WEB面接でカンペはアリ?バレずに活用するコツと注意点

WEB面接でカンペはアリ?バレずに活用するコツと注意点

2024/10/8更新

はじめに

新型コロナウイルスの影響で、すっかり定着したWEB面接。

企業側にとってもメリットが多く、今後も積極的に活用されるでしょう。

しかし、就活生にとっては慣れないWEB面接で、カンペの使用について様々な疑問が浮かびますよね。

この記事では、WEB面接でのカンペ使用について、メリット・デメリットから具体的な使い方、バレた時の対処法まで徹底解説します。

カンペを上手に活用して、WEB面接を乗り切りましょう!

この記事は以下のような方に向けて書いています。

対象の読者
  • WEB面接で緊張しやすい方
  • WEB面接でのカンペの使用に不安を感じている
  • カンペを使ってWEB面接を有利に進めたいと考えてい
  • WEB面接で効果的に自己PRしたい
  • WEB面接で想定外の質問に備えたい

上記のような方は、ぜひ以下の記事もあわせて参考にしてください。

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WEB面接でカンペはアリ?

WEB面接でカンペはアリ?

結論からいうと、WEB面接でカンペを使うのは、バレなければ問題ありません。

しかし、「カンペを使っていること、面接官にバレたらどうしよう…」、そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

実は、カンペの使用については、面接官の間でも意見が分かれているのが実情です。

NIKKENの調査によると、面接担当者の56.5%がカンペ使用を「問題ない」と考えている一方で、43.5%は「好ましくない」と回答しています。

つまり、カンペの使用がプラスにもマイナスにもなり得るということです。

では、カンペはどのくらいバレるものなのでしょうか?

同じ調査によると、面接官の72.2%が「カンペ使用に気づいたことがある」と答えています。

これは、かなり高い確率でバレる可能性があると言えるでしょう。

カンペがバレる原因は、「目線の動き」「不自然な話し方」「棒読み」など、いくつかあります。

これらの原因を理解し、対策を講じることで、カンペをバレずに活用することが可能です。

「問題ない」と回答した面接担当者は、以下のような理由を述べています。

「問題ない」理由
  • 「人柄が伝われば問題ない」
  • 「重要なのは話の内容なので問題ない」
  • 「考えをまとめて伝えられることを評価」

一方、「好ましくない」と考えている面接担当者が挙げている理由は以下のとおりです。

「好ましくない」理由
  • 「対面による面接と同じ姿勢で臨んでほしい」
  • 「人間性や能力を判断しにくい」
  • 「受け答えが不自然になる」

これらの意見を踏まえると、カンペの使用はあくまで補助的な手段として捉え、面接官に不自然な印象を与えないように注意することが大切です。

 

