
元人事が解説】座談会で1歩抜きんでる極めつけの質問の仕方
2023年2月25日更新
はじめに
「座談会」のテクニックについて知りたくありませんか?
特に就活初期の頃は、
「座談会って何?」
「座談会に参加して何かメリットがあるの?」
「座談会ではどんな質問をしたらいいの?」
など、何かと得体の知れないイベントに躊躇すると思われます。
でも、大丈夫です。
本記事では、座談会とは何か、座談会に参加するメリット・デメリットを説明したうえで、どんな質問が有効なのか、逆にどんな質問がNGなのかまで質問例を交えながら、元人事の目線で分かりやすく解説していきます。
本記事1本で座談会の参加ノウハウが整いますので、最後まで一気にお読みくださいね。
座談会とは何か?
「座談会って初めて目にしたのですが、どんなイベントなんですか?会社説明会とは、どう違うんですか?」
そうですよね。
特に、就活序盤は何が何だかよくわからないと思います。
座談会とは、「学生が社員に対してフランクに質問できる場」だと考えてください。
通常は会社説明会終了後に、改めて参加希望者に限定して開催されます。
時間は30分から1時間程度の場合がほとんどです。
学生が複数人に対して、社員が1〜2名で対応するケースが多いです。
グループに分けて、ローテーションで座談会を行う企業もあり、その場合は色々な職種の社員から話しを聞けるチャンスが生まれます。
次に、会社説明会との違いですが、会社説明会はあくまでも企業PRの目的が主です。
マーケティングで言うと、「集客」にあたりますが、企業側はたくさんの学生にエントリーして欲しいのがホンネです。
人事も「量から質が生まれる」という原理を経験から知っていて、ある程度幅広い学生にエントリーしてもらわないと優秀人材を発掘できないわけです。
そういう意味で、会社説明会は企業に興味関心を抱いてもらう「客引きの場」としての位置づけです。
一方、座談会は企業と学生の採用のミスマッチを防止する目的が主になります。
企業側は膨大な経費を突っ込んで採用活動を展開しています。
そこで、苦労して採用した新卒が採用ミスだったり、早期離職されてしまうと、コストに見合うリターンが返ってこないわけですね。
特に、人事は「確実性」を重んじる堅い職種なので、座談会はそのリスクを軽減する格好のイベントになるわけです。
両社の違いを表にまとめると下記のとおりです。
区 分 | 内 容 |
会社説明会 | 企業理念や事業内容、仕事内容、人事教育制度など、企業が自社を広く知ってもらうための企業アピールを踏まえた宣伝の場。 基本的には時間のほとんどが会社側からの説明時間に割かれ、学生の質問時間は終盤の少しの時間を使って実施されます。(企業が「主」で学生が「従」のイメージ) |
座 談 会 | 企業への疑問や不安を解消し、企業理解を深めるために比較的年代が近い先輩社員と学生がフランクに話しができる場。 ほとんどの時間が学生の質問に充てられ、それに対して企業の先輩社員が答えていきます。(学生が「主」で企業が「従」のイメージ) |
企業が座談会を行う目的
「己を知り、相手を知れば、百戦して危うからず」という孫氏の格言がありますが、座談会においても企業側の意図を正しく理解しておくと、気の利いた質問を繰り出せるようになります。
私の人事の経験上、4つの目的に集約できますので、紹介しておきましょう。
①採用のミスマッチを防ぎたい
最大の目的は先ほども説明したとおり、採用のミスマッチを少しでも減らすことです。
そのために、できるだけリアルな情報を学生に渡し、理解を促進し、納得して選考を受けてもらう意味があります。
企業を売り込みたい
2つ目の目的として、やはり企業PRが多分に入り込んでいます。
企業のHPや就活サイトの情報だけでは、どうしても紙面の制約上、掲載できる情報に限りがあります。
座談会であれば、膝を突き合わせながら交流できるので、5感で社風や雰囲気を伝えられますね。
そこで相性が合えば、興味関心を抱いてもらえますし、そうでない場合は双方にとってムダな時間を省くことができるわけです。
リアルな学生の雰囲気や価値観を知りたい
