就活で1dayインターンシップに参加する5つのメリットとは?

就活で1dayインターンシップに参加する5つのメリットとは?

2024/10/8更新

はじめに

就活を始めると「1dayインターンシップ」という言葉を耳にすることも多いでしょう。

インターンシップというと通常2週間から長期間で行われるイメージですが、最近は1日で気軽に仕事の体験等ができるように「1dayインターンシップ」を開催する企業が増えています。

この記事は、就活をしている以下のような方に向けています。

対象の読者
  • 1dayインターンシップには参加したほうが良いのか知りたい
  • 1dayインターンシップは選考に有利になるのか知りたい
  • 1dayインターンシップに参加する際の注意点やポイントはあるのかを把握したい

本記事では、1dayインターンシップとはどのようなものか、参加する意味はあるのか、1dayインターンシップ参加におけるポイントなどについて紹介していきます。

就職は人生における大きなターニングポイントの1つです。

入社してからのミスマッチを防ぐために、インターンシップに参加して企業について知っていきましょう。

また、各業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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1dayインターンシップとは?

1dayインターンシップとは?

1dayインターンシップとは、半日から1日で行われる仕事体験のことです。

一般的なインターンシップは、1週間~数カ月かけて行われるイメージですが、1dayインターンシップは1日以内で終了する簡易的なインターンシップとなります。

長期インターンシップに参加したことがあると1dayインターンシップは短すぎると思われがちですが、短いからこそ内容が凝縮された濃い時間となります。

1dayインターンシップの主な内容
  • 業界説明、会社説明、仕事紹介
  • 職場見学、工場見学
  • 仕事体験
  • グループディスカッション
  • 先輩社員座談会

講義やセミナーのような就活生が説明を受ける時間と、実際に社員が働いている様子を見学したり、仕事を体験したりする時間があります。

加えて、参加者全員でディスカッションをする時間、OBなどの先輩社員と話をする時間など、さまざまなプログラムが用意されることが多いです。

実際にインターンシップはいつから参加できるのでしょうか。

下記が各インターンシップの募集開始と募集締め切り、実施時期のおおよその目安です。

区 分募集開始~締め切り実施時期
サマー(夏)インターンシップ5~6月前後7~8月前後
オータム(秋)インターンシップ9~10月前後11~12月前後
ウィンター(冬)インターンシップ10~12月前後翌2~3月前後

 

したがって、インターンシップから逆算すると、就活を始める最適な時期は下記の通りです。

就活を始める時期
  • サマーインターンシップから参加するなら「3年生の4月」
  • オータムインターンシップから参加するなら「3年生の8月」
  • ウィンターインターンシップから参加するなら「3年生の9月」

なお、外資系企業やベンチャーは4〜6月にインターンシップの選考を行うため、これらの業界を目指す就活生はさらに早めのスケジュール感で動く必要があります。

いずれにしても締切ギリギリで準備をすると、満足なエントリーシートが書けない、締切日を過ぎてしまうなど、本来の実力を発揮できない可能性があります。

単位の取得と就活の同時並行で大変ですが、前もって準備を進めて余裕をもってエントリーしてください。

詳しくは以下の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

企業が1dayインターンシップを開催する理由

次は企業が1dayインターンシップを開催する理由について紹介します。

主に以下の4つの理由が挙げられます。

理由
  • 就活生に会社について知ってもらうため
  • 多くの就活生に参加してもらうため
  • 優秀な人材を見極めるため
  • 優秀な人材を確保するため

それぞれについて解説していきます。

就活生に会社を知ってもらうため

企業は就活生に自社について知ってもらうために、説明会やインターンシップを開催しています。

また、説明会では会社説明の細かい部分を伝えきれないことが多いです。

一方、インターンシップであれば、職場を見てもらったり、グループディスカッションを行ってもらったりとより自社の企業理解を深めてもらえます。

多くの就活生に参加してもらうため

1dayインターンシップは長期インターンシップと比べ、期間が短く気軽に開催できます。

そのため、企業側が用意する1dayインターンシップの定員が多いため、より多くの就活生に自社に来てもらうことが可能です。

より多くの就活生に参加してもらうことにより、自社のアピールがたくさんの就活生にでき、応募者が増えることが期待できます。

優秀な人材を見極めるため

長期インターンシップも同様ですが、1dayインターンシップに参加してもらうことで優秀な人材を見極めています。

参加態度やグループワークなどの取り組み姿勢、質疑応答などでの積極性等をインターンシップ中に人事の採用担当はよく見ています。

そのため、1dayインターンシップでも常に企業から見られていると思って、気を引き締めることが大切です。

優秀な人材を確保するため

1dayインターンシップで優秀な就活生に出会ったら、特別なイベントを企画したり、早期選考の案内をしたりと企業は囲い込みを始めます。

早い段階から優秀な就活生の囲い込みをするため、1dayインターンシップを開催する企業は多いです。

1dayインターンシップに参加する5つのメリット

1dayインターンシップに参加する5つのメリット

長期のインターンシップと比べ、1dayインターンシップは参加するメリットがあるのかどうか疑問に思う就活生も多いでしょう。

結論、1dayインターンシップに参加するメリットはあります。

主に以下の5つとなりますので、それぞれについて詳しく解説していきます。

メリット
  • 業界・企業研究が進む
  • 選考の練習になる
  • ビジネスマナーを学べる
  • 給料がもらえる場合もある
  • 選考に有利になることがある

