【新卒必見】貯金額は何円?新卒でも効率よく貯金できる方法を解説

【新卒必見】貯金額は何円?新卒でも効率よく貯金できる方法を解説

2022年9月30日更新

はじめに

新卒で会社などに入社し、毎月一定額の給料をもらうことができるようになったけれど、なかなか貯金ができず悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

また、4月から新卒として入社するけれど、毎月どれくらい貯金をすればいいのだろうかと疑問を持つ方もいると思います。

 

月々の給料がそのまま自由に使えればよいのですが、実際には給料から社会保険料など税金が控除されてしまいますね。結局手取りとして残る額は、給与総額の80%程度となってしまいます。

また、日本の会社は新卒で入社してしばらくは昇給額もそこまで大きく跳ね上がることはなかなかありません。

 

今回は、そんな新卒の方に向けて、新卒の平均貯金額や新卒でも無理なく貯金をする方法などについて紹介していきます。

新卒1~2年目くらいは、お金に余裕がないことも多いと思いますが、将来のため、自分がやりたいことのためにも20代のうちから少しずつ貯金をしていけるようにしましょう。

 

この記事を読むことで、自分のお金の使い方を見直すきっかけになり、貯金をするための方法が分かるようになります。

1.新卒の平均貯金額の目安

新卒の貯金額の目安は、手取りの二割を目安にすると良いと言われています

具体的な金額にすると、年間大体50万円~60万円です。

 

実際に50万円~100万円未満/年貯金をしている新卒1年目は3割程いるというアンケート結果も出ています。

新卒一年目の給料は大体20万円前後(年収約250万円~300万円)なので、手取りは15万~20万円くらいの方が多いのではないでしょうか。

単純に分かりやすい数字として、毎月5万円貯めれるようにすれば、年間62万円貯蓄をすることができるので、まずは目標毎月5万円貯められると良いですね。

 

もちろん、個々の事情があると思いますので、最初は毎月1万円、余裕がある月は3万円、などとその月に合わせて無理なく貯金していくと良いと思います。


参考:https://www.sonylife.co.jp/company/news/2022/nr_220421.html

2.将来必要になるお金

ここで、少しシビアな話にはなりますが、初めに知っておいてほしい内容なので、説明します。

 

将来かかるお金としてあげられる代表的なものが、「教育」、「住宅」、「老後」の三大資金と言われています。

 

どの資金も何百万、数千万単位の資金が必要になるので、これから皆さんが貯める多くのお金がこの三大資金に使われることになります。

 

また、この三大資金は個々のライフプランによっても大きく変動するため、ざっくりとイメージをしておいてもらえれば良いです。

教育費は子どもの人数によって変わったり、住宅は賃貸、新築、中古かで大きく金額が変わります。

この後にも説明がありますが、「自分が将来どのような生活をしたいか」、ライフプランを具体的にイメージすることが大切です。

 

イメージすることができれば、必要な費用やそのための貯金額もわかり、今のうちにどのような行動をすればよいか見えてくるはずです。

3.新卒が貯金しにくい理由

次に、新卒1年目~2年目の人が貯金をしにくい理由について紹介していきます。なかなかお金が貯まらないという新卒は多いのではないでしょうか。

 

そもそも新卒は月額が少ない

新卒1年目はまだまだ月額給料が少ないため、貯金しにくいのも当然です。

地元の企業に就職し、実家から通っている人は、お金に余裕があるかもしれませんが、1人暮らしをしている人にとっては、貯金はなかなか難しいと思います。

筆者も1人暮らしをしていますが、毎月の家賃、光熱費、通信費、水道費、食費などすべて合わせると、残りの給料はかなり少なくなってしまい、貯金はなかなかできません。

 

毎月いきなり多額を貯金しようと思うと大変ですが少しずつ、コツコツと貯金ができるように工夫していきましょう。

所得税などの税金が低いうちに、貯蓄しておくこともポイントです。

 

ボーナスの支給額が少ない

夏のボーナスは、前年度の秋~年度末が査定期間となることが多いため、新卒1年目のボーナスはかなり少ないです。

また、最初のボーナスは支給されない、あるいはそもそもボーナスがない会社もあると思います。

新卒1年目のボーナスはないものと考えた方が良いかもしれません。

 