3つ目の目的としては、その時代の学生の雰囲気や価値観を探りたいという思惑がありますね。
今の就活生はZ世代と言われるように、経済停滞期に生まれ、バブルなどの景気の良かった時期を知らない世代に突入しています。
あるいは、東日本大震災や新型コロナなど「ニューノーマル」を経験している世代です。
また、物心ついたときからSNSが当たり前に存在し、デジタルで友人と交流することが日常になっています。
そうなると、採用活動のアピールの仕方も変わってくるし、選考のやり方も趣を変える必要性が出てきます。
座談会で学生と交流することにより気付かされたり、アイディアを思い浮かべる場面も多々あり、企業側としても有用なイベントになるわけです。
:優秀人材を発掘したい
基本的に会社説明会や座談会に「採用選考」の目的はありません。
ただし、優秀人材の場合は別です。
会社説明会や座談会を行っていると、
「この子はいいな…」
「この子はウチに雇いたいなぁ」
といった優秀な学生をたまに見かけます。
そういう場合はせっかくお近づきになれたので、人事は名刺を渡して、脈を繋いでおこうと働きかけます。
そういう意味では、優秀人材発掘の場としても、座談会を活用していると言えますね。
座談会に参加するメリット5つ
「なるほど、座談会の意味や企業側の目的についてはわかりました。次に、学生側のメリットは何があるんですか?」
大きく5つありますので、かいつまんで説明していきましょう。
①ネットでは得られない内部情報を入手できる
最大の目的は、デジタルでは得られない生の情報を入手できる点だと思います。
特に、企業HPや就活サイトの採用情報では、企業側のキレイな部分しか掲載されていません。
加えて、一方通行なので、あなたが知りたい情報や興味関心のある情報に触れられていない場合もありますね。
それが座談会であれば、あなたの知りたいことを企業側に直接自由にぶつけることができます。
ただし、企業側は1枚も2枚も上手なので、ブラックな情報の場合は軽くかわされたり、はぐらかされたりします。
そのような場合は、そこにブラックな情報が隠蔽されている可能性が高いので、誤魔化されないようにしましょう。
➁企業の社風や雰囲気を肌身で感じられる
マッチングアプリでもそうですが、実際に会ってみないとその人の外見や素性、相性なんてわからないですよね。
会って、5感で感じて初めて企業の社風や雰囲気といったものが掴めるわけです。
人間の第1印象は3〜5秒で決まるようですし、視覚情報や聴覚情報だけで93%決定づけられるというデータがあるので、対面する座談会の有用性は計り知れないですね。
あなたの目で見て、耳で聞いて、リアルな相性を把握できる点で効用が高いと言えますね。
③他の学生の質問から盲点だった情報が得られる
3つ目のメリットは、他の学生の質問を通じて、あなたが気付きもしなかった情報が得られるという点です。
どうしても、あなたの質問はあなたのフィルターを通じて生成されるので、死角が生まれます。
したがって、他の学生の質問で「ハッ!?」としたり、「それは気付かなかった」という有用な質問に遭遇する場面があります。
人間には必ず盲点が発生しますので、多角的に情報を得るためにも座談会には効能がありますね。
➃企業の求める人物像をリアルに把握できる
インターネットの情報だけだと、一方通行のコミュニケーションになるゆえ、やはりミスコミュニケーションが発生しやすいです。
たとえば、求める人物像が記載されていても、実際に話を聞いてみると、何だか違和感を感じたり、理解に齟齬がある場合もあります。
それを相互のコミュニケーションで理解を深めれば、真意が明らかになり、ミスマッチを防ぐことができますね。
そのように求める人物像の意図がわかれば、あなたのアピールもハズす可能性が低くなりますし、企業側にピンポイントで急所を攻め入ることも可能になります。
➄採用担当者に覚えてもらえる可能性あり
企業説明会や座談会は採用選考ではないので、採用担当者もそこまで学生の顔を覚えようとしません。
ただ、いい意味で目立つと印象に残り、採用担当者に名前と顔を覚えてもらえる可能性があります。