業界・企業研究が進む

企業の情報は、ホームページや会社パンフレットを見れば知ることができますが、内容としては薄くなってしまいます。

しかし、1dayインターンシップに参加することで、実際に社員から業界や企業の紹介を詳しくしてもらえるため、業界・企業研究が効率よく進みます。

さらに、ホームページや会社パンフレットには掲載されていない内容についても1dayインターンシップに来た就活生向けに紹介してくれることも多いです。

選考の練習になる

1dayインターンシップを開催する企業の中には、グループワークやグループディスカッションをプログラムに入れることもあります。

グループワークやグループディスカッションは、実際の選考でもよく取り入れられる項目でもあるため、1dayインターンシップに参加することで、選考対策にもなります。

ビジネスマナーを学べる

会社で働く社員の姿勢や振る舞いなどを間近で見られるので、学内では経験できないリアルなビジネスマナーを体感できる点もメリットです。

学生の間は、同年齢の人との交流が主となりますし、社会人との交流もアルバイト先の店長やスタッフに対してになるため、比較的カジュアルな接し方になります。

インターンシップに参加すると、さまざまな年齢層や立場の人と接することができます。

もちろん上下関係にも厳しくなり、言葉使いやビジネスマナーにも気を遣わなくてはなりません。

社会人として求められるビジネスマナーは、入社後に求められるというものではなく、すでに就活中にも社会人としての心構えを求められています。

インターンシップに参加することで、実際の社会人との交流から学び取れるビジネスマナーも多いでしょう。

給料がもらえる場合もある

インターンシップの内容によっては、給料が発生するケースもあります。

ほとんどは長期インターンシップが対象となりますが、実際に業務を経験する内容であれば短期のインターンシップでも可能性はあります。

あくまで経験・体感ができるという点が主なメリットとなりますので、もしかしたら程度で考えておきましょう。

選考に有利になることがある

1dayインターンシップ中は、先輩社員や人事の採用担当が就活生のことをよく見ています。

そのため、積極的な行動や発言内容、態度などすべて見られていると思ったほうが良いでしょう。

1日の様子をみて企業から優秀だと判断された就活生は、別のインターンシップや早期選考に案内されることもしばしばあり、選考に有利になることがあります。

企業によっては、1dayインターンシップに参加した学生すべてに書類選考パスなどの選考ルートを一部優遇した制度を取り入れている企業もあります。

1dayインターンシップはどんな人に向いてる?

1dayインターンシップはどんな人に向いてる?

1dayインターンシップはどのような人に向いているものなのでしょうか。

主に以下の4つの特徴があります。

参加するか迷ったときは、1つの基準として活用してみると良いと思います。

1dayインターンシップが向いてる人の特徴
  • 効率よく企業研究を進めたい人
  • 興味のある業界や企業が絞れていない人
  • 早い段階で業界・企業研究を進めたい人(大学1、2年生)
  • 実際に社員やほかの学生と話したい人

それぞれについて解説していきます。

効率よく企業研究を進めたい人

1dayインターンシップは半日~1日時間がかかりますが、1回参加するだけでも業界や企業研究がとても進みます。

自分でホームページや会社パンフレットを見て調べるよりも、1dayインターンシップは濃い内容の説明を聞くことができ、他の就活生とも差をつけることができます。

興味のある業界や企業が絞れていない人

興味のある業界や企業が絞れていない人にも、1dayインターンシップはおすすめです。

半日~1日かけて企業のことをじっくり知ることができるので、自分が興味ある業界かどうかなどがすぐにわかります。

また、自分が知らなかったいろいろな業界や企業と出会うきっかけにもなります。

早い段階で業界・企業研究を進めたい人(大学1、2年生)