仕事用の服装にお金がかかる

仕事用の服を購入するためのお金がかかります。

新卒1年目は春、夏、秋、冬すべての仕事用の服を買いそろえることも多く、お金がかかってしまいます。特に、スーツやシャツ、ネクタイ、靴にはお金がかかるため、入社してすぐはどうしても支出が増えてしまいます。

 

奨学金の返済が始まる

日本学生支援機構で奨学金を借りている際は、貸与終了月の7か月後から返済が始まります。

新卒1年目の秋ごろから奨学金の返済が毎月かかってくるため、貯金がしにくくなります。

 

お金を使いすぎてしまう

毎月定額で給料が入ってくるため、学生の頃よりも、贅沢をしてしまいがちです。

特に最近はクレジットカードやスマホがあれば、いつでもどこでも買い物ができる時代になったため、現金は減らなくても、いつのまにか口座の残高がさみしくなってしまうこともあるでしょう。

 

また、無意識にネットショッピングを見てポチポチと買い物をしてしまう方も多いと思います。

結局、給料のほとんどがクレジットカード支払日に消えてしまうなんてことも多いと思いますので気をつけましょう。

 

職場の人との交流費

今でこそ、新型コロナウィルスの影響で職場での飲み会などが少なく、支出があまりないかもしれませんが、新卒で入社すると、社内や取引先の方から飲み会やご飯に誘われることが多いと思います。

食事代や交通費なども回数が重なるとかなりの出費になりますよね。

特に、飲み会は1回5千円~1万円ほどかかり、1回だけでも新卒の人にとっては大きな出費となります。毎週飲み会となると、それだけで月の手取りの半分近く失ってしまうことになります。

 

付き合いで行く必要があるものもあると思いますが、本当にお金に困ったときは断る勇気も大切です。

 

4.新卒で貯金をする方法

新卒ではもらえる給料が少ないのであまり貯金をすることができないと思いますが、少しでも貯金ができるようになる方法をお伝えします。

 

貯金用口座を作る

貯金用の口座を作る方法です。企業によっては、財形貯蓄などといって、給与が別口座に自動的に入る社内預金制度のような仕組みがあります。

そのような仕組みがなかったとしても、給料が入ったら自分で一定額を別の口座に入れ替えるなどして、絶対に使わない貯金用の口座を作ることも効果的です。

 

ポイントになるのは、「先取り貯蓄」。

もらった給料を使ってしまう前に、先に貯金分を引いておくことが大切です。

生活費が余ったら貯金に回すという考えをしてしまうと、気が緩み、結局月末には貯金できるお金がないということになりかねません。

しかし、先取り貯蓄の金額を最初から多くしてしまうと、生活に支障が出てしまい、結局貯金を崩すことになってしまうので、最初は少ない額から先取り貯蓄を始めましょう。

 

毎月の出費を把握する

家計簿をつけたり、クレジットカード決済の明細を確認し、毎月の出費を必ず把握するようにしましょう。

確認をすることで、自分が毎月何にお金を使っているか明確になり、どこで無駄遣いをしているかも明らかになります。

 

毎月の出費を把握するのは面倒だという方も多いと思いますが、今は、通帳やカードと連動している家計簿アプリがたくさんあるため、管理がしやすくなっています。

また、「今どのくらいの給料でどのくらいのお金を毎月使っているのか」を視覚化することが重要です。手取りの給与額とその月に使った金額(固定費含むすべて)をしっかりと視覚化しましょう。そして、「何が原因でお金がないのか」などを把握していきます。

 

固定費を見直す

意外と見落としがちなのが、固定費の削減です。

特に、最近は色々なサブスクリプションが増えてきたので、たくさんのサブスクリプションの契約をしてしまっている方も多いと思います。月々少額だとは言っても、積み重なると意外と大きなお金になってしまいます。

 

また、最近は格安スマホも多数あります。

大手携帯会社で契約すると管理などが楽ですが、費用が高いです。格安SIMにすることで、毎月数千円おさえることができます。ちなみに筆者も格安SIMを使用しており、スマホ代は月々3000円です。これを機にスマホ契約を見直してみると良いと思います。