WEB面接でカンペがバレる原因

カンペは便利ですが、使い方を誤ると面接官に見破られてしまうリスクがあります。

面接官は一体どのような点に注目しているのでしょうか。

バレる原因
  • ふとした瞬間に目線がズレる
  • つい「書き言葉」になってしまう
  • 棒読みになり、感情が伝わらない

それぞれの原因を詳しく解説していきます。

ふとした瞬間に目線がズレる

まず、カンペがバレる最大の原因が目線の動きです。

カンペを見る時、どうしても目線が横に動いたり、下に落ちたりしてしまいます。

普段の会話では見られないこの不自然な動きが、面接官に「カンペを見ているのでは?」と疑念を抱かせるきっかけになるのです。

文字を読む以上、どうしても画面を注視することが難しい点が、バレる原因となります。

つい「書き言葉」になってしまう

WEB面接でカンペを使用して、バレる要因となる2つ目は、「書き言葉」のまま話してしまうことです。

普段の会話では、話し言葉を使います。

これは、口語的な表現や、多少の文法の崩れなどが含まれる、自然な言葉遣いのことです。

一方、カンペに書く内容は、事前に準備された文章であるため、どうしても書き言葉になりがちです。

書き言葉は、文法的に正しく、丁寧な表現が多いですが、その分、硬く、形式ばった印象を与えます。

面接官は、あなたの表情や声のトーンだけでなく、言葉遣いからも、あなたの緊張度や自然体であるかどうかを判断しています。

そのため、カンペに書かれた文章をそのまま読み上げてしまうと、「なんだか固く、ぎこちない話し方だな」「何かを見ているのではないか」と感じさせるかもしれません。

原稿を読んでいるかのような不自然な話し方は、面接官に違和感を与えてしまいます。

棒読みになり、感情が伝わらない

WEB面接でカンペを過度に使用すると、どうしても「棒読み」になってしまいがちです。

棒読みとは、抑揚がなく、感情がこもっていない話し方のことを指します。

まるで原稿を読んでいるかのような単調な話し方は、面接官に「何か読んでいるのかな」「熱意が感じられないな」といったマイナスな印象を与えてしまうかもしれません。

棒読みを避けるためには、カンペに頼りすぎず、自分の言葉で話すことを意識しましょう。

カンペはあくまで補助的なツールとして活用し、話したい内容を箇条書きでまとめる程度に留めておくのがおすすめです。

 

