【内定式前に必読】内定式の5W1Hを紐解き解説

【内定式前に必読】内定式の5W1Hを紐解き解説

2022年9月29日更新

「内定式って、いつ行われるの?」

「どんなことをやるの?」

「準備しておいたほうがいいことってある?」

 

など、経験のない内定式は「謎」だらけですよね。

 

本記事は、そんな「謎」を一気に解決していきます。

 

不安な気持ちで内定式を迎えるよりも、内定式の5W1Hを知ったうえで、スッキリした気分で当日は臨みたいですよね。

 

内定式が何たるやをコンパクトにまとめていますので、最後まで流し読みしてくださいね。

 

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1.内定式って結局何?

ず、あなたは内定式と聞いて、どんなイメージを持っていますか?

 

「なんか、お偉いさんが訓示を述べられる催しかな?」

 

「内定者が集まって、顔を合わせる場?」

 

「内定者が他社へ逃げられなくなる儀式?」

 

はい、どれも正解です。

 

一般的に「内定式」とは、一般に内々定を出した学生に対して正式に内定を通知する式のことを指します。

 

「イヤイヤ、内定は既に内定通知書をもらいましたよ」

 

そうですよね。

 

では、1つ質問です。

 

あなたは企業側から「採用通知」を受け取り、「入社承諾書」を提出しましたか?

 

答えは、「NO」だと思います。

 

あなたが受け取った内定通知書は、「内定を10月に出す」といった口約束に近い通知書で、労働契約という法的根拠は皆無です。

 

これが、いわゆる「内々定」たる所以です。

 

要は、「内定」とは学生が企業から「採用通知」という書面を受け取り、学生が企業に「入社承諾書」を提出することによって相互に意思確認をし、労働契約が成立したとみなす状態のことを言うわけです。

 

ただし、純粋な雇用契約ではないので、この時点で法的拘束力はありません。

2.内定式の(裏)目的

労働契約の意思確認が内定式の最大の目的ですが、人事からすると明文化されていない目的が他にありますので、3つに集約して紹介しておきます。

 

①内定者の囲い込み

 

1つ目の目的は、「内定者の囲い込み」です。

 

人事としては、「内定を出したけど、入社しない」といった事態を最も恐れています。

 

特にバブルの頃は何社からも内定をもらっていましたので、内定式に当の内定者が来ないといった事案が発生するなど、当時の人事は戦々恐々としていました。

 

そんなバルブ世代が今は人事責任者に君臨していますので、「内定式=入社の踏み絵」という名残りがあり、まだまだ囲い込みの様相を呈していますね。

 

➁同期との顔合わせ

 

次の目的は、「同期との顔合わせ」です。

 

内定式前は「あなたの同期がどんな人で何人入社するのか、どんな大学の出身か、男女別の割合は?」といった情報がない状態ですよね。

 

やはり、同期は何か困ったときに気軽に相談できたり、お願い事を引き受けてもらったり、気のあった同期だと人生単位で縁のある相棒になります。

 

人事としても、同期との顔合わせにより、連帯感を醸成し、入社に対する不安を予め払拭しておきたいという思いがあります。

 

なので、内定式がその埋め合わせを行う格好の場だということですね。

 

➂社としての考え方の共有

 

内定式というと、社長や役員など会社の重役の講演が必ずあります。

 

これは社長や役員に会社の経営理念や会社の置かれた経営環境、ビジョンや行動指針を訓示してもらうことで、会社の考え方を新入社員に浸透させたいという思いがあるからです。

 

別の言い方をすると、「その会社の色に染めたい」ということですね。

 

会社は組織で動いています。

 

そんなチームで動いている集団の中で、新入社員Aさんは東へ行きたい、Bさんは西に行きたいなど、行きたい方向がバラバラだと船頭多くして船山に上ります。

 

したがって、集団の方向性を一致させて、パワーを結集するためには一定の旗印が必要で、その方向づけを行うために内定式で重役に訓示を頂いているわけです。

 

人事としても、似たような分身を作ったほうが組織を維持・管理しやすいので、まだキャンパスが真っ白なうちから、新入社員をその会社の色に染めたいわけですね。

3.内定式の時期

内定式は、基本的に10月1日(10月1日が土日の場合は翌月曜日)に開催する企業が大勢を占めています。

 

内閣官房の「就職・採用活動に関する要請」に沿って、大企業をはじめとする各社は採用活動を行っていますが、その採用スケジュールでは「正式な内定日=卒業・修了年度の10月1日以降」と謳われています。

 

その日程を遵守する規律心や、他社に逃げられたくないという恐怖心、そして慣例に従う横並び志向で、その始期である10月1日が内定式にあてられるケースが多いということですね。

4.内定式はどんなことをするの?

