楽天の採用にはどんな特徴がある?選考フローについても紹介

楽天の採用にはどんな特徴がある?選考フローについても紹介

2023年3月19日更新

はじめに

楽天は国内外で知名度の高い企業の一つであり、就活生の中で楽天のサービスを利用している方も多いのではないでしょうか。楽天は楽天市場や楽天トラベルなどのインターネットサービスだけでなく、楽天銀行、証券、モバイルなど70種類以上のサービスを展開しているのです。誰もが知っている会社であることや様々な事業展開をしていることから魅力を感じ、応募する就活生も多いのではないでしょうか。

 

「楽天の選考を突破するために必要なことは何?」

「楽天はどんな大学の就活生を採用しているの?」

「楽天の採用には学歴フィルターはある?」

「楽天の新卒採用選考フローはどんなフロー?」

 

このような疑問を持った就活生に向け、今回は楽天の採用について特徴や採用大学、学歴フィルター、選考フローなどを紹介していきます。楽天に入社したいと思っている就活生はぜひこの記事を読み、しっかりと対策をしましょう。

目次

楽天の採用大学はどこ?

次に就活生に大人気の楽天の過去採用大学について紹介していきます。楽天の採用大学は、国内外問わず幅広い大学からの採用実績があります。下記、採用実績を見ると、上位クラスの大学名も並んでいますが、中には中堅大学もランクインしているため、楽天は手の届かないところと最初から諦める必要はありません。

 

<国内>青山学院大学、お茶の水女子大学、学習院大学、慶應義塾大学、国際基督教大学、駒澤大学、上智大学、多摩美術大学、中央大学、筑波大学、東海大学、東京外国語大学、東京農工大学、東京理科大学、日本大学、一橋大学、法政大学、横浜国立大学、立教大学、大阪大学、金沢大学、同志社大学、九州大学、東洋大学、立命館アジア太平洋大学

 

<海外>ハーバード大学、スタンフォード大学、カリフォルニア大学、サンフランシスコ州立大学、テキサス大学アーリントン校、オックスフォード大学、ビクトリア大学、ピッツバーグ大学、インディアナ大学、オーストラリア国立大学、ビールマータジジャー・バーイー工科大学、モンテレイ工科大学、ウォルシュ大学、ウェスタン・ワシントン大学、イェール大学

(出典:マイナビ2023楽天グループ株式会社の採用情報)

 

<2022年の大学別採用人数(国内大学)>

(出典:大学通信ONLINE2022年企業ごとの大学別就職者数)

1位:慶應義塾大学76名、2位:早稲田大学62名、3位:東京大学47名、4位:上智大学41名、5位:明治大学35名、6位:大阪大学31名、7位:一橋大学30名、8位:同志社大学28名、9位:青山学院大学27名、10位:東北大学、法政大学24名

楽天の採用に学歴フィルターはある?

楽天の採用に学歴フィルターがあるかどうか気になる就活生も多いのではないでしょうか。結論を言うと、楽天に学歴フィルターはないと考えられます。過去の採用大学を見ると、全国、海外含め色々な大学から幅広く採用しているのです。確かに、大学名を見ると有名な上位大学の名前も多く上がっていますが、中堅大学や美術系の大学からの採用もあるため、色んな事業で活躍できる人材を選び抜いているイメージがあります。よって、明確な学歴フィルターが存在するとは言い切れません。

楽天の採用コース

楽天では採用コースが分かれています。「ビジネス総合コース」とその他コース別採用を設けています。

 

<ビジネス総合コース>

インターネットサービス、デジタルコンテンツ、通信などをはじめとした楽天グループの約70以上のサービスに係る職種すべてが配属対象となります。

(業務内容)

・コンサルティング営業職、企画職、マーケティング職、クリエイティブ職、コーポレート職(人事・総務・法務・経理・財務)など

 

<コース別採用>

・Fin Techコース、知財コース、法務コース、財務経理コース、クリエイティブコース

楽天の採用人数

2019年度~2021年度の男女別採用人数を紹介します。採用人数実績を見ると、男女同数程度採用していることが分かります。

(https://job.rikunabi.com/2023/company/r806010018/employ/)

・2021年度 男性:432名、女性:387名 合計:810名

・2020年度 男性:404名、女性:373名 合計:777名

・2019年度 男性:218名、女性:177名 合計:395名

(3年以内男性採用割合:52.7%、3年以内女性採用割合:47.3%)

 

楽天では毎年約400名~800名程度の新卒採用を行っていることが分かります。楽天のビジネスは年々急拡大しており、特に楽天モバイル事業が進んでいることから全国に基地局を立てる必要性からここ数年採用人数を増やす傾向にあります。

