【25卒スケジュール】本番前に押さえておきたい就活情報を完全網羅

【25卒スケジュール】本番前に押さえておきたい就活情報を完全網羅

2022年8月31日更新

はじめに

「就活をどのようなスケジュール感で進めたらいいですか?」

 

「自己分析って、どうやったらいいんですか?」

 

「自分が何をやりたいのか分からないんですけど…」

 

と悩んでませんか?

 

進学のように「いっせーのせ」で周りと同じ時期の受験しかしたことがない学生にとって、就活の選考時期は企業によってバラバラで不安になりますよね。

 

しかも、ビジネスに触れた経験のない学生にとって、就活は謎だらけですよね。

 

でも、大丈夫です。

 

就活スケジュールをシッカリと押さえて、逆算しながら早め早めに手を打っておけば上手く波に乗ることができます。

 

本記事では全体的な就活スケジュールを把握したうえで、各ステージで何をどのように準備しておけばいいのか、再現性の高い方法で解説しました。

 

本記事を一通りインプットしておくと、焦らず余裕を持った就活が展開できますので、最後までジックリとお読みくださいね。

1.企業の基本的な採用スケジュール

まずは企業の採用スケジュールを確認していきましょう。

 

基本的に日本の企業は政府が示している採用選考の指針を横睨みしながら、採用活動を行っています。

 

要は、内閣官房が要請している下記の採用活動日程がベースになります。

 

広報活動開始卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
採用選考活動開始卒業・修了年度の6月1日以降
正式な内定日卒業・修了年度の10月1日以降

 

難しい書き方をしているので分かりにくいですが、

 

要は、大学4年生・大学院2年生になる直前の3月からマイナビやリクナビなどによる就活サイトや自社のホームページなどでの採用募集(=広報活動)が可能になります。

 

次に、大学4年生・大学院2年生の6月から企業側は選考を開始でき、10月1日から随時内定出しが可能になるというわけです。

 

今年も経団連と大学の関係者でつくる採用と大学教育の未来に関する在り方を議論する協議会が開かれ、4月に今後の就職活動のスケジュールについての指針というものが出され、24卒も23卒と同様の日程で進めることが決定されています。

 

もちろん、この日程は政府の要請というレベルであり、罰則規定はありません。

 

罰則がないので、しがらみのない企業は優秀人材をどこよりも早く獲得しようと青田刈りに走ります。

 

したがって、自分が志望する業界や企業がどんな動きをするのかを事前に察知しておくことが肝要です。

 

政府の日程どおりにどの企業も動いていると生真面目に思い込んで、志望企業の選考が既に終わっていたとならないように注意して下さい。

 

どのような業界がどんな採用日程で動いているのかは、次のチャプターで確認しておきましょう。

2.各企業の採用スケジュール

各企業の採用スケジュールは、経団連への加盟 or 非加盟、企業規模の大小、資本が日系か外資かで随分と変わってきます。

 

要は、その企業が置かれている属性によって変わってくるのですが、下記の5つの区分でスケジュール感を押さえておけば対応可能です。

 

①経団連加盟の大手企業

➁経団連非加盟の上場企業やメガベンチャー企業

➂外資系企業

➃一部のマスコミ

➄中小企業

 

1つずつ中身を見ていきましょう。

 

①経団連加盟の大手企業

 

まず経団連加盟の企業ですが、就活スケジュールの指針を議論する協議会に参加してる立場上、政府が要請している採用日程を遵守せざるを得ないしがらみがあります。

 

したがって、おおよそ下記のようなスケジュール感で動いていきます。

 

大学3年6月~大学3年2月:インターンシップ

大学3年3月~大学4年5月:説明会、ES提出

大学4年6月~大学4年8月:選考

大学4年6月~大学4年10月:内定

 

一方で、ESの提出やWEBテストには日程に関する制約がないため、経団連加盟の企業であっても早い段階から実施している会社もあります。

 

また、水面下でリクルーターによる選考を行って、3月には早々に内々定を出すような経団連加盟の企業もありますので注意が必要です。

 

大学のキャリアセンターや先輩就活生の口コミサイトなどで志望する企業の情報を入手しておくことも大切ですね。

 

➁経団連非加盟の上場企業やメガベンチャー企業

 

ゼンリンなど経団連非加盟の上場企業や、楽天、サイバーエージェント、DeNA、LINE、グリーといったIT系列のメガベンチャーは下記のような採用スケジュールで動いています。

 

大学3年6月~大学3年2月:インターンシップ

大学3年2月~大学4年8月:選考活動

大学4年3月~大学4年8月:内定

 

