事務職に向いている性格9選!有利に立てる資格3つと就職後のキャリアについて
2023年3月29日更新
はじめに
「事務職に向いているか気になる・・・」このような悩みを持っていませんか?
事務職を就職の視野に入れているけど、実際に自分の性格が事務に向いているのか気になりますよね。
今回の記事でわかること
・事務職の種類と仕事内容
・事務職に向いている人の性格
・事務職に向いていない人の性格
・事務職で有利になる資格
・事務職のキャリアアップとは
今回の記事では、事務職が向き不向きな人の性格を解説しています。
また、事務職に就いてからのキャリアアップも解説しているので、実際に自分が事務職に向いているのか判断でき、その後のキャリアアップの繋げ方がわかります。
事務職の仕事内容と種類について
事務職は書類作成や電話対応、パソコン業務などの一般的な事務のことをいいます。
担当する分野に関して知識が必要な場合もあるでしょう。
事務職という括りでもさまざな事務があるので紹介します。
一般事務
一般事務とは、会社や部署内の事務の処理作業をサポートすることが業務です。
具体的には以下の通り
・書類作成
・電話対応
・ファクタリング
・来客対応
・スケジュール管理
・データ入力
これらが大体の仕事内容になっています。
他にも社員の出張の交通費清算や備品管理、郵便物の対応など幅広い業務を行います。
一般事務は特に必要なスキルや知識がいらないので、未経験からでもチャレンジしやすい分野です。
経理事務
経理事務は企業の経理部署で行われる業務をサポートする分野です。
具体的には以下の通り
・伝票処理
・仕訳帳の管理
・月次決算業務
・税務申告業務
・支払い業務
日次業務では、お金の入出金や伝票発行、受注、発注など日別で管理する業務を行います。
また、企業の財務状況を正確に把握する必要があり、丁寧で慎重な業務を求められます。
会計など細かい数字を扱うので、簿記や会計などの知識が必要になる場合があるでしょう。
人事・労務・総務事務
企業の人事や労務、総務に関わる事務を行います。
具体的には以下の通りです。
・採用関連
・社員管理
・研修、教育関連
・施設管理
・資産管理
採用活動や社員管理などは人事部署の事務員が行います。
学校訪問や会社説明会など人前で企業の説明をする業務もあります。
採用面接などの進行など相手の魅力を引き出すような質問を投げかける必要があるので、事務といっても人前に立つことが多いです。
給与計算や保険の手続きを行うのは労務事務です。
企業の規約や労働基準法、社会保険などの知識が必要となります。
医療事務
医療機関の事務業務を任せられるのが医療事務です。
具体的には以下の通りです。
・患者対応
・予約管理
・診療報酬請求
・統計管理
・医療事務の裏方
保険の知識や医療機関での診療に関わるため、医療の知識が求められます。
患者の受付や診療費用の計算、電話対応、カルテの整理などを行います。
患者とのコミュニケーションも必要となり、より専門的な経験やスキルが必要となるので未経験からではハードルが高いでしょう。
秘書
経営者や役員、上級管理職の補佐としての事務を行います。
具体的には以下の通り
・スケジュール管理
・文書管理
・取引先との業務
・会議資料の作成
秘書は企業トップの補佐として事務を行うため、トップの考えの意図を汲み取り、的確にサポートする必要があります。
企業トップの補佐をするので、自分自身もえらいと勘違いすることがあるので要注意です。
あくまで、トップの補佐として事務関係の仕事をするだけなのでもちろん重荷はありますが、立場をわきまえた冷静な行動が必要です。
事務職には向き不向きがある
事務職は書類整理や会議資料作成、スケジュール管理など細かくて地味な作業が多いです。
ミスが多い人や集中力が切れて居ても立っても居られないという人は事務職には向いていないでしょう。
逆に、サポート側で社員を支える業務として処理能力が高かったり、業務を正確にこなせたり、1日中デスクワークができる人は向いています。
このように、事務職では向き不向きがあります。
事務職の求人を見ると、休日はしっかりあり残業も少なめで魅力的ですが、自分に合っていないと仕事が辛くなります。
事務職の就職に悩んでいるのであれば、次から紹介することと自分の性格を比べて決めていきましょう。
事務職に向いている人の性格9選
事務職に向いている人の性格を紹介します。
