【就活の座談会】選考で有利になる?好印象の秘訣を伝授

【就活の座談会】選考で有利になる?好印象の秘訣を伝授

2023年5月9日更新

はじめに

最近の就活では会社説明会や1dayインターン、就活イベントの後に座談会を開催する企業が多いですね。

 

座談会は選考が本格化する前のリラックスした雰囲気の中、社員と就活生の交流の場であり、気軽に参加ができる点が特徴の一つです。

また、座談会は、会社説明会よりも少人数で開催されることが多いため、社員と就活生の距離感も縮まり、質問しやすく話しやすい雰囲気があるのも特徴です。

 

今回は座談会が選考で有利になるかどうかや座談会で印象が良い人/印象が悪い人の特徴、座談会ですべき質問内容等を元採用担当が解説します。

 

フランクで楽しい雰囲気の座談会となることが多いですが、まわりと差をつけるためには座談会でも面接同様、下準備が欠かせません。

 

ぜひ最後までお読み下さい。

1.就活の座談会は選考で有利になる?

就活の座談会は選考で有利になるとは言い切れません。

多くの企業で、「この座談会は選考とは一切関係ありません」と書いてあるのをよく目にすると思います。

確かに、座談会で良い印象だったから、「必ず1次面接を通過させよう」、など座談会を選考の一部と考えている企業はあまりないでしょう。

 

しかし、座談会で良い印象だった人は、採用担当の中で、プラスのイメージが残り、覚えてもらえやすくなることが多いです。

また、何一つその企業のイベントに参加していない就活生と比べれば、志望意欲は伝わりやすくなると思います。

 

また、そもそも座談会は会社パンフレットや会社HPなど他では聞けない社員の生の情報を探したり引き出したりすることができる場であるため、エントリーシートや面接対策で自分自身にとってとても有利なものになるでしょう。

参加する場合は、下準備をしっかりしてから、臨むことが大切になります。

 

座談会を通して、社員や採用担当とコミュニケーションを取り、印象付けておくことは非常に効果的だと思います。

 

選考への直接的な影響の有無に関わらず、常に選考を受けているつもりで参加することをおすすめします。

2.就活の座談会に参加するメリット

座談会に参加するメリットを紹介していきます。下記のようなメリットがあります。

 

  • 会社HPや会社説明会では知ることができない情報を得ることができる
  • 実際に働く社員の生の声が聞ける
  • 企業の雰囲気を感じやすい
  • 話しやすい雰囲気のため、リラックスした状態で社員と交流できる
  • エントリーシートや面接で志望動機を作りやすくなる
  • 採用担当に覚えてもらえやすくなる

 

座談会では、会社説明会では聞けなかった内容など自分が気になっていることをしっかりと聞き、自分の軸や自分の性格、キャリアプランに合った企業かどうかを確認しましょう。

 

3.企業が座談会を開催する狙い

企業が就活生のために座談会を開催する狙いを紹介します。

就活の座談会は、ただ何も考えず参加すればよいわけではなく、事前に企業が座談会を開催する目的や自分が座談会に参加する目的をしっかりと考え、理解しなければなりません。

 

多くの企業が座談会を開催する狙いは、大きく3つあります。

    1. 1.学生と企業のミスマッチを避けたい

 

    1. 企業も就活生と同様、ミスマッチを避けたいと考えています。

 

    1. 事前に会社の方向性や雰囲気を感じ取って貰うことで自分に合う、合わないを判断してほしいと思っています。

2.志望意欲を高めて欲しい
ミスマッチがないか判断した後は、より一層志望意欲を高めてもらうため、質疑応答などで
理解を深めて欲しいと考えています。

3.学生を理解したい
実際学生が自己紹介、質疑応答などで話す内容や話し方や取り組む姿勢などから就活に対してどのように考えているのか、自社への興味はどのようなものかを知りたいと考えています。
企業も学生をよく知ることで、学生に寄り添った情報発信ができるようになるという側面もあります。

