短期インターンへの参加の意味は?メリットや活用方法を解説
2024/10/8更新
はじめに
就活を進める中で必ず耳にする「インターン」。
その中でも1日〜数週間程度で行うものが短期インターンです。
短期インターンは期間が短いから「意味がない」と考えている学生もいるかもしれません。
本記事では、短期インターンに参加する意義や企業側の目的、メリット・デメリット、選考に有利になるかどうかなどを徹底解説します。
- 短期インターンは意味がないと聞いたけど、本当かどうか気になる
- 短期インターンを活用して、早く内定獲得したい
この記事を読めば、インターンシップへの理解が深まり、参加に対する姿勢も変わるでしょう。
参加前にしっかりと目的を確認し、意味のあるインターンにしていきましょう。
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就活において短期インターンには意味があるのか?
結論からお伝えすると、短期インターンに参加することには十分な意味があります。
しかし、その効果は本人の目的意識や取り組み姿勢で大きく変わっています。
よく「短期インターンは意味がない」という声が見受けられますが、それは目的意識が薄かったり、インターンでの経験を就職活動にうまく活かせていない場合に限って言われているケースが多いです。
そもそも短期インターンとは?
まずはじめに、短期インターンについて確認していきましょう。
企業が就職活動中の学生に向けて、就業体験の場を提供するのが「インターン」です。
インターンには長期と短期があり、1日から数日で行われるものが「短期インターン」になります。
プログラム内容
短期インターンのプログラム内容は企業によって異なりますが、一般的には以下のような職業体験企画や説明会が行われています。
- セミナーや会社説明会
- 実際の業務体験
- ワークショップ
短期インターンは、自社の広報活動を目的としていることが多いため、まず会社説明会やセミナーを実施します。
その後、社会人として必要な基本的なビジネススキルを養うワークショップなどを体験するのが一般的です。
また、社内見学や社員との座談会、質疑応答の時間が設けられる場合もあります。
開催時期
短期インターンの開催時期は、主に8月または2月の、学生の夏休みや春休みなど長期休暇に合わせて開催されます。
エントリーは開催の1~2か月前から受付が開始されるため、参加希望の方は、実施時期やエントリー開始日を必ず事前に確認しておきましょう。
長期インターンとの異なる点
インターンには長期と短期の2種類あるとお伝えしましたが、どちらもインターンではあるものの、別物になります。
ここではその違いについて紹介します。
短期インターン | 長期インターン | |
実施期間 | 1日から数日 | 1ヶ月以上 |
開催時期 | 8月・2月の長期休暇に多い | 通年 |
内容 | 会社説明会、ワークショップ、業務体験、質疑応答、社員との座談会、 | 社員同様の実務 |
給料 | 基本的には無給 | 有給 |
対象者 | 大学3年生以上 | 学年不問 |
最も大きな違いは「参加期間の長さ」です。
それに伴い、経験できる内容や給与、実施目的も異なります。
社員同様の実務を行いビジネススキルを身に着けたい方は「長期インターン」、業界や企業の知識を深めたいという方は「短期インターン」を選ぶと良いでしょう。
短期インターンに参加するメリット
「期間が短いから何も得られないのでは?」と考えている方もいるかもしれません。
しかし実は「短期インターンだからこそ」の魅力も多数あるのです。
ここでは短期インターンに参加するメリットを詳しく解説していきます。
参加企業や業界の理解を深められる
短期インターンでは、その企業や業界に関する説明会が実施されることがほとんどです。
企業のホームページには記載されていない情報を得たり、実際に働く社員に質疑応答できたりするため、より深く理解できます。
本選考を受ける際には、企業や業界に関する情報をしっかりと把握しておくことが重要です。
正確な情報を知っておくことで、自分が受けるべき企業が分かり、さらに選考対策に役立てることもできます。
情報収集の一環として、短期インターンに参加してみると良いでしょう。
入社後のミスマッチを防ぐことができる
短期インターンシップに参加することで、入社後の働き方や会社の雰囲気を実際に確認できるため、入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。
インターネット上の情報では働くイメージが掴みにくいですが、会社を訪問して現場を見たり、社員の話を聞いたりすることで、より具体的にイメージを膨らませることができます。
そうすれば入社後に「こんなはずではなかった」「こんなに風通しが悪いと思わなかった」と感じないためにも、入社前にしっかりとリサーチしておきましょう。
本選考でのネタになる
たとえ短期であっても、インターンに参加したかどうかで本選考で使えるネタは大きく変わります。
インターンに参加しなければ、「その企業になぜ入社したいのか」「どこに惹かれたのか」といった具体的な説明が難しくなります。
