【例文あり】就活で個性をアピールする方法とは?ポイントを解説
2024/9/25更新
はじめに
就活で個性をアピールするにはどうすればいいか、悩んでいる就活生も多いでしょう。
面接やエントリーシートで個性を表現するためには、自己分析で見つけた個性を、入社後どのように活かせるのかを明確にする必要があります。
企業が求めている個性を理解した上で、自分自身を魅力的にアピールし内定獲得を目指しましょう。
この記事では、就活で個性をアピールする際のポイントを解説しています。
以下の就活生に向けて、個性の見つけ方や例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
- 就活で個性をアピールする時のポイントを知りたい
- 企業が求めている個性とは何なのか理解したい
- 就活でアピールできる個性を見つける方法を知りたい
- 例文があれば参考にしたい
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就活で個性をアピールする時のポイントを4つ紹介
就活で個性をアピールする際は、以下4つのポイントを踏まえて、より魅力的に個性をアピールする意識を持ちましょう。
- 最初に結論を述べる「私の個性は〇〇です」
- 結論を裏付ける具体的なエピソードを述べる
- そのエピソードから身についた学びを述べる
- 身についた学びを入社後どのように活かせるか展望を述べる
それぞれ1つずつ詳しく紹介します。
最初に結論を述べる
就活で自分の個性をアピールする際は、最初に結論を伝えましょう。
- 私の個性は、相手の立場に立って物事を考えられるところです。
- 私の個性は、状況に応じて柔軟な対応ができるところです。
- 私の個性は、人一倍チャレンジ精神があるところです。
個性をアピールする際に限らず、志望動機や自己PR・ガクチカなど、就活でよく聞かれる質問事項に対しては、必ず結論ファーストで答えます。
結論ファーストで伝えることで、面接官も「これからどんな話をされるのか」を理解した上で安心して話を聞き進められるからです。
自分がアピールしたい個性を、端的に一文で伝えましょう。
結論を裏付ける具体的なエピソードを述べる
最初に自分の個性とは何か、結論を述べたら、次に結論を裏付ける具体的なエピソードについて伝えましょう。
エピソード例
私は学生時代所属していたバレーボール部で、部長を務めていました。
部員みんなの士気を高めるために、1人ひとりの立場に立って練習メニューや部内での役割を考え行動に移しました。
結果として、大学が創立されて以来初めて、バレーボール部で全国大会出場を果たす事ができました。
私は学生時代、企業の事務職としてアルバイトに従事していました。
電話対応の際、電話口でうまく聞き取っていただけない場合に「ドイツのD」「パリのP」「4月をよんがつ」など、伝え方を工夫しました。
また会議で従来書類のみ配布するところを、書類とデータの2種類を用意して、1人ひとりが見やすい媒体で会議を進める工夫も実践しました。
工夫のおかげで、取引先や社内の人々に「柔軟に対応してくれてありがとう」と感謝の意を伝えていただけるようになりました。
私は学生時代所属していたサークルで、さまざまなことにチャレンジしました。
SNS運用にチャレンジしてみたり、サークル内の人員配置をサークル員全員で考えてみたり、人一倍サークルのためにチャレンジしました。
チャレンジ精神旺盛に行動した結果、サークル員全員の推薦で、サークル長を務めることができました。
具体的なエピソードは、自己分析を元に整理して、自分の個性をより詳しくアピールできるようなものがおすすめです。
学業や部活動・アルバイト以外にも、サークルやボランティア・趣味などのエピソードを活用して、個性を裏付ける内容を述べましょう。
単にエピソードを話すだけでなく、個性を活かして得た成果も伝えられると、エピソードに具体性が増して好印象を与えやすいです。
そのエピソードから身についた学びを述べる
個性を裏付けるエピソードを述べたら、そのエピソードから身についた学びを伝えましょう。
エピソードから身についた学びの例
この経験から、相手の立場に立って物事を考えることは、組織や集団を上昇させるきっかけにつながることを学びました。
この経験から、状況に応じて柔軟に対応することで、自分のパフォーマンスを向上できると学びました。
この経験で、人一倍チャレンジ精神を持つことは、周囲の人々の信頼を得ることにつながることを学びました。
学びを伝えるためには、自己分析を通じて「個性が何か」「どのように活かせるのか」を明確に導き出しておく必要があります。
企業に魅力的に自分の個性をアピールするためにも、自己分析は必ず実践してください。
個性を入社後どのように活かせるか展望を述べる
就活で個性をアピールする際は、最後に個性をどのように活かせるのか、入社後の展望を伝えましょう。
入社後の展望の例
貴社に入社後も、取引先や消費者の立場に立って本当に必要な商品とは何かを考えながら、世の中のニーズを満たす新たな商品開発に取り組んでいきたいと考えています。
