
【女子必見】就活でショートヘアはNG?押さえるべきポイントとは
2022年10月21日更新
はじめに
就活を開始する際、女子学生にとって悩みの種となるのは髪型ではないでしょうか?
そして就活生に向けた身だしなみ記事の多くは、髪が長い女子に向けたものです。
そのため、
「髪は長くしてひとまとめにしないといけないの?」
「短い場合にはどうしたらいいのか分からない…」
といったショートヘアの女子は少なくないのではないでしょうか?
そこで本記事では、就活時の髪型のルールや髪型に関する考え方、注意するべきポイントなどをご紹介します。
1.就活時の髪型にルールはある?
「ルール」ではなく「マナー」として、どのようにしたら良いのかという一般常識はあります。
しかし近年では、就活の一斉解禁の仕組みがなくなっただけでなく、オンラインでの面接も増えました。
そのため過去と比較すると、髪型はもちろん見た目についてのマナーも寛容になってきています。
しかし業種によっては、現在も出社必須な企業も少なくありません。
また、取引先にお堅い企業が多い場合には、見た目についても入社基準に含まれる可能性は少なくありません。
そのため、「就活」という括りで判断するのではなく、自分が進みたい業界や業種、企業の規模感や職種に応じて柔軟に対応することが大切です。
2.就活における髪型の考え方
「髪型」と一言に言っても、会社によって考え方は大きく異なります。
就活の髪型と聞いてイメージするような、黒髪・髪の毛が揺れないように固定するといった観点を大切にしている会社だけではなく、個性を表現するひとつの方法として捉えている会社もあります。
そのため、会社によって何を大切にするべきなのか、見極めることが大切です。
一般的にショートヘアの場合は、就活中は
「むやみに触らなくても良い程度にまとめっていること」
「清潔感があること」
「爽やかな印象を与える髪色であること」
が網羅されていれば、ほとんど会社で十分に通じます。その上で、以下2点を気にしてみてはいかがでしょうか。
会社の雰囲気を判断するきっかけにしよう
就活生にとって、髪型は会社の雰囲気を判断するための重要な指標です。
規模が大きく知名度も高い大手企業は、いわゆる一般的なマナーや常識を重んじる傾向があります。
そのような会社は、実際に働きだした後も同様の見た目を求められる場合が多いです。
分かりやすい例で言うと、スーツ勤務が必須だったり、制服がある場合があります。
また、髪の毛のカラーについてもトーン指定がある場合が多いです。
「服装について考えるのが面倒」「仕事の時は仕事のことだけを考えたい」という志向の方にはぴったりの会社です。
また、それだけではなく顧客も大手企業が多かったり、年配の方と対峙することが多いケースも想定されます。
一方ベンチャー企業などは、見た目で判断しないと考える会社も多いです。
規模が小さいベンチャー企業だけではなく、メガベンチャーであっても同様の思想を持っている場合が多くなっています。
服装はもちろん、髪型やネイルの自由があるため、「社会人になってもお洒落を楽しみたい」という方や、「ファッションが自分のモチベーション」という方には適しているでしょう。
対峙する企業もベンチャー系であることも多く、見た目の自由度が高くなっています。
このように、会社の雰囲気を判断する上では「髪型」は非常に分かりやすく、会社選びのひとつの指標にしてみるのも良いかもしれません。
大切なのは、自分がどう見られたいか
一方で、大切なのは自分自身が「どう見られたいか」ということに尽きます。
なぜマナーとして髪型について言及されるかと言うと、初めて会う相手に対しての印象をどのように捉え、行動するのかが分かりやすいからです。
会社に属すと、どのような職種でも日々初めて会う人との連続です。
そして学生時代と異なり、自分の印象がそのまま会社の印象として判断されます。
そのことを考慮すると、清潔感があり、誰に対峙しても恥ずかしくない見た目をしている就活生を採用しようと企業が考えるのはある種当然のことです。
自分自身がどう見られたいかに加えて、どのような会社として見られる必要があるのかということを頭の片隅に置き、自分自身の見た目もコントロールできるようになると良いでしょう。
3.ショートヘアが与える印象
では、ショートヘアは面接官にどのような印象を与えるのでしょうか。
代表的な印象を2点ほどご紹介します。
人によって受ける印象は異なるので、あくまで参考程度にご覧ください。
明るく元気な印象
明るく元気な印象を与えるためには、ショートヘアが適しています。
明るく元気なだけではなく、フレッシュさや爽やかさも同時に与えることができるため、面接官に好印象を持ってもらいやすいでしょう。
自分自身を明るく元気に魅せたい場合には、ショートヘアはおすすめです。
冷静沈着な印象
髪型によっては、冷静沈着な印象を持ってもらうことも可能です。
明るさや元気さではなく、どちらかというとクールな印象を持ってほしいと思ってもらっている場合にもショートヘアは有効です。
特にダークトーンにした場合には、大人っぽさを維持したショートヘアにすることができるので、メイクとのバランスを保つためにクールショートを選択するのもおすすめです。
4.ショートヘアのおすすめアレンジ
では、実際に面接の場面ではどのようなアレンジをするのが良いでしょうか。
ショートヘアのおすすめアレンジをご紹介します。
軽く内巻きにする
最も手軽なのは、軽く内巻きにする方法です。
ショートの中でも、肩にかかる程度の髪の長さであることが条件ですが、軽めの内巻きは大人っぽさもありおすすめです。
内巻き程度であれば印象としてはむしろ良く、髪の毛のまとまりを1日維持することもできるでしょう。
華美に巻くのはおすすめしませんが、毛先のワンカール程度はアレンジを加えるのがおすすめです。
目にかかる髪は耳に掛ける
ヘアスタイルによっては、髪の毛が目にかかってしまう場合があるでしょう。
目にかかってしまうと、面接に集中できないだけではなく、何度も髪を触っているという点で印象としてはよくありません。
目にかかる髪がある場合には、耳に掛けたりピンで止めるなど、工夫を加えることが必要です。万が一耳にかけるほどの長さがない場合には、ワックスなどで固定しておくのが安心です。
面接中に全く髪を触ってはいけないということではありませんが、極力触る回数を減らせるような工夫は必要でしょう。
5.ショートヘアが注意するべきポイント
では、ショートヘアの場合に注意するべきポイントについてご紹介します。
ワックスなどで固めすぎない
髪を触りすぎないことを意識しすぎると、ワックスなどで固めすぎてしまう場合があります。
もちろんワックスで髪を固めること自体は問題ありません。
しかしテカテカ・ギトギトしてしまうようなスタイリングでは、清潔感に課題が生じます。
また、男性がポマードで髪を固めるようなヘアスタイルを女性がすることも可能ですが、印象としてはやや強さを与えすぎてしまいます。
何事も適度が重要であることを理解し、自分に合うスタイリングを見つけておくことが大切です。
面接以前に当日の服装と共に、きちんとシミュレーションしておくことが大切です。
何度も髪を触らなくてもまとまるスタイリングに
ついつい髪を触ってしまう癖がある人は多いのではないでしょうか?