1dayインターンシップは大学1、2年生など、早い段階で業界研究や企業研究を進めたい方にもおすすめです。

早い段階からいろいろな企業を見ることで、自分に合った企業や自分が興味のある企業・業界を見つけやすくなります。

先にインターンシップに参加しておくことで、就活本番の際に、焦ることなく業界選びなどができるでしょう。

実際に社員やほかの学生と話したい人

会社説明会に対面で参加したとしても、社員やほかの就活生と話す機会はほとんどありません。

しかし、1dayインターンシップであれば、半日~1日時間があるため、社員の方や他の学生と話したりする時間がたくさんあります。

実際に働く社員とコミュニケーションを取ることで、発見できる企業の強みや特徴もあります。

また、一人で孤独になりがちの就活でも就活生と話をすることで息抜きになったり、情報交換ができたりと貴重な時間になります。

1dayインターンシップに参加する際の注意点

1dayインターンシップに参加する際の注意点

ここでは、1dayインターンシップに参加する際の注意点をお伝えしておきます。

以下の4つの点に気をつけて参加するようにしましょう。

注意点
  • インターンシップに参加する目的を明確にする
  • 事前に参加企業の情報を調べておく
  • インターンシップ中は積極的に行動する
  • 選考だと思って参加する

インターンシップに参加する目的を明確にする

インターンシップに参加するときは、なぜその企業のインターンシップに参加するか目的を明確にしておきましょう。

何か目的がなければ、インターンシップに参加しても得られるものや知りたいことが漠然としており、時間が無駄になってしまいます。

何事にも必ず目的意識をもって参加するようにしましょう。

事前に参加企業の情報を調べておく

1dayインターンシップでは、業界や企業情報を説明する企業が多いですが、参加企業の下調べをすることなく参加するのは避けましょう。

事前にしっかりと参加企業の情報を調べておくことで、当日の企業理解が深まります。

また、事前に調べておくことで質問事項なども浮かびやすくなりますので、インターンシップの時間を有効に活用していきましょう。

インターンシップ中は積極的に行動する

とりあえず参加するのではなく、インターンシップ中は積極的に行動するようにしましょう。

インターンシップには多くの参加者がいるため、消極的だと人事の採用担当からの印象には残りません。

また、インターンシップは選考に有利になることもあるため、積極的に行動をし、自分の存在をアピールしましょう。

選考だと思って参加する

1dayインターンシップは気軽に参加できることがメリットの1つでもありますが、選考に有利になることもあるため、選考の練習だという意識をもって参加しましょう。

インターンシップだからといって気を抜いていると、「態度が悪い、やる気がない」などと、採用担当に思われてしまう可能性もあります。

逆に、選考を意識してハキハキと積極的に行動をしていれば、高評価を得られ、早期選考に呼んでもらえたりと選考が有利になる可能性もあるかもしれません。

これはインターンシップに限った話ではありませんが、常に見られていると思って真面目に参加しましょう。

1dayインターンシップ参加後にお礼メールは必要?

1dayインターンシップに参加したあと、企業にお礼メールを送ったほうが良いかわからず悩む就活生も多いと思います。

結論、インターンシップ後のお礼メールは送るのがベストです。

インターンシップは多くの就活生が参加しているため、採用担当は1回では顔と名前を覚えることがなかなかできません。

しかし、インターンシップ参加後のお礼メールを送ってきてくれた就活生は印象に残り、覚えてもらいやすくなります。

特に、志望度の高い企業のインターンシップに参加した後は必ずお礼メールを送りましょう。

参考までにお礼メールの例文を紹介します。

<お礼メールの例>

件名:1dayインターンシップのお礼(〇大学名前)

株式会社〇〇
採用担当者様

いつもお世話になっております。

〇〇大学〇〇学部〇年の〇〇です。

1dayインターンシップに参加させていただきありがとうございました。

会社説明では細かい業務内容などを説明してくださったおかげで、自分の興味がある仕事を見つけることができました。

また、実際に貴社に伺い、アットホームな印象を受け、コミュニケーションを取りやすい環境が整っていることが分かりました。

社員の方がとても楽しそうに働いている姿を見て、私もこんな素敵な職場で働きたいと強く思いました。

また、グループワークでは先輩社員にフィードバックをいただき、仕事の進め方や楽しさ、挑戦することの大切さを学びました。

本日は本当に学びの多い有意義な時間となりました。

改めて感謝申し上げます。

今後の選考もぜひ応募させていただきたく存じます。

今後ともよろしくお願いいたします。

署名
〇〇大学〇〇学部〇年 〇〇〇〇
TEL:〇〇〇〇
メール:〇〇〇〇

さいごに

今回は、1dayインターンシップに参加するメリットや、参加する場合の注意点などについて紹介してきました。

1dayインターンシップだとあまり参加する意味がないという記事もありますが、企業が1dayインターンシップを開催する目的や理由はしっかりとあります。

実際の選考の練習になったり、早期選考に呼んでもらえたりとメリットはたくさんあります。

多くの時間を取られることなく、業界や企業について知るチャンスですので、1dayインターンシップは積極的に参加していきましょう。

参加が決まったらしっかりと目的を明確にして、短期間でたくさんの情報と経験を集めることをおすすめします。

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