そして、仮にあなたがその企業にエントリーして選考に参加する場合、
「あの時の〇〇君ね、覚えてるよ」
と言われることもあります。
それが選考に有利になるかどうかはともかく、不利に働くことはないので、内定確率を上げるための行動として、座談会を利用するに越したことはないですね。
座談会に参加するデメリット2つ
「え~⁉座談会に参加するデメリットなんてあるんですか?」
と疑問に思われるかもしれませんが、準備不足が災いしてタイパが悪い活動になる可能性もあります。
百害あって一利なしになるデメリットを大きく2つ見ていきましょう。
①目的が曖昧だと収穫物が少ない
「何のために」座談会に参加するのかといった目的が明確でないと、得るものがありません。
たとえば、
「事業内容の深い部分を聞きたい」
「社員の雰囲気を知りたい」
「仕事内容の理解を深めたい」
など、座談会に参加する目的がシッカリしていないと、質問も抽象度の高い中途半端な質問に終始しますし、どうしても参加度が消極的になります。
なので、座談会に参加する目的を明確にしたうえで、疑問をクリアにする質問を繰り出すようにしましょう。
➁準備不足だと心証を損ねるリスクがある
何の準備もなく丸腰で参加する学生はリスクがあります。
アドリブで質問する自信がある学生はそれでもいいかもしれませんが、そうでない学生は消極的に見受けられ、
「何しに来たの?」
「熱意が感じられない…」
「会社に入ってもこんな感じなのかな?」
など、ネガティブな印象を持たれる危険性を孕んでいます。
したがって、アドリブ力に自信のない学生は入念な準備を行って、準備万端で参加するように心掛けましょう。
【座談会の質問例付き】悪い質問と良い質問
座談会では、どんな質問がいいのか、逆にどんな質問がNGなのかを質問例つきで紹介します。
NGな質問8選
まずは「これだけは絶対に質問してはいけない」NGな質問を8つ見ていきましょう。
①調べれば、すぐに分かる質問
調べれば、すぐにわかるような質問を行う学生は人事担当者から
「そんなの自分で調べて来いよ」
「分からないことはすぐに人に聞く人物だな」
「ネットで調べれば、すぐにわかるじゃん」
と毛嫌いされます。
たとえば、
・初任給はいくらぐらいですか?
・従業員数は何人ですか?
・拠点はどこにありますか?
なんていう情報はネットで瞬時に入手できますね。
なので、ググればすぐに答えが出てくるような程度の低い質問は避けましょう。
➁説明会で既に説明されている質問
説明会で既に説明されている質問もかなりヤバいです。
「説明で何を聞いてたの?」
「仕事でもこんな感じなのかな?」
なんて、頭を疑いたくなります。
説明会ではメモをよく取って、質問の内容とダブらないようにしましょう。
③自己PR
なかには座談会なのに質問と兼ねて自己PRを行う学生がいます。
このような学生は、
「いやいや、場が違うよね」
「空気が読めないのかね」
というように心証を損ないます。
座談会はあくまでも質問して理解を深める場なので、勇み足で自分を売り込むのはやめましょう。
➃自分本位な質問
自分本位で身勝手な質問も見苦しいですね。
たとえば、
「私という人物は御社に合っていますか?」
「私の第1印象を教えてください」
といった質問は場にそぐわないし、他人の大切な時間を奪う行為ですね。
「なんで、こんな場でそんな質問すんの?」
と頭を疑われますので慎みましょう。
➄社員や他の学生に反旗を翻す対立質問
社員が答えた内容や学生の質問にいちいち口をはさむのはやめましょう。
「私はこう思うんですよね」
「それは違うと思います」
と途中でカットインすると、話が脱線しますし、みんなの貴重な時間が奪われます。
座談会は議論する場ではないですし、意見を対立させるイベントでもありません。
このような学生も趣旨が分かってない子だと烙印を押されますので、気を付けましょうね。
⑥時間の尺が長い質問
なかには1人で5分も10分も質問にあてる学生がいます。
座談会はあくまでも複数の学生の理解を深めるためのイベントです。
しかも、開催時間は30分〜1時間が主流なので、1人でそれだけの尺を使うと他の学生が質問する時間がなくなります。