社会に出るとさまざまな困難が待ち受けていると思いますが、状況に応じて柔軟に対応して困難を乗り越えていきたいと思います。
今後もチャレンジ精神を忘れずに、さまざまなことに積極的にチャレンジして、貴社の新たな利益を生み出せる社員になりたいと考えています。
単に自分の個性についてアピールするだけでは、企業に好印象を与えられません。
企業は「自社に貢献できる人材」を採用したいからです。
そのため、就活で個性をアピールする際は、個性を入社後どのように活かせるのかを明確に伝えましょう。
就活でアピールする個性を見つける方法は2つ
「就活でアピールする個性が見つからない」といった悩みを抱えている就活生も多いのではないでしょうか。
就活でアピールできる個性を見つけるためには、以下2つの方法を実践しましょう。
- 自己分析をする
- 他己分析をする
自己分析をする
就活でアピールする個性を見つけるために、まずは自己分析を実践しましょう。
自己分析は、就活の軸とも言える、就活において必要不可欠な存在です。
自分の過去の経験を事細かく振り返ることで、自分の強みや長所、自分の価値観について客観的に把握できます。
自己分析には「自分史」や「モチベーショングラフ」「マインドマップ」などさまざまな方法があるため、自分に合った方法を選んでください。
自己分析では、以下の内容を中心に、客観的に理解を深めましょう。
- 自分の価値観が作り上げられた経験があるか
- 自分のモチベーションが上昇する場面はどのような場面か
- 組織の中で、どのような役割が得意だったか
- 集団行動が得意だったか
- 集団行動で意識したことはあるか
- 他者と比べて優れたところはあったか
自己分析を徹底的に実践することで、エントリーシートや面接の際の受け答えに深みを持たせられます。
自己分析から得た自分の強みや個性を活かせる適切な企業も選べるため、自信を持って就活に取り組めるでしょう。
実りのある就活にするためにも、自己分析は必ず実践してください。
他己分析をする
「自己分析の結果に自信がない」「自己分析の結果が合っているか根拠が欲しい」、という人には他己分析もおすすめです。
自分だけでは気づけなかった客観的な意見を知る機会になるだけでなく、自分を客観視できていることを企業にアピールできます。
他己分析は、質問する相手を決め、質問項目を用意して相手に回答してもらう流れで実践しましょう。
質問項目の例として、以下の項目が挙げられます。
- 長所・短所だと思うところ
- 初めて会った時の印象
- 特徴だと思うところ
- 自分との思い出で印象に残っているエピソード
- 第一印象と現在のギャップ
- 他の人に紹介するなら、どんな人と紹介するか
- 改善したほうがいいと感じるところ
- どんな仕事が向いていると感じるか
- 自分を一言で表すなら
回答してもらう際は「なぜそう思ったのか」理由についても述べてもらえると、自分について客観的に理解を深められます。
他己分析で得た結果を元に、さらに自己分析を実践し、自分について深掘りして自分の個性を見つけ出しましょう。
就活で求められる個性とは?伝えるべき内容
就活で個性をアピールする際のポイントや、個性の見つけ方について紹介しました。
ここからは、就活で求められる個性とは何かについて解説していきます。
企業が求める「個性」を理解した上で、伝えるべき内容を明確に伝えましょう。
強みやPRポイントと同じ意味合い
企業が求める「個性」とは、強みやPRポイントと同じ意味合いの能力を指します。
過去の経験から身についた個性や強みを、企業にどのように活かせるのかを明確に伝えましょう。
企業は「自社に貢献してくれる人材」を採用したいと考えているからです。
「個性」を問われているからと言って、自分の強みを大袈裟に伝えないように気をつけてください。
自分の個性を大袈裟にアピールしてしまうと「自分を偽る人」などと、ネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
必ず、自己分析を通じて得た自分の個性を、具体的なエピソードと一緒に、わかりやすく簡潔に伝えましょう。
4つのポイントを踏まえて適切に伝えよう
自分の個性を就活でアピールする際は、以下4つのポイントを踏まえて適切にアピールしましょう。
- 最初に結論を述べる「私の個性は〇〇です」
- 結論を裏付ける具体的なエピソードを述べる
- そのエピソードから身についた学びを述べる
- 身についた学びを入社後どのように活かせるか展望を述べる
ただ個性をアピールするのではなく、個性を客観的に裏付けるようなエピソードを具体的に伝えましょう。
また、入社後どのように活かせるのか展望も述べることで、自分が企業で活躍できる人材であるとアピールできます。
就活で求められる「個性」を理解した上で、4つのポイントを踏まえて自分の個性を最大限にアピールしましょう。
就活で個性をアピールする例文を紹介
