クレペリン検査の内容と対策【落ちる人の特徴も解説】

クレペリン検査の内容と対策【落ちる人の特徴も解説】

2023年4月27日更新

はじめに

・就活を始めるけど、どのようなテストがあるのか知りたい

・選考中の企業でクレペリン検査が行われているけど、どのように対策すればよいのか分からない

・クレペリン検査で意識するべきことを知りたい

この記事を読むことで、上記のような悩みや疑問を解決していきます。

 

これから就活を始める人の中で、どのようなテストが行われているのか分からないという人も多いでしょう。

就活では様々な種類のテストが行われていますが、最近は「クレペリン検査」を導入する企業も増えています。

 

そこで本記事では、クレペリン検査の詳細やポイント、具体的な対策について解説しました。それだけでなく、クレペリン検査によって不採用になる人の特徴や、検査を受ける際に意識するべきポイントについてもまとめています。

これから就活を始める学生や、就活中の企業でクレペリン検査が行われている学生は、是非最後までご覧ください。

クレペリン検査とは

クレペリン検査とは、1桁の数字を順に足していく単純計算になります。

簡単な単純計算の問題を出して、どのように解いていくかで能力や性格を判断することが可能です。

問題形式は、1行に116個の数字が並んでいて、隣り合う数字の合計を間に記載します。隣り合う数字の合計が2桁になる場合は、下一桁を記載します。

1行の計算が全てできなくても、アナウンスが鳴れば次の行の計算を始めなければいけません。

クレペリン検査で見られているポイント

それでは、企業がクレペリン検査でどのようなポイントを見るのかについて解説していきます。

 

作業スピード

クレペリン検査では、決められた時間でどれだけ多くの問題を解くことができたのか作業スピードが確認されます。

多くの問題を解いている人の方が、処理能力が高いと判断されて、仕事でも多くの作業量を任せられると判断されるようです。

クレペリン検査の試験がある場合は、決められた時間内にできるだけ多くの問題を解くように工夫する必要があると言えるでしょう。

 

正確性

どれだけ多くの計算問題を解くことができたとしても、正確に回答できていなければ意味がありません。

①100問回答で、正解が50問

②50問回答で、正解が40問

上記であれば、企業の評価基準によって異なりますが、正確に仕事ができる人を採用したい企業は②の人材を選ぶでしょう。

行動力が問われる仕事であれば①の人材が採用される可能性もありますが、どれだけ仕事量が多くてもミスをしていては意味がありません。

無理に問題の解く量を増やすのであれば、正確に回答する方に重点を置くのも選択肢の1つです。

 

作業曲線

クレペリン検査では、回答者がどのような作業曲線を描くのか大きく3つ判断できます。

・発動性

→発動性とは物事の取り組み方について、どのような特徴があるのか把握できます。

発動性が高い場合は、行動力があり様々なことに挑戦できますが、軽はずみな言動や無意味な行動で空回りする傾向があります。

発動性が低い場合は、堅実に物事を進められる特徴がありますが、行動力が少なく消極的になってしまう傾向があります。

・可変性

→可変性とは、物事を進める際に気分や行動が変化するのか分かります。

可変性が高い人は、何かイレギュラーが起きても柔軟に対応できる能力はありますが、気分の浮き沈みが激しいためモチベーションを維持するのが難しいです。

可変性が低い人は、何かイレギュラーが起きた時に柔軟に対応するのが得意ではありませんが、モチベーションに左右されることが少なく淡々と仕事を回せます。

・亢進性

亢進性とは、どのように物事を進めていくのか判断できる指標になります。

亢進性が高い人は、行動力があり何事も前向きに取り組めるという特徴があります。しかしながら、行動力があるため、物事が上手く進まないとモチベーションを維持するのが難しい傾向があるようです。

亢進性が低い人は、受動的な性格で何事もミスなく淡々とこなせる特徴があります。しかしながら、モチベーションに左右されることは少ないですが、受動的なため自ら発信するなどが好きではない傾向があるようです。

クレペリン検査で意識すること

それでは、クレペリン検査で意識するべきポイントについて解説します。

 

無理に早く計算しなくてよい

クレペリン検査では作業スピードが求められますが、無理に早く計算する必要はありません。

どれだけ作業スピードが多くてもミスが多ければ、評価が悪くなり不採用になる可能性が高くなります。

計算が早くて正確性もあるのであれば問題ありませんが、基本的には自分の能力の範囲内で早く計算をしていきましょう。

早く計算をするのが難しいのであれば、正確性を重視してできるだけ多くの問題を回答できるように対策することをおすすめします。

ミスをしても気にしない

問題の途中でミスに気付くこともあると思いますが、気にしないで新しい問題を解きましょう。

途中でミスに気付くと修正するのに時間が奪われるだけでなく、ミスしていない部分も無意識に確認してしまい作業スピードが低くなってしまう可能性があります。

1つのミスで採用の結果に大きな影響はできないため、新しい問題をどんどん解いていった方が良いでしょう。

 