経団連のしがらみのない企業は、経団連加盟企業よりも早期に採用活動をスタートさせ、早々に内定を出す企業が多数見受けられます。

 

大企業が内定を出す前に、優秀な学生を早期に囲い込み、採用を有利に進めたいという思惑が見て取れますね。

 

➂外資系企業

 

ゴールドマン・サックス、マッキンゼーアンド・カンパニー、P&Gなどの外資系企業は下記のとおり、最も採用のスピード感が早いです。

 

大学3年6月~大学3年9月:インターンシップ

大学3年10月~大学3年11月:選考活動

大学3年11月~大学3年12月:内定

 

外資系企業なので全く別の世界観で捉えたほうがよく、大学3年生の秋から選考活動が始まり、年内には内定出しを行う企業も出てきます。

 

したがって、外資系企業を志望する場合は大学3年生に上がったら早々に就活準備を進めないと間に合わないですね。

 

➃一部のマスコミ

 

朝日新聞社や日本テレビ放送網など一部のマスコミでは、経団連に加盟していても下記のように異なる動きを見せる企業もあります。

 

大学3年6月~大学3年10月:インターンシップ

大学3年11月~大学3年3月:選考活動

大学3年12月~大学3年3月:内定

 

マスコミは中央の採用が終了してから、地方の採用を始める慣行があるため、地方の採用に支障が出ないように、経団連に加盟していても例外的に選考→内定を早い時期から始めるわけです。

 

➄中小企業

 

中小企業は、国内421万企業のうち99.7%を占めます。

 

従業者数も全体の7割を占め、言い換えると大企業に就職する学生は一握りで、ほとんどの学生が中小企業に入社するというわけです。

 

そういう意味では中小企業の採用スケジュールを押さえておくことが基本ですが、中小企業の採用活動は会社によってまちまちです。

 

通年採用を行っている企業もありますし、大手の選考が一通り終わった後で選考を実施している会社もあります。

 

私自身も大企業と中小企業の両方の採用を経験しましたが、中小企業で人事を行っていた時は、大企業の選考前に内定を出しても、後で大企業に持っていかれるので、大企業が終わった後に内定出しを行っていましたね。

3.平均的な学生の3年生・4年生の動き

「大まかな採用スケジュールや企業によって選考日程が違うのはわかりました。次に、他の就活生はどんなスケジュールで何をしているのかを知りたいのですが…」

 

それでは平均的な学生の動きをザックリつかんでおきましょう。

 

学年平均的な学生の動き
大学3年生6月・リクナビ・マイナビオープン→登録

・インターンシップ申し込み

・業種研究・職種研究開始

・自己分析開始

7月~8月・サマーインターン参加
8月・インターン参加後に興味のある会社の企業・仕事をリサーチ
9月・OB・OG訪問
10月・選考慣れも兼ねて、外資やベンチャーの選考を受ける
1月・志望企業の冬インターンに参加
3月・採用情報解禁に合わせ、エントリー&会社説明会の参加

・早期選考の企業面接を受ける

大学4年生6月・選考活動解禁で経団連加盟の大企業の選考を受ける

 

上記はあくまでもザックリとした平均的な学生の動きなので、あなたの志望する業種や会社の採用日程に応じてカスタマイズしていきましょう。

 

4.最近の就活事情

コロナ禍以降、企業側の採用活動や学生側の就活にも変化が見られます。

 

ここでは、

 

・就職環境

・採用選考の早期化

・オンライン選考の浸透

・インターンシップの重要性

 

の4つの切り口から就活の変化を見ていきましょう。

 

就職環境

 

新型コロナの感染拡大で売上が低迷したり、原材料の高騰で企業側のコストが上昇したりで、求人にも影響が出るのではないかと不安になる学生も多いと思います。

 

でも、あまり心配しなくて大丈夫です。

 

リクルートワークス研究所が発表したデータによれば、23卒の求人倍率は1.58倍と前年の22卒と比べると0.08ポイント増加しています。

 

もちろん、コロナ感染拡大前の19年卒1.88倍に比べれば見劣りしますが、4年ぶりに上昇に転じた点は特筆すべき事項ですね。

 

また、株式会社ディスコ キャリアリサーチが調査を行った結果では、新型コロナウイルス感染拡大を受け、2021 年卒では採用抑制に転じた企業が出てきましたが、 翌 22 年卒採用では早くも回復基調が見られ、23卒も回復基調であることが下図で見て取れますね。

画像引用:株式会社ディスコ キャリタスリサーチ~2023 年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査

 

これはなぜかというと、企業側の採用の根幹にある「少子化」を見据えての対応です。

 

