サイバーエージェントに採用されるには?募集職種と選考フローを解説
2024年8月25日更新
サイバーエージェントについて
「サイバーエージェントの採用に受かるには?」
「選考フローや募集職種について知りたい!」
IT企業大手のサイバーエージェントは、多くの就活生が知る有名人気企業のため、採用プロセスや内容に不安を感じる方も多いでしょう。
採用倍率も高く、ライバル学生のレベルも高水準ですが、学歴偏重ではなく求める人材を公表しています。
本記事では、サイバーエージェントの特徴、就活生に選ばれる理由、職種と選考フロー、求める人材などを解説します。
サイバーエージェントに採用されるための有益な情報を紹介しますので、就活中の方はぜひ参考にしてみてください。
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サイバーエージェントとは
出典:サイバーエージェント
株式会社サイバーエージェントは、1998年3月18日に設立されました。
サイバーエージェントが展開する事業は、以下の4つです。
- メディア事業
- インターネット広告事業
- ゲーム事業
- 投資育成事業
売上高は国内トップクラスであり、東証プライム市場に上場しています。
知名度の高さからサイバーエージェントは人気企業であり、採用の難易度も高いと考えられます。
サイバーエージェントの概要を表にまとめましたので、ご確認ください。
資本金 | 72億3,900万円(2022年9月末現在) |
従業員数 | 6,337人(2022年) |
平均年齢 | 33.3歳 ※全体の80%が20~30代 |
勤務地 | 東京・大阪・名古屋・福岡 ※エンジニア・デザイナーは、原則東京本社オフィスでの勤務 ※海外赴任あり (アメリカ・中国・台湾・韓国・ベトナム) |
勤務時間 | 10時~19時 ※職種によっては裁量労働制を適用 |
新卒採用人数 | 2020年:219名 2021年:229名 2022年:209名 |
給与 | ビジネスコース 42万円/月(年俸制504万円) エンジニアコース ・能力別給与体系(最低年俸504万円~/個々人の能力別に当社独自の基準で評価) ・エキスパート認定(最低年俸720万円~/高度な技術や実績、成果を持つ人が対象) クリエイターコース 42万円/月(年俸制504万円) |
勤続年数 | 6.1年(2022年) |
平均年収 | 817万円(2022年9月期連結) ※過去5期分の平均年収は743万円 |
離職率 | 7.9% ※厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」より |
新卒採用人数は毎年約200名です。
2021年度採用におけるコース別の内訳は、ビジネスコース120名・エンジニアコース80名・クリエイターコース10名の計約210名です。
離職率は業界水準と比較して、低い数字を維持しています。
また、実力主義型終身雇用を採用しており、年功序列はありません。
実力主義の評価制度を導入しながら、長く活躍できる環境を目指しています。
サイバーエージェントの詳細については、次の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
サイバーエージェントが選ばれる5つの理由
就活生にサイバーエージェントが選ばれる理由は、次の5つが挙げられます。
- 成長機会とキャリアパス
- イノベーションと技術開発
- 働きやすさと社員の福利厚生
- 働きやすさと社員の福利厚生
- グローバル展開と企業の成長性
それぞれ順番に解説します。
① 成長機会とキャリアパス
サイバーエージェントが選ばれる理由の1つ目は、豊富な成長機会とキャリアパスです。
サイバーエージェントでは、社員が自身のキャリアを設計し、多様なポジションに挑戦できる「キャリアポジションマップ」を整備しています。
そのため、早期から重要な役割を担い、明確な目標に向かって成長できるでしょう。
また、技術者向けには「リスキリングセンター」が設置され、最新技術を学びながらスキルを向上させる環境が整っています。
