【就活成功の秘訣】サントリーの内定を獲得する方法とは?

【就活成功の秘訣】サントリーの内定を獲得する方法とは?

2023年3月19日更新

はじめに

「やってみなはれ」のトップメッセージは、就活生ではなかったとしても耳に残っている人も多いはず。

 

「やってみなはれ」と言えば、飲料業界でトップシェアを誇るサントリーの価値観ですよね。

 

そんな価値観に憧れて、サントリーへの就職を目指す人は多いのではないでしょうか?

 

「誰もが知っている企業だから倍率が高そう…」

 

「学歴フィルターはやっぱり存在してるよね?」

 

「私が入社できる可能性はあるのだろうか…」

 

など、知名度が高い企業ゆえに、色々な悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

 

そこで本記事では、サントリーの就職難易度や採用事情をはじめ、選考フローや学歴フィルターの有無などを詳しくご紹介します。

 

サントリーの選考を受けようと思っている人はもちろん、飲料業界の就活に興味があるという人もぜひ最後まで読んでみてくださいね。

サントリーの就職難易度と採用事情

現在サントリーの採用は、サントリーホールディングス株式会社・サントリー食品インターナショナル株式会社の2社合同採用となっています。

 

そんなサントリーグループの就職難易度は「非常に高い」と言えます。

 

他の企業としても採用倍率がトップクラスに高いことから、選考対策は必須です。

では、過去の採用数や今年度の採用予定数などを詳しく見ていきましょう。

過去の採用数

サントリーの過去の採用数は以下です。

 

年度全体男性女性
2023年度158名84名74名
2022年度109名62名47名
2021年度111名69名42名

 

(参照:サントリー 新卒採用サイト https://www.suntory.co.jp/recruit/fresh/recruit/faq/)

 

平均して100名を超える採用数であることが分かります。

男性が多いのは、採用ポジションに理系の職種が多く含まれることが要因のようです。

2024年度の採用予定数

2024年度は、採用予定数は未定ではあるものの、昨年度実績同様の101名~200名程度が想定されます。

 

部門別の採用予定数は以下です。

 

・ビジネス部門A:40名程度

・ビジネス部門B:90名程度

・財経部門:若干名

・デジタル&テクノロジー部門:20名程度

・生産研究部門:40名程度

 

部門によって採用人数に幅があることから、希望部門の採用数は正しく把握しておきましょう。

採用倍率

サントリーは公式に採用倍率を発表していないため、概算となりますが以下のように予測することが可能です。

 

今回は、リクナビに掲載されているプレエントリー数を活用して算出します。

 

①プレエントリー数:67,782名(2023年3月12日現在)

②採用予定数:昨年度実績である158名を想定

③採用倍率:429倍

 

新卒の有効求人倍率は1.58倍であることから、429倍という数字はかなり高いことが分かります。

(参考:株式会社リクルート リクルートワークス研究所「第39回 ワークス大卒求人倍率調査(2023年卒)、https://www.works-i.com/research/works-report/item/220426_kyujin.pdf?_fsi=ojQL6X4E&_fsi=Eq4P0NY7)

 

もちろんプレエントリー者が全員応募するとは限らないものの、429倍に近い就活生がエントリーシートを送付すると考えても過言ではありません。

したがって、しっかり戦略を立ててサントリーの選考に臨まなければ、序盤で落とされてしまう可能性があることをきちんと理解しておきましょう。

 

サントリーの新卒採用に学歴フィルターはある?