しかし、短期インターンに参加しておけば、その時にどんな社員と関わり、感じたことや魅力に感じていることを細かく話せるようになるでしょう。
そうすれば、その企業に対する志望度の高さや熱意が面接官にもしっかりと伝わるはずです。
短期インターンに参加することで、参加していない学生では知ることのできない企業の実態を見られるため、本選考でも大きな強みとなります。
学業やプライベートとの両立ができる
短期インターンは1日から数日の短期間で実施されます。
実施時期が大学の長期休暇と重なっているため、プライベートや学業と両立がしやすいです。
また、近年ではオンライン開催する企業も増えています。
長期インターンは実務経験を積めたり、給与が発生したりするというメリットがある一方で、数カ月もの期間を要し、企業に出向く必要もあるため、プライベートや学業と両立できない学生もいます。
学業が疎かになり、単位を落としてしまい卒業できないとなれば本末転倒です。
しかし、短期インターンであれば、長くても数日で完結するため、そのような学生でも両立できるでしょう。
本選考が有利になる
企業によっては、本選考の一部が免除されたり、早期選考の案内を受けられたりすることがあります。
たとえそのような優遇措置がなくても、企業側が「この学生に入社してほしい」と優秀な人材として認められれば、本選考が有利になる可能性もあります。
特にディスカッションやグループワークがプログラムに含まれている企業は、本選考で有利になる可能性が高いです。
短期インターンに参加する際には、企業に好印象を与えるために、立ち振る舞いには気をつけましょう。
効率よく複数の企業を比較できる
短期インターンはスケジュール調整がしやすいため、複数企業を効率よく比較できるというメリットがあります。
1つの企業に長時間拘束されることがないので、その分ほかの企業のイベントにも参加することができます。
本命の企業を1社に絞り、長期インターンに参加するのも良いですが、短期インターンに複数参加し、さまざまな業界や企業を見ておくのも重要です。
就活生が確認しておきたい短期インターンのデメリット
短期インターンには、参加するメリットが多数ある一方で、デメリットもあります。
企業について深く研究しにくい
短期インターンは、インターンの期間が短い分、長期インターンと比べると企業を深く知ることが難しいというデメリットがあります。
1日の短期インターンでも、インターネット上にはない社員の生の声や、会社の雰囲気を知ることはできます。
しかし長期インターンと比べて難しいのは事実です。
長期インターンでは、実際の業務を通じて、より詳しい仕事内容が分かったり、自分が企業に適しているかどうかを、実際の体験を通じて体感できます。
企業へのアピールのチャンスが少ない
短期インターンでも、社員と関わる機会はありますし、グループワークで実力を発揮してアピールすることも可能です。
しかし、長期インターンと比べるとそのチャンスは限られています。
長期インターンでは、プロジェクトに参加したり、長時間社員と業務を行ったりするため、アピールできる機会が増えます。
ただし、短期インターンでの経験を本選考に活かすことはできます。
秋冬のインターンは選考の一環になっているケースもあるので、しっかりとアピールすることが重要です。
短期インターンを就職活動に最大限活用する方法
短期インターンは効果的に活用することで、就職活動に役立てることができます。
ここでは、短期インターンで最大の成果を上げるための効果的な方法を紹介します。
就職活動に活かすヒントを掴みましょう。
複数企業や業界の短期インターンに参加して比較する
短期インターンの魅力を最大限活かすには、複数の企業の短期インターンに参加し、それぞれを比較することが重要です。
同じ業界や職種であっても、企業が異なれば必ず何かしらの特徴があるはずです。
短期インターンでさまざまな企業をみて比較することで、自分に適した企業がどこか見つけやすくなるでしょう。
そのため、短期インターンは3〜5社程度は参加することをおすすめします。
社員からのフィードバックを吸収する
短期インターン中は、プログラムに集中することも大切ですが、社員とのコミュニケーションも意識するようにしましょう。
インターン中のグループワークに専念しすぎてしまうと、社員からのアドバイスや重要なポイントを聞き逃してしまうかもしれません。
それでは「周囲を把握する力が足りない」と判断されてしまいます。
また、短期インターンでは、社員とのコミュニケーションの中でフィードバックをもらえることもあります。
そこでもらったフィードバックをしっかりと吸収し、本選考で活かすようにしましょう。
その際には、メモを取ることをおすすめします。
自分が後で見返す際に役立つだけでなく、真剣に取り組んでいるという姿勢が好評価につながる可能性も高いです。
他の就活生と積極的に交流する
短期インターンは、企業から情報収集をするだけでなく、他の就活生との交流を通して学ぶ機会でもあります。
ついエントリー先の企業だけに目がいきがちですが、短期インターンを最大限活かすためには、一緒に参加している学生と積極的に交流することがポイントです。
短期インターンの期間中は、他の学生の立ち振る舞いや発言内容で気になった点(良い部分・悪い部分)をメモしたり、どのような企業を受けているか情報交換すると良いでしょう。