今後ますます「少子化」が進み、若手人材が先細りしていく中で、事業を継承するために早い段階から優秀な若手を確保しておき、幹部人材に育てておきたいという企業のホンネがこの数字から見え隠れしています。

 

ただし、業種によって濃淡があり、たとえば、飲食や化学などの業界では、このまま原材料が高騰すれば、採用を絞り込む可能性があります。

 

一方で、脱炭素やDX(デジタルトランスフォーメーション)の分野では理系学生を中心に採用が活発化しており、特に流通業が7.77倍、建設業が7.7倍の高水準を維持しています。

 

採用選考の早期化

 

先ほど説明したとおり、政府推奨の採用活動日程はあくまでも基本ルールであって、このスケジュールに沿って採用活動を行う企業ばかりではありません。

 

特に近年では新卒採用の早期選考が一段と加速していて、2023年卒の就職活動では選考解禁の6月1日には既に73.1%(下図参照)の学生が内定をゲットしているといった状況になっています。

画像引用:就職未来研究所~就職プロセス調査(2023年卒)「2022年7月1日時点 内定状況」

 

さらに、一部の企業では通年採用(1年を通じて常時エントリー受付・選考を実施する採用方法)を実施しています。

 

そのため、学部3年/修士1年の4月から早々にエントリー可能な企業も増えています。

 

「正直者が馬鹿を見る」ではないですが、ますます採用選考の早期化が進むと思われますので、基本スケジュールにとらわれず、いち早く情報を入手することが肝要だといえます。

 

オンライン選考の浸透

 

新型コロナの感染拡大により一気に普及した選考方法が、ネットを使った選考ですね。

 

従来は対面オンリーで進めていた選考も接触頻度を下げるために、企業側はオンラインによる選考に切り替えました。

 

企業側も当初は抵抗感がありましたが、やってみると「案外、使えるじゃん」といった感覚になってきています

 

また、物理的な移動もないので、業務の効率化も図れることから、一石二鳥、三鳥の恩恵を受けているのも確かです。

 

実際に企業側がオンライン選考をどの程度導入しているかを表すデータが下表のとおりです。

画像引用:株式会社 i-plug 2023年卒、2024年卒採⽤活動状況調査 〜2022年3⽉版〜

 

同データでは、88.6%の企業が選考にオンラインを導入しており、この傾向は24卒も継続していくものと予測されています。

 

内訳を見ると、選考の全行程をオンライン化している企業が17.7%、全行程を対面で実施している企業が11.4%、残りの約70%がオンラインと対面のハイブリッド型で採用活動を行っていることが明らかになっています。

 

学生側も交通費や宿泊費を軽減できるほか、今までは受けられなかった遠方の選考も受験できるのでメリットがあります。

 

とはいえ、1度は対面で会って話をしておきたい、実物を見ておきたいという思惑があるため、特に最終面接などの終盤の選考では対面で選考を行う企業が多いです。

 

いずれにしても、オンラインによる選考はコロナが終息しても主流の選考形態になりますので、オンラインの面接対策を怠らないで欲しいですね。

 

インターンシップの重要性が高まる

 

理系ナビの調べではオンラインプログラムの増加で、インターンシップ(以下、インターン)の平均参加率が91.8%、参加者数が7.4社と従来以上にインターンの位置づけが高まっています。

 

特に、長期インターンでは実務をさせることができるため、企業側は学生の能力や適性を実地で見極めることが可能になります。

 

学生側にとっても企業の雰囲気や仕事内容を肌で感じることができるため、採用・就職のミスマッチを防ぐことにつながり、今後ますます「インターン=選考」の色合いが深まると思われます。

 

インターンだからといって軽い気持ちで参加するのではなく、選考の一環だと捉えて気を引き締めて、準備してから臨むようにしましょう。

 

5.年内に着手しておきたい就活準備

「なるほど。選考の早期化が進んでいるので早めの準備が必要だということですね。でも、実際に何から取りかかればいいのか分からないので教えてください。」

 

これは先人の知恵と経験を借りればいいと思います。

 

株式会社マイナビの「マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)」によると、「年内にやっておけばよかった、もっと時間をかければよかった」と思う就活準備の質問で以下の内容が明らかになっています。

 

年内にやっておきたかった就活準備割 合
自己分析57.9%
業界研究40.5%
エントリーシート対策40.5%
筆記試験対策39.3%
企業研究35.1%
WEB面接の対策34.0%
職種研究30.6%
気になる企業のリストアップ29.6%
対面面接の対策29.5%
インターンシップ、1Day仕事体験の参加20.8%

