【サイバーエージェントの採用方法】と就活で行うべき行動について解説

【サイバーエージェントの採用方法】と就活で行うべき行動について解説

2023年1月27日更新

サイバーエージェントについて

「サイバーエージェントに就職したいけど、どうすれば採用されるの?」

「サイバーエージェントが求める人物像はどんな人?」

 

このような悩みを抱えていませんか?

 

IT企業大手のサイバーエージェントは、多くの就活生が知る有名人気企業です。

そのため、採用倍率も高く、ライバル学生のレベルも高水準となるでしょう。

 

しかし、サイバーエージェントの採用に学歴は関係ありません。

なぜなら、人は学歴だけで判断できず、サイバーエージェントで実際に活躍できるかどうかを総合的に判断しているからです。

 

では、一体どのような点を重視して、サイバーエージェントは採用選考を進めているのでしょうか?

 

そこで今回は

  • サイバーエージェントの選考を通過するためのポイント
  • サイバーエージェントの求める人物像

 

以上の2点について、今の就活生に足りない行動にも触れながら解説します。 

 

サイバーエージェントとは

株式会社サイバーエージェントは、1998年3月18日に設立されました。

サイバーエージェントが展開する事業は、以下の4つです。

 

  • メディア事業
  • インターネット広告事業
  • ゲーム事業
  • 投資育成事業

 

売上高は国内トップクラスを誇り、東証プライム市場に上場しています。

知名度も抜群のサイバーエージェントは、人気企業であるがゆえに採用難易度は高いといえるでしょう。

サイバーエージェントの概要について、表にまとめましたので確認しておきましょう。

 

資本金72億3,900万円(2022年9月末現在)
従業員数6,337人(2022年)
平均年齢33.3歳全体の80%が20~30代
勤務地東京・大阪・名古屋・福岡エンジニア・デザイナーは、原則東京本社オフィスでの勤務

海外赴任あり

(アメリカ・中国・台湾・韓国・ベトナム)

勤務時間10時~19時職種によっては裁量労働制を適用
新卒採用人数2020年:219名

2021年:229名

2022年:209名

給与ビジネスコース

42万円/月(年俸制504万円)

エンジニアコース

・能力別給与体系(最低年俸504万円~/個々人の能力別に当社独自の基準で評価)

・エキスパート認定(最低年俸720万円~/高度な技術や実績、成果を持つ人が対象)

クリエイターコース 

42万円/月(年俸制504万円)

勤続年数6.1年(2022年)
平均年収817万円(2022年9月期連結)過去5期分の平均年収は743万円
離職率7.9%厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」より

 

新卒採用人数は、毎年約200名です。

2021年度採用におけるコース別の概算内訳は、ビジネスコース120名・エンジニアコース80名・クリエイターコース10名の計約210名。

 

離職率は業界水準と比較して、低い数字を継続しています。

実力主義型終身雇用を採用しており、年功序列を禁止。

実力主義の評価制度を導入していますが、長く活躍する環境を目指しています。

 

サイバーエージェントの選考方法と選考を通過するためのポイント

募集対象の学年・学科・専攻等は問われないため、多くの就活生が就職の選択肢に入るでしょう。

新卒採用コースは、以下の3つです。

 

  • ビジネスコース
  • エンジニアコース
  • クリエイターコース

 

サイバーエージェントの選考方法と選考を通過するためのポイントは、コース(職種)によって異なります。

 

ビジネスコース

マイページに登録後、サイブラリーというオンライン会社説明動画を閲覧し、アンケートに回答するところからスタートします。

 

一次面接でグループディスカッション(集団面接)を実施。

1〜2日間のインターンシップを経て、2次・3次・4次・最終面接(役員面接)を行います。

2021年度卒採用から、インターンシップが必須となりました。

 

(ポイント)

ビジネスコースは、営業・ディレクター・広告プランナーなど企画や交渉が主な仕事です。

人の間に立って調整する能力が必要とされます。

業務を遂行するために自らが周囲に働きかけて、日頃から自身の考えを持ち、人に伝える能力が重要です。

エンジニアコース

エントリーシートを提出後、書類選考・適性検査を実施。

面接の段階によって、以下のように面接官が異なります。

 

  • 1次面接(現場の技術者)
  • 2次面接(人事担当者)
  • 3次面接(技術責任者・マネジメントに関わる社員)
  • 最終面接(人事責任者または役員)

 

同業界の他社エンジニア採用に比べて、面接回数が多く設定されています。

なぜなら、サイバーエージェントはメディア事業・広告事業・ゲーム事業と多岐に渡り事業展開をしているからです。

 

就活生に会社のことを知ってもらう機会を、面接という場で設定しています。

なお、選考において、技術テストは実施していません。

学生時代のスキルにこだわることなく伸びしろを重視しており、入社後に成長できる環境を整えているとのことです。

 