シャーペンや鉛筆は予備を持っておく

クレペリン検査は時間との勝負になるので、シャーペンや鉛筆は予備を確保しておきましょう。

途中で芯を交換するなどで時間を奪われてしまうと、回答数が少なくなり評価が悪くなる可能性があります。

実際にクレペリン検査の途中に鉛筆の芯が折れて、回答ができなくなったという人も一定数いるようです。

何が起きるか分からないため、シャーペンや鉛筆は十分な予備を持っていくことをおすすめします。

 

前半と後半で戦略を変える

クレペリン検査は、前半と後半で戦略を変えることで、最大限の成果を出せる可能性があります。

計算を解いていると途中から脳が疲れて、単純ミスやスピードが落ちるなどの可能性が高いです。

そのため、前半は作業スピードを上げてできるだけ多くの問題を解いて、脳が疲れてきたタイミングでスピードを落とし正確に問題を解くように戦略を変えましょう。

どのタイミングで戦略を変えるかなどは、本番の前に練習してある程度は把握しておくことをおすすめします。

クレペリン検査で落ちる人

それでは、クレペリン検査で落ちる人の特徴について解説します。

これから紹介する特徴を把握して、落ちる人の特徴に当てはまらないように対策しましょう。

 

あまりにも計算ができていない

あまりにも計算ができていない場合は、正確に仕事を回す能力が低いと判断されて不採用になる可能性が高くなります。

作業スピードも重要ですが、それ以上に正確に問題を解けているのかを重要視して見ている企業は多いです。

そのため、どのようにすれば正確に計算を早く解けるようになるのか、事前に学んでおくことをおすすめします。

 

集中力がない

クレペリン検査は一般的に30分で行われるため、一定の集中力が必要になります。

例えば最初の方は正答率が高いにも関わらず、後半の問題は正答率が明らかに低い場合は、集中力がないと判断される可能性が高いです。

仕事に対して集中して取り組めるのかは企業が気にするポイントになるため、クレペリン検査の対策として集中力を上げられるようにしておくことをおすすめします。

 

作業効率が悪い

クレペリン検査は問題を解くスピードが求められるため、作業効率が必要になります。

作業効率は仕事を行う上で非常に重要な要素なので、どれくらい効率よく問題に回答できているのか気にしている企業も多いです。

そのため、クレペリン検査を行う前はできるだけ作業効率を上げられるように、どのように問題に取り組むのかなどの戦略を立てておくことをおすすめします。

クレペリン検査の対策

最後に、クレペリン検査の対策についてまとめておきます。

 

計算に慣れる

クレペリン検査では、効率よく計算をしていく能力が必要になるため、計算に慣れておく必要があります。

本屋さんなどでクレペリン検査の書籍を購入して、毎日コツコツと計算の練習をしていきましょう。

計算は繰り返すことで慣れるようになるため、就活が始まる前のできるだけ早い段階で対策しておくことをおすすめします。

 

自己分析をする

自己分析をすることで、自分にどのような特徴があるのか把握できます。

例えば集中力がないのであれば、集中力があるタイミングで多くの問題を解いて、残りの時間は正確性を求めるなどの対策が可能です。

どのようにクレペリン検査の対策をするのか決めるためにも、自己分析をしておきましょう。

 

睡眠を確保する

クレペリン検査を受ける前日は、睡眠時間をできるだけ確保しましょう。

①寝不足の状態でクレペリン検査を受ける

②しっかりと睡眠時間を確保した状態でクレペリン検査を受ける

上記であれば、②の状態の方が確実に良い成果を出せる可能性が高いです。

どれだけ対策をしてきたとしても、当日に結果を出すことができなければ意味がありません。

最大限の成果を出すためにも、クレペリン検査の前日は十分な時間の睡眠を確保しましょう。

まとめ

本記事では、

クレペリン検査の詳細やポイント、具体的な対策について解説しました。

 

クレペリン検査では、計算量と作業スピードの両方が求められます。

これから就活を始める学生は、できるだけ早く準備しておくことで、計算に慣れて最大限の成果を得ることが可能です。

問題集などで解くだけでなく、自己分析をしてどのような戦略で進めるのかなども検討しておきましょう。

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