本人は熱心に聞いているつもりかもしれませんが、返って場の空気感が読めない子だとレッテルを貼られるだけなので、コンパクトに質問を投げかけましょう。
➆社員のプライバシーに関わる質問
社員の個人情報に関する質問は、就活に関係ない場合は避けてください。
たとえば、
「彼女はいますか?」
「趣味は何ですか?」
といった質問は個人の嗜好やプライベートに関することであり、就活と何ら関係がないですよね。
まだ、
「休日はどんなことをしていますか?」
「仕事から帰宅後はどんなことをしていますか?」
だと、ギリギリセーフのグレーゾーンの範疇ですが、プライベートな興味本位の質問は意味がないので、控えるようにしましょう。
⑧給与や福利厚生など自分のベネフィットに関する質問
給与や福利厚生など社員の権利を主張するような質問も避けたほうが無難ですね。
たとえば、
「有給休暇は取りやすいですか?」
「サービス残業はないですか?」
「ボーナスはどれぐらいもらえるんですか?」
といった質問だと、会社に貢献するとか、仕事に前向きとか、成長するというニュアンスが伝わらず、やや後ろ向きで消極的なイメージで捉えられるので要注意です。
良い質問3選
それでは、座談会で「いい質問ですね」と言われるレベルの質問を確認していきましょう。
大きく3つにカテゴライズされますので、1つずつ紹介していきますね。
①リサーチしてもわからない質問
1つ目はネットで調べても答えが出てこないレベルの質問です。
内部情報は社内の人でないとなかなか分かりませんよね。
たとえば、
✓社風
✓他社との差別化ポイント
✓現状の御社が抱える課題と展望
✓仕事上の苦労話
などは自分で調べただけでは、あまり具体的な部分が把握できませんね。
なので、
「ネット上で調べると、風通しがよく、早い段階から若手にやりがいのある仕事が与えられるようですが、実際のところはどうなんですか?」
「〇〇業界で他社にはない御社だけの強みは何ですか?」
「現状、御社ではどんな課題認識があって、将来的にどのような展望を持たれていますか?」
「先輩が仕事上で行き詰った経験やそれをどのように克服したのかを教えてくれませんか?」
などの質問は「いい質問」のレベルに入ってきますね。
➁ESや面接の回答に活かせる質問
座談会でせっかく質問の場が与えられるわけですから、レバレッジを効かせた質問を投げかけましょう。
具体的には、選考を受ける段階で出てくるESや面接の質問に対する回答のネタ作りを見据えた質問です。
たとえば、
・自己PRをしてください
・志望動機を教えてください
・学生時代頑張ったことを教えてください
・長所と短所を教えてください
・就活の軸は何ですか?
なんかは定番の質問ですね。
なので、その答えで行き詰っている、答えが思い浮かばない場合は座談会の質問を通じて、下記のようにネタを収集しましょう。
「私の就活の参考にしたいので、〇〇様が御社を志望した理由をお聞かせください」
「私のガクチカが御社の業務で活かせるのか参考にしたいため、〇〇さまの学生時代の経験が業務に活かされている例があれば、ご教授いただきたいのですが…」
「〇〇様の企業選びの軸とされていたことをお聞かせ願えないでしょうか?」
などを聞き出せると、先輩のネタを転用できる可能性がありますので、絶好のチャンスですね。
➂社員の役職や職種にマッチした質問
時々、担当社員の属性とアンマッチな質問を行う学生がいます。
たとえば、若手の社員に
「御社の10年後のビジョンを教えてください」
と質問されても、経営幹部でしか答えられないような質問は困りますよね。
あるいは、経理の先輩社員に
「御社の〇〇部品の△△工程時の界面現象はどんな風になっているんですか?」
と聞かれても、たぶんチンプンカンプンですよね。
なので、その先輩社員の役職や職種にマッチングする質問を行いましょう。
たとえば、営業社員に
「御社のBtoB営業とBtoC営業の違いと、それぞれどのような営業力が求められるのかを教えてください」
と言えば、答えられますね。
あるいは、技術職の社員に
「御社に入社する前に、学習しておいたほうが役立つ専門知識を教えてくれませんか?」