常に相手から学ぶ姿勢でいることが大切です。
短期インターンでの経験をエントリーシートや面接に活かす
短期インターンでの経験は、エントリーシートや面接など本選考で活かすのが鉄則です。
志望先の企業ではもちろん、それ以外の企業でも使い方次第では選考で活用できます。
短期インターンでの経験をエントリーシートや面接で活かすために、参加前に企業や業界を徹底的にリサーチしたり、参加中のメモや振り返りをしたりしておきましょう。
振り返りでまとめる際には、以下のような内容をメモしておくことをおすすめします。
- 短期インターンに参加した目的
- 短期インターン当日の内容
- 社員や他の学生からもらったフィードバック
- 企業の雰囲気や文化で感じたこと
- 短期インターン中に失敗したこと
- 短期インターンに参加したことで得た新たな気づきや学び
- 短期インターンで分かった自分の弱点や強み
- 短期インターンで気づいた弱点とその改善策
- 参加して感じたその企業の懸念点
短期インターンのおすすめの探し方4選
短期インターンはさまざまな方法で探すことができます。
ここではおすすめな探し方を4つ紹介します。
まずは自分に身近な方法で探し、どんな企業のインターンに参加したいのか、自分の志望先は募集しているのかを確認しましょう。
各企業のホームページや採用ページ
もし既に志望する企業が明確になっているのであれば、各企業のホームページや採用ページからチェックするのがおすすめです。
こちらには本選考の情報だけでなく、インターンシップの応募フォームが用意されていることもあります。
その企業のホームページには就活サイト以上に詳細に内容が記載されているケースが多いので、より質の高い情報収集が可能です。
また、リクナビやマイナビを通して申し込むよりも早く応募が完了します。
ただし、知っている企業のみしか探すことができないため、新しい企業を見つけることが難しいのがデメリットとなります。
就活情報サイト
最もメジャーな短期インターンの探し方は就活情報サイトを使う方法です。
修士カツ情報サイトには、大手企業から中小企業までさまざまな業界や企業の情報が掲載されているため、幅広く調べたいという方におすすめです。
企業規模や開催地など検索条件で絞り込むこともできるので、自分が求めている企業を見つけやすくなっています。
もし志望企業が定まっていないのであれば、就活情報サイトを使えば、効率的に探すことができるでしょう。
また、リクナビでは「OpenES」と呼ばれる機能を搭載しているので、事前に記入したエントリーシートを短期インターンの選考に提出できます。
そのため、エントリーにかかる時間がかなり短縮できます。
デメリットとしては、掲載数が多いことです。
もし希望条件が定まっていないとなると、ほぼすべての企業を見ることになり、時間がいくらあっても足りません。
おすすめな就活情報サイトを以下に紹介します。
気になるサイトをぜひチェックしてみてください。
- リクナビ
リクナビ2025|インターンシップ・1day仕事体験情報・就活準備 (rikunabi.com)
- マイナビ
マイナビ2025 – 学生向け就職情報サイト (mynavi.jp)
- インターンシップガイド
インターンシップガイド-大学生のインターンシップ総合サイト (internshipguide.jp)
- キャリタス就活
キャリタス就活 | 新卒学生のためのインターンシップ・採用情報サイト (career-tasu.jp)
- 外資就活ドットコム
外資就活ドットコム (gaishishukatsu.com)
- type就活
type就活 | 就職の本質を考えるキャリア研究サイト (typeshukatsu.jp)
大学のキャリアセンター
キャリアセンターとは、大学などに設置されている学生の進路支援や就職活動の支援を行う専門の部署のことです。
学校によっては「就職課」「就職センター」と呼ばれる場合もあります。
キャリアセンターは、大学と連携している企業や団体のインターンシップ募集が集まる場所です。
相談に行った際に、希望条件とマッチするものがあれば紹介してもらえます。
仮に見つからなかった場合でも、学内で開催されるイベント情報やほかでは掲載されていない案件を見つけられるかもしれません。
また、キャリアセンターを活用することのメリットは、エントリーシートの添削や面接練習もできる点もあります。
インターンに限らず、就職活動に疑問や不安のある方は、1度利用してみると良いでしょう。
さいごに
今回は、短期インターンに参加する意義、メリット・デメリット、活用方法、おすすめの探し方について徹底解説しました。
本選考を有利に進めるためにも、短期インターンは重要な役割を果たします。
学業やプライベートと就職活動の両立は非常に難しいと思いますが、上手くスケジュールを調整して、さまざま企業の短期インターンに参加してみましょう。
経験を積んでおくことは、その後の人生において、必ず宝となります。
それぞれの企業でどのような違いや特徴があるのか、しっかり把握したうえで志望している熱意を伝えれば、面接官にしっかりその思いは伝わるでしょう。
この記事が、短期インターンシップの参加を悩んでいる学生の役に立てば幸いです。