「内定式の目的や開催日はわかりましたが、当日はどんなことをするのですか?」

 

内定式で行われる主なことは、下記のとおりです。

 

・社長や役員のお話

・内定書授与

・内定者研修

・会社の施設見学

・事務手続き

・入社までのスケジュール案内

・先輩社員との懇親会

・内定者の自己紹介

 

これらを基準に内定式を回していきますが、企業によっては会社の独自色を出すために、グループワークからのプレゼン、仮想現実(VR)体験イベントなど、ユニークな取り組みを実施している会社もあります。

 

5.内定式の服装は?

「当日はどんな服装で行けばいいですか?やっぱり、スーツですかねぇ…」

 

内定式の案内にドレスコードが何も書かれていないときは、スーツで参加してください。

 

内定式用にスーツを新調してもいいですが、就活中に使用していたリクルートスーツでも、もちろん問題ありません。

 

逆に、「服装は自由」とか、「私服OK」と記載されている場合は、失礼にあたらないカジュアルオフィスが無難です。

 

内定式の身だしなみについては、基本的に就活中と同じような意識を持っておけば大丈夫です。

6.内定式前に準備しておきたい3つのこと

「ところで、内定式前に準備しておくことって何かありますか?」

 

会社の指定以外に、準備しておくことは特にありませんが、準備しておくことが望ましいことは3つありますので、ここで紹介しておきます。

 

①集合場所や時間の確認

 

内定式当日に最もやってはいけない事は、「集合時刻に内定式会場にたどり着けない」といった事態です。

 

それは時間を間違えたとか、場所がわからないといった理由から、電車が動かないなどの交通規制のような不可抗力で、会場にたどり着けないケースも考えられます。

 

もし、会社員であれば、そんな事態を自分で引き起こさないように、巻き込まれないように、事前に下調べしておくことが責務です。

 

そんな会社員になる儀式に遅れたり、欠席してしまうのは、もっての外なので、事前に下見に行くとか、移動する手段が滞った場合の別ルートを模索しておくなど、当日困らないで済むための手段を事前に確認しておきましょう。

 

➁会社の基本情報の確認

 

あなたは入社する会社の社長の名前が言えますか?

 

「YES」なら及第点ですが、答えが「NO」なら、もう1度会社の基本情報を見直しておきましょう。

 

たとえば、社長のお話のなかで突然、当たられて「〇〇さん、××はどう思うかね?」と聞かれた場合に「××」について知らなければ、答えようがないですよね。

 

人事は社長が話す机の上に必ず内定者名簿を置いています。

 

私の経験上、歴代の社長はその名簿を見て、かなりの確率で内定者を指名していました。

 

それは、「本当に自分の話を理解してくれているのか」「今年の新入社員のレベルを知りたい」「自分が話す一方なのもオモシロくないので、相互交流したい」といった思惑があるからです。

 

指名されたときに、シドロモドロにならないように、社長メッセージやIR情報などの予備知識は押さえておきましょう。

 

また、先輩社員の懇親会で盛り上がるためには、「共通話題」が欠かせません。

 

その共通話題の1つとして、会社の基本情報が大切なテーマになりますので、それを復習しておくと話題が見つからない時に助かりますよ。

 

➂自己紹介の準備

 

「自己紹介なんてアドリブで余裕っす!」という人は必要ないかもしれませんが、そうでない人は自己紹介の準備をしておくことをおすすめします。

 

そうでないと、自己紹介の順番が急にまわってきて、何を話せばいいのか右往左往することになります。

 

なので、内定式の自己紹介は、事前に準備しておいたほうが身のためです。

 

たとえば、こんな感じです。

 

はじめまして。

〇〇大学▲▲学部××学科の「上活 太郎」と申します。

小学校から大学まで一貫して、野球部に所属していました。

目立った成績こそ残せていませんが、チームに明るさを持ち込み、負けている試合でも最後まであきらめずに粘り強く戦う根性には自信があります。

趣味は野草取りで、食べられるもの、食べられないものを瞬時に見分けられますので、山に放たれても1週間は余裕でサバイバルすることができます。

入社しましたら、持ち前の明るさと根性で仕事に取り組み、1日でも早く会社に貢献できる人材になりたいと思っていますので、何とぞ、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

最初に名前や大学・学部学科を伝えた後に、学生時代に打ち込んできたことや趣味、特技などに触れていきます。

 

ここで人柄や趣味嗜好が伝わるような内容を盛り込むことで、オリジナルで人間味あふれた内容に変わります。

 

内定式後に懇親会がある場合は、その時に話題に取り上げてほしいことを自己紹介で仕込んでおくのもアリですね。

 

