就活に適したバッグ選びはここを見て!ポイントと注意点を解説
2022年12月15日更新
はじめに
就活を始める際に、リクルートスーツや髪型、靴などをしっかりと準備をしているにも関わらず、つい認識から漏れてしまうのが「バッグ」です。
「面接の場ではそこまで影響しないだろう…」と思っていても、いざ面接官を目の前にすると、思ったよりバッグへの視線を感じる人は多いのではないでしょうか。
「就活用にバッグは必ず買う必要があるの?」
「学校に行く際のリュックではだめなのだろうか…」
「大きさにルールはあるの?」
など、バッグに関する疑問は尽きません。
そこで本記事では、就活用のバッグ選びのポイントや、購入時の注意点などを詳しくご紹介します。
バッグまで認識を及ばせることで、安心して面接に臨むためにも、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
就活用のバッグ(鞄)にはルールがある?
就活用のバッグには、「これでなければならない」というルールがあるわけではありません。
しかし、誰もが何となく「就活用の黒いバッグ」でなければならないという気持ちを抱いているのではないでしょうか。
多くの就活生は、リクルートスーツと共に就活用のバッグを購入します。
その際、どのような業種・業界・規模感の企業にも対応できるようなデザインとして、ベーシックな黒のバッグが販売されている場合が多いです。
事実、どの企業にも安心して持っていくことができるのは最もベーシックなバッグですが、必ずしもそのバッグを購入する必要はないことを理解しておきましょう。
就活生必見!バック(鞄)選びのポイント
では、どのようなバッグであれば問題なく就活でも活用できるのでしょうか。
1.ビジネスの場に相応しいか
2.A4サイズの書類を折らずに格納できるか
3.床に立たせることができるか
4.ポケットは十分にあるか
5.持ち運びしやすいデザインや重さか
6.華美なデザインではないか
ポイントとなる6点をご紹介します。
1.ビジネスの場に相応しいか
まず意識すべきは、ビジネスの場に相応しいバッグであるかどうか、という点です。
ここで言う「ビジネスの場における相応しさ」は、対峙する相手がどのような人であっても不快にさせることはないかといった観点や、ついバッグに視線を向けてしまうようなデザインになっていないか、ということです。
「相応しさ」は非常に感覚的な概念で、企業はもちろん、個人によっても異なります。
そのため、「このデザインであれば必ず相応しい」と言い切ることが非常に難しいという事情があります。
この点を踏まえると、安心できるのは就活用のバッグとして知られる黒いスタンダードなデザインになってしまうのです。
ただし、既にインターンやアルバイトなどを通じて、「ビジネスの場における相応しさ」に自信がある場合には、使用しても問題ないと言えるでしょう。
2.A4サイズの書類を折らずに格納できるか
就活の場では、未だに書類でのやり取りが発生することが少なくありません。
そのため、A4サイズの書類を折らずに格納できるかという点は非常に重要なポイントです。
自分自身が持ち帰るだけの資料であれば、折り曲げるなどしても問題ないかもしれません。
しかし、受け取る資料は企業への提出が必要となる書類であることが多いため、折らずに保管し提出することが必要となるでしょう。
また、人事担当者の前で書類を折るのは心象として良いと感じない企業があります。
そのため、スムーズにA4サイズを出し入れできるバッグであることは非常に重要なのです。
また、書類用にクリアファイルなどを常備しておくとなお良いでしょう。
3.床に立たせることができるか
面接の際に、バッグ置き場などは用意されていません。
通常は、着席する椅子の横にバッグを置いて面接に臨みます。
この際、床にバッグを投げているように見えてしまうのはあまり美しいとは言えません。
また、立ちやすいバッグだと面接に集中しにくいという懸念があります。
そのため、バッグだけで独立して立つという条件は実は非常に重要です。
荷物を入れていないと立つバッグは多いですが、教科書やPCなどの重い荷物を入れても立つのかどうかは、購入時に慎重に検討しておくことがおすすめです。
4.ポケットは十分にあるか
就活の場では、バッグにポケットが多い方が安心です。
携帯電話やハンカチ、企業を訪問する際に受け取った入館証や名前プレートなど、いったん自分自身で保管しておく必要があるものが度々登場します。
これらの物をなくさずに、取り出しやすく保管しておくためにはポケットは非常に重要です。
全くポケットがないバッグはほとんどありませんが、自分自身が最も使いやすいと感じる量のポケットを備えたバッグを利用することがおすすめです。
5.持ち運びしやすいデザインや重さか
バッグ自体に重厚感があったり、素敵なデザインであることは非常に重要ですが、持ち運びしにくかったり、とにかく重い場合は、それが疲労の原因になることもあるでしょう。そのため、持ち運びしやすいデザインや重さであることは非常に重要です。
特に就活の場では、ビジネスに相応しいデザインや、社会人になっても使えるバッグを選ぼうとして、つい重い本革のバッグやデザインを選択してしまうことは少なくありません。悪いことではありませんが、機能性はある程度重視した上で選ばないと、後悔する可能性があることを理解しておきましょう。
6.華美なデザインではないか
色やデザインが派手ではないかという点も非常に重要です。
就活は、おしゃれを競う場ではありません。したがって必要以上に華美な装飾は必要ないのです。
つい見た目や持ち物で特徴を出そうとしてしまうかもしれませんが、必要以上に行うと逆効果だと言うことは正しく理解しておきましょう。
バッグ(鞄)選びに関するよくある質問
しかし、いくつか「これは大丈夫なの?」という疑問を感じる内容があるのではないでしょうか。
1.リュックはOK?