では、サントリーの新卒採用には学歴フィルターはあるのでしょうか。

 

学歴フィルターの有無は明言されていないため、直近の採用実績校を見ていきましょう。

なお、データは2020年度卒のものです。

 

順位大学名人数
1早稲田大学14
2慶応義塾大学9
3東京大学7
3同志社大学7
5京都大学6
6横浜国立大学4
6大阪大学4
6立命館大学4
9北海道大学3
9筑波大学3
9一橋大学3
9神戸大学3
9九州大学3
9法政大学3
9立教大学3
9関西学院大学3

(参照:ダイヤモンドオンライン2021年4月27日、キリン、アサヒ、サントリー、サッポロ「採用大学」ランキング2020!【全10位・完全版】、https://diamond.jp/articles/-/269434)

 

国公立大学に加え、私立であれば早慶が目立ちます。また、関西系の大学が採用に強い点はサントリーならではの特徴と言えるでしょう。

 

基本的には早慶および関関同立以上の大学が目立つものの、過去にはMARCHや津田塾大学をはじめとする女子大の採用実績もあります。

大学名ではなく、個々のポテンシャルに応じて内定が出る可能性が高い点がサントリーならではの特徴だと言えるでしょう。

サントリーの選考フロー

では、どのような選考フローに対応する必要があるのでしょうか。

 

サントリーの基本的な選考フローは以下です。

 

①WEBプレエントリー

②エントリーシート提出

③説明会参加

④面接

⑤内々定

 

では、部門ごとに詳しい選考スケジュールを見ていきましょう。

ビジネス部門

ビジネス部門は、選考スケジュールがA・Bの2つの日程が用意されています。

A・Bの日程ごとに採用人数が設定されており、好きな日程を選んで選考に参加することが可能です。

 

具体的なスケジュールは以下となっています。

 

A日程B日程
エントリーシート

受付期間

2022年12月16日(金)

~2023年2月14日(金)15:00

2022年12月16日(金)

~2023年3月28日(火)15:00

選考期間3月中旬~4月中旬5月初旬~6月中旬

 

以下のような業務に従事することが想定されたポジションです。

 

・酒類営業・食品営業

・マーケティング

・経営企画や人事、広報などの専門スタッフ

 

全ての職種において、日本だけではなく海外で活躍する可能性も秘められています。

将来グローバルで活躍したい人にもおすすめのポジションです。

財経部門

重要な経営資源である「カネ」の動きと密に関わることができる点が魅力の財経部門。新卒での募集は若干名ですが、入社直後から以下のような業務に関わることができる可能性を秘めています。

 

・中期計画・次年度予算策定、予実管理

・ファイナンスガバナンス

・M&Aファイナンス

 

具体的な選考スケジュールは以下です。

 

エントリーシート

受付期間

2022年12月16日(金)

~2023年2月14日(金)15:00

選考期間3月中旬~4月中旬

 

非常に狭き門であることから、このポジションだけを狙っていきたい場合には、学生時代に関連資格を取得するなどの工夫が必要です。

デジタル&テクノロジー部門

サントリーが現在特に力を入れている部門が、このデジタル&テクノロジー部門です。

デジタルを活用して、様々な領域に活かしていくことが求められており、以下のような業務に従事することが想定されます。

 

・DX戦略企画

・デジタルマーケティング・UI/UX/サービスデザイン

・ITエンジニアリング

・データサイエンス・AIエンジニアリング

・先端テクノロジーリサーチ

 

一言に「デジタル」「テクノロジー」と言ってもその幅が非常に広いことから、すでにデジタルマーケティングやUXデザイン、プログラミングやデータサイエンスを学んできた就活生にチャンスが大きいポジションです。ただし、今後学ぶ意欲を高く持っている場合にも評価されやすい傾向があります。

 

具体的な選考スケジュールは以下です。

 

エントリーシート

受付期間

2022年12月16日(金)

~2023年2月14日(金)15:00

選考期間3月初旬~3月下旬

 

この部門だけで20名ほどの採用が予定されていることから、今後の注力領域であることがよく分かります。

生産研究部門

理系学生を対象とした部門で、以下のような領域ごとに採用が行われます。

 

・基礎研究/商品開発

・生産/生産技術開発

 

それぞれの領域で高い専門性が要求されますが、エントリーは自身の専攻に関わらず、興味がある領域に応募することが可能です。

 

具体的な選考スケジュールは以下です。

 

エントリーシート

受付期間

2022年12月16日(金)

~2023年3月2日(木)15:00

選考期間3月中旬~4月下旬

 

他の部門と比較して、エントリーシートの受付期間がやや長い点が特徴です。

サントリーの内定を獲得するためのポイントとは?

