1dayインターンに参加する意味はある?注意点も紹介

1dayインターンに参加する意味はある?注意点も紹介

2023年1月23日更新

1dayインターンについて

ここ数年、就活を始めると「1dayインターンシップ」という言葉を耳にすることが多いと思います。インターンシップというと通常2週間~の長期間で行われるイメージですが、最近は1日で気軽に仕事の体験等できるように1dayインターンシップというものが開催される企業が多いです。

 

「1dayインターンシップには参加した方が良い?」

「1dayインターンシップは選考に有利になる?」

「1dayインターンシップに参加するときに注意点やポイントはある?」

 

このように色々な疑問点が出てくる就活生も多いでしょう。

今回はそんな就活生に向けて、1dayインターンシップとはどのようなものか、参加する意味はあるのかどうか、1dayインターンシップ参加におけるポイント等について紹介していきます。1dayでも気を抜かず集中して参加するようにしましょう。

1dayインターンシップとは?

1dayインターンシップとは、半日から1日で行われる仕事体験のことです。一般的なインターンシップは、1週間~数か月かけて行われるイメージですが、1dayインターンシップは1日以内で終了する簡易的なインターンシップとなります。長期インターンシップに参加したことがあると1dayインターンシップは短すぎると思われがちですが、短いなりにかなり内容が凝縮された濃い時間となるのです。

 

<1dayインターンシップの主な内容>

・業界説明、会社説明、仕事紹介

・職場見学、工場見学

・仕事体験

・グループディスカッション

・先輩社員座談会

 

講義やセミナーのような就活生が説明を受ける時間と実際に社員が働いている様子を見学する時間、実際の仕事を体験する時間、参加者皆でディスカッションをする時間、OBなどの先輩社員と話をする時間など様々なプログラムが用意されることが多いです。

企業が1dayインターンシップを開催する理由

次は企業が1dayインターンシップを開催する理由について紹介します。

就活生に会社について知ってもらうため

就活生が色々な企業について知るために会社説明会やインターンシップに参加するのと同じように、企業も就活生に自社について知ってもらうために説明会やインターンシップを開催しています。また、説明会では細かい部分を伝えきれないことが多いですが、インターンシップであれば、細かい会社説明や仕事内容の説明ができたり、職場を見てもらったり、グループディスカッションを行ってもらったりと就活生に色々なことを知ってもらうことができ、より自社の企業理解を深めてもらえます。

より多くの就活生に参加してもらえるため

1dayインターンシップは長期インターンシップと比べ、期間が短く気軽に開催できることから、企業側が用意する1dayインターンシップの定員が多いため、より多くの就活生に自社に来てもらうことができるからです。より多くの就活生に参加してもらうことにより、自社のアピールがたくさんの就活生にでき、応募者が増えることが期待できます。

優秀な人材の見極め

長期インターンシップも同様なのですが、1dayインターンシップに参加してもらうことで優秀な人材を見極めています。参加態度やグループワークなどの取り組み姿勢、質疑応答などでの積極性等をインターンシップ中に人事の採用担当はよく見ています。そのため、1dayインターンシップでも常に企業から見られていると思って気を引き締めることが大切です。

優秀な人材の囲い込み

1dayインターンシップで優秀な就活生を見極めることができたら、今度は優秀な就活生を引き留めるため、特別なイベントを企画したり、早期選考の案内をしたりと企業は囲い込みを始めます。優秀な就活生の囲い込みをしたいため1dayインターンシップを開催する企業は多いです。

1dayインターンシップに参加する意味はある?

長期のインターンシップと比べ、1dayインターンシップは参加する意味があるのかどうか疑問に思う就活生も多いと思います。結論、1dayインターンシップに参加する意味はあります。その理由について紹介していきます。

業界・企業研究が進む

企業の情報はホームページや会社パンフレットを見れば知ることができますが、内容としては薄くなってしまいます。しかし、1dayインターンシップに参加することで、実際に社員から業界や企業の紹介を詳しくしてもらえるので業界・企業研究が効率よく進みます。さらに、ホームページや会社パンフレットには掲載されていない内容についても1dayインターンシップに来た就活生向けに紹介してくれることも多いです。

選考の練習になることもある

1dayインターンシップを開催する企業の中には、グループワークやグループディスカッションをプログラムに入れることもあります。グループワークやグループディスカッションは、実際の選考でもよく取り入れられる項目でもあるため、1dayインターンシップに参加することで、選考対策にもなります。

選考に有利になることがある

1dayインターンシップ中は、先輩社員や人事の採用担当が就活生のことをよく見ています。そのため、積極的な行動や発言内容、態度などすべて見られていると思った方が良いでしょう。1日の様子をみて企業から優秀だと判断された就活生は、別のインターンシップや早期選考に案内されることもしばしばあり、選考に有利になることがあります。企業によっては、1dayインターンシップに参加した学生すべてに書類選考パスなどの選考ルートを一部優遇した制度を取り入れている企業もあります。

1dayインターンシップはどんな人に向いてる?