さらに、「キャリチャレ」という社内異動公募制度もあり、柔軟なキャリア形成ができる点が魅力です。
② イノベーションと技術開発
サイバーエージェントが選ばれる理由の2つ目は、イノベーションと技術開発です。
サイバーエージェントはAIやビッグデータを活用した最先端のプロジェクトも多く、社員一人ひとりが新しいアイデアを実現できる環境が整っています。
若手社員にも挑戦の機会があり、自由な発想を奨励するカルチャーも魅力的です。
技術革新を通じて社会にインパクトを与える企業と共に、自身の能力を活かして未来を創造できます。
③ 働きやすさと社員の福利厚生
サイバーエージェントが選ばれる理由の3つ目は、働きやすさと充実した福利厚生です。
リモートワークやフレックスタイム制度を導入し、社員が仕事とプライベートを両立できる環境があります。
さらに、健康診断やメンタルヘルスケアのサポートも充実しており、安心して働けるでしょう。
また、社内にはカフェテリアやリフレッシュスペースがあり、同僚との交流を深める場としても活用されています。
働きやすさを求める就活生にとって、サイバーエージェントは魅力的な職場です。
④ 企業文化と価値観
サイバーエージェントが選ばれる理由の4つ目は、魅力的な企業文化と価値観です。
自由と挑戦を尊重する文化があり、社員一人ひとりが自ら考え行動することが奨励されています。
新たな挑戦を推進し、チームワークを重視して互いに支援し合いながら目標を達成する風土が根付いています。
社員が自分の力を最大限に発揮し、成長できる環境を求める就活生にとって大きな魅力でしょう。
⑤ グローバル展開と企業の成長性
サイバーエージェントが選ばれる理由の5つ目は、グローバル展開と企業の成長性です。
サイバーエージェントは、日本国内のみならず、世界各地で事業を展開しています。
特にデジタル広告やゲーム分野での国際展開に力を入れており、海外市場への進出を積極的に進めています。
グローバル展開は、企業の成長を加速させる要因となり、社員にも国際的な経験やスキルを磨く機会をもたらすでしょう。
サイバーエージェントで働くことで、グローバルな視野を持ったキャリアを築くことができます。
サイバーエージェントの職種と選考フロー
サイバーエージェントは募集対象の学年・学科・専攻等の制限がないため、多くの就活生が就職先として選択する可能性があります。
新卒採用コースは、以下の3つです。
- ビジネスコース
- エンジニアコース
- クリエイターコース
サイバーエージェントの選考方法と選考を通過するためのポイントは、コース(職種)によって異なります。
コース名 | 職種 | 求める人材 | 年収目安 |
ビジネスコース | 営業、マーケティング、経営企画、事業推進 | 論理的思考力、リーダーシップ、コミュニケーション能力 | 500万~900万円 |
エンジニアコース | ソフトウェアエンジニア、システム開発、インフラエンジニア | プログラミングスキル、問題解決能力、最新技術への関心 | 600万~1,200万円 |
クリエイターコース | デザイナー、UI/UXデザイナー、動画クリエイター | 創造力、デザインセンス、ユーザー視点での企画力 | 500万~800万円 |
職種の特徴や選考フローについて、それぞれ解説します。
ビジネスコース
サイバーエージェントのビジネスコースは、営業、ディレクター、広告プランナーなど、企画や交渉に携わる職種が中心です。
選考プロセスは、マイページ登録から始まり、サイブラリーのオンライン説明動画の視聴とアンケート回答を経て進行します。
ビジネスコースの選考フロー
- エントリー
- 事前課題提出
- 1次選考(グループディスカッション)
- 2次選考(集団面接)
- 3次選考(個人面接)
- 4次選考(1dayジョブ)
- 5次、6次選考(人事面接)
- 最終選考(最終面接)
- 選考(最終面接)
また、インターンシップが必須であり、選考途中に参加が求められます。
このコースでは、調整力や人に伝える能力が重要です。