事務職といってもいろんな種類の事務がありますが、一般的に求められるスキルや能力は変わりません。
以下の性格を持っているのであれば、事務職への就職の可能性も高いでしょう。
デスクワークが得意
まず1つ目の向いている性格は「デスクワークが得意な人」です。
事務職のほとんどがパソコンを使ったデスクワークです。
なので、同じ席でじっとしている必要があり、パソコン操作がある程度必要になります。
1日中、椅子に座って何か作業ができる人は向いているでしょう。
パソコン操作などは、あまりできなくても毎日触っているうちに慣れてくるので、あまり心配する必要はありません。
人をサポートをするのが好き
2つ目は「人をサポートをするのが好きな人」です。
事務職は社員をサポートをしたり、企業の裏方をすることが貢献につながります。
自分が表立って活躍するよりも、誰かが活躍できるように環境を整えたりサポートができることに喜びを感じる人に向いています。
運動部のマネージャーのようなポジションを想像してみるとわかりやすいでしょう。
細かい作業が得意
3つ目は「細かい作業が得意な人」です。
事務職はデータ入力や清算、会議資料などの細かい数字を扱ったり、文章を書いたりするので、コツコツと細かい作業ができる人に向いています。
細かい作業の中には、正確性やスピードが求められるので、細かい作業をやりながらもレベルを上げられることにおもしろさを感じたら向いている証拠でしょう。
正確性がある
4つ目は「正確性がある人」です。
事務作業はデータ入力やファクタリングなどの会社の業務記録を正確に残す必要があります。
少しのミスで、数字がずれて間違ったデータになるなどトラブルにつながるケースがあります。
正確に数字を打ち込め正しくデータを扱える人は向いているでしょう。
また、月締めや納期なども意識しないといけないので、納期に追われることなく余裕をもって仕事ができるといいですね。
臨機応変に対応できる
5つ目は「臨機応変に対応できる人」です。
事務職は、定量作業(決まった作業)が多いですが電話対応や来客対応などで突発的に仕事がくることもあります。
そのような場合でも、取り乱さず丁寧に対応でき、わからなければ上司に聞くなどその場での判断で動ける人が向いているでしょう。
責任感がつよく粘り強い
6つ目は「責任感が強く粘り強い人」です。
事務職は、社員のサポートをするのが業務ですが、一度受けた依頼は最後まで責任もって取り組む必要があります。
任された業務でまったくわからずに、そのまま放置してしまうような仕事のやり方をしていては事務職は務まりません。
分からないことがあっても投げ出さず、上司に質問をするなどして何としてもやり切れる人が向いてるでしょう。
処理能力が高い
7つ目は「処理能力が高い人」です。
業務に時間がかかってもミスがなければOKというものではありません。
ミスをしても許されるのは最初の内だけで徐々に、ミスがないことが当たり前になりさらに業務を早く終えることが求められます。
現状に甘えず、任されることに対して納期通りに正確性をもって取り組める人が向いているでしょう。
スケジュール管理ができる
8つ目は「スケジュール管理ができる人」です。
事務職は日次・月次・年次と分かれて業務をしなければいけません。
自分のスケジュール管理をしながらも、他のスケジュールを確認しないと業務に漏れが出て対応できていないことも。
そのため、細かい業務でもスケジュール管理をして手際よくこなしていく必要があります。
周りを気遣える
9つ目は「周りを気遣える人」です。
事務職は同じ部署や他の部署との交流もあり、周囲への気配りやコミュニケーションが必要です。
また、社外の来客に対しても気遣いができるのも大事です。
人よりもいち早く相手の行動を先読みして、気遣える人は向いているでしょう。
事務職に向いていない性格とは
次は事務職に向いていない性格を5つ紹介します。
今回紹介する「向いていない性格」に該当していれば、事務職に就職するべきかを一回考えましょう。
事務職はデスクワークであり向いていない人の特徴は明確です。
大雑把である
1つ目は「大雑把な人」です。
事務職は自分からではなく指示に従い、指示通りに業務を行えるかが重要です。
指示を無視したり「こんなものでいいか」と適当に業務をこなす大雑把な人には向いていません。
そのような人は、周りからの信頼もなくなり業務をさせてもらえなくなり、職場に居づらくなる可能性があります。
コミュニケーションが苦手
