【リクルートの就職難易度】新卒で選考に通過するコツとは?

2023年1月25日更新

はじめに

リクルートは、就活生では知らない人がいない人気企業です。

 

toC向けのサービスを多く展開しており、日常的にリクルートのサービスを利用している人も多いでしょう。

 

いざ就活生になった時、そんなリクルートへ入社したいと考える人は多いのではないでしょうか?

 

しかしリクルートは就職難易度が高い会社としても知られ、簡単に入社できる会社ではありません。

 

「私の学歴ではリクルートは無理かな…?」

 

「リクルートの選考は難しいって聞いたけど本当?」

 

「リクルートの就職難易度が高いって聞いた!」

 

このようにいざリクルートの選考を受けようとすると、ハードルの高さに驚く人は少なくありません。

 

そこで本記事では、そもそもリクルートがどんな企業なのかということに加え、就職難易度や新卒採用の特徴、そして選考を通過するコツなどを詳しくご紹介します。

 

リクルートの選考をすでに受けている人はもちろん、現在検討している人もぜひ最後までお読みくださいね。

 

リクルートってどんな企業?

リクルートと聞くと、ミッションとして掲げながら、CMのキャッチコピーなどでも利用されている「まだ、ここにない、出会い。」を連想する人は多いのではないでしょうか?

 

また、リクナビやホットペッパー、スタディサプリなど、就活生に馴染みあるサービスも多数展開しています。

 

1960年代に創立された大学新聞広告社をルーツとして、求人情報を扱う人材企業としてスタートしました。その後、不動産や中古車売買、旅行関連サービスなどを幅広く展開しています。

 

過去、サービスごとに分社化したタイミングがあり、2012年にはサービスごとに個社が誕生しました。その際は個社ごとに新卒採用も行われていました。

 

しかし、2019年以降は株式会社リクルートに個社化していた7社が統合し、ひとつの会社となりました。これに伴い、新卒採用も株式会社リクルートで一括して行われるようになっています。

 

現在は大きく分けると、3つの領域の事業を展開しています。

・国内外の販促メディア事業

・日本のHR事業(グローバル斡旋を含む)

・メディア&ソリューション事業の管理・事業推進

 

数百にもなるサービスを45,000人を超える従業員が支えており、サービスの数だけ幅広いキャリアを形成できる点を特徴としています。

リクルートの就職難易度は?

2023年度の採用人数は未定ではあるものの、2022年度の採用実績が101~200名程度となるため、2023年度も同様程度の採用数で推移していくでしょう。

 

2023年度のリクナビのプレエントリー数は15,808名であるため、200名が採用される前提で倍率を計算すると約80倍となります。

これだけでも十分高い倍率ですが、実際のところリクルートの倍率は100倍を超えるとも言われています。なぜなら、応募希望者が全員プレエントリーを行っているわけではないためです。

 

また、リクルートは通年採用を行っているため、エントリーの期間は決められていません。

そのため、全ての就活生が同じタイミングで就活をスタートするわけではありません。周囲との比較ではなく、個人の実力によって選考の通過可否が変化するため必然的に難易度も上がると言えます。

 

他者と比較しても就職難易度は高いため、しっかり対策をして臨む必要があります。

 

リクルートの新卒採用の特徴

では、続いてリクルートの新卒採用の特徴を見ていきましょう。

リクルートの新卒採用には様々な特徴がありますが、今回は特にポイントとなる3点をご紹介します。

①通年採用を行っている

最も大きな特徴は、通年採用を行っている点です。

エントリーがいつでも可能なため、自分が好きなタイミングでエントリーを行うことができます。

 

またエントリーがいつでも可能なだけではなく、自分が望む形でエントリー後のアウトプットを提出できます。

形式がある程度決まっている「エントリーシート提出」、フリーの形式で自分の思いのままにアピールできる「アウトプット提出」の2種類から選択することができるため、自分の魅力が存分に発揮できる方を選択しましょう。

 

また、学生時代に打ち込んだテーマに応じたイベントが開催されており、現役社員からエピソードトークなどに対するフィードバックを受けることができます。

 

自身のタイミングで魅力を最大限にアピールできる通年採用は、リクルートならではの大きな魅力です。

②サービスフェーズが多種多様

企業に入社する際、どのようなフェーズのサービスに携わりたいですか?