自己紹介のスピーチの尺は、時間指定がない限り、30秒程度がおすすめです。

 

内定者全員が1人ずつ自己紹介する場合が多いので、長すぎずコンパクトにまとめるのがポイントです。

 

7.内定式に持っていくもの

「最後に、内定式に持っていくものは何かありますか?」

 

下記の4つは内定式の必須アイテムですね。

 

①筆記用具

➁メモ帳

➂印鑑

➃ファイル

 

内定式では社長の話をメモったり、交通費の精算があったり、研修がある会社もあるので、筆記用具は必須ですね。

 

メモ帳はスマホで代替できるかもしれませんが、スピードが間に合わなかったり、指で打つ仕草は見ていて気持ちのいいものではないので、手で書くためにもメモ帳は携行しましょう。

 

印鑑は交通費の精算や給与口座開設の手続きで必要な場面があるので、内定式の案内の持参物に記載している場合はもちろん、指示がない場合も持参しておいたほうが無難です。

 

ファイルは内定書や受け取った書類がヨレないように持参しておくと、何かと便利ですね。

 

8.内定式のココが知りたいQ&A

それでは最後に、内定式に関するQ&Aを3つお届けして、本記事を締めくくります。

 

Q1:内定式と入社式の違いは何ですか?

 

A1:下記のとおり目的が全く異なります。

 

内定式は企業が内定者に対して、正式に内定を通知する式典のことです。 社員や内定者同士の親睦を深めるなどの目的があります。 

 

入社式とは、その年に入社する新入社員を一同に集めて、経営首脳による訓示などを行う式です。 その会社の一員としての自覚を持たせるなどの目的で行われます。

 

Q2:内定式の髪の色は?

 

A2:企業のポリシーに合わせましょう。

 

「せっかく就活が終わって、髪を染めたのに黒に戻さないとけいないの?」と思うかもしれませんね。

 

もちろん、全員黒髪で黒スーツが当たり前だった就活も、近年は個性を尊重する企業が増えてきています。

 

P&Gの「令和の就活ヘアをもっと自由に」といった広告に有名企業139社が賛同して注目を浴びました。

 

ただ、もちろん日本のすべての企業が賛同しているわけではありません。

 

やはり、会社にはその会社なりのポリシーがあります。

 

サービス業や歴史のある老舗企業のなかには、清潔感やお客様からの目線を理由に、髪の色や服装については昔ながらの考えを持つ企業もたくさんあります。

 

髪型にマナーや礼節を求める企業の場合は黒髪でキチっとまとめるべきですし、髪型にこだわりのない企業では常識の範囲内で内定式に臨みましょう。

 

Q3:内定を辞退したくなった場合はどうすればいいですか?

 

A3内定式後の内定辞退は法的に可能です。

 

法的には、いつでも内定辞退を申し入れることができ、申し入れ日から2週間後に労働契約は解除されます。

 

ただ、信義則上の問題は残りますね。

 

やはり、内定を辞退することにより、企業側に多大な迷惑をかけるわけです。

 

場合によっては、あなたの行為によって、大学の信頼が失墜し、後輩の採用枠がなくなってしまったり、大学側に直接クレームが入るケースも考えられます。

 

少なくとも内々定が出てから1か月以上は考える余裕があったはずです。

 

もちろん、内定式前までに辞退を申し入れることが、信義則に反しない行為です。

 

内定辞退を決断した時点で早めに連絡を入れましょう。

 

なかには、「内定を辞退したいけど自分で言い出せない…」「引き止められたり、怒られたくない」という悩みを持っている人もいるでしょう。

 

そういう人は、内定した企業に対して内定辞退をあなたに代わって伝えてくれるサービス(=内定辞退代行サービス)もあるようなので、モタモタするぐらいなら活用を検討しましょう。

9.おわりに

本記事では内定式に関して種々説明してきました。

 

大企業の場合は盛大な内定式をマスコミに取り上げられ、企業側のパフォーマンスやPRと受け取られる側面もありますが、逆に内定者の交通費、宿泊費、懇親会費などで多大な経費がかかるのも事実です。

 

一方で、そもそも採用人数が少なく、開催意義の薄い中小企業では経費削減のために内定式を開催しない会社もあります。

 

加えて、経費圧縮や新型コロナ感染拡大防止の観点より、オンラインで内定式を実施する企業も出てきており、内定承諾書などの必要書類のやり取りは郵送で行うことになりますので、提出期限や記入漏れなどのミスがないように注意しましょう。

 

いずれにしても、内定式は晴れ晴れとした気持ちで、入社する意思を気持ちよく表明するための儀式です。

 

そのために、本記事があなたの中に今ある不安や疑問を一発で解決できていれば、幸いです。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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