
【就活生必見】玉手箱の言語問題の特徴やコツを紹介!
2022年8月31日更新
はじめに
SPIと同じくらいの頻度で実施されることの多いWebテスト「玉手箱」。テストセンターとは違って自宅で受験できるため、リラックスした気持ちで受けられます。
ただし、きちんと対策をおこなっていなければ、対応できない問題も多いです。安直な気持ちで受けると痛い目にあうことも。問題の種類は限られているので、一つひとつ集中して取り組めば本番までに間に合うでしょう。
今回は、玉手箱の言語問題の特徴を紹介しつつ、コツや対策も解説していきます。「玉手箱の言語問題ってなに?」「言語問題のおすすめの取り組み方ってある?」と気になっている就活にもピッタリの内容です。言語問題を確実に切り抜けたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.玉手箱の言語問題の特徴
- 1種類につき復習出題される
- 制限時間が短い
- 問題数が多い
難易度の高い問題が出題されるわけではありません。しかし、問題形式や流れを押さえておかなければうまく解答できない可能性があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1種類につき複数出題される
玉手箱全般に言えることですが、1問目の問題によってその後のパターンが決まります。
たとえば、計数理解で最初の問題が図や表から読み取って解答するものであれば、図表問題が続くでしょう。長文読解であれば、2問目以降も長文読解です。
のちに解説しますが、言語問題のパターンは3つしかありません。出題形式が多いわけではないため、あらかじめ対策をしておくと安心です。
制限時間が短い
玉手箱の言語問題を含め、設問に対して制限時間が短いです。
論理的読解では、合計32問に対して15分、または52問25分で解答しなければいけません。1問あたり30秒ほどで、とても短いです。
言語問題に限らず、他の設問でも決して余裕のある時間配分ではありません。試験に備えて何度も練習を重ねておく必要があります。
問題数が多い
玉手箱は「素早さ」「正確さ」が求められている問題です。そのため、制限時間のわりに出題数が多い傾向にあります。企業によっては問題数も異なるかもしれませんが、大きく差はないです。
1問1問をじっくり解いている暇はないため、問題と解答パターンをどれだけ身につけているかが勝敗をわけます。
加えて、最後まで集中力を切らさないでやり抜けるのかも重要なポイントです。
問題形式:「論理的読解」「趣旨判定」「趣旨把握」
言語問題の問題形式は下記3パターンです。設問数と時間配分をまとめましたので、よく確認をして対策を立てていきましょう。
問題形式 | 設問・時間 |
論理的読解 | 32問・15分または52問・25分 |
趣旨判定 | 32問・10分 |
趣旨把握 | 10問・12分 |
論理的読解は、長文を読み、設問文が論理的に正しいかどうかを判断します。
「設問文の論理性」を問うため、一般常識や自分の意見から正誤を判断するものではありません。また、企業によっては英語での出題もあるそうです。
趣旨判定は、長文を読んで複数の設問に対して適切な選択肢を解答していきます。設問を確認したのちに、該当箇所の文章を読むほうがスムーズに読解できるでしょう。
趣旨把握は、長文を読んだ後に用意されている選択肢から「筆者の訴えにもっとも近いもの」を選ぶ問題です。どの選択肢が正解なのかを吟味するため、趣旨判定と似ている部分があります。
2.玉手箱の言語問題のコツ
言語問題を突破するためにはいくつかコツがあります。下記3つは最低限意識してほしいので、この機会にぜひ頭に入れておいてください。
- すべてに解答する
- 設問を先に読む
- 一般論で判断しない
制限時間が限られているのと問題数も多いため、いかに効率よく解答できるかが重要です。上記を意識できると結果にもよい影響をもたらすはず。
すべてに解答する
間違っていてもよいので、すべての設問に解答するのが大切です。時間が足りなくて最後まで解答できない場合もありますが、選択式は選ばなければ得点になりません。
仮に答えがわからなくても、何かしらの選択をしておけば正解になる可能性があります。一方、選択をしなければ得点に結びつく可能性はゼロです。
制限時間が残り少なく、設問にすべて解答できないとわかった段階で、それぞれの解答を選んでいきましょう。
設問を先に読む
何も考えずに長文をそのまま読むと二度手間になる可能性が高いです。
長文を一読しても内容が把握できていないかもしれません。内容を把握できていない状態で設問を読むと、該当箇所をふたたび読まなければなりませんよね。