すでに安定稼働をしているサービスに携わりたい人だけではなく、0→1を狙うスケール期のサービスに携わりたい人や、サービス拡大を図る時期に携わりたい人など、ニーズは様々ではないでしょうか。

 

リクルートには、数百を超えるサービスが存在するため、必然的に様々なフェーズのサービスがあることになります。

 

サービス数が少ない企業の場合、フェーズを変えたいと思った際には転職を検討しなくてはならないことも少なくありません。しかし、企業を変えることは大きな負担となり得ます。

 

しかしリクルートであれば同じ会社の中でフェーズを変えたサービスに携わることが可能です。より多くの経験を積みたい人にとっては、非常に魅力的なのではないでしょうか。

③学歴にこだわらない傾向がある

リクルートには、学歴フィルターはないとされています。

なぜなら学歴から見える個人で判断するのではなく、個人の本質を見て合否を判断するためです。

 

では、実際のところどのような大学出身者が入社しているのでしょうか。

ランキング形式で見ていきましょう。

 

1位 慶応義塾大学 61人
2位 早稲田大学 60人
3位 同志社大学 23人
4位 法政大学 22人
5位 立命館大学 20人
6位 関西学院大学 19人
日本大学 19人
京都大学 19人
9位 立教大学 18人
10位 青山学院大学 17人

参考:2021年度3月卒業生入社数(サンデー毎日2020年8月30日号)

 

このランキングだけ見ると、学歴の高さが目立つかもしれませんが、必ずしも高学歴とは呼ばれない大学もランキングに入っている点は注目です。

 

あくまでも大切にしているのは個のキャラクターのため、大学に関係なく入社を掴み取ることが可能です。

 

リクルートの新卒採用の募集職種

では、リクルートの新卒採用ではどのような職種が募集されているのでしょうか。

募集職種コースは大きく3つに分けることができます。

 

・ビジネス総合

・IT総合職

・エキスパート

 

「ビジネス総合」は、リクルート内の全ての職種に配属される可能性があります。職種を問わず応募したい場合には、このコースがおすすめです。

 

「IT総合職」はUXプランナーやマーケター、プロダクトマネージャーなど、テクノロジーを活用する職種への配属となります。

「エキスパート」は専門性が高い点が特徴で、エンジニアやデザイナー、データスペシャリストなどが該当します。

 

「IT総合職」「エキスパート」については、該当職種への配属が確約されるため、職種を絞って就活したい人におすすめです。

リクルートの新卒採用の選考フロー

基本的に以下のようなフローになります。

 

マイページ登録

エントリーシートもしくはアウトプット提出

SPI受検

書類選考

面接

内々定

 

面接はコースによって回数が変わりますが、多くても3回です。

面接を受ける前にSPI受検することになるため、SPI対策もしっかり行う必要があるため注意が必要です。

リクルートの選考に通過するコツ

ここまで、リクルートの採用情報について詳しくご紹介してきました。

ここからはより具体的に、リクルートの選考に通過するコツを見ていきましょう。

 

①自己分析は徹底して行うべき!

リクルートの選考を受ける上で最も大切なのは、自己分析を徹底的に行うことです。

 

リクルートは「個人の本質」を見極めた上で合否を判断します。

本質を問われる質問をされた際に、自分自身が自分のことを理解していなければ回答することができません。

 

もちろん他者の選考でも自己分析は重要ですが、リクルートはより深い自己分析を行うべきだと言えるでしょう。

 

本質を問う質問例と、回答例をご紹介します。

 

【例】

Q:あなたはどんな人ですか?