1dayインターンシップはどのような人に向いているものなのでしょうか。特徴を見てみます。参加しようか迷った時は、1つの基準として活用してみると良いと思います。

効率よく企業研究を進めたい人

1dayインターンシップは半日~1日時間がかかりますが、1回参加するだけで業界や企業研究がものすごく進みます。自分でホームページや会社パンフレットを見て調べるよりも、1dayインターンシップは濃い内容の説明を聞くことができ、他の就活生とも差をつけることができます。

興味のある業界や企業が絞れていない人

興味のある業界や企業が絞れていない人にも1dayインターンシップは効果的です。半日~1日かけて企業のことをじっくり知ることができるので、自分が興味ある業界かどうかなどすぐにわかります。また、自分が知らなかっただけで色々な企業があるということを知るきっかけにもなります。

早い段階で業界・企業研究を進めたい人(大学1.2年生)

1dayインターンシップは大学1.2年生など早い段階で業界研究や企業研究を進めたい方にもおすすめです。早い段階から色々な企業を見ることで、自分に合った企業や自分が興味のある企業・業界を見つけやすくなります。早い段階でインターンシップに参加すれば、本番の大学3年生~4年生になった際は、焦ることなく業界選びなどができているでしょう。

実際に社員やほかの学生と話したい人

会社説明会は対面で参加したとしてもほとんど社員やほかの就活生と話す機会はなかなかありません。しかし、1dayインターンシップであれば、半日~1日時間があるため、社員の方と一緒に話をしたり、他の学生と話す時間がたくさんあります。実際に働く社員とコミュニケーションを取ることで発見できる企業の強みや特徴もあります。また、一人で孤独になりがちの就活でもインターンシップ先の就活生と話をすることで息抜きになったり、情報交換ができたりと意外と貴重な時間になるのです。

 

1dayインターンシップに参加する際の注意点

1dayだからといって気を抜いた状態でインターンシップに参加することはかなり危険です。しっかりとインターンシップに参加する目的を考え、実りあるインターンシップにしましょう。1dayインターンシップに参加する前に注意点を確認しておくと良いです。

インターンシップに参加する目的を明確にする

インターンシップに参加するときは、なぜその企業のインターンシップに参加するか目的を明確にしておきましょう。何か目的がなければ、インターンシップに参加しても得られるものや知りたいことが漠然としており、時間が無駄になってしまいます。何事にも必ず目的意識をもって参加するようにしましょう。

事前に参加企業の情報を調べておく

1dayインターンシップでは、業界や企業情報を説明する企業が多いですが、参加企業の下調べをすることなく参加するのは避けましょう。事前にしっかりと参加企業の情報を調べておくことで、当日より企業理解が深まります。また、事前に調べておくことで質問事項なども浮かびやすいです。せっかくのインターンシップの時間を無駄にしないようにしましょう。

インターンシップ中は積極的に行動する

とりあえず参加するのではなく、インターンシップ中は積極的に行動するようにしましょう。インターンシップには多くの参加者がいるため、消極的だと人事の採用担当からの印象には残りません。また、インターンシップは選考に有利になることもあるため、積極的に行動をし、自分の存在をアピールしましょう。

選考だと思って参加する

1dayインターンシップは気軽に参加できることがメリットの一つでもありますが、選考に有利になることもあるため、選考の練習だという意識をもって参加する必要があります。インターンシップだからといって気を抜いていると、「態度が悪い、やる気がない」などと採用担当に思われてしまう可能性もあります。逆に、選考を意識してハキハキと積極的に行動をしていれば、高評価を得られ、早期選考に呼んでもらえたりと選考が有利になる可能性もあるかもしれません。インターンシップに限った話ではありませんが、常に見られていると思って真面目に参加しましょう。

1dayインターンシップ参加後はお礼メールは必要?

1dayインターンシップに参加したあと、企業にお礼メールを送った方が良いかわからず悩んでいる方も多いと思います。結論、インターンシップ後のお礼メールは送った方が良いです。インターンシップは多くの就活生が参加しているため、採用担当は一回では顔と名前を覚えることがなかなかできません。しかし、インターンシップ参加後のお礼メールを送ってきてくれた就活生は印象に残り、覚えてもらいやすくなります。特に、志望度の高い企業のインターンシップに参加した後は必ずお礼メールを送りましょう。

参考までにお礼メールの例文を紹介します。

 

<お礼メールの例>

 

件名:1dayインターンシップのお礼(〇大学名前)

 

株式会社〇〇

採用担当者様

 

いつもお世話になっております。

〇〇大学〇〇学部3年の〇〇です。

 

本日はお忙しい中1dayインターンシップを開催していただきありがとうございました。

会社説明では細かい業務内容などを説明してくださったおかげで自分の興味がある仕事を見つけることができました。

また、実際に貴社に伺い、アットホームな印象を受けたり、コミュニケーションを取りやすい環境が整っていることが分かりました。社員の方がとても楽しそうに働いている姿を見て、私もこんな素敵な職場で働きたいと強く思いました。

また、グループワークでは先輩社員にフィードバックをいただき、仕事の進め方や楽しさ、挑戦することの大切さを学びました。

本日は本当に学びの多い有意義な時間となりました。

改めて感謝申し上げます。

今後の選考もぜひ応募させていただきたく存じます。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

署名

〇〇大学〇〇学部〇年 〇〇〇〇

TEL:〇〇〇〇

メール:〇〇〇〇

 

終わりに

今回は、1dayインターンシップに参加する意味があるかどうかや参加する場合の注意点などについて紹介してきました。1dayインターンシップだとあまり参加する意味がないという記事もありますが、企業が1dayインターンシップを開催する目的や理由がしっかりとあります。早期選考に呼んでもらえたりとメリットもたくさんあります。1dayインターンシップは参加できるならできる限り参加すると良いです。そして色々な企業の違いや特徴をつかみ、選考に活かしていきましょう。

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就活ハンドブック編集部

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