 

クレジットカード決済でポイントを貯める

最近は、クレジットカード決済や電子決済が普及して大半のお店で現金を払わなくて済むようになりました。

クレジットカードや電子決済を行うと、ポイント還元があったり、決済明細が残ったり、家計簿のアプリと連携ができたりと、様々なメリットがあります。

何か現金払いをしなければならない理由がなければ、クレジットカードや電子決済などのキャッシュレス決済をおすすめします。

 

貯金の目標額を決める

目標もなくただ貯金をするのではなく、「毎月〇〇円は必ず貯める」というように、具体的な金額を決めておくことが大切です。

具体的な金額を決めておくと、収入から目標額を引いた差額で生活をやりくりするために、計画が立てられます。

目標なしにだらだらとお金を使ってしまっては、貯金は一向に貯まりません。

 

貯金の目的を決める

なんとなく貯金をするという意識では、なかなかお金は貯まりません。

そこで、「何をするために、いつまでに、いくらお金を貯めるのか」ということを明確にする必要があります。

何かお金を使いたい目標や目的があれば、自分のモチベーションを保つことができます。

 

家計の収支を一括管理する

家計の収支をバラバラに管理をすると、時間も手間もかかってしまうため、一括管理をすることをオススメします。

 

具体的には、家計簿アプリを活用することです。

たくさんの家計簿アプリがありますが、銀行口座やクレジットカードなどと連携をしてすべてのデータが自動的に1つの家計簿アプリに取り込まれるタイプのものを選びましょう。

そのためにも現金払いではなく、なるべくデータで管理できるキャッシュレス決済をするとかなり便利です。

 

クレジットカードと銀行口座の相性をよく確認する

クレジットカードを作るときに注意したいのが、相性の良い銀行口座と紐づけをさせることです。

どの銀行と紐づけがされているかだけで、普通預金や定期預金の金利がかなり優遇される銀行もあります。

あまり意識せずにクレジットカード契約をしてしまいがちですが、契約前に、しっかりとカードと銀行口座の組み合わせを考えておきましょう。

 

<例:おすすめの組み合わせ>

  • 楽天銀行と楽天カード
  • 三井住友銀行と三井住友VISAカード
  • 住信SBIネット銀行とミライノカード

 

キャッシュレス決済がメインの方は特にポイントの貯まり方が変わります。

 

新卒でもお金を増やすには?

新卒だとそもそも給料が少ないため、なかなか貯金ができないというお話をしましたが、新卒でも給料以外でお金を増やすことができます。お金を増やす方法としては下記があります。

 

  • 投資などでお金を増やす
  • 副業でお金を増やす

 

また、最近は今後何歳でいくら年金をもらうことができるか分からない世の中になってしまいました。

そこで、自分の力でお金を稼ぐことが重要になってきます。もちろん、節約をして支出を減らしてお金を増やすことも大切ですが、大きな貯蓄にはなりにくいと思います。

 

まずは、小さなところから投資などを行い、ただ貯金をするだけでなく、将来のためにお金を増やす方法を試してみると良いと思います。

 

また、会社で副業が認められている企業であるならば、仕事終わりや休日に副業をしてお小遣い稼ぎをすることも効果的です。

最近は、コンビニや飲食店などでアルバイトをしなくても、在宅でできる仕事がたくさんあります。そのような副業をすることで、新卒でもお金を増やすことが可能となります。

また、副業で本業とは別にスキルアップをすることができるものもあるため、メリットが多いです。

 

ただ、注意点として、副業の時間を増やしてしまうと、余暇の時間がなくなり、休息が取れなくなってしまうので、健康面や本業に支障が出ない程度に行うことをオススメします。

5.まとめ

新卒1年目~2年目は、そもそも収入があまり多くなく、支出が収入と変わらないこともあり、なかなか大金を貯めることは難しいと思います。

 

しかし、塵も積もれば山となりますので、無理のない範囲でコツコツ継続して貯金をしていくと良いと思います。

 

貯金があると何かあった時のため、将来のためなど大きな出費に対応できるので便利ですが、新卒のうちは、そもそももらっている給料が少ないため、目的、目標をもって少しずつ貯金をしていきましょう。

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