2.色味があるものはOK?
3.ブランド物はOK?
代表的な疑問を3つご紹介します。
1.リュックはOK?
近年、就活の場でもリュックがOKとされることが増えてきました。
これは社会全体でリモートワークが普及し、ビジネスマンでも利用者が増えてきたことが影響しています。
しかし、あくまでもビジネス利用できるリュックであることが前提です。
派手な色やデザインはできる限り避けた方がいいほか、スーツにシワができてしまうようなデザインも避けた方が良いでしょう。
また、スポーツブランドやアウトドアブランドのリュックを利用する人が少なくありませんが、企業によってはカジュアルすぎてNGという場合があります。
ビジネスマンが利用していることがあったとしても、就活の場ではNGとなる場合があることを理解しておきましょう。
2.色味があるものはOK?
色味は、デザインと合わせて総合的に判断する必要があります。
ただし、パッと目を引く赤や黄色、ピンクなどの派手な色はできる限り避けることが無難です。
黒以外に、ビジネスの場において問題ないようなブラウンやネイビーのバッグは問題なく使用できます。
一方で、ビジネスマンが利用するようなブルーやダークなグリーンなどは、企業によって良し悪しが分かれるでしょう。
安全策であれば黒のバッグがおすすめですが、使用したいバッグがある場合には、企業に応じて変更するのもおすすめです。
3.ブランド物はOK?
ブランド物は、就活の場では極力避けることが無難です。
デザインやロゴでブランド物だと分かりにくかったとしても、可能な限り避けておくのが良いでしょう。
ブランド物については、受け取り手によって印象が大きく変わります。
問題ないと感じる人はもちろんいますが、ブランド物というだけで「派手」などの印象を持たれる可能性はゼロではありません。
したがって、自分の印象を変に下げないためにも、就活の場には極力持ち込まないようにしましょう。
バッグ(鞄)購入時の注意点
1機能性はきちんと重視する
2耐水性も十分に確認する
特に重要な2点をご紹介します。
1.機能性はきちんと重視する
最も大切なのは、見た目だけではなく機能性を重視することです。
バッグを買うだけであれば、安いバッグを買うこともできるでしょう。
しかしどれだけ安くても、使いにくければ意味がありません。
値段ではなく、あくまでも自分が使いやすいかどうか、就活の場面で問題なく使えるかという軸で判断するようにしましょう。
2.耐水性も十分に確認する
就活中に雨や雪に見舞われる可能性があります。
耐水性がないバッグを利用すると、面接時にバッグがびちゃびちゃということになりかねません。
見た目が悪いだけでなく、企業によっては自分の持ち物の管理ができないと思われてしまう可能性があるでしょう。
どのような天気でも問題なく使えるバッグを選んでおくと、安心して就活に臨むことができます。
いざという時に困らないバッグ選びを!
本記事では、就活用のバッグ選びのポイントや、購入時の注意点などを詳しく紹介してきました。
「就活用にバッグは必ず買う必要があるの?」
「学校に行く際のリュックではだめなのだろうか…」
「大きさにルールはあるの?」
といった疑問を解消することができたのではないでしょうか。
就活用バッグは、必ずしもわざわざ購入する必要があるわけではありません。
しかし、自分自身のセンスや企業の理解に不安がある場合には、就活用のベーシックなバッグを購入し、利用するのがおすすめです。
一方で、日頃から使用しているバッグの方が、安心感があるという人もいるでしょう。
ビジネスシーンに相応しければ、使用すること自体は問題ではありません。
自分自身で見極めて、使用することが大切です。
就活の際、バッグが気になって本領が発揮できなければ本末転倒です。
ぜひ、自分自身が心置きなく就活できるようなバッグを選んで就活に臨んでくださいね。