こういった要素から、カンペがバレることがわかりました。

それでは、WEB面接でカンペを使うメリットとデメリットはあるのでしょうか。

次の章でみていきましょう。

WEB面接におけるカンペ使用のメリット&デメリット

カンペの使用は、一見すると面接準備の心強い味方のように思えます。

しかし、そのメリットの裏には、思わぬデメリットも潜んでいるのです。

ここでは、カンペ使用のメリットとデメリットを徹底的に分析し、WEB面接での効果的な活用方法を探っていきます。

メリット

WEB面接においてカンペを使用することには、以下のようなメリットがあります。

メリット
  • 安心感の獲得
  • 抜けや漏れの防止
  • 想定問答への備え

それぞれを詳しく解説していきます。

安心感の獲得

カンペは、いわば面接という航海における羅針盤のような存在です。

事前に準備した内容をいつでも確認できるという安心感は、緊張を和らげ、自信を持って面接に臨むことを可能にします。

とくに、面接経験が少ない方や、あがり症の方にとっては、この安心感は大きな支えとなるでしょう。

抜け漏れ防止

人間は、どんなに準備を重ねても、緊張や焦りから重要な情報をうっかり忘れてしまうことがあります。

カンペは、そんな時のための備忘録として、あなたの発言をサポートしてくれる、心強い見方です。

とくに、複雑な情報や専門用語を扱う際には、正確な情報伝達を保証する役割を果たします。

想定問答への備え

面接でよく聞かれる質問に対する回答を事前に準備し、カンペにまとめておくことで、落ち着いて回答することができます。

とくに、自己PRや志望動機など、重要な質問への回答を事前に練り上げておくことは、面接成功への大きな一歩となります。

デメリット

メリットがある一方で、いくつかデメリットが存在します。

デメリット
  • 評価低下の可能性
  • 不自然なコミュニケーション
  • 臨機応変さの欠如

それぞれの内容をみていきましょう。

評価低下の可能性

カンペの使用を好ましく思わない面接官も一定数存在します。

そのような面接官にカンペを見抜かれてしまった場合、誠実さに欠ける印象を与え、評価が下がる可能性も否定できません。

不自然なコミュニケーション

カンペに頼りすぎると、どうしても棒読みのような話し方になり、感情がこもらない印象を与えてしまいます。

また、自然な会話の流れに乗ることが難しくなり、コミュニケーションがぎこちなくなるリスクも。

これでは、あなたの熱意や人柄が面接官に伝わりにくくなってしまいます。

臨機応変さへの欠如

カンペは、事前に準備した内容に沿って回答することを前提としています。

そのため、想定外の質問や変化球の質問に対して、柔軟に対応することが難しくなるでしょう。

面接官は、あなたの思考力や対応力を見極めたいと考えているため、型にはまった回答だけでは、十分なアピールができないかもしれません。

カンペは、使い方次第で強力な味方にも、足かせにもなり得ます。

メリットとデメリットを理解した上で、効果的に活用することが重要です。

WEB面接で自然に話すためのカンペの作り方

WEB面接で自然に話すためのカンペの作り方

カンペは、使い方次第でWEB面接を有利に進めるための強力なツールとなります。

ここでは、カンペを使用する際の注意点と、より自然に活用するための3つの秘訣を伝授します。

テクニック
  • キーワードでわかりやすく
  • カンペの配置にも注意する

それぞれのテクニックを詳しくみていきましょう

文章ではなく、キーワードでわかりやすく

カンペには、文章ではなく、箇条書きやキーワードのみを記載しましょう。

そうすると、カンペを読み上げるのではなく、キーワードを起点に自分の言葉で話すことができます。

まるでマインドマップのように、キーワードから思考を広げ、自然な流れで回答を組み立てていくことが可能です。

また、回答の流れや重要なポイントを箇条書きで整理しておくと、緊張や焦りから話が脱線することを防ぎ、スムーズな受け答えを実現できます。

とくに、長めの回答を求められる質問や、複数の要素を含む質問に対して効果的です。

さらにカンペの文字は、大きめに書くこともポイントになります。

小さすぎる文字だと、画面に近づいて読もうとしてしまい、面接官にカンペの存在を気づかれてしまう可能性があるでしょう。

パソコンとの距離感を考慮し、無理なく読める程度の文字サイズを選ぶことをおすすめします。

カンペの配置で目線に配慮

カンペを置く位置を配慮することで、面接官にバレるリスクを最小限に抑えられます。

おすすめの配置
  • カメラ周辺
  • パソコンの後ろ
  • 画面分割

たとえば、カメラの近くにメモ書きや付箋を貼ることで、カンペを画面に映すことなく、自然な目線で内容を確認できます。

ただし、面接中に付箋が剥がれてしまわないよう、しっかりと固定しておきましょう。

また、パソコンのモニターの後ろにカンペを置くのも有効な手段です。

メラからは死角になり、目線も自然にカメラに向けられるため、面接官に怪しまれる心配がありません。

さらにおすすめの方法は、画面分割です。

Wordやメモ帳などのアプリケーションを使い、パソコンの画面を分割してカンペを表示させる方法もあります。

この方法は、WEB面接ならではのテクニックであり、カンペがカメラに映るリスクを完全に排除できるでしょう。

WEB面接をカンペを使って成功させるための対策

カンペは、WEB面接という舞台であなたの魅力を最大限に引き出すための魔法の杖となるでしょう。

しかし、その魔法を効果的に使いこなすためには、入念な準備と実践が欠かせません。

ここでは、WEB面接本番でカンペを最大限に活用するための具体的なテクニックをご紹介します。

テクニック
  • リハーサルを行う
  • 機材チェックは入念に
  • アイコンタクトを忘れない
  • 自信をもって笑顔で

それぞれの内容をみていきましょう。

リハーサルを行う

本番の面接を想定し、カンペを使いながら入念にリハーサルを行いましょう。

回答内容はもちろん、声のトーン、表情、身振り手振り、そしてカンペを見るタイミングなども意識して練習することで、本番での緊張を和らげ、スムーズな受け答えを実現できます。