しかし、設問から先に読めば文章量も少ないので内容把握が容易です。問題意識をもった状態で本文を読めるため、解答も見つけやすいでしょう。
設問が複数ある長文に対しては特に有効なので、覚えておくと時短に繋がりますよ。
一般論で判断しない
長文読解の答えは「長文」にあります。そのため、一般論や自分の意見は通用しません。
たとえば、論理的読解に「現在起きていないこと」「一般論としておかしいこと」があっても「論理的に正しい」なら、正解です。
趣旨把握でも同様に「筆者の訴えている意見」と「一般的な意見」を比べたときに、後者がどれだけ重要でも意味はありません。私情を持ち込まないのがとても大事です。
答えは本文に記されているため、的確に読み解く力が求められます。何度も練習をしていけばコツは掴めてくるので、現段階でしっかりできていなくても大丈夫です。
3.玉手箱の言語問題の対策
言語問題の対策に特別な方法はありません。基礎を淡々と積み上げられるかが、合否をわけます。
- 1問あたりの時間を意識して解く
- 問題形式に慣れる
- 問題集を繰り返し解く
問題形式・設問パターンに慣れておくのも重要な要素です。では、具体的に見ていきましょう。
1問あたりの時間を意識して解く
言語問題は出題数に対して制限時間が短いです。
1問あたりで考えてみると、数十秒で解答しなければいけないものもあります。そのため、時間意識をもって臨まなければ、最後まで解けない可能性も。
まずは制限時間内でどれだけ解答できるかを調べ、次に時間を意識するのがよいです。はじめから時間を意識してもいいですが、焦って正答率が下がるかもしれません。
精度を落とさずスピードをあげていくのが必要です。
問題形式に慣れる
言語問題の3パターンのうち、どれが出題されても対応できるように、問題形式に慣れておくのも重要です。慣れていれば本番で出題されても瞬時に対応できるため、力も発揮しやすいはず。
加えて、選択肢にも慣れておくとよいかと思います。特に、趣旨判定で用意される選択肢「A・B・C」の文言はほぼ変わりないので、事前に把握しておけば時短に繋がるでしょう。
「はじめてみる問題形式・選択肢なのか」「すでに見たことがあるのか」で、解答スピードも大きく変わるため、しっかりと頭の中に入れておいてください。
問題集を繰り返し解く
問題集を反復するのが実はとても大事です。
問題形式・選択肢に慣れるだけではなく、言語問題に適した思考パターンができあがります。そうすることで、言語問題に対応がしやすくなりますし、問題の解くスピードも向上するでしょう。
同じ問題集を反復し、余裕があれば違う問題集を解いてみるのもいいかもしれません。過去問を試し、実際にどのくらい解けるかを確認するのもおすすめです。
4.玉手箱の言語問題に関するよくある質問
最後に、玉手箱の言語問題に関するよくある質問とその答えをまとめました。
- 趣旨判定の言語「B」と「C」の違いってなに?
- 合格ラインは何割くらい?
- 言語問題の注意点ってある?
では、それぞれ具体的に見ていきましょう。
趣旨判定の言語「B」と「C」の違いってなに?
まずはそれぞれの選択肢の意味からおさらいしていきましょう。次をご覧ください。
- B:文中で述べられているが、筆者の趣旨ではない
- C:本文とは関係ないことが述べられている
上記2つの違いは「関係があるかどうか」です。「B」の選択肢は、本文と関係はありますが、筆者が訴えたいことではありません。「C」の選択肢は、本文とはまったく関係ないため、もっとも重要ではないです。
設問に対して解答する選択肢が異なるので、両者の違いをよく整理しておいてください。
合格ラインは何割くらい?
合格ラインは企業によっても異なるため、厳密に発表されているわけではないです。競争率が高い・大手企業などは6〜8割の場合もあります。
一般的な目安としては、まず5〜6割を目指しておくのがよいでしょう。練習テストなどで5割以下なら、早急の対応が必要です。
加えて「どういった問題が苦手なのか」を把握しておくと、効率よく点数を伸ばせます。苦手な問題を重点的に対策すれば点数も大きく変わるため、現状が低くても安心してください。
言語問題の注意点ってある?
注意点を下記にまとめました。
- 次の問いへ移ると戻れない
- 確実に解くのを目標にしない
一度次へ進むと後戻りができないため、限られた時間で選択していかなければいけません。どうしても解答がわからない場合でも、その場で選んで次に進むのが大切です。
正答率のキープを意識し過ぎると、1問ごとの時間配分が崩れていきます。制限時間が短いため、もたもたしていると最後まで解けません。いずれにせよ正答率が落ちてしまうでしょう。
もちろん、正確に解答していくのも重要ですが、まずは「すべてに解答する」を目標にしてください。