【即効性抜群!】動画面接で絶対におさえておきたい3つのこと
2023年5月28日更新
はじめに
近年、就活において動画面接の重要性がますます高まっています。
特に新型コロナの感染拡大により、採用選考においてもオンラインでの面接形式が一般化しました。
結果として、動画面接は遠隔地からの参加者とのコミュニケーションを可能にし、効率的な選考プロセスを実現しました。
したがって、動画面接は今後も定着し、特に選考初期の段階で多用されることが予測されます。
本記事では、あなたが動画面接で成功するためのコツを紹介していきます。
具体的には、準備の重要性やビジュアル面での印象づけ、効果的なコミュニケーションの構築など、さまざまなポイントを解説します。
加えて、エチケットやマナーにも触れていきますので、最後まで一気にお読みくださいね。
動画面接の準備と機材確認
動画面接の準備や機材確認がおざなりになり、当日になってうまく接続できなかったり、画像や音声が乱れたりして手痛い失敗を招くことがあります。
また、撮影の背景や服装が不適切なため、失点を食らうケースも多々あります。
そうならないために、事前にチェックポイントを押さえておきましょう。
1.インターネット環境や機材の確認
まずはインターネットと機材の確認についてポイントをおさえましょう。
(1)インターネット環境の確認
まず、安定したインターネット接続を確保するために、使用するネットワークの信頼性をチェックする必要があります。
Wi-Fi接続を使用する場合は、ルーターからの距離や障害物の有無を考慮し、適切な位置にあることを確認します。
必要に応じて、インターネット速度を測定するツールを使用して、適切な帯域幅を確保できるか確認しておきましょう。
具体的には、一般的なビデオ通話アプリ(Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど)を使用する場合、最低でも1 Mbpsのアップロードおよびダウンロード速度が必要です。
高品質な映像や複数の参加者がいる場合は、2 Mbps以上の帯域幅が推奨されています。
(2)機材の確認
使用するカメラやマイク、スピーカーなどの機材を事前に準備し、正常に動作することを確認します。
そのうえで、カメラの画角や映像の明るさ、マイクの音質など、自分の映像と音声がクリアに伝わるかを確認してください。
その際は、外部マイクやマイク付きイヤホンを使用して、音声品質を向上させることをおすすめします。
これらの確認を事前に行うことで、スムーズな動画面接を実現することができますね。
2.音声・映像の品質向上の対策
動画面接では、映像や音声がクリアに伝達されることが何よりも大切です。
映像が乱れたり、音声が聞き取れないと致命的ですからね。
そのために以下のような対策を行うことで、音声・映像の品質を向上させておきたいところです。
(1)音声品質向上
まずは静かな環境での面接を心掛け、周囲の騒音を最小限に抑えます。
そのうえでノイズキャンセリング機能を備えたマイクやマイク付きイヤホンを使用することで、背景騒音を除去できます。
また、音声のクリアさとハッキリとした聞こえ方を確保するため、マイクから適切な距離(20〜30㎝)を保つことを心掛けてください。
(2)映像品質向上
明るい照明の下で面接を行い、顔がハッキリと映るようにします。
また、カメラの位置と角度を自分の顔全体が映るように調整してください。
カメラが揺れないように安定した台やカメラマウントを使用すると、映像の安定性が向上しますよ。
(3)インターネット帯域幅の確保
先ほど説明のとおり、インターネット接続が安定していることを確認し、帯域幅を十分に確保します。
ビデオストリーミングや大容量のダウンロードなど、他のネットワークアクティビティとの競合を避けるため、他のデバイスでの使用を制限してください。
これらの対策を組み合わせることで、音声と映像の品質を向上させ、円滑な動画面接を実現できます。
3.背景や服装の選び方
次に、動画面接における撮影場所の背景や服装の選び方もチェックしておきましょう。
背景や服装の選び方は、動画面接において誠実な印象を与えるために重要です。
以下に、背景と服装の選び方についてのポイントをまとめました。
(1)背景
まず背景ですが、明るくて清潔な背景を選ぶことが好ましいです。
また、なかにはバーチャル背景を使用する人もいると思いますが、その場合はカジュアルっぽい派手なものや華美な背景は避け、ビジネスライクなものを選びましょう。
乱雑な部屋は問題外ですし、プライバシーに関わるポスターや写真などは撤去するか、安価で入手できる背景用のスクリーンやパーテーションを使用することも検討してください。
(2)服装
次に、見た目も大切です。
見た目で第一印象の大部分が決まってしまいます。