特に、WEB面接ではカメラを通してのコミュニケーションとなるため、表情や声のトーンが伝わりにくい場合があります。

意識的に表情豊かに話すことや、ゆっくりとハッキリと話すことを心がけましょう。

機材チェックは入念に

WEB面接では、使用する機材が正常に動作するかどうかも重要な要素です。

事前にカメラ、マイク、照明などの機材をチェックし、音声や映像に問題がないか確認しておきましょう。

また、インターネット回線も安定しているか確認し、通信トラブルを未然に防ぎましょう。

万が一、面接中にトラブルが発生した場合でも、落ち着いて対応できるよう、事前に対処法を考えておくことも大切です。

アイコンタクトを忘れない

WEB面接では、対面式の面接と比べて、どうしても視線がカメラに集中しがちです。

しかし、面接官と良好なコミュニケーションを築くためには、適度なアイコンタクトが不可欠です。

カンペを見る際には、チラ見程度にとどめ、面接官の目を見て話すことを意識しましょう。

アイコンタクトは、あなたの熱意や誠実さを伝える上で非常に重要な要素となります。

自信をもって笑顔で

面接は、あなた自身をアピールする絶好の機会です。

緊張するのは当然ですが、自信を持って、笑顔で面接に臨みましょう。

明るくハキハキとした受け答えは、面接官に好印象を与えます。

また、笑顔は緊張を和らげ、あなた自身の魅力を最大限に引き出す効果もあります。

「自分はできる!」と自己暗示をかけ、堂々と面接に臨みましょう。

カンペがバレたときの対処法

どんなに準備を重ねても、不測の事態は起こり得るもの。

カンペの使用が面接官に見抜かれてしまった場合でも、慌てずに冷静に対処することで、ピンチをチャンスに変えることができるかもしれません。

バレたときの対処
  • 誠実な対応を心がける
  • 落ち着いて自分の言葉ではなす

くわしく解説していきます。

正直に認め誠実な対応を心がける

カンペの使用を指摘されたら、まずは正直に認めましょう。

言い訳やごまかしは逆効果です。

カンペを使用したことを謝罪し、面接官の時間を無駄にしてしまったことへの反省の意を示しましょう。

なぜカンペを使用したのか、その理由を簡潔に説明するとよいです。

緊張しやすい性格や、伝えたい情報を正確に伝えたいという思いなどを率直に伝えましょう。

また、カンペはあくまで補助ツールであり、自分の言葉で話せることをアピールすることも大切です。

前向きな姿勢: カンペの使用を反省し、今後の面接ではカンペに頼らず、自分の力で頑張ることを伝えましょう。

落ち着いて自分の言葉で話す

カンペがバレてしまった後は、落ち着いて、自分の言葉で話すことに集中しましょう。

焦らず、ゆっくりと、丁寧に話すことを意識してください。

緊張している場合は、一度深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。

その後もアイコンタクトを意識することで、誠実な姿勢を示せます。

緊張から表情が硬くなってしまいがちですが、意識して笑顔を見せるようにしましょう。

バレた後こそ、自分の言葉で、自分の想いを伝えることが大切です。

そのため「カンペがあるからいいや」と過信せず、想定される質問への回答などを事前に対策しておきましょう。

ぜひ以下の記事もあわせて参考にしてください。

WEB面接のカンペ使用に関するQ&A

WEB面接でのカンペ使用について、よくある疑問にお答えします。

これらの情報を参考に、不安を解消し、自信を持って面接に臨みましょう。

Q.カンペを使うのはズルいことですか?

A.カンペの使用自体はズルではありません。

しかし、面接官によっては、カンペに頼りすぎる姿勢を好ましく思わない場合もあります。

重要なのは、カンペを補助ツールとして効果的に活用し、自分自身の言葉で熱意を伝えることです。

Q.カンペの内容はどれくらい準備すれば良いですか?

A.カンペには、伝えたいことの要点をまとめ、キーワードやフレーズを箇条書きで記載するのがおすすめです。

長文を書き込むと、読み上げるような話し方になり、不自然な印象を与えてしまいます。

Q.カンペを使わずに面接を受けるべきですか?

A.カンペの使用はあくまで個人の判断です。

自信を持って面接に臨めるのであれば、カンペを使わずに挑戦するのも良いでしょう。

ただし、不安がある場合は、カンペを上手に活用することで、安心して面接に臨むことができます。

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さいごに

この記事では、WEB面接におけるカンペの効果的な活用方法について解説しました。

カンペのメリット・デメリット、バレずに自然に使うための作成・配置のコツ、そして面接本番での活用術まで、具体的なテクニックを網羅しています。

この記事で一番伝えたいポイントは、カンペはあくまで補助ツールであり、あなたの魅力を最大限に引き出すための手段であるということです。

カンペに頼りすぎることなく、自分自身の言葉で熱意を伝え、自信を持って面接に臨むことが、WEB面接成功の鍵となります。

ぜひこの記事を参考に、上手にカンペを利用して、面接を成功させましょう。

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