【内定後のメール】書き方や内定者懇親会の返信の仕方を例文付きで解説

【内定後のメール】書き方や内定者懇親会の返信の仕方を例文付きで解説

2023年5月26日更新

はじめに

内定通知をもらったあとも油断してはいけません。企業とメールや電話でやりとりをすることもあるため、マナーを守って返信することが大切です。

 

内定後のメールの仕方やマナーに不安のある方のために、メールの書き方や内定者懇親会の返信の仕方を例文付きで解説していきます。

 

返信に困ったときは例文を少しアレンジするだけで、返信できるので参考にしてください。

 

内定後のメールを返信するときに注意する3つのこと

内定が決まっても社会人としてマナーを持って返信することが大切です。油断をして適当に対応してしまうと、これから就職する企業に悪影響を与えます。

 

内定後のメールを返信するときに注意すべき3つのことを説明しますので見ていきましょう。

①メール受信後(24時間以内)にすぐ返信すること

メールを受信してから24時間以内に返事をすることが大切です。「〇月〇日までに返信してください」という期日がある場合は、必ず期日までに返信しましょう。

 

期日がなかったとしても、早く返信することが大切です。採用担当者は、内定後のスケジュールを管理し、内定式や内定者懇親会の連絡をすべての内定者に送らなければいけません。

 

返信が遅くなると、作業に支障が起きてしまうため24時間以内に返信することがマナーです。もし何らかの事情ですぐに返信できなかったとしても、必ず返信してください。

 

②誤字脱字がないか返信前に読み直す

内定をもらう前はしっかりした印象を与えていても、内定後のメールに誤字脱字が多いと印象が変わってしまいます。最後まで油断せず、メールの返信をすることが大切です。

 

誤字脱字がないか返信前に必ず読み直しましょう。声に出しながら読み直すことでミスに気が付きやすいのでおすすめです。

 

「会社名」、「採用担当者名」は特に間違えてしまうと印象が悪くなるので注意してください。

③マナーを守って返信する

件名は変えずに「Re:」をつけて返信する

件名を変えてしまうと採用担当者が何の要件だったか、わからなくなってしまいます。採用担当者が一目でわかるように件名は変えずに返信しましょう。

 

ビジネスメールの形式に沿って送る

「企業名、担当者の名前」→「あいさつ」→「自分の名前」→「本文」といった形式があります。この流れに沿ってメールを送ることがマナーであるため形式を守ることが大切です。

 

形式の詳しい内容はこの後、例文を見ながら詳しく説明します。

 

・返信する時間帯に注意

早く返信しないといけない、と焦ってしまい深夜に返事をするのは禁物です。深夜などに返信すると、「どんな生活習慣を送っているのか」悪い印象を与えてしまうことがあります。

 

返事を急ぐ気持ちもありますが、夜遅くに返信するのはやめましょう。出社して朝一番にメールを確認する人が多いため、夜は我慢して早朝に返事をしましょう。

 

 

内定後に送るお礼メールの書き方

内定後のお礼メールを送るときは、これから働く仕事への意気込みや熱意などを加えると好印象を与えることができます。また残りの学生生活でどう仕事につなげるかや目標を伝えるといいでしょう。

 

例文を見ながら注意すべきポイントを説明していくので参考にしてください。

 

<例文(残りの学生生活をどうするか編)>

 

件名「内定の御礼」

①株式会社〇〇〇〇

人事部 採用担当〇〇様

②いつもお世話になっております。〇〇大学〇〇学部の【自分の名前】と申します。

この度は、内定のご連絡を頂きましたことを、誠にありがとうございます。家族一同喜んでおり、感謝の気持ちが増すばかりです。

③入社までの期間に、〇〇の資格を取得できるよう精進し、貴社に貢献できる人物になれるよう努力して参ります。

未熟な点も多々あると存じますが、ご指導いただけますようお願い申し上げます。

まずは取り急ぎ御礼申し上げます。

④ーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇大学 〇〇学部

【自分の名前】

【電話番号】

【メールアドレス】

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

①「宛名」

まずは企業側の情報を記載するところから文章は始まります。会社名や担当者名は絶対に間違えてはいけません。

 

