、社会全体では引き続きマスクを着用している人が大半です。面接では個人の勝手な判断で、企業側にマイナスなイメージを与えてしまう恐れがあるため、事前に確認しておきましょう。

 

事前にマスクの着用が必要か聞いていない場合は、マスクを着用していくことをおすすめします。

面接時にマスクの有無はいつ確認する?

面接時のマスクが必要か、いつ外せばいいか確認するタイミングは3つあります。

 

①面接の案内が来た時

何月何日に面接をするかメールや電話でやりとりをする際に、マスクの着用が必要か聞いておくといいでしょう。

 

②面接会場に着いたとき

面接会場に着くと採用担当者や案内係の人がいます。その際に、面接時はマスクを着用したほうがいいのか、確認をとりましょう。

 

③面接が始まる前

名前が呼ばれ、面接部屋に入り着席するタイミングで聞くのがおすすめです。

席に着席する前に、名前や挨拶をするので「一点ご質問よろしいでしょうか」、「マスクの着用についてお聞きしたいのですが」と一声かけてからマスクの有無について聞きましょう。

面接時のマスクの色や種類について

<マスクの色>

基本的には「白色」です。もし白色がなかった場合は、薄い青色や薄ピンクなど薄い色のマスクを着用しましょう。

 

黒やグレーといった濃い色は、あまり良い印象を与えないため控えましょう。

 

<マスクの種類>

使い捨てマスクでも洗って使えるマスクでも問題ありません。生地もとくに指定はないので、通気性のいいマスクのほうが息もしやすく話しやすいのでおすすめです。

 

気を付けることは、模様やロゴが入っていないことです。無地のマスクがおすすめなので、着用していくなら「白色の無地」を選びましょう。

 

 

面接時のマスク着用時に注意すべきこと

面接時にマスクを着用する場合、「声がこもってしまう」、「顔が隠れる」といったデメリットがあります。他にも注意しておくべきことがあるので見ていきましょう。

声がこもらないようにはっきり話す

マスクを着用すると声がこもってしまいます。話している内容が聞こえずらいとマイナス評価に繋がるため、はっきりと大きな声で話すことを意識しましょう。

 

練習時からマスクを着用し声のボリュームや聞き取りやすさを事前に確認しておくと本番でも上手くいきます。事前に誰かに協力してもらい、話し方に問題がないかチェックしておきましょう。

 

声が聞き取りにくくなる人は、「声のトーンをあげる」、「母音を意識する」、「ゆっくり話す」ことを意識すると効果的です。

前髪がかからないようにする

マスクを着用することで顔の半分以上が隠れてしまいます。目から上までしか見えなくなるため、少しでも顔がわかるように髪の毛が前髪にかからないようにしましょう。

 

サイドに分ける、短髪にするなど、顔が見える面積を広くして明るい印象を与えるように意識してください。

身振り手振りで表現力を増やす

マスクをしているので顔の表情が伝わりにくくなります。面接官も目元だけで表情を読み取るには難しくジェスチャーを交えて、表現力をアピールすることが大切です。

大げさにやる必要はありませんが、いつもより多くうなずくことや目元だけで笑顔を表現するなど、少しでも自分の感情や表情を表現できるように工夫しましょう。

メガネの人はレンズに注意

マスクをしていることでメガネをかけている人は、レンズが曇りやすくなってしまいます。面接官もある程度理解はしてくれますが、マスクで目元の表情を読み取ろうとしているのにレンズまで曇ってしまうと何もわからなくなります。

 

判断基準に困りあまり良い印象を与えられないため、対策しましょう。

 

例えば、コンタクトレンズに変える、レンズ曇り止めを使用するなど事前に対策できることはあるので、考えておきましょう。

 

面接本番でレンズが曇ってしまう場合は、面接官に事情を説明し、マスクを外すか鼻の下までマスクを下げるなど対処しましょう。

マスクを外す場合も視野にいれる

マスクの着用は企業が判断するため、マスクを外すときのことも考えておきましょう。マスクをすることを前提に考えて、メイクをしていない、髭を剃っていないなど油断しないように気を付けましょう。

 

またウイルス感染なども考慮して、マスクを入れるケースを用意しておくと好印象につながります。

 

 

マスク以外にも気を付けたい面接時のマナー

マスクだけを気を付けていればいい、というわけではありません。面接は第一印象が大切です。髪の毛や服装、靴など様々なところをチェックされます。

マスク以外に気を付けておくべきポイントを説明します。

身だしなみの徹底
身だしなみで気を付けるポイントを部位ごとに詳しく説明していくので、参考にしてください。

髪型
男女共に前髪は眉毛にかからないように、サイドに流すか短く切るなど意識しておでこが見えるようにしましょう。おでこが見えるほうが、明るい印象を与え好印象になります。

また髪色は必ず黒色、もしくは地毛に近い色にしてください。それ以外の明るい色は悪い印象を与えます。

男性の場合、短髪のほうが清潔感と爽やかさを演出できるのでおすすめです。襟元や前髪は特に注意を払い、髪で顔が隠れないように意識しましょう。

女性の場合、髪の毛が長い人は髪をまとめてひとくくりにしましょう。前髪も横に流し、ピンでとめておくことが大切です。

スーツ
黒色の無地が無難です。ストライプが入っているスーツでも問題はありませんが、柄が主張しないように気を付けましょう。自分の体格に合ったサイズを必ず選び、大きすぎたり小さすぎたり、不格好にならないようにしましょう。