と聞けば、既に経験していることなので、答えやすいですよね。
また、相手が管理職の人あれば、
「人をマネジメントするうえでの視座や大切なことは何ですか?」
と聞けば答えてくれるでしょうし、同じ質問を若手社員に投げかけたところで経験がないので絶句しますね。
逆に若手社員であれば、
「御社に入社するために先輩が行った就活対策を教えてくれませんか?」
と聞けば、自分の数年前のことを思い出しながら、快く答えてくれるはずです。
このように座談会では、TPOに合わせた質問を繰り出すことが肝要だということですね。
さらにハイスペックな質問3選
ここからは「さらにハイスペックな学生」と見られる質問を3つ公開します。
①入社や成長に前のめりな質問
企業の採用では、この学生は
「活躍してくれそうだ」
「頑張ってくれそうだ」
「新風を巻き込んでくれそうだ」
と想起させることができれば、好印象を持たれます。
したがって、前向きで成長意欲をうかがわせるような質問を企業側はポジティブに捉えます。
たとえば、
「御社で実績を出している人の特徴を教えてください」
「入社前、入社後に勉強しておくことがあったら教えてください」
「仕事で役立つ資格があれば、大学時に取得したいと思っていますので教えてください」
といった質問だとかなり、前のめりで積極的な印象が伝わってくるので吉です。
➁関心がないと出てこない深くて超具体的な質問
次のハイスペック・テクニックは「よく自社のことを調べてくれてるね」と思わせるほどの、ちょっとやそっとでは出てこない超具体的な質問です。
たとえば、
「御社の教育制度は階層・職種ともに体系的に整備されていて、成長に貪欲な社員にとっては有難い制度だと思っています。中でも、海外トレーニー制度は他社にはない御社独特の教育制度で、海外勤務を志望している私にはかなり高い関心があります。そこで、具体的にどのようなタイミングでどのような教育がほどこされるのかを教えてくれませんか?」
というようにまずは教育制度を褒めてもらえると人事としても嬉しいですよね。
しかも、さらに突っ込んで調べていないと分からないような質問や将来を匂わせる前向きな質問でレベルを一段高くしています。
このように具体的で調べていないと分からない前向きな質問は、人事に刺さりますね。
➂意見や仮説を添えた質問
最後の高等テクニックは、あなたの意見や仮説を添える質問です。
たとえば、
「先ほどの説明で、御社では優秀な新人がなかなか集まらないとお伺いしました。現就活生はSNSを主な情報源として、就活対策を行うパターンが多いです。したがって、SNSで就活に有益な情報を流し、御社の露出を多くしたうえで、間口を広げるという採用戦術を取り入れるのもいいのかなと思ったのですが、優秀な新入社員を採用するために現在取り組んでいる施策がありましたら、ご教示いただけませんか?」
といった質問です。
ここでのポイントは、おせっかいラインの見極めが大切ですね。
あまり踏み込み過ぎると、
「若輩者のくせに…」
「何も知らないくせに…」
といった嫌悪感が出てきますので、あくまでも謙虚に聞かせてもらうというスタンスで質問することがキモです。
おわりに
記事内でも説明したとおり、会社説明会や座談会は、会社として採用選考に臨んでいるわけではなく、あくまでも会社PRや入社後のミスマッチの回避の目的で参加しています。
なので、
「質問するのが億劫だな」
「絶対に質問しないといけないの?」
といった引っ込み思案の人もあまり気にする必要はないです。
質問しなくても、余ほどの事がない限り、その後の選考には影響しません。
ただ、人事からその場でプラスの印象を持たれると、名前と顔を覚えられたり、名刺を渡されて脈を持とうとしてきますので、その後の選考に何かと恩恵が出てくる可能性はあります。
そういうプラスの印象を持たれたい人にとっては、今回の記事でお伝えしたテクニックは役に立つはずです。
本記事で座談会が有益なイベントになることを祈念しています。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。