学生は企業の社員の雰囲気や企業の雰囲気を見る、企業は自社のPRをすると同時に学生がどんな人物かを観察する場であるため、相互理解の場と考えると良いです。

 

もし、座談会の最中に、メモを取っている人事の人がいたら、発言内容や参加中の姿を見られていると思った方が良いかもしれません。

 

逆に、就活生は、座談会に参加している社員や人事担当の言動や雰囲気をしっかりと見て企業の雰囲気をつかみましょう。

4.座談会の流れ

座談会の具体的な流れと、参加するうえでどんなことを事前に準備しておくべきかをご紹介します。
1.座談会に参加するまでの準備
仕事時間を割いてOG・OBの方々が就活生のために集まって下さっていますので、失礼のないよう、あらかじめいくつかの質問をリストアップしておきましょう。

具体的にどんなことが知りたいのか、質問の意図が分かるような聞き方が出来ると、OB・
OGの方々も質問に応えやすいですし、他の就活生にも有益な情報を得ることが出来て次のステップに進みやすくなるでしょう。

例としては、説明会で伺った先輩方が取り組んでおられる取引先の新規開拓について、具体的にはどのような対策をされているのでしょうか?また、それについてされているご苦労なども合わせてお伺い出来ますでしょうか?
などと、実際自分がその仕事に就いた場合、どんなことに気を付けて仕事に向き合えばいいのか知りたい、という事が質問から伺えるようにすると能動的に就職を考えている、と受け止められます。

2.座談会当日の流れ
①OB・OGの方々の自己紹介
②日々行っている仕事内容の紹介
③就活生の自己紹介
④質疑応答

基本的な就活における座談会の流れです。
③就活生の自己紹介と④質疑応答は重要ですが、ただ目立つのではなく、ポイントを押さえたものにしましょう。
自己紹介は、端的に、個人的なアピールは避け、参加した目的などを交える程度に、
質疑応答は前述の通り、質問の意図が分かるようにし、最後のお礼も忘れずにしてください。
以下のページに詳細が記載されているので、ぜひご覧ください。
https://jo-katsu.com/campus/3597/

5.座談会で好印象を与えるには?

次に、就活の座談会で印象が良くなる人の特徴について紹介していきます。

就活の座談会はフランクに社員と話ができ、楽しい雰囲気ですが、実は企業の人事はしっかりと参加学生の様子を観察しています。

座談会で印象ダウンしないように、マナーやコツを確認していきましょう。

 

マナーが良い人

大前提として、就活マナーをしっかりと守れていることが重要です。

マナーとは、基本的には挨拶、身だしなみ、言葉遣い等です。

少しでも守れていない点があると、印象が悪く、逆に目立ってしまいます。

 

会社の敷地内に入ったらすれ違う社員に必ず元気よく挨拶をするところから始めましょう。

また、座談会中質問をする際には、必ず「大学名」、「名前」を名乗り、相手に敬意をもって丁寧な言葉遣いを心がけることが大切です。

 

身だしなみがきちんとしている人

span style=”font-weight: 400;”>そして身だしなみについても注意が必要です。下記のポイントに注意し、相手に不快な思いをさせないようにしましょう。
1.服装自由・私服可はどう対応?
基本的に上記のような説明がある場合はオフィスカジュアルな服装で参加しましょう。
普段着では目上の人に対して失礼にあたり、印象が悪くなります。
オンライン説明会や面接でも同様です。
オフィスカジュアルの概念は下記の通りです

〇男性
・グレーや紺など、落ち着いた色のジャケット
・白や淡い色の襟付きシャツ
・落ち着いた色のスラックス
・革靴・スエード靴

〇女性
・フリル・リボンのないベーシックなジャケット
・白や淡い色のブラウス
・チノパン・ひざ丈スカート

2.服装自由・私服を指定してくる企業の考えは?