ここを間違えてしまうと印象がかなり悪くなってしまいます。会社名も(株)など省略せずに書きましょう。もし採用担当者の名前が分からない場合は、「採用担当者様」と書いていれば問題ありません。

 

②「あいさつ文」

「いつもお世話になっております。」といったあいさつを述べてから、大学名、学部名、自分の名前を記入します。

社会人としてあいさつは非常に大切なことです。メールの文面だけでなく、電話の対応や実際に対面するときなどすべてにおいて、自分から積極的にあいさつしましょう。

 

元気にハキハキとあいさつすることでフレッシュ間のある好印象を持ってもらえます。

 

③「本文」

これから働く会社への意気込みや熱意、残りの学生生活で何をしていくかなどを付け加えることが大切です。今回の例文では、残りの学生生活で会社に活かせる資格を取ることをアピールしています。

 

次は会社で働く意気込みを例に紹介するので参考にしてください。

 

④「署名」

最後に自分の情報を記入して締めくくります。書く内容は、「大学名・学部」、「自分の名前」、「電話番号」、「メールアドレス」です。

 

<例文(会社で働く意気込み編)>

 

件名「内定の御礼」

株式会社〇〇〇〇

人事部 採用担当〇〇様

いつもお世話になっております。〇〇大学〇〇学部の【自分の名前】と申します。

この度は、内定のご連絡を頂きましたことを、誠にありがとうございます。念願であった貴社で働けるうれしさに胸が震える思いです。

気持ちを新たに引き締めて、1日でも早く貴社の戦力になれるよう努力する所存です。

まだ至らない点もある私ですが、今後ともご指導の程よろしくお願い致します。

まずは取り急ぎ御礼申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇大学 〇〇学部

【自分の名前】

【電話番号】

【メールアドレス】

ーーーーーーーーーーーーーーー

伝えたいことを簡潔にまとめ、1文が長くなりすぎないようにするのがポイントです。採用担当者は、一日に多くのメールを読んでいるのでわかりにくい内容は迷惑になります。

 

注意すべきポイントに気を付けながらメールを作成しましょう。

 

 

内定後にある内定者懇親会の返信の仕方

企業によっては、内定後に内定者懇親会がある場合があります。内定者懇親会の案内メールが届いたときに、どう返信すればいいか、出席・欠席の2パターンを説明していきます。

出席する場合

 

件名「Re:内定者懇親会のご案内について」

株式会社〇〇〇〇

人事部 採用担当〇〇様

いつもお世話になっております。〇〇大学〇〇学部の【自分の名前】と申します。

この度は、内定者懇親会のご案内をいただき、誠にありがとうございます。

喜んで出席致します。

9月2日(金)13時 〇〇ビル3階へ伺います。

みなさまにお会いできることを心より楽しみにしております。

当日はよろしくお願いいたします。

ーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇大学 〇〇学部

【自分の名前】

【電話番号】

【メールアドレス】

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

出席する際は、「9月2日(木)13時」といったように開催日をもう一度、伝えることが大切です。内容を繰り返すことで確認できていることをアピールすることで、採用担当者も安心できます。

欠席する場合

 

件名「Re:内定者懇親会のご案内について」

株式会社〇〇〇〇

人事部 採用担当〇〇様

いつもお世話になっております。〇〇大学〇〇学部の【自分の名前】と申します。

この度は、内定者懇親会のご案内をいただき、誠にありがとうございます。

大変申し訳ございませんが、当日はゼミ研究の発表会があるため、欠席させていただきたくご連絡いたしました。

せっかくのご機会をいただいたのに、申し訳ございません。

また別の機会がありましたら参加させていただきたく思っていますので、何卒よろしくお願いいたします。

ーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇大学 〇〇学部

【自分の名前】

【電話番号】

【メールアドレス】

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

内定者懇親会に参加しなければいけないか疑問を持つ人もいると思います。結論から言えば、参加しなくても問題ありません。

 

義務でもないので「参加必須」と書かれていない場合は参加するか自由です。参加しなかったからといって内定が取り消されることもなく、印象が悪くなるわけでもありません。

 