(ポイント)

サイバーエージェントは、国内トップクラスの技術力を保持しています。

エンジニアは1人で黙々と仕事をするイメージですが、サイバーエージェントはチームでとことん議論するとのこと。

ユーザー視点で品質を追求するために、新たな知識を習得する必要があるからです。

 

情報感度を高く持ち、論理的に周囲に説明するプレゼン力も重要です。

これにより、高いレベルでエンジニア同士が相乗効果を生み出せるような環境を構築しています。

 

クリエイターコース

マイページにエントリー後、書類選考を経て、複数回の面接を実施します。

また、インターンシップ中にポートフォリオを提出しなければなりません。

エンジニア・クリエイターとも、就業型のインターンシップなどを通じて、現場に配属。

実践で学び、スキルを上げていく方法を取り入れています。

 

(ポイント)

感覚的に見栄えの良いデザインではなく、ターゲットの訴求効果を意図した論理的デザインを持ったクリエイターが求められます。

作って終わりではなく、ターゲットへの効果を検証し、次回のデザインに生かすサイクルを欠かさず実行しているとのことです。

自己研鑽できる人材・幅広い知識や技術の習得を厭わない人材が求められるでしょう。

サイバーエージェントが求める人物像

サイバーエージェントが求める人物像の大前提は、一緒に働きたいと思える人です。

具体的にどのような人物なのか、これからみていきましょう。

素直で良い人

素直に良い人とは、サイバーエージェント創業当時から大事にしている考え方です。

素直で何でも言うことを聞く・意思がないことを意味しているわけではありません。

 

IT業界は変化が激しいため、1つの考え方に固執せず、臨機応変に対応できる力を持っていることは非常に重要です。

どんな局面でも主体性を持ち、周囲を巻き込みながら推進して行ける人を指しています。

過程を大切にできる人

学生時代にやってきたことをアピールするとき、サークルしか・バイトしか・部活しかしていないと悩む学生は多いです。

例えば、サークルを立ち上げた・起業した、そんなことをライバル学生から聞くと「自分なんて……」と思うかもしれません。

 

しかし、サイバーエージェントが見ているのは、そういった点ではありません。

インパクトがあることをしたと言っている学生でも、実際は本人の意思ではなかったり、名ばかりの代表だったりします。

 

あなたがしてきたことに焦点を当て、最後までやり切って結果を出したこと・努力してやりきったエピソードを伝えましょう。

一緒に働きたいと思ってもらえることが重要であり、求めているのはやってきたことの大小ではありません。

仕事に対して愚直に取り組める人

ITや広告業界は、一見華やかに見える業界です。

しかし、世の中に生み出すまでの過程は地味な作業の連続。

そのため、仕事に対して愚直に向き合い、最後までやり遂げられるかが重要となります。

 

インターネットの知識があり頭が良くても、協調性がなくチームプレイができなければ、組織として成果を出すことは困難です。

 

能力の高さだけで判断されるのではなく、仕事に対して愚直に取り組める人が重視されるでしょう。

サイバーエージェントの採用方針はなぜ素直で良い人なの?

サイバーエージェントの求める人物像で「素直で良い人」という言葉は有名です。

そもそもサイバーエージェントの採用方針が、素直で良い人になった理由は何なのでしょうか?

「素直で良い人」が生まれた経緯

「素直で良い人」は創業当初において、笑顔がキュートなやつを採用しようという考えから派生しました。

面接対策が万全で強気な学生なら、その場限りの面接でうまく取り繕うこともできるかもしれません。

 

しかし、自然な笑顔には人柄がにじみ出ることから、そこから発展して素直で良い人という言葉が生まれました。

「社員一丸となって勢いで伸ばしていこう!前向きな気持ちで!」という会社であるため、斜に構えられると中から足を引っ張られてしまいます。

 

性善説に基づき、社員を信じて自由と自己責任でという前提でやっているため、信用できなければ危険です。

そのため、性格的なものは重要となります。

素直で良い人は伸びやすい

「ひねくれて頭がよい人」と「素直で良い人だけどまだ何もできない人」を採用すると、どちらが活躍する確率が高いのでしょうか?

 

その後に伸びる確率を考えると、素直で良い人のほうが伸びる確率が圧倒的に高いようです。

 

とはいえ、素直という言葉は「イエスマン・言いなり」と混同されがちです。

若い頃は見えている世界がとても狭いために、1年前の自分が恥ずかしいと思えるくらい毎年成長します。

 

  • 言われたことを疑ってかかる
  • 自分のやっていることは正しいのか?