・学生とざっくばらんに交流したい
・学生の人柄を知りたい
・会社にスーツ文化がない
・センスを知りたい(アパレル業界など)
スーツを着ると、どうしても緊張感が先走ってしまい、学生の素顔に触れることが難しいため、企業側も試行錯誤しています。

しかし、就活にはあらゆる場面でマナーが求められます。

服装自由と記載されていても、間違っても派手な服装で挑むのは失礼に当たるため、オフィスカジュアルな服装で参加しましょう。

以下の記事に身だしなみについて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
https://jo-katsu.com/campus/4595/
https://jo-katsu.com/campus/2941/

 

質問を積極的にする人

座談会は企業が就活生の志望意欲を見る場でもあるため、積極的に質問をした方が印象が良くなります。

本当に入りたいと思っている企業なら、会社のHPには載っていない社員の生の声をしっかりと聞き、その企業の貴重な情報として吸収する必要があります。

 

たくさん質問をしてくれる就活生は良い意味で目立ち、社員や採用担当に良い印象が残ります。

せっかく座談会に参加したのであれば、受け身ではなく、積極的に自発的に質問をするようにしましょう。

 

メモを取る人

自分が質問した内容はもちろん、他の人が質問した内容についてもメモを取り、参加してくれている社員に敬意を伝えることができる人も印象が良くなります。

質問に答えた社員も就活生がメモをしっかり取っている姿を見れば、もっと詳しく話してあげたいと思います。

また、メモを取ることは、話した内容を忘れないようにする就活生自身のメリットにもなります。

 

気配りができる人

同じグループの就活生皆が質問ができるよう、空気を読んで質問をしたり、他の就活生が質問をしている時に耳を傾けてうなずいたりメモを取ったりすることも大切です。

ついたくさん話したくなる気持ちも分かりますが、時間が限られている時は、簡潔に話すなどの配慮も必要です。

社員や他の就活生の迷惑にならないよう、気をつけながら積極的な姿勢で臨みましょう。

 

6.座談会で 印象が悪くなる人の特徴

次に、就活の座談会で印象が悪くなる人の特徴を紹介していきます。

 

身だしなみが整っていない人

リクルートスーツにしわがついていたり、汚れていたり、ネクタイが汚れていたりと身だしなみが整っていないと印象が悪くなります。

また、髪型が乱れていないか、前髪が長すぎないか、スーツにタバコや香水の匂いがついていないかなども細かく確認をする必要があります。

 

これは、座談会に限ったことではなく、会社説明会や面接なども同様です。身だしなみがきちんとしているだけでも好印象につながります。

 

言葉遣いが良くない人

言われなくても当たり前と思う人の方が多いと思いますが、言葉遣いが良くない人も印象が悪くなってしまいます。
例えば、
〇〇の件は聞きましたか→〇〇の件はお聞きになりましたか(尊敬語)
明日10時に行きます→明日10時に伺います(謙譲語)
御社を志望する→御社を志望します(丁寧語)

など、使い慣れていないと間違えやすいので、しっかり練習しておきましょう。
就活の間だけではなく、入社してからも役に立つことでしょう。
また、いくらフランクな雰囲気だとしても、最低限のマナーは徹底しておきましょう。

相手に対して敬語を正しく使い、質問に答えてもらったら必ずお礼を言いましょう。

 

考えて質問をしない人

何も考えずに質問をしてしまう人も要注意です。わざわざ社員に聞かなくても良いHPに載っている内容や、すでに会社説明会で話があった内容などは座談会で聞いてはいけません。

座談会の質問はあらかじめよく考えておくようにしましょう。

 

また、複数人座談会に参加しているにもかかわらず、まわりを見ずに自分だけ質問をたくさんしてしまう人も要注意です。

座談会は自己PRの場ではないので、空気を読み、交代しながら参加者皆がバランスよく質問できるようにすることが大切です。

 

何も質問をしない人

座談会にせっかく参加したのに、何も質問をしない人が多いです。

何も質問をしないと、「うちの会社に興味がない」、「消極的な人だ」、「つまらなさそう」、「やる気がない」、などとネガティブなイメージを持たれてしまいます。

座談会に参加する前に、必ず当日質問したい内容を考えておくようにしましょう。

7.座談会で聞くと良い質問は?

