一次面接の通過率を上げるには?通過できる人とできない人の違いを解説

一次面接の通過率を上げるには?通過できる人とできない人の違いを解説

2023年4月28日更新

はじめに

一次面接からは実際に面接官と対面して話すことになるため、緊張したり、練習通りに行かなかったり、苦戦を強いられることもあります。面接官が何を見ているのか、どんな人が通りやすいのかを把握しておくことで、事前に準備と対策ができるため学んでおきましょう。

 

書類選考には通るのに一次面接がなかなか突破できない人はこの記事を読んで対策法を考えてみましょう。事前準備が一次面接を突破する「鍵」となります。

一次面接の一般的な通過率

一次面接の通過率は「20%~40%」程度と言われています。意外と低いと感じるかもしれませんが、多くの応募者がいる場合は、一次面接である程度まで数を絞らなくてはいけません。

 

通過率が40%程度である会社の傾向としては、以下のような傾向があります。

 

・事業拡大のために多くの募集者を募っている

これから事業拡大を図っている企業では、人員不足が予想されるため、多くの人材を求めています。そのため、一次面接でも通過率を甘く設定して採用する幅を広げている、という仕組みです。

 

・内定辞退者を想定して少し多く募集している

第一志望の保険として、内定をキープしている就活生もいるため、内定を辞退する人数を加味して予め多めに採用している会社もあります。内定辞退者が多く出てしまうと、自分の会社で働く人数が減ってしまうため、見込み採用をしているということです。

 

一方で通過率が20%程度と低い会社の傾向としては、「優秀な人材を少人数のみ」求めている会社です。採用後にも即戦力となれるようなポテンシャルの高い人材を必要としています。企業によっては、入社時にこのスキルや資格がなければいけない、といったこともあり標準以上を求めているため通過率が低くなるのです。

一次面接を通過するための5つのポイント

一次面接では、初めて就活生と面接官が対面する場となるので「第一印象が重要」です。いかに好印象を残すかによって採用が決まるといっても過言ではありません。一次面接を通過するためのポイントを紹介していくので参考にしましょう。

 

①清潔感ある身だしなみとマナー

一次面接で重要なのが第一印象です。清潔感のある身だしなみができていなければ、印象が悪くなってしまいます。髪型は整っているか、スーツにしわや汚れがないか、ネクタイは曲がっていないかなど面接をする前には最終チェックをしてから挑みましょう。

 

身だしなみが整っているのは社会人として当たり前のことなので、当たり前ができていない時点で一次面接は絶対に受かりません。

 

また身だしなみだけでなくマナーも大切です。面接官だけでなく、企業の方に挨拶をすることや言葉遣いといったマナーができているかも見られています。

 

②予想できる質問には確実に応える

面接時によくある質問(予想できる質問)は対策がしやすいため、確実に答えられるようにしておきましょう。よくある質問としては以下の通りです。

 

・自己紹介(自己PR)

・自分の長所や短所

・趣味について

・学生時代に力をいれたこと

・志望動機

 

これらのような質問は必ず聞かれることが多いので、質問されてもすらすら答えられるようにしておきましょう。また面接官は就活生の緊張をほぐすための意味も込めて、簡単な質問をしてくることがあります。

 

緊張しすぎると力が発揮できないので、早めに場に馴染めるように心がけましょう。

 

③入社意欲をアピールする

「あなたの会社に入りたい」という想いを伝えることが大切です。志望動機を聞かれることは多いですが、志望動機以外の質問にもさりげなく入社したい意欲をアピールすることが大切です。

 

他の就活生と差がない場合は、どれだけ自分の会社に入りたかったのか入社意欲で判断することが多いです。働きたい想いをしっかり持っているほうが、面接官としても採用したくなります。

 

④模擬面接で練習しておく

最初から一発本番で挑むより、予め練習しておいた方が本番でのパフォーマンスが上がります。練習では100%の実力で挑めても、本番は緊張することもあり80%の力しか出せないこともあります。