A:私は正義感が強い人です。倫理観やモラルに反することは相手が誰であっても、上京として仕方なかったとしても許すことができません。なぜなら誤った倫理観やモラルを許容してしまうと、相手自身はもちろん、その周囲の人にとってもメリットが無いと感じるためです。

ビジネスにおいても、因果応報な部分があると考えているため、私はずる賢さを駆使するのではなく、真っ直ぐ王道な道で勝負したいと考えています。

 

上記のように一言で回答できることはもちろん、なぜそう思うのかという理由は必ず添えて話す必要があります。また、なぜそう思うようになったのかというきっかけも話すべきです。

 

見かけではなく自分の中身で勝負する必要があるため、精神的に大きな負荷が掛かる面接になる可能性もあるでしょう。

 

②「なぜリクルートなのか」を明確にするべき!

リクルートは、「なぜリクルートへ入社したいのか」という理由をとことん確認します。

「なんとなくリクルートが良い」は通用せず、「他の企業ではなく、敢えてリクルートを選ぶ理由」を明確に伝えなければなりません。

 

では、質問の具体例と回答例を見ていきましょう。

 

【例】

Q:なぜリクルートへ入社したいのですか?

A:将来の目標である「起業」に対して、豊富な経験が積める起業だと捉えているためです。

起業するためには、ビジネスへの知見を深めることが重要です。しかしそれだけではなく、会社というものがどのように成り立っているのか、どのような人がどのような役割で働いているのかなどを広く理解する必要があります。

また、起業後は自身でサービスを成長させる必要があると考えた際に、フェーズをひとつに絞らずにサービスとの接点を持てる点も魅力です。

さらに、リクルートは多くの起業家を輩出していることから、起業家のネットワークも充実している点に魅力を感じています。

 

「なぜリクルートなのか」という点が具体化されており、他の企業に該当するケースは少ないような内容になっています。

このように、他社では実現が難しい理由をきちんと伝えるべきです。

 

③将来の目標をしっかり立てるべき!

リクルートは「起業家輩出企業」と呼ばれ、リクルートで30歳を迎えるのではなく、それ以前に独立することが望ましいとされていました。

もちろん現在も多くの起業家を輩出していることから、「独立」「起業」に憧れてリクルートを選択する人は少なくありません。

 

「将来どうなりたいか」というビジョンを非常に大切にすることから、独立や起業ではなくとも、自分の目標を語れるようにしておくことは大切です。

 

こちらも、具体的な質問例と回答例を見ていきましょう。

 

【例】

Q:将来の目標を教えてください。

A:私の目標は、28歳で独立することです。そのために、リクルートの中では事業責任者のポジションを目指し、自分自身で事業を運営する経験を広く積みたいと考えています。

独立タイミングを28歳と設定しているのは、在籍中に自分でビジネスを起し始め、手取りの給与がリクルートの給与を超えるタイミングを28歳としているためです。

会社という枠の中で守られているからこそ、失敗を恐れずに経験を積みながら、事業価値向上や利益向上のノウハウを獲得したいと考えています。

 

回答だけでは不明瞭な点があるため、面接官に深堀りをしてもらうことが前提となっている回答です。しかし、興味・関心が湧いた回答については「なぜそう思ったのか」を深く聞かれるため、深堀りポイントを作りつつ回答を考えていくことで、面接官からより多くの質問を受けることができる可能性があります。

 

しっかり対策をしてリクルートの内定を掴みとろう!

いかがでしたか?

本記事では、そもそもリクルートがどんな企業なのかということに加え、就職難易度や新卒採用の特徴、そして選考を通過するコツなどを詳しくご紹介してきました。

リクルートの就職難易度は確かに高いものの、人気企業ゆえに多くの情報を手に入れることができるというメリットがあります。

事前にしっかり対策をして面接に臨むことで、ぜひ内定を掴みとってくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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