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公務員試験はいつから勉強すべき?効率的な学習方法とは

公務員試験はいつから勉強すべき?効率的な学習方法とは

2024年2月21日更新

はじめに

公務員は、国や地方自治体の行政を担う重要な役割を果たしています。

そのため、公務員試験は、国民の中から適切な能力を持った人材を選抜することを目的としています。

 

試験に合格すれば、安定した雇用や将来性、福利厚生など魅力的な待遇を受けられるため、多くの人が公務員を目指すのではないでしょうか。そのぶん競争率が高いつから勉強を始めるが重要

公務員試験は、いろいろな職種があるため、希望する職種によっていつから勉強を始めたらよいのか異なります。

この記事では、公務員の職種別にいつから公務員試験の勉強をするべきなのかを解説していきます。

 

目次

  1. 公務員試験の具体的な内容とは

  1-1 筆記試験(一次試験)

  1-2 人物試験(二次試験)

  1. 公務員試験の受験資格

 2-1 欠格条項

 2-2 年齢制限

 2-3 学歴

 2-4 資格

 2-5 身体的条件

  1. 【職種別】公務員試験の勉強はいつから始める?

 3-1 国家公務員(総合)

 3-2 国家公務員(一般・専門)・地方公務員

 3-3 警察官・消防士

  1. 公務員試験の勉強を始めるタイミングとは

 4-1 大学1年生

 4-2 大学2年生

 4-3 大学3年生

 4-4 大学4年生

  1. 公務員試験の効率的な学習法とは

 5-1 スケジュールを立てる

 5-2 過去問を研究する

 5-3 スキマ時間を活用する

 5-4 復習する

 5-5 配点の高い科目を優先する

  1. 公務員試験勉強でサポートを受ける方法

 6-1 受験塾やオンライン講座

 6-2 書籍やアプリの活用

  1. 公務員試験に向けたモチベーション維持のコツ

 7-1 勉強仲間をつくる

 7-2 目標を設定する

 7-3 ストレス対策をする

 7-4 成功体験と失敗から学ぶ

まとめ

1. 公務員試験の具体的な内容とは

公務員には「国家公務員」と「地方公務員」がありますが、公務員になるためには「公務員試験」を受験し、合格しなければなりません。試験内容は原則として「筆記試験」と「人物試験」があります。

 

1-1 筆記試験(一次試験)

大卒・上級の一次試験は「教養」「専門」の2種類の試験を受けることが多く、出題分野は多岐に渡っています。試験形式としては、40問題に対して五肢択一が一般的です。自治体によっては「専門記述」や「小論文を出題するところもあります。

大卒程度の試験でも「教養試験」だけで受験できる試験があります。たとえば「警察官」「消防士」「市役所の職員」などです。

筆記試験は、職種や自治体ごとに内容が違ってきます。事前に出題される科目などの情報を知ることが大切です。

 

1-2 人物試験(二次試験)

人物試験は、自治体によって「個別面談」「集団ディスカッション」「集団面接」「プレゼンテーション」などいろいろな形式によって行われます。

二次試験となりますが、複数回の人物試験を課す自治体もあります。また、人物試験に合格できたとしても、すぐに内定とは限りません。国家公務員の場合には、官庁訪問、局面接などを通過して採用が確定されます。

 

公務員試験の受験資格

公務員試験は誰でも受験できるというものではありません。公務員試験を受験するためには、いくつかの条件が設けられています。

2-1 欠格条項

欠格条項とは「該当するものは公務員試験を受験できない」という3つのルールです。国家公務員・地方公務員に共通しています。

  • 禁固以上の刑に処され、執行を終わるまでの者、執行期間中の者
  • 公務員として懲戒免職処分を受け、処分の日から2年を経過しない者
  • 日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者

2-2 年齢制限

公務員試験には、職種や区分ごとに年齢制限があります。公務員試験は「高卒程度」「短大・専門学校程度」「大卒程度」という区分で行われます。高卒程度の試験は、20代前半、大卒程度の試験は30歳前後が一般的です。

大卒程度の公務員試験は、各自治体によって年齢の上限が異なるため、受験する試験の年齢要件は必ずチェックするようにしましょう。

2-3 学歴

公務員試験は「高卒程度」「短大・専門学校程度」「大卒程度」という区分で行われます。といっても、あくまでも試験の難易度を示すものであり、学歴は不問となっています。

ただし一部の試験では、大卒者以上を受験対象とするケースや「大学院卒業者」以上を対象とした区分があります。

 

2-4 資格

自治体や職種によって、資格が必要な場合があります。また、同じ職種であっても受験先によっては資格が必要となるケースもあるので注意が必要です。

たとえば「福祉職」の場合には「社会福祉士」の資格が必要になる自治体もあります。

2-5 身体的条件

警察官や消防士などの「公安系」の職種では、受験条件に一定の身体的条件が含まれます。たとえば「身長基準」「視力基準」「体力基準」などがあります。

 

3.【職種別】公務員試験の勉強はいつから始める?