ここからは、実際に就活で個性をアピールする際の例文を3つ紹介します。
自分の個性に当てはめて、ポイントをおさらいしながら参考にしてみてくださいね。
リーダーシップ
私の個性は、リーダーシップがあることです。
私は幼少期から、組織の中でリーダーシップを発揮してきました。
小学校では4〜6年生の3年間、クラスの学級委員を務め、中学校では陸上部の部長を務めました。
高校でも陸上部の部長を務め、常に先頭に立って組織を牽引してきました。
学級委員や部長になる前は、組織に所属する1人ひとりの意見や気持ちを汲み取ることに力を注ぎ、積極的に組織を向上させるための行動をしていました。
この姿を見たクラスの友人や部員から「〇〇(名前)さんにリーダーを務めてもらいたい」と、学級委員や部長に推薦してもらえるようになりました。
この経験から、常に集団にとって最善な行動について考え、主体的に行動する事で自然にリーダーシップを発揮できると学びました。
貴社に入社後も、持ち前のリーダーシップを発揮しながら、貴社の利益向上につながる行動を積極的にしていきたいと考えています。
個性がリーダーシップであることを伝える際の例文です。
最初に「個性はリーダーシップがあることです」と名言することで、面接官も話の概要を理解し、安心して聞き進めてくれるでしょう。
結論を裏付けるエピソードでは、組織の中でどのような意識を持って行動していたかが具体的に説明されている点も評価できます。
状況に応じて柔軟に対応できる
私の個性は、状況に応じて柔軟な対応ができるところです。
私は学生時代、企業の事務職としてアルバイトに従事していました。
電話対応の際、電話口でうまく聞き取っていただけない場合に「ドイツのD」「パリのP」「4月をよんがつ」など、伝え方を工夫しました。
また会議で従来書類のみ配布するところを、書類とデータの2種類を用意して、1人ひとりが見やすい媒体で会議を進める工夫も実践しました。
工夫のおかげで、取引先や社内の人々に「柔軟に対応してくれてありがとう」と感謝の意を伝えていただけるようになりました。
この経験から、状況に応じて柔軟に対応することで、自分のパフォーマンスを向上できると学びました。
貴社に入社後も、置かれた状況に応じて柔軟に対応し、貴社の利益向上に貢献できる社員になりたいと考えています。
この例文では、アルバイトでの経験を元に自分の個性が「状況に応じて柔軟に対応できるところ」であることを結論づけています。
単に「柔軟に対応できる」と伝えても、具体的にどのような意識を持って行動できるのかが伝わらないと面接官には好印象を与えられません。
就活で個性をアピールする際は、自分の個性を裏付けるエピソードを、なるべく細かく具体的に伝える意識を持ちましょう。
傾聴力がある
私の個性は、傾聴力がある事です。
私は学校生活やアルバイトなど、集団生活を行う上で、相手の意見に耳を傾け受け止めることを大切にしてきました。
大学のサークルでは、サークル長として全員の意見に耳を傾け、みんなが納得する落とし所を見つける努力をしました。
また、企業の営業事務としてアルバイトに従事していた際は、営業職の社員の意見を一つひとつ吸い上げ、資料に落とし込み、みんなが納得できる営業方法について提案しました。
組織の中で、全員の意見に耳を傾け意見を受け止めることで、組織のパフォーマンス向上につながることを学びました。
今後も持ち前の傾聴力を活かし、取引先や消費者の声を受け止め、より良いサービスの提供に注力していきたいと考えています。
傾聴力があることを、個性としてアピールする際の例文です。
傾聴力をアピールする際は、他者の話に耳を傾けたエピソードに加えて、組織や集団のためにどんな行動を起こしたのかも具体的に伝えましょう。
傾聴力を組織や集団のパフォーマンス向上のために活かせると、エピソードで証明できるからです。
さいごに
就活で個性をアピールする際は、企業が求める「個性」を理解した上で、伝えるべき内容をわかりやすく簡潔に伝える必要があります。
自己分析や他己分析を活用し、自分の過去の経験から身についた個性を客観的に理解し、企業にどのように活かせるのかを明確にしましょう。
また、就活で個性をアピールする際は、結論・具体的なエピソード・経験で身についた学び・入社後の展望の順序で伝える構成がおすすめです。
面接官に論理的思考ができると評価してもらえるだけでなく、自分について客観的に理解できていることもアピールできます。
企業が求めている個性とは、特別な能力を指しているわけではありません。
あくまでも、協調性や主体性・傾聴力など、自分の過去の経験から身についた強みやPRポイントと同じ意味合いの能力を指しています。
個性を問われているからと言って、自分の能力を偽るような伝え方は避けてください。
就活では、個性のアピール以外にも、自己PRやガクチカなどで過去の経験から導き出した強みやPRポイントを述べる必要があります。
これらを見つけるためにも、自己分析と他己分析は必ず実践し、回答に深みを持たせられるようにしましょう。
この記事があなたの役に立つことを願っています。