楽天の選考フロー

次に楽天の採用選考フローについて紹介します。

エントリーシート→Webテスト→グループ面接→1次面接→2次面接→最終面接

エントリーシート

楽天の採用選考フローの最初はエントリーシート提出です。設問の中身としては、オーソドックスな内容が多く、特に変わった設問はありません。

 

<エントリーシート設問内容>

・部活動やサークルなど学生生活で力を入れて取り組んだこと

・志望動機

Webテスト

楽天の2次選考はWebテストで、eF-1Gという形式です。内容は、250問程度の性格診断や110問程度の能力テストです。テストの特徴として、問題数が多く時間もかかるため、テンポよく解き進めるのがポイントとなります。なかなか聞きなれない形式だと思うので、Webテストを突破するためにしっかりと対策をしておきましょう。

1次面接

楽天の3次選考は1次面接です。形式はグループ面接で面接官1名、就活生3名で、30分間で行われます。一人大体2~3問の深堀質問があるようです。グループ面接は一人当たりの話す時間が限られているため、簡潔にわかりやすく伝えるようにしましょう。

 

<主な質問内容>

・学生時代に頑張ったこと、楽天でしてみたいこと、志望動機

2次面接

楽天の4次選考は2次面接です。2次面接はオンライン形式で、面接官1名、就活生1名となります。2次面接では特に、学生時代に力を入れたことについて深堀されるそうです。しっかりと対策をしていきましょう。

 

<主な質問内容>

・学生時代に力を入れたこと

・もし過去に戻ってその行った活動をもっと早いスパンで遂行するとしたら何をどのようにするか

・志望動機

・興味のある事業

・逆質問

最終面接

楽天の最終面接はオンラインで就活生1人、面接官1人です。

 

<主な質問内容>

・志望理由、入社したらやりたいこと

・サークル活動について

・後悔していることと、どうやり直したいか

・学生時代に力を入れたこと

・もし希望の配属にならなかったらどうするか

・逆質問

楽天の選考を突破するための対策

次に楽天の選考を突破するための対策について紹介します。

語学力(英語力)を高める

楽天の社内での公用語は英語であり、目的は世界中から集まった人々と一緒に働くことができることや海外でもビジネスを拡販していくことです。英語力はTOEICの点数で判断され、採用選考ではTOEICを受験していなくても選考は受けられますが、内定をもらったら入社までにTOEIC800点を取得する必要があるそうです。採用選考の段階ではTOEICを受験していなくても問題ないとのことですが、選考を受けるまでに英語力を高められると良いでしょう。

楽天でなければならない理由を明確にする

どの企業にも共通して言えることですが、なぜその企業でなければならないか志望動機を明確にしておきましょう。他の企業ではだめな理由を伝えるのです。「なぜ楽天に入社したいのか」というより「なぜ楽天でなければならないか」を明確に伝えましょう。また、他の日系大手企業に比べ、楽天は選考時期が早いです。他社の企業研究も早めに行い、なぜ楽天でなければならないかを明確にしましょう。

 

<志望動機に関する質問(例)>

・企業選びの軸は何か?

・なぜ楽天を志望するか

・他にどんな業界を志望しているか

・楽天が第一志望か

・当社の選考に落ちたらどうするか

・楽天でどんな仕事をしたいか

・楽天で成し遂げたい目標は何か。その達成のために何をするか。

・楽天という企業をどう変えたいか。そのために何をするか。

・希望する部門、勤務地はどこか

・希望する配属が叶えられなかったらどうするか

インターンシップに参加する

楽天ではインターンシップを行っています。楽天のインターンシップは事前のWebテストや面接に通過した人のみ参加できるものになります。インターンシップに参加できるかどうかがまずは関門となりそうですね。夏季、冬季ともにインターンシップを開催するようなのですが、選抜型インターンシップに招待された人は早期選考の対象になることもあるそうです。まずはインターンシップに参加するところから始めましょう。

 

<楽天インターンシップの選考フロー>

・エントリーシート提出、Webテスト受験→インターンシップ説明会(任意)→インターンシップ選考会(Web面接もしくは対面面接)→合否連絡

 

全コース同様の選考フローとなります。

 

<早期選考のフロー>

・インターンシップに参加→エントリーシート提出、Webテスト受験→1次面接→2次面接→最終面接→人事面談→内定

OBOG訪問をする

楽天の志望順位が高ければ、OBOG訪問をすべきです。インターンシップや会社説明会では、対象が多いため、特別な情報を得ている感覚が少ないかもしれません。一方、OBOG訪問は個別レベルで社員に色々な生の声を聞くことができます。また、同じ大学出身なので、話すときに躊躇したり緊張しすぎず、親近感を持って話をすることができると思います。他の就活生が知らないような楽天事業についてや就活のアドバイスなどもしてもらえるかもしれません。