 

しかし事前に練習しておくかしておかないかで結果は変わります。模擬面接で何度も答えた質問が本番でも質問されれば、慣れた質問であるのですらすら応えることができるのです。

 

面接、という場に慣れておくことで本番でも緊張が少なく、実力を発揮しやすくなります。

 

⑤コミュニケーション能力を高める

仕事をする上ではコミュニケーション能力が大切です。コミュニケーション能力が低い人は職場で馴染めず、早期退職に繋がります。そのため面接官はコミュニケーション能力に問題がないか必ずチェックしています。

 

どんな質問が来ても笑顔でハキハキと答えられるのがポイントです。社会に出れば、上司や取引先、お客様などさまざまな人とコミュニケーションをとることが増えます。面接時にコミュニケーションがとれない人は社会で通用できないため、一次面接も受かりません。

 

コミュニケーションを取るのが苦手な人は、普段から友達とよく話してみたり、就活を通して大学の先生と話してみたり、会話を増やしてみるといいでしょう。

一次面接の通過率を上げたいなら

一次面接を通過する5つのポイントを説明してきましたが、このポイントを抑えつつさらに通過率をぐっとあげる秘策を詳しく説明していきます。上記の5つのポイントとこれから紹介する2つのポイントを対策できれば、一次面接の対策としては十分です。

 

徹底した企業研究と自己分析

一次面接ではある程度の人数を絞らなくてはいけないため、就活生が「企業研究」や「自己分析」ができているか質問をしてくる場合があります。

 

企業研究の場合は、「経営理念を知っていますか」、「志望動機は何ですか」といった質問をされるケースがあります。経営理念や志望動機に答えるためには、しっかりと企業研究をしておくことが重要です。

 

会社のことを把握していれば入社意欲をアピールすることに繋がります。入社意欲をアピールできれば、一次面接の通過に繋がるため、企業の考え方を知ることから始めましょう。

 

自己分析の場合は、就活生の考え方や性格を見て企業の考え方と合っているかを見ています。

 

例えば、会社側は積極的にどんどん前に出て引っ張っていく存在を求めていたとします。しかし就活生の性格がみんなをサポートすることが強み、だったとすれば求めている人物像とギャップが生じてしまうため一次面接は受からないでしょう。

 

入社したあとに、自分の強みがどう活かされるのか、というポイントをアピールできれば好印象を与えることが可能です。

 

練習企業を設ける

第一志望の会社にいきなり挑戦するよりかは、練習用に別の会社に一度受けてみることも大切です。模擬面接と本番の面接では空気感や緊張度合いが異なるため、実際の企業を利用して練習することで場慣れすることができます。

 

練習企業で面接をクリアできれば自分の自信につながり、環境にも慣れるため、本番で失敗しにくくなります。

 

実際の面接を体験しているかしていないかで余裕の差が大きく出るため、どうしても受かりたい第一志望がある場合は、事前に練習しておきましょう。

 

内定を受け取ったとしても必ずその会社に行く必要はありません。第一志望に受かった場合は、内定を辞退するという選択をすることもできます。

 

仮に第一志望に受からなかった場合でも、既に内定をもらっているため安心感があります。

一次面接で落ちやすい人の特徴とは

一次面接で落ちやすい人は、これまで紹介してきたポイントができていない傾向があります。一次面接くらいなら通るだろうと事前準備を怠ってきた人は、何度挑戦しても通ることはありません。

 

落ちやすい人の特徴と自分が当てはまっていないか確認し、もし自分にも似た特徴があるとすれば改善していきましょう。

 

印象が悪い

元気がない、ハキハキとした対応ができていない、マナーが悪いといった就活生らしくない言動が見られれば、非常に印象が悪いです。一次面接で重要なのは「第一印象」と何度も説明してきましたが、この第一印象が悪ければ必ず一次面接には通りません。

 