では、サントリーの内定を獲得する上ではどのようなポイントを押さえておくべきなのでしょうか。

 

重要なポイントをいくつかご紹介します。

「やってみなはれ」の精神をアピールできる工夫を

サントリーといえば、何と言っても有名なのが「やってみなはれ」の精神。

その精神通り、大手企業ながら自由な社風がよく注目を集めています。

 

もちろん新卒で入社する学生にも、「やってみなはれ」の精神は強く求められるものです。

 

「何か一緒に面白いことをしてみたい」

「新たな歴史をつくりたい」

といった思いに共感してくれやすいサントリーだからこそ、自身のエピソードトークも「やってみなはれ」の精神に通じる内容を入れて話すのがおすすめです。

 

「やってみなはれ」と聞くとつい突拍子もないような内容を思い浮かべるかもしれませんが、手近な内容だとしても自分が創意工夫した内容を積極的に伝えるようにしましょう。

サントリーならではの戦略を理解する

サントリーは新卒の採用サイトでも、各種戦略を丁寧に解説しているという特徴があります。サントリーならではの戦略は理解しておいて損はないため、採用サイトをはじめとして、掲載されている情報には積極的に目を通すようにしましょう。

 

中でも採用サイトに掲載されている以下戦略は、自分なりに要点を掴んでおくことがおすすめです。

 

・グローバル戦略

・事業戦略

・DX戦略

・環境経営・人本主義経営

 

DX戦略は新卒の採用ポジションにも大きく影響していることから、サントリーがDXの先に何を目指しているのか、自分なりの言葉で説明できる状態をつくっておきましょう。

 

また、環境経営や人本主義経営についても、サントリーは創業時から「人が資本」と言っていることを踏まえ、丁寧に理解しておくことがおすすめです。

入社後に自分が関わりたい領域を明確にしておく

エントリーの段階ですでに自分が関わりたい領域を明確にする必要がありますが、入社後にその領域で何をしたいのか、自分の言葉で語れる状態をつくっておきましょう。

 

サントリーの新卒採用サイトには、現在注力しているプロジェクトのエピソードトークや、先輩社員のインタビューなどが豊富に掲載されています。

 

それらの内容を参考にしながら、自分が目指したい方向性を明確にしておくのが良いでしょう。

サントリーの選考を受ける上で押さえておきたいこと

2023年3月、未曽有の物価高への対応や、新卒採用における競争力をいっそう強化することを目的に、2024年度入社の初任給を大卒で26万円を超える水準とすることを発表しました。(2023年度新卒入社は23万円台)

(参考:ABCニュース 2023年3月8日付、【春闘】サントリーHD「満額回答」 平均7%の賃上げ 一律1万円のベア 大卒初任給も26万円超、https://news.yahoo.co.jp/articles/01db07b182c10263192411c783737539aa4d86ee)

 

初任給が26万円を超える水準となるのは、他の企業と比較しても非常に高い水準と言えます。

 

現在あらゆる物の物価高が進む中、ベース賃金の確保が非常に重要視されています。

そんな社会情勢の中でこのような決断を下したサントリーは、今後ますます人気企業となることが予想されるでしょう。

 

サントリーの特徴を理解して内定獲得を目指そう!

いかがでしたか?

本記事では、サントリーの就職難易度や採用事情をはじめ、選考フローや学歴フィルターの有無などを詳しくご紹介してきました。

 

入社難易度が高く、狭き門であるサントリーだからこそ、事前準備が必須です。

 

「やってみなはれ」の精神の精神をはじめとして、求める人物像が掴みやすいことから、自分なりに語れるエピソードトークを複数準備しておくのがおすすめです。

 

ぜひこの記事も参考に、サントリーの選考に備えてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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