成長意欲や挑戦心があることをアピールする

楽天の採用選考では、自分は「成長意欲や挑戦心がある」人材ということをアピールすることが大切です。楽天の社長や副社長のHPメッセージにもあるよう、成長意欲が強く、幅広く自分が活躍できるフィールドを見つけ、結果を出すことにこだわる人材を見極めていることが分かります。また、受け身ではなく、自発的に積極的に行動できる人を求めています。

そのため、採用面接では、結果にこだわった経験などのエピソードを交えて話をすると効果的です。

 

楽天グループ株式会社の概要

楽天グループ株式会社の概要について紹介します。1997年に株式会社エム・ディー・エムとして設立されました。Eコマースを中心に多岐にわたる分野で事業展開をしています。また、社員の4人に1人が外国籍と社内のグローバル化が進んでいる会社です。

 

・創業/設立:1997年2月

・本社:東京都世田谷区玉川1-14-1 楽天クリムゾンハウス

・従業員数:単体7,390名、連結:23,841名

・事業所:楽天クリムゾンハウス、札幌支社、盛岡オフィス、仙台支社、新潟支社、金沢支社、松本オフィス、千葉支社、さいたま支社、横浜支社、静岡支社、名古屋支社、京都支社、大阪支社、神戸支社、広島支社、松山支社、福岡支社、鹿児島支社、那覇支社 海外支社

 

<主なインターネットサービス>

・インターネットショッピング「楽天市場」

・インターネット総合旅行サイト「楽天トラベル」

・オンラインマーケティングサービス「Rakuten Marketing」

・ビデオストリーミングサービス「Rakuten Viki」

・電子書籍サービス「楽天Kobo」

・動画配信サービス「Rakuten TV」

・モバイルメッセージングとVoIPサービス「Rakuten Viber」 など

 

<主なFin Techサービス>

・クレジットカード「楽天カード」

・インターネット専業銀行「楽天銀行」

・オンライン証券「楽天証券」

・生命保険「楽天生命」 など

楽天グループ株式会社の概要について紹介します。1997年に株式会社エム・ディー・エムとして設立されました。Eコマースを中心に多岐にわたる分野で事業展開をしています。また、社員の4人に1人が外国籍と社内のグローバル化が進んでいる会社です。 ・創業/設立:1997年2月 ・本社:東京都世田谷区玉川1-14-1 楽天クリムゾンハウス ・従業員数:単体7,390名、連結:23,841名 ・事業所:楽天クリムゾンハウス、札幌支社、盛岡オフィス、仙台支社、新潟支社、金沢支社、松本オフィス、千葉支社、さいたま支社、横浜支社、静岡支社、名古屋支社、京都支社、大阪支社、神戸支社、広島支社、松山支社、福岡支社、鹿児島支社、那覇支社 海外支社 <主なインターネットサービス> ・インターネットショッピング「楽天市場」 ・インターネット総合旅行サイト「楽天トラベル」 ・オンラインマーケティングサービス「Rakuten Marketing」 ・ビデオストリーミングサービス「Rakuten Viki」 ・電子書籍サービス「楽天Kobo」 ・動画配信サービス「Rakuten TV」 ・モバイルメッセージングとVoIPサービス「Rakuten Viber」 など <主なFin Techサービス> ・クレジットカード「楽天カード」 ・インターネット専業銀行「楽天銀行」 ・オンライン証券「楽天証券」 ・生命保険「楽天生命」 など

今回は、楽天の採用情報や選考フロー、選考対策等について紹介してきました。採用人数が多いため、色々な大学から採用していることが分かります。高学歴の大学出身者のみ採用をしているということではないため、しっかりと楽天の選考の特徴を理解し、対策をしましょう。また、インターンシップに参加した人限定で早期選考という枠もあります。楽天への入社に少しでも近づけるために、まずはインターンシップに参加することから初め、他の就活生と一歩差をつけましょう。

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監修者情報

印出実生

キャリアアドバイザー

株式会社Bboにカスタマーサクセスとして二年所属したのち株式会社ナイモノに入社。
現在キャリアアドバイザーとして勤務。 学生と直接向き合い、心おきなく相談できるアドバイザーとして日々奮闘中。 ただの「エージェント」ではなく、自分でしか出来ないことは何かを見つめなおし、 学生の将来に対して献身的に取り組んでいる。