 

このように狭い世界しか見えていないにもかかわらず、毎回立ち止まっていたりすると成長が遅れ、伸び悩みやすいです。

サイバーエージェントは機会を作って抜擢し伸ばす会社だからこそ、素直で良い人は伸びやすい環境といえるでしょう。

本当に仕事ができるかどうかは働いてみないとわからない

とにかく若いうちは目の前の仕事で結果を出すのだと、がむしゃらにやっている人は可能性があります。

S評価で採用した人が活躍するとは限らず、逆にB評価でギリギリ入社した人がすごく伸びることもあるとのこと。

そのようなときに既存の社員が採用するのは、一緒に働きたいと思える人です。

 

似た人ばかり集めると、多様性がなくなると指摘する人もいるかもしれません。

しかし、結局広い世界の中で、同じ目的を持ってチームで頑張るため、ある程度似ていても問題ありません。

 

凝り固まりやすい人よりもいろいろな事業を面白がって取り組み、まずやってみようとする柔軟な人が望ましいでしょう。

 

また、サイバーエージェントは、顔採用を行っていません。

ただ、自分のやってきたことに誇りを持ち、堂々としている就活生は顔つきが良いという印象を与えるでしょう。

(参照:藤田社長との対談動画より https://www.youtube.com/watch?v=MYbapLxoaOo)

サイバーエージェント人事担当者から見た実際に成長・活躍する社員にある3つの特徴

サイバーエージェントの人事担当者から見た実際に成長・活躍する社員にある特徴は、以下の3つです。

 

野心がある人

野心がある人は、日頃から周りに将来像を公言する人が多いですが、性格的に野心を表に出さない人もいるはずです。

 

自分がやりたいことを周りにアピールするのが上手な人は、チャンスを掴みやすいでしょう。

例えば、部活で県大会優勝するといった具体的な目標を掲げ、日々のトレーニングを行い、チーム一丸となれば目標実現に近づけます。

周りを巻き込むことで協力が得られ、自分の味方になってもらえるからです。

 

仕事においても人生においても、望んでいれば叶うことは少なくありません。

逆に、臨まなければ、叶う可能性は限りなく低いといえます。

実行力がある人

望むことは重要ですが、実行に移さなければ、実を結びません。

最初の行動が早いことで、仕事を任せた相手から信頼を得られます。

 

時には、どう動けば良いのか分からないこともあるかもしれません。

その場合は、先輩社員に相談するなど、アドバイスをもらいましょう。

何か行動を起こすことで、次にすべき内容が明確になるはずです。

結果を出せる人

社会人は、やはり結果を出すことが重要です。

就活の場で自分は結果を出せる人材だとアピールしようと思っても、根拠を示しづらいため難しいでしょう。

学生で結果を出すとなるとテストの点数などとなり、仕事で通用するとは限らないからです。

そのため、就活でアピールするにはまず、あなたの野心・行動をアピールしましょう。

野心・行動・結果を意識して、サイバーエージェントの採用選考に臨んでください。

 

サイバーエージェント人事担当者から見た今の就活生に足りない2つの行動

サイバーエージェントの人事担当者から見た、今の就活生に足りない行動は何なのでしょうか?

それぞれ詳しく解説しますので、参考にしてみてください。

自分で考えて決断すること

情報化社会であるため、就活においてもさまざまな情報が溢れています。

先輩に言われた内容やネット上の情報に惑わされてはいけません。

多くの情報を活用し、自分で考えて決断することが重要です。

 

今は就活の独特のプレッシャーから、内定をゴールに捉えてしまっている就活生が少なくありません。

内定はゴールではなく、自分のビジョンを実現させるための通過点であることを覚えておきましょう。

 

就活をもっと利用して楽しむこと

就活に追われて、よくある志望動機を並べる就活生が多いですが、これはもったいないといえます。

何のために就活をするのか?誰のための就活か?を考えてみてください。

 

情報化社会のメリットを活用すれば、実際に人事担当者と会って話すことも可能。

就活は多くの企業と出会い、そこで働く人の考えに触れられる貴重な機会です。

 

やらないといけないから行う就活ではなく、もっと主体的に就活して、楽しむぐらいの気持ちで臨みましょう。

おわりに:サイバーエージェントの採用方針を理解して次の準備を進めよう

企業が求める人物像を調べることで、その企業の雰囲気を感じ取ることが可能です。

サイバーエージェントは、YouTube・Twitter・Instagramを活用し、選考・インターンシップなどの採用情報を配信しています。

サイバーエージェントの求める人物像を理解することで、あなたがこれから作成する志望動

機や自己PRに生かせるでしょう。

 

就活は周りが動き出せばプレッシャーを感じ、内定をもらい始めるとさらに追い詰められてしまう可能性があります。

人気企業・魅力的な採用条件という一部だけを周りと比較して、気を病む必要はありません。

情報をうまく活用し、就活を通して、あなたの望む将来を見つける機会を楽しみましょう。 

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就活ハンドブック編集部

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