公務員試験の勉強をいつから始めるかは、職種によって違ってきます。それぞれの特性を十分理解して計画を立てましょう。

 

3-1 国家公務員(総合)

公務員の中でも総合職の国家公務員は最難関とされており、国家総合職は、法律、経済、社会保障など幅広い知識が求められます。これらの専門知識を身につけるため、全体で1200~1500時間程度毎日4~5時間、週に30時間以上の学習時間を確保することが一般的です。

また、総合職試験は複数の段階を経るため、早めのスタートと長期的な学習計画が必要です。国家公務員総合職の試験ではTOEFLやTOEICなどの外部試験の結果が総得点に加点されるので、英語の勉強にも注力することがポイントとなります。

 

3-2 国家公務員(一般・専門)・地方公務員

国家公務員の一般職や地方公務員の試験では、基本的な教養と法律知識が主に問われます。難易度は総合職ほどではありませんが、全体で800~1200時間程度毎日2~3時間、週に15~20時間程度の学習時間を目指すのが一般的です。

早期からの一貫した学習が、試験範囲を網羅し、知識を定着させるための鍵となります

地方公務員試験では、とくに論文試験が必須となります。制限時間内に文章が書けるようにスキルを磨いておきましょう。

 

3-3 警察官・消防士

警察官や消防士の試験は、教養試験と論文試験が行われます。消防士の教養試験は、行政事務職員と同程度のレベルで行われ、警察官の教養試験よりも難易度が高くなります。

警察官・消防士は毎日2~3時間の学習時間に加え、体力トレーニングを行わなくてはなりません。心身共に鍛える必要があるため、バランスのよい学習計画を立てなくてはなりません。

知識試験と体力試験の両方が必要です。一日2-3時間の学習と加えて、週に数回の運動を行うことが望ましいです。また、専門的な知識を求められる場合もあるため、試験の内容により学習計画を調整することが重要です。

4.公務員試験の勉強を始めるタイミングとは

大学4年間の中で、公務員試験の勉強を始めるタイミングは人それぞれです。目指す職種や自分の実力をよく考えて、いつから勉強を始めるのかスケジュールを決めましょう。

4-1 大学1年生 

この初期段階では、自己理解と探索に焦点を当てましょう。さまざまな学問や活動に触れ、自分の興味や強みを見つけることが重要です。

とくに、公務員として必要な基本的なスキル(コミュニケーション、問題解決、リーダーシップなど)を身につける機会を模索しましょう。

4-2 大学2年生

2年生になると、自分のキャリアビジョンを具体化する時期になります。公務員になる意志が固まったら、具体的な試験対策を始めることをお勧めします。

公務員試験は、大学3年生から始めるというのが一般的でしたが、最近では大学2年生からすでに始める人が増えています。

部活、サークル、アルバイトなどでどうしても勉強時間を確保するのが難しい人などは大学2年生からスタートする傾向があります。

公務員試験では多くの受験生が苦手としている「数的処理」「経済原論」といった科目が重要科目といわれています。大学2年生から対策を始めることで、苦手意識を克服しましょう。

4-3 大学3年生

3年生になると、公務員試験の準備を本格化する時期です。公務員試験対策予備校のほとんどは、1年のカリキュラムが始まります。とくに大学3年の夏季休暇頃までに勉強を始めるという人が多くいます。

一日あたりの学習時間を増やし、試験対策に集中しましょう。予備校の利用や専門書の活用も検討しましょう。

4-4 大学4年生

4年生になると、試験までのカウントダウンが始まります。一日あたりの学習時間は4~5時間以上になるでしょう。

模擬試験を重ね、知識のブラッシュアップと時間管理の習熟を目指します。この時期は、自己管理とストレス対策も重要になります。

5.公務員試験の効率的な学習法とは

公務員試験の勉強は、1~2年と長期戦となります。また、職種や受験科目によって出題範囲が広いため、効率的な学習法が必要になってきます。

5-1 スケジュールを立てる

効果的な学習計画スケジュールを立てることで、スムーズに勉強を進めることができるはずです。

まず、目標を明確に設定し、それに向けて達成すべきステップを具体的に定めます。次に、進捗を管理するためのツールや方法を選び、自分に合ったペースで勉強を進めることが大切です。