エンジニアコース
サイバーエージェントのエンジニアコースは、ネイティブエンジニアやWebフロントエンドエンジニア、インフラエンジニアなど多様な職種を対象としています。
成長意欲を重視した採用プロセスが特徴で、選考フローは以下の通り。
選考フロー
- 書類選考、適性検査
- 1次面接(現場の技術者)
- 2次面接(人事担当者)
- 3次面接(技術責任者・マネジメントに関わる社員)
- 最終面接(人事責任者または役員)
- 内定
現場技術者から役員までが面接を担当し、特に技術テストを行わない点が他社との違いです。
学生時代の技術力よりも将来的な伸びしろに注目し、チームで議論しながらユーザー視点で品質を追求することが求められます。
クリエイターコース
サイバーエージェントのクリエイターコースは、デザインやコンテンツ制作において高度なスキルを持つ新卒者を対象としています。
このコースでは、インターンシップを通じて実務経験を積み、ポートフォリオの提出が求められます。
選考フロー
- マイページエントリー
- 書類選考
- 面接(複数回)
- 内定
選ばれたクリエイターは現場での実践を通じてスキルを向上させる機会が得られます。
また、クリエイティブなデザインは見栄えだけでなく、ターゲットへの効果を重視し、論理的なアプローチが求められます。
自己研鑽を惜しまない意欲的な人材が期待されています。
サイバーエージェントのエントリーシートの書き方およびインターンについては、次の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
サイバーエージェントが求める人物像
サイバーエージェントにはMission Statementがあり、その中に「能力の高さよりも、一緒に働きたい人を集める」という言葉があります。
この「一緒に働きたいと思える人」がまさにサイバーエージェントが求める人物像です。
さらに「21世紀を代表する会社を創る」という大きなビジョンを掲げている企業のため、クリエイティブ性や挑戦力といった能力が求められるでしょう。
サイバーエージェントが求める人材像は次の5つです。
- 技術を用いて事業やサービスを牽引したい人
- ユーザー視点を持ちプロダクト開発をしていきたい人
- 新しい技術や得意領域外の技術にも積極的に触れたい人
- チームとして成果を出すことに喜びを感じる人
- 若いうちからどんどん成長し続けたい人
① 技術を用いて事業やサービスを牽引したい人
サイバーエージェントが求める人物像の1つ目は「技術を用いて事業やサービスを牽引したいという強い意志を持つ人」です。
技術力を活かして、会社の成長に直接寄与することを目指す姿勢が重要です。
革新的なアイデアや技術を活用し、新たなビジネスチャンスを創出し、結果を出すことで、企業全体に大きなインパクトを与えることが求められます。
自分の技術がどのように事業に貢献できるかを常に考え、実行に移せる人が理想的でしょう。
② ユーザー視点を持ちプロダクト開発をしていきたい人
サイバーエージェントが求める人物像の2つ目は「ユーザー視点を持ちプロダクト開発に取り組む姿勢を持つ人」です。
ユーザーのニーズや課題を深く理解し、それに基づいて製品やサービスを設計することが求められます。
ユーザーの期待を超える体験を提供するために、細部にまで気を配り、ユーザーファーストの考え方で開発を進めることが重要です。
顧客満足度を高めるために、常にユーザーの声に耳を傾け、改善を続ける意識を持つことが必要でしょう。
③ 新しい技術や得意領域外の技術にも積極的に触れたい人
サイバーエージェントが求める人物像の3つ目は「新しい技術や自身の得意領域外の技術にも積極的に触れたいという意欲を持つ人」です。
常に技術の進化にアンテナを張り、新たなスキルを習得し続けることが求められます。
自身の専門分野にとどまらず、幅広い技術領域に挑戦することで、より多角的な視点から課題にアプローチできるようになります。
普段から学びを継続し、新しいことに挑戦する姿勢を持つ人が活躍できるでしょう。