理由として「目にかかってしまうから」という方は要注意です。
できる限り目にかからないようにスタイリングをしておきましょう。
また、ショートヘアはロングヘアと異なり、風や汗の影響を受けやすい髪型です。
到着時までに強風に煽られ、髪型が乱れてしまうケースや、緊張による汗で髪型が乱れてしまうことは少なくありません。
そのことを踏まえて、自分にとってどのような髪型が最適なのかを検討しておくことも大切です。きちんと事前準備をして臨みましょう。
6.よくある質問
では最後に、就活中のショートヘアに関するよくある質問をご紹介します。
Q:結局、どんなショートヘアが正解?
A:結論からお伝えすると、ショートヘアにおいてこの髪型が正解ということはありません。
なぜなら、ショートヘアと一言に言っても髪の長さによってできる髪型が異なるためです。
したがって正解は「ない」ものの、顔がはっきりと見えるようなスタイリングにしておくことが大切です。
目に髪の毛がかかる状態では、自分自身の表情を面接官に伝えることができないだけなく、暗い印象を与えてしまう可能性があります。
また、何度も髪の毛を耳にかけるなどすると、表情が分かりにくくなるだけでなく、清潔感には繋がらないかもしれません。
自分が面接官の立場だった時にどのように思うかを1番に考え、最適なスタイリングを行うことが大切です。
Q:髪色にルールはある?
A:一般的に、就活中は黒色とされることが多いですが、近年髪色の指定がない会社が増えています。
理由として、在宅ワークが増えたことで、社員が自由な髪色を選択することが増えているためです。
そのため髪色について言及しない会社が増えているのです。
一方で、就活という点を考慮すると、相手に清潔感や好印象を与える髪色として代表的なのは黒色です。
黒染めした黒でなくても、限りなくトーンを黒に近づけるなどの工夫が必要です。
なお、企業によっては髪色が黒色ではないことを理由に落とされる可能性もあります。
自分自身の通過確率を高めるという観点から、髪色は黒で就活に臨むのが安心です。
Q:就活のタイミングで髪の毛を切る予定。問題ない?
A:もちろん問題はありません。
就活の時の髪の長さに決まりがあるわけではないので、就活を機に髪の毛を切るという選択も良いでしょう。
ただし、扱いなれていないヘアスタイルは準備に時間がかかるため、時間に余裕を持って髪の毛を切るのがおすすめです。
一見ショートヘアは扱いが楽そうに見えますが、長さがない分毛先がはねやすい、ヘアセットが難しいといった特徴があります。
これらは日常生活の中で慣れていくしかないため、なんとなくショートヘアにすることはおすすめではありません。
先を見越した上で、適切な判断を心掛けましょう。
Q:前髪はあり・なし、どちらが良い?
A:結論から言うと、どちらでも問題ありません。
ただし前髪についても、自分が扱いやすい長さを選ぶことが大切です。
現時点で中途半端な長さの場合には、目にかかりやすくなってしまうという観点から切ってしまうのがよいかもしれません。
もしくは、ピンやワックスでしっかり固定するという工夫が必要です。
いずれの前髪でも問題はないことから、自分のイメージに合う方を選択してみてはいかがでしょうか。
Q:普段と同じセットではいけない?
A:「普段のセット」がそもそも人それぞれであることから、一概には言えませんが、奇抜なヘアセットでなければ普段と同じでも問題ありません。
しかしいわゆるアホ毛が多かったり、おくれ毛が気になるという場合には多少スッキリさせておく意識が大切になります。
ただし、日頃強めに髪の毛を巻いていたり、パーマをかけている場合にはストレートヘアの方が良い印象を持たれるかもしれません。
あくまでも面接は、面接官に初めて会う機会です。対峙できる時間も決して長くはありません。
限られた時間の中で、自分の印象を最大限よく魅せるにはどのような髪型が良いか、という視点で考えてみてはいかがでしょうか。