ビジネスカジュアルやビジネスフォーマルな服装を選ぶことが一般的ですが、面接の性格や業界に合わせた服装を心掛けましょう。
色味は明るすぎず、派手すぎず、適度に落ち着いたトーンを選ぶことが好ましいです。
パターンのある服や派手なアクセサリーは避け、自身のプロフェッショナリズムを表現するようにします。
大切なのは、背景や服装があなたの専門性や信頼性を引き立て、誠実な印象を与えるということです。
逆を言うと、適切な背景と服装を選ぶことで、面接相手に好印象を与えられます。
ビジュアル面の印象度アップ・テクニック
動画面接では画面の大きさが限られているので、対面よりも表情や仕草がクローズアップされます。
したがって、ビジュアル面についてもチェックポイントがありますので、テクニックを習得しておきましょう。
1.表情や仕草のチェック
ビジュアル面で好印象を与えるには、表情と仕草のチェックが重要です。
以下に、そのポイントをまとめました。
(1)表情のチェック
どの面接も同じですが、笑顔は相手に親しみや信頼を与える効果がありますので、自然で穏やかな笑顔を心掛けます。
時々、引きつったような笑顔をする学生を散見しますが、不自然に見えますので、動画面接前に顔の筋肉の柔軟体操をするなどして弛緩した状態で臨みましょう。
また、目を開き、相手に注目している様子を見せることも大切です。
目の動きは自信と興味を示すため、キョロキョロせずに適切な視線を保つことがポイントです。
(2)仕草のチェック
静止を維持することは難しいかもしれませんが、揺れたり神経質な動きを避け、落ち着いた姿勢を保つことが重要です。
手の動きにも注意してください。
適度なボディランゲージは話を補強し、理解を促しますが、過度なジェスチャーはうっとおしく映ります。
練習や録画を通じてあなたの表情と仕草を確認し、必要に応じて微調整することをおすすめします。
2.目線とカメラの位置とアングル
次に、目線とカメラの位置やアングルも動画面接では重要な要素になりますので、以下にそのポイントをまとめました。
(1)目線のコントロール
動画面接の場合、カメラに向かって話すことで、面接相手に直接話しかけているような印象を与えます。
ディスプレイ上の自分の映像や相手の映像を確認しすぎないように注意し、カメラのレンズに意識を向けます。
カメラが自分の目線と同じ高さになるように調整すると、自然な目線を保つことができますよ。
(2)カメラ位置とアングル調整
意外と気にかけないですが、カメラの位置とアングルの調整は、ビデオ面接において重要な要素です。
以下にそのポイントをまとめました。
①カメラの高さ
カメラが自分の目線と同じ高さになるように調整します。
これにより、相手と直接目を合わせたような印象を与えることができますね。
カメラが高すぎると、上から見下ろされているような印象を与えますし、低すぎると下から見上げられているような印象を与えますので、適切な高さを見つけましょう。
②カメラのアングル
カメラは正面からのアングルで配置することが重要です。
斜めや横からのアングルでは、不自然な印象を与えます。
カメラが少し上から向いていると、より良い映像が得られることがありますので、上から見下ろすような微妙な角度を試してみましょう。
③フレーミング
自分の顔全体が映るようにフレーミングします。
顔のトップから少し上までが画面に入るように調整し、適度な余白を残します。
適切な距離を保ち、顔の詳細がクリアに映るようにします。
遠すぎると顔が小さく見え、近すぎると顔が大きく歪んで見える可能性があります。
カメラの位置とアングルの調整により、自然で適切な映像を提供できます。
事前にテスト撮影を行い、映像が望むように見えるかを確認してください。
効果的なコミュニケーションの3つのコツ
特に動画面接で効果的なコミュニケーションを行うには、
・口調や話し方
・リアルタイムな反応とタイミング
・伝えたいメッセージの明確化
の3つのコツを押さえる必要があります。
以下で、解説していきます。
1.口調や話し方のポイント
効果的なコミュニケーションのためには、口調や話し方のポイントに注意することが重要です。
以下がそのポイントです。
(1)温かく自然な口調
自然で温かみのある口調を心掛けることで、相手に対して親しみや好意を伝えられます。
急かすような口調や威圧的なトーンは避け、相手とのコミュニケーションを円滑に進めるために丁寧な話し方を心掛けましょう。
(2)ハッキリとした発音と速度調整
ハッキリとした発音で話すことで、単語やフレーズが聞き取りやすくなります。
また、話すスピードも早口では相手が追いつけない可能性がありますので、適度なペースを保つようにします。
基本的には、相手の話すスピードと同調させて話すと調和が保てます。
(3)適切な言葉遣いと文法