交流を深めるためや、入社後のイメージを高めてもらうために行うので参加するかは自己判断です。

 

参加しない場合でも、メールの返信は必ず行いましょう。

 

知っておきたい内定をもらった後の流れ

内定通知が届いてから入社までどのような流れなのかイメージを持っておくと安心できます。入社までに何をしておけばいいのか、わからないことが多いと思いますので説明していきます。

内定通知書が届く

内定通知書が自宅に郵送されます。内定通知書が来てもまだ「内々定」であるため油断してはいけません。

 

書類に必要な情報を記入し、内定承諾書を期日までに送り返さなければいけません。

 

内定書が届くと長かった就活に終わりが見えるので安心する人が多いです。

内定者懇親会

企業によっては、内定者懇親会がある場合があります。上記でも少し触れましたが、内定者懇親会は「参加が義務ではない」ため自己判断で出席するか決めましょう。

 

会社側が強制する場合は、出席しなければいけません。内定者懇親会を通じて、これから働く同僚や先輩とコミュニケーションを取ることができます。

 

職場の雰囲気や会社の情報共有もできるので、予定がなければ参加しておくことをオススメします。

内定式

新入社員として初めてスーツを身にまとい、出席する場です。内定証明書を授与され会社の一員としてみなされます。

入社式のガイダンスや今後のスケジュールなど、新生活の幕開けが近づいてくる時期です。

入社式

ここまでくれば、あとは会社のガイダンスに沿って自分の力を発揮していくだけです。新入社員としてわからないことだらけですが、社会人としての仲間入りができたので頑張っていきましょう。

 

 

内定後から入社式までにやっておきたいこと

内定が決まってから入社するまで残りの学生生活を有意義に過ごしてもいいですが、あまり羽目を外しすぎてもいけません。最低限やっておきたいことを紹介します。

 

・大学を卒業する

当たり前のことですが、大学を卒業できなければ入社することもできません。入社が決まって遊んでばかりいれば、単位を落とす可能性もあるので注意しましょう。

 

・生活習慣を整える

入社すれば朝から晩まで毎日働くことになります。大学生の間は夜中まで起きていても問題ありませんが、社会人は健康管理も仕事のひとつです。

 

体調を管理するためにも早寝早起きを徹底し、生活習慣を整えましょう。体が慣れていないと入社早々、体調不良になることもあるので体調管理も大切です。

 

・入社予定の企業に役立つスキルを身に着ける

特別何か資格を取る必要はありませんが、企業について知識を増やしておく方がいいです。働き出してから学ぶのと、予め知識を付けておくのでは全く違います。

 

即戦力として活躍したい人は、知識や資格を身に着けておくといいでしょう。

 

・社会人としてのマナーを学んでおく

身だしなみや言葉遣いは社会人としてのマナーです。就活生の間は意識していることも多いですが、就職先が決まると気が抜けてしまう人もいます。

 

入社式を迎えるまでに、髪型や服装、言葉遣いができているか確認しておきましょう。

 

内定後のメールもマナーを守って返信しよう

内定が決まったからと言って、マナーができていないと悪い印象を与えてしまいます。

 

・24時間以内に返信する

・誤字脱字ないかチェックする

・件名や返信時間などマナーを守る

 

といったことに注意して内定後のメールを返信しましょう。

 

内定後のメールの書き方に不安を感じる人は、いくつか例文を紹介していますので、参考にしながら作成してみてください。

 

内定後から入社までのおおまかなスケジュールを知ることでイメージがわき、社会人としてやる気がみなぎってくると思います。

 

内定が決まることは、非常に嬉しいことですが最後まで気を抜かずにマナーを守って、新社会人として頑張っていきましょう。

 

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監修者情報

近藤明弘

キャリアアドバイザー

株式会社ニトリに新卒入社。
個人売率ランキングでは全国で10位に入賞するなど、多くの成果を生み出してきた。 2021年より株式会社ナイモノにジョイン。 リクルーティングアドバイザー(RA)とキャリアアドバイザー(CA)の経験を持ち、現在はCAとして急成長中。