就活生はフレッシュで明るい印象を与えなければいけません。女性の方だと声が小さい方もいると思いますが、元気がないのかな、と誤解される可能性もあるため声量にも気を付けましょう。

 

面接官とのやりとりができてない

面接は言葉のキャッチボールができていないと始まりません。面接官の質問に対して、違った回答をしている、聞いた内容を理解していない場合は、コミュニケーション能力が低いと思われてしまいます。

 

コミュニケーション能力が低ければ、社会に出ても適応できないため一次面接にも通りません。面接官が質問している内容を読み取り、質問にあった答えを返しましょう。

 

もし、面接官の質問の意味が分からない場合は、「質問の意味がわからない」と素直に答えてはいけません。「わからない」というのは、考えるのを諦めているため対応力がない、とみなされます。

 

そのため、回答がすぐに出てこない場合は、「少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうか」と1分程度、時間をもらって考えましょう。

 

企業研究ができていない

就職先の会社のことを知らないのに就職できるわけがありません。面接官は会社の考えていることや進みたいベクトルが同じ人材を求めています。「会社の方向性」や「経営理念」を質問されたときに答えられなければ一次面接には通れません。

 

気を付けておくべきことは、うっかり他社の情報を間違えて言わないことです。何社も面接をしていれば、うっかり別の会社の内容を話してしまうというミスもあります。別の会社の内容と間違えてしまうと必ず落とされてしまうので注意しましょう。

面接時に気になる質問集

初めての面接では、こんなときどうすればいいのかわからない、ということがあります。事前に対処法を学んでおけば、スムーズに対応できるため、他の就活生とレベルの差をアピールすることが可能です。

 

面接時に気になる質問集を紹介していくので参考にしてください。

 

Q、自由な服装で来てくださいと言われた時の服装は

A、スーツで行くのが無難です。私服で行くことも可能ですが、私服の場合は、白色をベースとした清潔感のある服装でいきましょう。

 

Q、面接時間の何分前に行けばいいのか

A、面接時間の5分〜10分前がおすすめです。遅刻は厳禁なので余裕を持って30分前には面接会場の近くまできておき、5分〜10分前になるまで時間を潰しておけば遅刻の心配もないので安心です。

 

Q、「最後に何か質問ありますか」と聞かれたら何を答えればいいの

A、「特にありません」と答えるのは避けた方がいいです。自分をアピールできるチャンスなので、聞きたいことを質問しましょう。

 

例えば、「入社までに勉強しておくことは」、「勤務地は選べるのか」、「資格を持っているけど活かせるのか」といったように、入社する意欲のある質問や、自分の長所をアピールする質問、純粋に気になることなど積極的に質問していきましょう。

 

Q、圧迫面接はありますか

A、圧迫面接をする企業は減っていますが、10%〜20%程度は未だにあります。圧迫面接をされたときは、動じず冷静に対応することが大切です。面接官もあなたのことが嫌いで強めに口調をしているのではなく、ちゃんとした理由から圧迫面接をしています。

 

圧迫面接をすることで、少しストレスを与え、どう対応できるのか対応能力を見ているのです。判断力や思考力を試されているので、ムキになったり、怯えたりしないように気を付けましょう。

一次面接を通過したいなら事前準備が鍵

一次面接が通過できる人とできない人の特徴を説明してきましたが、事前に準備し対策を練ってから挑むことが一次面接を通過する鍵になります。

 

一次面接だからと侮っていてはいけません。事前に準備している人とそうでない人には大きな差が生まれるので自己分析や企業研究は念入りに行いましょう。

 

数をこなして経験値を上げていくことも重要ですが、一次面接に通らない理由はどこにあるのか一度自分を見つめなおし、フィードバックしていくことも大切です。

 

なかなか一次面接に通過できない人は、まだまだ事前準備が足りないことが多いので、自分一人で悩むのではなく、家族や友人など第三者からアドバイスをもらいながら挑戦してみましょう。

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