敬語や適切な敬称を使い、相手に対する敬意を示すことも大切です。
場面に応じた言葉遣いを心掛けましょう。
また、不明瞭な表現は避け、簡潔で理解しやすい言葉を選ぶことが大事なので、事前に文章を作って練習しておくのも一手です。
これらのポイントに注意することで、相手とのコミュニケーションが円滑になり、効果的な意思疎通が可能になりますよ。
練習や録音を通じてあなたの口調や話し方を確認し、必要な場合は改善するようにしましょう。
2.リアルタイムな反応とタイミング
リアルタイムな反応とタイミングも、効果的なコミュニケーションにおいて重要な要素です。
以下に、そのポイントをまとめます。
(1)積極的でリアルタイムな反応
相手の話に対して積極的でリアルタイムな反応を示すことが大切です。
相槌やうなずき、表情やジェスチャーを使って相手の話に共感や理解を示します。
質問があれば適切なタイミングで質問し、相手の話に関心を持っている姿勢を示しましょう。
(2)タイミングの適切さ
コミュニケーションにおいて、タイミングは非常に重要です。
相手が話し終えるのを待ち、適切なタイミングで自分の発言を行います。
長すぎる沈黙や相手を遮るような行動は避け、相手の発言に敬意を払いながら適度な間を設けることがポイントです。
(3)調整とフィードバック
相手の反応や表情を観察し、自身のコミュニケーションを調整します。
相手が混乱していたり、興味を失っているなどのサインに敏感になりましょう。
フィードバックを受け入れ、適宜修正を行います。
その際は、相手の要望や意見に対して敏感であり、柔軟に対応することが重要です。
以上、リアルタイムな反応とタイミングを意識することで、相手とのコミュニケーションをスムーズに進めることができます。
意識的に聴き、相手のニーズや感情に寄り添いながら対話を進めることを心掛けましょう。
3.伝えたいメッセージの明確化
最後に、伝えたいメッセージを明確にすることは、効果的なコミュニケーションにおいて重要な要素になりますので、以下でそのポイントをまとめます。
(1)主題を明確にする
伝えたいメッセージの主題を明確にするために要点を整理し、相手に伝えたいことを一文でまとめると良いでしょう。
内容が複雑な場合は、順序立てて説明することでメッセージの理解を容易にします。
(2)具体的な事例や例を挙げる
メッセージをより具体的にするために、事例や例、たとえ話を挙げることが効果的です。
抽象的な概念を具体的なイメージに変えることで、相手に理解を促すことができます。
(3)簡潔で明瞭な表現を使う
言葉遣いや表現には注意を払い、簡潔で明瞭な文を使うようにしましょう。
冗長な表現や曖昧な言葉は避け、相手の知っている分かりやすい言葉を選ぶことがポイントです。
(4)目的や意図を明確化する
伝えたいメッセージの背後にある目的や意図を明確にしましょう。
なぜそのメッセージを伝える必要があるのかを相手に理解させることで、共感や共有が生まれます。
メッセージの明確化は、相手が正しく理解し、意図を受け取るために不可欠です。
伝えたいポイントを整理し、具体的な言葉で表現することで、相手とのコミュニケーションを円滑に進めることができます。
エチケットとマナーの重要性
最後に、面接前後の挨拶と礼儀作法について紹介して本記事を締めくくります。
「礼に始まり礼に終わる」ではないですが、面接開始時は
「〇〇大学〇〇学部の〇〇です。本日は貴重な時間をいただき、ありがとうございます。よろしくお願いします」
と挨拶し、面接終了後は
「本日は貴重なお話をお伺いし、非常に有意義な面接になりました。ありがとうございました」
など、相手に感謝の念をもって締めくくるようにしましょう。
また、面接が終わった安堵から思わず接続を自分から切断することは慎みましょう、
相手が切ってから終了することが礼儀です。
また、面接後は、その日の内のできるだけ早い段階で感謝のメールを送るようにしましょう。
迅速な送信は、あなたの関心と礼儀正しさを表す大切な行為です。
その際には面接官に感謝の気持ちを伝えることも大切ですが、面接官が覚えている内容に触れることで、印象付けを強めると効果が倍増します。
まとめ
以上、動画面接のコツについて網羅して解説してきました。
やはり、不慣れな動画面接を一発で成功させようとしても無理があります。
「習うより慣れろ」ということわざがありますが、練習の積み重ねが何にも増して大切です。
そのために、自己録画を行って第3者の目で修正したり、専門家や先輩などに模擬面接を行ってもらって、フィードバックを受けつつ改善することをおすすめします。
本記事を参考にしていただき、動画面接が成功裏に終わることを祈念しています。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。