【5分で分かる】内定式って?いつやって何をするのかを解説
2024/9/24更新
はじめに
就活が終わり、ひと段落という学生も多いことでしょう。
次は内定式に向けて準備が必要です。
それでも、内定式に関して期待と不安を抱いた方もいると思います。
「内定式って、いつ行われるの?」
「どんなことをやるの?」
「準備しておいたほうがいいことってある?」
など、経験のない内定式は不安が頭をよぎりますね。
本記事は、そんな不安を一掃していきます。
- 内定式を行う時期や何をするのか知りたい
- 内定式には、会社のどんな役職の人が来るの?
- 内定式までに準備しておくべきことってあるのか知りた知りたい
不安な気持ちで内定式を迎えるよりも、内定式の全体像を把握して、スッキリした気分で当日は臨みたいですよね。
本記事では、内定式の目的、実施時期、何が行われるか等、内定式全般についてまとめていますので、最後までしっかり読んでくださいね。
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内定式って何?
内定式とは、企業が正式に内定者に内定を伝え、入社の承諾を得るイベントをいいます。
具体的には、企業が内々定を出していた学生に対し、「採用内定書」を発行し、学生から「入社承諾書」を受け取るのが内定式です。
内定式では、入社意思の最終確認を行い、誓約書を交わすことになります。
内定式の目的
それでは、なぜ内定式を行うのでしょうか。
その理由として、次の6つを挙げることができます。
入社意識を高める
企業は内定者に対し、「内定通知書」を交付し、内定者から「入社承諾書」の提出を受けます。
これによって、内定者が最終的に自社に入社する意思を確認します。
内定者としても、社長をはじめ役員や幹部社員が出席する内定式に出席することを通じて、内定を得た実感を持つとともに、正式に入社の意思を示す機会となるわけです。
企業理解を深める
社長から内定者に向けて、経営理念やビジョンの説明がなされることにより、会社に対する理解を深めることができます。
同時に、社長講話の中に含まれる、内定者への励ましの言葉により、自分への期待を感じられ、モチベーションも高めることでしょう。
企業と学生、内定者同士のコミュニケーションを図る
内定者と社員が直接顔を合わせるため、内定者に対し、入社までにしてほしいことや、企業のメッセージを伝える効果的な機会となります。
また、役員や社員への内定者のお披露目にとどまらず、内定者相互間の交流の促進につながります。
内定ブルーを払拭する
学生は内定が決まった後も、翌年の入社に対して多くの不安を抱くと言われています。
これがいわゆる「内定ブルー」です。
採用活動の早期化の影響を受け、内定から入社までの期間が長期化するため、内定後に「本当にこの企業でよいのだろうか?」「社員として勤まるのだろうか?」等の不安が生じることがあり、精神的に揺らいでしまう人が増えています。
内定式を実施することにより、その不安を払拭していきます。
内定フォローの一環として
上述に関連する事項ではありますが、入社までの期間が長期化し、その間のフォロー策として、内定者同士の交流やモチベーションを高める機会でもあります。実務的な研修や講演、講義を行うこともあります。
適性の確認
企業が内定者と直接的なコミュニケーションを取ることにより、配属などの参考にすることが目的です。
内定式で面談や研修、語学テストや適性検査を行うこともあります。
内定式の時期
多くの企業は、内定式を10月1日に開催しています。
もっとも、「10月1日のみ実施して良い」というルールが存在するわけではないのです。
内閣官房からの2025年度卒業、修了予定者の就職・採用活動に関する要請では、採用活動のルールとして「正式な内定を通知するのは卒業、修了年度の10月1日以降」と定められています。
学生が就職活動を始めて面接などの試験を終え、合格を通知することを「内々定」と呼ぶのはそのためです。
企業は、10月1日以降でないと内定を出すことができません。
このため、正式な内定を通知する内定式を開催できるのは10月1日以降である必要があります。
言い換えれば、10月1日以降であれば、いつ内定式を開催しても良いのです。
内定式では、どんなことをするの?
「内定式の目的や開催日はわかりましたが、当日はどんなことをするのですか?」
内定式で行われる主なことは、下記のとおりです。
- 社長や役員の講話
- 内定書授与
- 内定者研修
- 会社の施設見学
- 事務手続き
- 入社までのスケジュール案内
- 先輩社員との懇親会
- 内定者の自己紹介
企業によっては会社の独自色を出すために、グループワークからのプレゼン、仮想現実(VR)体験イベントなど、ユニークな取り組みを実施している会社もあります。
起業各社の個性が反映されることになります。
内定式の服装は?