また、定期的に計画を見直し、適切な調整を行うことで、学習効果を最大化することができるでしょう。

5-2 過去問を研究する

公務員試験の場合、過去問研究から始めた方が効率的な勉強ができます。先に過去問から着手することによって、出題者が意図するポイントを把握します。

問題の難易度を把握することができ、参考書を読んでいるよりも理解が深まるでしょう。

5-3 スキマ時間を活用する

公務員試験の勉強は、コツコツと積み重ねることが大切です。アルバイトや部活などで忙しく、十分な勉強時間が確保できないという人は、スキマ時間を上手に活用しましょう。

単語シートの作成や穴埋めシートを作って、通学時間、授業と授業の合間などのスキマ時間に活用しましょう。参考書を読むだけでなく、きちんと覚えたかどうかのチェックもできます。

5-4 復習する

公務員試験の勉強は、記憶しなければならないことがたくさんあります。しかし、いくら記憶力に自信のある人でも、数日たつと忘れてしまうことが普通です。

記憶は反復することで、より強化されます。翌日、1週間後、1ヶ月後といった具合に繰り返し復習することで効率的な勉強に役立つでしょう。

5-5 配点の高い科目を優先する

公務員試験の特徴は、出題範囲が広いということです。配点の高い科目を優先して効率のよい勉強をしましょう。

配点の高い科目は教養科目の「数的処理」「文章理解」「社会科学」、専門科目の「憲法」「民法」「経済原論」などです。

自分が目標としている職種の配点傾向をしっかりと研究して、勉強しましょう。

 

6. 公務員試験勉強でサポートを受ける方法

公務員試験の勉強を独学で行うという人、夏休みや春休みなどの長期休暇を利用して受験塾に通うという人もいます。公務員試験の合格をつかみ取るため、できるだけ多くのサポートを活用しましょう。

6-1 受験塾やオンライン講座

公務員試験対策には、受験塾やオンライン講座を利用することが有効です。受験塾やオンライン講座を受けることにより、公務員試験の受験テクニックや最新の情報を得ることができます。

公務員試験では、試験を実施する機関が多岐に渡っており、仕組みが非常に複雑です。試験の日程だけでなく、合格率、採用数、出題科目の変更、年齢制限が変更されることもあります。

受験塾やオンライン講座で最新の情報を得ることは、公務員試験の勉強を有利に導いてくれるでしょう。

6-2 書籍やアプリの活用

規模が大きく、受検者が多い公務員試験は、書籍やアプリが充実しています。専門書や過去問題集を利用して、自分のペースで学習を進めることができます。

また、アプリを活用することで、スキマ時間を有効に使って勉強することができるはずです。

7. 公務員試験に向けたモチベーション維持のコツ

公務員試験の勉強は、一般的に1~2年と長期間となります。その間のモチベーション維持は、非常に重要です。試験当日までモチベーション維持をするコツを紹介しましょう。

7-1 勉強仲間をつくる

公務員試験の勉強は、「就活」することと同じです。就活を1~2年もすると考えると、どうしても孤独を感じてしまうでしょう。

モチベーションを維持するためには、同じ公務員を目指す仲間を作ることです。お互いに刺激し合い、情報交換することでメンタルを整えることができます。

7-2 目標を設定する

公務員試験へのモチベーションを維持するためには、明確な目標設定と定期的な自己評価が重要です。具体的な目標を立てることで、自分が何を成し遂げたいのかを明確にし、達成感を得やすくなります。

また、定期的に自分の学習状況を振り返り、達成度や課題を確認することで、自分の進歩を実感し、モチベーションを維持できるはずです。

7-3 ストレス対策をする

長期間勉強ばかり続けているとストレスが溜まりがちです。ストレス対策として、適度な休憩や趣味・リラクゼーションを取り入れることが大切です。

例えば、運動や瞑想、音楽鑑賞など、自分がリラックスできる方法を見つけて活用することで、心身のバランスを保ち、持続的な勉強ができるでしょう。

7-4 成功体験と失敗から学ぶ

成功体験は自信を与え、モチベーションを向上させます。過去の成功体験を思い出し、自分が達成できることを再確認することが重要です。

一方、失敗も学びの機会と捉え、どうすれば改善できるかを考えることで、自分の成長につなげることができます。

まとめ

公務員試験の勉強はいつから始めたらよいのか悩む人も多いでしょう。公務員試験に必要な勉強時間は志望職種によって異なりますが、1000~1500時間といわれています。1~2年前くらいから計画的に勉強を進める必要があります。

勉強時間を多くかけたからといって合格できるものではありません。勉強時間よりも「どのような勉強をしたか」で合否が決まります。

公務員試験の勉強は、コツコツと地道に積み上げていくものですから、モチベーションの維持は非常に重要です。「公務員試験合格」という同じ目標を持った仲間を作り、常に明確なゴールを見定めることです。

自分の目標に向かって、着実に一歩ずつ進んでいきましょう。

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就活ハンドブック編集部

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