④ チームとして成果を出すことに喜びを感じる人
サイバーエージェントの求める人物像の4つ目は「チームとして成果を出すことに喜びを感じる人」です。
個人の成果も重要ですが、チーム全体で目標を達成することに価値を見出す姿勢が大切です。
メンバー同士が協力し合い、互いに刺激を与えながら成長していくことで、より大きな成果を生み出すことができます。
チームワークを大切にし、他者の意見やアイデアを尊重しつつ、共通の目標に向かって一丸となって取り組める人が理想とされます。
⑤ 若いうちからどんどん成長し続けたい人
サイバーエージェントが求める人物像の5つ目は「若いうちからどんどん成長し続けたいという強い意志を持つ人」も重要です。
若さを活かして、積極的に新しいことに挑戦し、経験を積むことで、自分自身を高めていく姿勢が求められます。
成長に対する貪欲な姿勢を持ち、困難に直面してもそれを乗り越えるための努力を惜しまない人が、早い段階で大きな成果を出すことができます。
成長意欲が高く、自ら学び続けることを楽しめる人が活躍できる環境です。
サイバーエージェントの採用方針が「素直で良い人」の理由
サイバーエージェントが「素直で良い人」を採用方針としている理由は、創業当初の「笑顔が魅力的な人を採用しよう」という考え方から発展したものです。
自然な笑顔にはその人の人柄が表れやすく、面接対策が万全で強気な学生よりも、素直で誠実な人の方が中長期的に成長しやすいと判断されています。
また、社員を信頼し、自由と自己責任のもとで行動させるという性善説に基づく方針からも、信頼できる性格が重視されています。
柔軟で前向きに取り組む姿勢が、サイバーエージェントの成長に寄与すると考えられているためです。
仕事で実際に使える人材かどうかは採用時にわからないため、柔軟な性格の人であれば教育しやすいと考えられます。
サイバーエージェントの採用に関するよくある質問
最後に、サイバーエージェントの採用に関するよくある質問を解説します。
気になる内容があれば確認してみてください。
採用面接で良く聞かれる質問は?
採用面接でよく聞かれる質問は、自己紹介、志望動機、サイバーエージェントで成し遂げたいことなどです。
特に、なぜサイバーエージェントを選んだのかに対しては「求める人材」を意識した上で、具体的なエピソードを交えて話すと効果的です。
また、自分の強みや弱みについても深く聞かれることがありますので、準備しておくと良いでしょう。
入社後の研修内容は?
入社後の研修内容は、新入社員研修から始まり、ビジネスマナーや業務に必要なスキルを学びます。
その後、配属先でのOJT研修が行われ、実際の業務を通じてスキルを磨きます。
業務に即した実践的な研修が多く、成長を実感しやすい環境が整っています。
学歴・経歴は重視される?
学歴や過去の経歴も選考の一部として考慮されます。
それ以上に、自分自身がどのように成長し、会社に貢献できるかを示すことが重要です。
サイバーエージェントではスキルや能力、そして個々のポテンシャルがより重視されます。
内定を取るための秘訣は?
内定を取るための秘訣は、企業の文化や価値観を理解し、自分の目指すキャリアやビジョンとどのように一致するかをしっかりと伝えることです。
また、面接でのコミュニケーション能力や問題解決能力を具体的な事例で示すことも重要です。
さらに、自分らしさを出しつつ、企業に対する強い意欲をアピールしましょう。
サイバーエージェントを理解して就活を有利に進めよう!
今回はサイバーエージェントの募集職種と採用プロセス、求める人材などを紹介しました。
サイバーエージェントは、成長機会やキャリアパス、イノベーション、働きやすさ、独自の企業文化、グローバル展開など、魅力的な特徴を持つ人気企業です。
採用においては「素直で良い人」を重視し、技術やビジネスに貢献できる人材を求めています。
また、求める人材像を公表しており、今回紹介した内容を活かすことで就活を有利に進めることができるでしょう。
企業の文化や価値観を理解し、自分らしさを発揮してサイバーエージェントでのキャリアを築きましょう。