スーツやシャツは前日にアイロンをかけ、しわやほこりがないかチェックすることが大切です。

シャツ
シャツやブラウスは白色の無地を選びましょう。スーツと同様でしわがないか、ズボンやスカートからはみ出していないか、ボタンが止まっているかなど確認してください。

ネクタイ
男性の場合、ネクタイを着用していかなければいけません。色は、赤・青・黄色などとくに指定はないので自分の印象にあった色を選びましょう。

例えば赤色なら「やる気・情熱」といった印象があり、青色なら「冷静・爽やか」といった印象があります。

模様はなるべく無地かストライプの入ったものにしましょう。首元までしっかりネクタイを締め、ゆるゆるになっていないか、曲がっていないか確認してください。

靴下
男性の場合、肌が見えないように長めの靴下がおすすめです。色は黒色で無地を選びましょう。女性はタイツを着用し、生肌をなるべく見せないようにしましょう。


男女ともに黒一択です。茶色もありますが、あまりいい印象を与えません。また光沢がありすぎるエナメル素材もおすすめできません。

髭・メイク
女性は、メイクが必須です。派手にならないようにナチュラルメイクにしましょう。メイクを普段していない人も、社会人のマナーとして事前に練習しておくことが大切です。

男性は、髭のそり忘れに注意です。前日に剃っても朝に生えてくる人もいますので、当日の朝に剃ることをおすすめします

入退室のマナーを知っておく
入室から退室までの流れと注意するポイントを説明します。

<入室>

①面接官または案内係の人から名前を呼ばれれば、ドアを3回ノック。

「失礼します」と中の人に聞こえる大きさであいさつ。

③面接官が「どうぞ」、「お入りください」と返事が聞こえれば入室。

※ドアを閉めるときは、音が鳴らないようにすることと、後ろ手で閉めないようしましょう

ドアの前に立ち止まりお辞儀。

※お辞儀の角度は30度~40度お辞儀をする前に「失礼します」とあいさつをしましょう

お辞儀が終われば椅子の横に立ち、あいさつ。

※「自分の名前」を言ってから「本日は宜しくお願い致します」、「本日は面接の機会をいただきましてありがとうございます」などあいさつをしましょう

面接官が「お座りください」と言ってから、もう一度「失礼します」と言って座る。

入室の流れは上記の通りです。ハキハキと相手に伝わるように大きな声で話しましょう。基本的には面接官の指示があってから行動に移すため、勝手に椅子に座わらないようにしてください。

<退室>

面接が終われば椅子から立ち上がり、御礼とお辞儀。

「本日はありがとうございました」、「お忙しい中お時間を頂きありがとうございました」などあいさつを言ってから深めのお辞儀(45度)をします

ドアまで歩きドアの前で、再度お辞儀。

※「失礼します」とひとこえかけて30度~40度のお辞儀をします

③ドアを閉めて面接終了。

※音が鳴らないように静かにドアを閉めます。

退出の流れは上記の通りです。面接が終わると緊張から解放されますが、最後まで油断してはいけません。気を許してドアを強く締めてしまう、あいさつを忘れてしまうなど凡ミスがないように気を付けましょう。

 

面接で気になる質問集

初めての面接は分からないことも多く、事前に情報を収集しておくことが大切です。社会人としてのマナーが大切なので、知らずにマナー違反をしていることもあります。

 

ちょっと気になる質問集を集めてきたので、疑問を解消しましょう。

Web面接でもマスクはするの?

結論から言えば、マスクの着用は要りません。オンライン面接なので、直接面接官と接しないため外してから挑みましょう。

 

マスクをしていると顔の表情がわからないため、面接では不利になります。もし何らかの事情でマスクを着用したい場合は、その旨を話してから面接しましょう。

面接会場には何分前についておくべき?

おすすめの時間は15分から30分前です。早く着きすぎても別の就活生が面接をしている場合もあるため、早すぎてもいけません。もちろんギリギリの時間もマナー違反です。

 

一番のおすすめは、公共交通機関のトラブルを避けるために45分~1時間前に面接会場の近くに着くことです。直接面接会場に行ってしまうと早すぎるため、別の場所で時間を潰し、面接時間に近づいてから会場に入れば遅刻の心配もなくおすすめです。

 

遅刻は絶対いけませんが、人身事故など電車が止まって面接時間に遅れてしまう場合は、すぐに電話で事情を話し、連絡しましょう。

面接に必要な持ち物は?

必要な持ち物リストは以下の通りです。

・筆記用具

・携帯電話

・エントリーシート、履歴書(提出を求められている場合)

・クリアファイル

・財布(現金)

・ハンカチ、ティッシュ

 

面接時のマスクの色やマナーを守って好印象を与えよう

マスクの色は「無地の白色」、髪の毛は「黒色」など面接時のマナーは決まっているので、事前に確認して対策しましょう。

 

マスクの着用は企業側が判断するため、マスクは着用していき取るかつけるか聞いてから指示に従うようにしましょう。

 

マスク以外にも身だしなみや入退室のマナーなど、注意するべきポイントはたくさんあります。就活生らしいフレッシュ感と社会人としてのマナーが守れているか、自分だけで判断するのではなく、誰かに見てもらい客観的なアドバイスをもらいましょう。

 

知識不足でマナー違反にならないように、持ち物や会場に着くタイミングなど事前に確認し、凡ミスがないように意識してください。

 

好印象を与える身だしなみで、面接を突破できるように頑張りましょう。

 

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