2つ目は「コミュニケーションが苦手な人」です。
事務職というと1日中パソコンの前でカタカタしているイメージがあると思います。
イメージとは逆に、社内や社外でのコミュニケーションは事務職には多く発生します。
コミュニケーションが苦手な人は、苦痛に感じる場面が多くあるので向いていません。
同じ場所でじっとしていられない
3つ目は「同じ場所でじっとしていられない人」です。
毎日同じデスクで外にも出ずにずっとオフィス内で仕事をします。
外でバリバリ体を動かして仕事をしたい人やじっとしていられない人にとっては、ストレスに感じることもあるでしょう。
パソコン操作が苦手
4つ目は「パソコン操作が苦手な人」です。
事務職はデスクワークなのでパソコンを毎日触ります。
パソコン操作が苦手な人や機械音痴の人には少しハードルが高いかもしれません。
ただ、パソコン操作に関しては毎日触っていると必ず慣れてきますし、同じソフトを使うので覚えます。
パソコン操作の本もたくさんあるので、勉強すれば早い段階で克服できますね。
給料の高い仕事に就きたい
5つ目は「給料の高い仕事に就きたい人」です。
事務職の給料は決して高いといえません。
厚生労働省によると令和2年の賃金構造基本統計調査で「その他の一般事務従事者」の平均賃金は時給換算で1,194円とデータで出ていました。
https://www.mhlw.go.jp/content/000817351.pdf
福利厚生は良いけど、給料は決して高い水準とは言えませんね。
事務職で有利になる資格とは
務職で有利になる資格があります。
・簿記や会計
・ワープロや表計算ソフト
・経理事務検定
このような資格があると、事務の仕事をしても慣れているので即戦力になれます。
細かい数字を扱ったり、データ入力や会議資料作成などは慣れておかないと苦戦するでしょう。
資格があると就職のときにも有利にたてますし、業務についてからも資格を持っていることで信頼され仕事を任せてもらえます。
事務職のキャリアアップについて
事務職のキャリアアップについて解説していきます。
事務職と聞くと「キャリアアップがないのでは」と思う人もいるでしょう。
キャリアアップを目指したときに不安になりますよね。
事務職でのキャリアアップは可能です。
もっとレベルを上げていくためのキャリアアップについて解説します。
資格を取得できる
事務職につくとさまざまな資格を取得できます。
何か目標がないと頑張れないのも事実です。
目の前の仕事をコツコツと確実に行うのもいいですが、形として業務に繁栄するには資格を取るのもいいでしょう。
事務職で取れる資格(一部)
・簿記検定
・オフィススペシャリスト
・ワードプロセッサ検定
・Excel検定
・情報処理技能検定
このような資格があります。
資格取得を目指していると、仕事もより一層真剣に取り組むようになりますし、上司からも信頼の目で見られます。
仕事の幅を広げていくためにも資格を取得するのもいいですね。
マネジメント職に転向
事務職からマネジメント職に転向することも可能です。
マネジメント職とは・・・企業や組織において、他の人たちに指導したり、組織をリードしていく職をいいます。
つまり、事務職をしている先にマネジメント職があり企業の内密な事情を知っている事務であれば転向できる可能性もあります。
転向するためには、多くの経験を積むことやマネジメントスキルを養っていく必要があります。
決して簡単な道のりではありませんが、向上心をもって必要なスキルを身につければ今までの信頼を基盤にマネジメント職にキャリアアップすることもできますよ。
職場や部署異動に有利
事務職の特徴として、どこの職場や企業にいっても事務業務があることです。
事務職を経験していると、どこの企業にいっても困ることなく手に職がある状態です。
今の職場とは違った雰囲気で働きたい、あるいは違う場所で働きたいという願望をかなえられます。
住む場所を変える必要がある状況でも事務職としてスムーズに転勤することが可能です。
まとめ
今回は事務職に向いている性格について解説しました。
・事務職には向き不向きがある
・社員をサポートができるのは事務職
・自分の性格と照らし合わせて就職を決める
・事務職は資格を取れる
・キャリアアップは可能
事務職は誰でも働けるイメージを持たれがちですが、コミュニケーションや正確性などが求められる仕事です。
自分の性格を見直して事務職に就職するしないかを判断しましょう。