座談会では、主に仕事内容や社風が分かるような質問をすることが望ましいです。就活生はその企業が自分とマッチしているかどうか判断するために質問をすると思います。

 

会社HPなどでは簡単な仕事内容しか書かれていないことが多いため、実際に働く社員に詳しい内容を聞き、働く姿をイメージできるようにすると良いです。

また、座談会で聞いて良い内容と聞くのを避けた方が良い内容があるため、注意が必要です。

 

<仕事内容についての質問例>

  • 現在の業務内容を教えてください
  • 一日のスケジュールを教えてください
  • 入社までにやっておいてよかったことはありますか
  • 部署間での交流はありますか
  • ジョブローテーション制度はありますか
  • 仕事をしていてどんな場面でやりがいを感じますか
  • 仕事で大変だと思うことは何ですか
  • 将来展望を教えてください
  • モチベーションアップのために意識をしていることはありますか
  • 御社で働く上で必要な能力は何ですか
  • 御社の仕事の中で課題と感じていることは何かありますか
  • 御社の強みと弱みを教えてください

 

<社風についての質問例>

  • 職場の雰囲気はどのような感じですか
  • 入社してよかったと思うことは何ですか
  • 入社前後でギャップを感じたことはありますか
  • 働きやすさを感じるポイントがあれば教えてください
  • 仕事以外で社員同士の交流はありますか
  • 入社後、感じた自社の強みは何かありますか

 

<求める人物像についての質問例>

  • 新入社員に求めるスキルはありますか
  • 一緒に働きたいと思う人はどのような人ですか
  • 御社で活躍している人の特徴は何ですか
  • 〇部署で働くためにはどのような勉強をすると良いですか
  • 仕事ができる人とできない人の差は何だと思いますか会社

 

<社員自身の就活についての質問例>

  • なぜ御社に入社を決めたのですか
  • 就活の軸は何でしたか

 

<先方が役員や社長の場合の質問例>

  • 御社はどのような会社を目指していますか?
  • 理想の会社を目指すために、今後どのような戦略を取っていきますか?
  • 長期的な戦略を踏まえて、どのような人材の採用を考えていますか?

8.座談会で避けた方が良い質問は?

座談会は話しやすい雰囲気だからといって何でも質問して良いわけではありません。場をわきまえた質問をすることが大切です。

 

社員個人へのプライベートな質問

この座談会に参加した目的を考えてみましょう。

社風や仕事内容について知り、自分のイメージとミスマッチがないかを確認するために参加していると思います。

趣味など社員個人へのプライベートな質問は避けましょう。質問内容で悪い印象を残してしまうのはもったいないです。

 

条件面についての質問

残業や離職率、労働条件についてはあまり聞かない方が良いです。

条件で会社を選んでいると勘違いされやすいので避けましょう。また、忙しい中参加してくれる社員に対しても失礼にあたります。

他の就活生が質問する時間も奪ってしまうことになるので、条件面の質問は避けるようにしましょう。

 

調べて分かる内容の質問(会社HP等で見ればわかる質問)

わざわざ座談会の場で聞かなくても良いような会社説明会の説明内容や会社HPの内容を聞くと企業研究をしていない適当な人、志望意欲が低い人と思われてしまう可能性があります。

直接社員の生の声が聞ける良い機会なので、オリジナルの質問をするよう心がけてみてください。

9.まとめ

今回は、就活の座談会は選考に有利かどうか、好印象を持たれる人の特徴、座談会で質問すべき内容などについて紹介しました。

 

座談会では、積極的に質問をすることで、他の媒体などからは得られない生の情報を知ることができるので、非常に有意義な時間になると思います。

 

そのためには、座談会に参加する前にしっかりとマナーを勉強し、社員への質問内容を考えておくことが大切です。

 

さらに、座談会での質問を考えるためには十分な業界・企業研究を行うことが必要不可欠です。

またとない座談会なので、準備をしっかりと行い、楽しく充実した時間になるようにしましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

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就活ハンドブック編集部

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