内定式の案内にドレスコードが何も書かれていないときは、スーツで参加してください。
内定式用にスーツを新調してももちろん良いのですが、就活中に使用していたリクルートスーツを着用することでも、まったく問題ありません。
逆に、「服装は自由」とか、「私服OK」と記載されている場合は、失礼にあたらないオフィスカジュアルにすることが無難です。
内定式の身だしなみについては、基本的に就活中と同じような意識を持っておけば基本的に大丈夫です。
それでもなお、内定式の際の服装に不安を感じる人のために、以下の記事を紹介します。
非常に分かりやすく、かつ、コンパクトに説明がなされています。大変役に立つ記事なのでぜひ読んでください。
内定式前に準備しておきたい3つのこと
それでは、内定式までに準備しておくべき事項はあるでしょうか。
まず、会社から指示がある場合には、それに従うことが大前提になります。
それ以外に準備しておくことが望ましい事項を次に紹介します。
集合場所や時間の確認
内定式当日に最もやってはいけない事は、「集合時刻に内定式会場にたどり着けない」といった事態です。
それは時間を間違えたとか、場所がわからないといった理由から、電車が動かないなどの交通規制のような不可抗力で、会場にたどり着けないケースも考えられます。
皆さんは、卒業後、社会人として勤務をする以上、事前に下調べしておくことが重要です。
そんな会社員になる儀式に遅れたり、欠席してしまうのは、もっての外なので、事前に下見に行くとか、移動する手段が滞った場合の別ルートを模索しておくなど、当日困らないで済むための手段を事前に確認しておきましょう。
そのうえで、万一、会社から指示された時刻・場所に到着できそうにないことが分かったら、指定された連絡先に必ず電話連絡をしてください。
会社の基本情報の確認
あなたは入社する会社の社長の名前が言えますか?
「YES」なら及第点ですが、答えが「NO」なら、もう1度会社の基本情報を見直しておきましょう。
たとえば、社長のお話のなかで突然、当たられて「〇〇さん、××についてはどう考えますか?」と聞かれた場合に「××」について知らなければ、答えることができません。
内定式における社長講話の際、人事担当者は、机の上に必ず内定者名簿を置いています。
社長はその名簿を見て、内定者を指名して回答を求める場合があるのです。
それは、「本当に自分の話を理解してくれているのか」「今年の新入社員のレベルを知りたい」といった思惑があるからです。
指名されたときに、回答に困らないよう、社長メッセージやIR情報などの予備知識は押さえておきましょう。
突然の指名を受けて緊張するのは当然です。
緊張して上手に答えることができなくても、心配いりません。
新社会人としての元気さと真摯な部分を示すことができれば十分です。
また、先輩社員の懇親会で盛り上がるためには、「共通話題」が欠かせません。
その共通話題の1つとして、会社の基本情報が大切なテーマになりますので、それを復習しておくと話題が見つからない時に助かりますよ。
自己紹介の準備
内定式では、社長を始め、会社の先輩社員の話を聞くだけということはありません。内定者による自己紹介をする場面が必ずあります。
このため自己紹介の準備をしておくことをおすすめします。
【自己紹介例】
はじめまして。
〇〇大学▲▲学部××学科の「上活 太郎」と申します。
小学校から大学まで一貫して、陸上競技部に所属し、長距離選手として各種の大会に出場しました。毎日走ってきているため、体力・脚力には自信があります。
趣味はスポーツ観戦で、陸上競技に限らず、バスケットボールやラグビー等の球技も良く見に行きます。。
4月に入社しましたら、持ち前の明るさと根性で仕事に取り組み、1日でも早く会社に貢献できる人材になりたいと思っていますので、何とぞ、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
最初に名前や大学・学部学科を伝えた後に、学生時代に打ち込んできたことや趣味、特技などに触れていきます。
ここで人柄や趣味嗜好が伝わるような内容を盛り込むことで、オリジナルで人間味あふれた内容に変わります。
内定式後に懇親会がある場合は、その時に話題に取り上げてほしいことを自己紹介で仕込んでおくのもアリですね。
自己紹介のスピーチの尺は、時間指定がない限り、30秒程度がおすすめです。
内定者全員が1人ずつ自己紹介する場合が多いので、長すぎずコンパクトにまとめると良いでしょう。
内定式に持っていくもの
「最後に、内定式に持っていくものは何かありますか?」
下記の4つは内定式の必須アイテムですね。
- 筆記用具
- メモ帳
- 印鑑
- ファイル
内定式では社長の話をメモったり、交通費の精算があったり、研修がある会社もあるので、筆記用具は必須ですね。
メモ帳はスマホで代替できるかもしれませんが、スピードが間に合わなかったり、指で打つ仕草は見ていて気持ちのいいものではないので、手で書くためにもメモ帳は携行しましょう。
印鑑は交通費の精算や給与口座開設の手続きで必要な場面があるので、内定式の案内の持参物に記載している場合はもちろん、指示がない場合も持参しておいたほうが無難です。
ファイルは内定書や受け取った書類がヨレないように持参しておくと、何かと便利ですね。
さいごに
本記事では内定式全般について解説しました。
大企業の場合は盛大な内定式をマスコミに取り上げられ、企業側のパフォーマンスやPRと受け取られる側面もありますが、逆に内定者の交通費、宿泊費、懇親会費などで多大な経費がかかるのも事実です。
一方で、そもそも採用人数が少ない中小企業では経費削減のために、やむなく内定式を開催しない会社もあります。
近似はオンライン形式で内定式を実施する企業も出てきました。
この場合には、内定承諾書などの必要書類のやり取りは郵送で行うことになりますので、提出期限や記入漏れなどのミスがないように注意しましょう。
いずれにしても、内定式は晴れ晴れとした気持ちで、入社する意思を気持ちよく表明するための儀式です。
本記事があなたの中に今ある不安や疑問を解決できていれば幸いです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。