 

これだけを見ると、たくさんのことを別個にしないといけないのかなと焦るかもしれませんが、大丈夫です。

 

冷静に見ていくと、筆記試験だけは別概念ですが、その他はすべてが有機的に結びついていますので、1つに着手すると後は連携して相互につながっていく構造が下表のとおり見て取れますね。

 

インターンシップ、1Day仕事体験の参加

 

      →業界研究→企業研究→職種研究→気になる企業のリストアップ

      ↑  

      ↑

①自己分析→↓

      ↓

      →エントリーシート対策→WEB面接の対策→対面面接の対策

 

➁筆記試験

 

少し解説を加えますと、すべての原点が「自己分析」になります。

 

自己分析を行わないと、「あなたが何に向いていて、何がしたいのか」も分からないので、業界や企業、職種を絞り込めませんよね。

 

加えて、あなたの強みや弱み、これまでの実績をたな卸しできていないと、エントリーシートの作成が困難を極めますよね。

 

自己分析が十分に完了していれば、エントリーシートの質問にも適切に答えられますし、話す内容がすでに言語化できていますので、あとは見た目や話し方を練習すれば、WEB面接や対面の面接も対応可能になってきます。

 

このように「自己分析」という1つのボタンを押せば、あとは自動的にタスクが作動しますので、まずは自己分析に重点を置いてスタートを切れば事足ります。

 

6.効果的な自己分析のやり方

「自己分析がすべての起点になるのはわかりました。でも、どうやって自己分析したらいいのか分かりません」

 

案外、自分で分かっているようで分かっていないのが自分です。

 

自己分析であなたの実像をあぶり出すのは難しい作業かもしれません。

 

そこで、私が就活生に最初に教えている自己分析のやり方を紹介しましょう。

 

才能×情熱=適職

 

それは、あなたの「才能」と「情熱」を調べる方法です。

 

「才能」とは「他人より少しだけ秀でているあなたにしかない特徴」と捉えてください。

「才能」と聞くと、野球のイチローや将棋の藤井 聡太氏のようなズバ抜けた能力を思い浮かべるかもしれませんが、あのレベルを才能の基準に置くと、何も思い浮かびませんので、「他人より少しだけ秀でている特徴」を探すことがポイントです。

 

「才能」=「自分の得意領域」に就職できれば、クオリティの高い仕事ができたり、格段に生産性がアップしたり、秀逸の発想が湧くなど、アウトプットが上がるイメージはし易いと思います。

 

次に「情熱」ですが、何事もパッションがあると「継続」できます。

 

「情熱」はあなたを動かすためのガソリンと同じで、いくら才能があっても継続する力がなければ、すぐに枯れます。

 

しかしながら、情熱を注げる分野に入職すると、継続して高いパフォーマンスを発揮することができますので、あなた自身のライフタイムバリュー(LTV)が最大化するはずです。

 

私は就活生に、

 

適職=才能×情熱

 

とよく説明しています。

 

つまり、いま言った「才能」と「情熱」がクロスする分野にあなたの「適職」があると確信しています。

 

逆を言うと、あなたの「才能」と「情熱」さえわかれば、自ずと「適職」が発見できると思っていますので、ぜひあなたの「才能」と「情熱」を見つけてみてください。

 

才能と情熱の発見方法

 

「いやいや、才能と情熱と言われても、よくわかりません(汗)

どうやったら、見つけ出せるのですか?」

 

まあ、そうですよね。

 

才能と言われても、自分では当たり前にできることなので案外、気付きにくいものだし、情熱と言われても、そんなものないですよという人が大半だと思います。

 

でも、本当にそうでしょうか?

 

私自身は等しくみんなの顔が違うように、才能や情熱は人それぞれにあると思っています。

 

なので、その鉱脈を掘り出して欲しいのですが、それを掘り出す方法は、「本質的な質問を自分に投げかける」ということです。

 

ここでのポイントは「本質的な質問」であって、

 

「自分の才能って何だっけ?」

 

「自分の情熱って何だっけ?」

 

と漠然とした質問を投げかけても、一向に脳は答えを出してくれません。

 

脳は適切なキーワードさえ入力すれば、適切なフィードバックを返してくれるグーグルのような優秀な検索エンジンです。

 

なので、本質的な質問を入力すれば、適切な答えをあなたに返してくれます。

 

「でも、本質的な質問って何ですか?」

 

具体例がないとイメージができないと思いますので、以下のように自問してみてください。

 

【才能を発見する本質的な質問例】

①時間を忘れてついつい没頭することは何ですか?

➁休日の日は何をしていますか?

➂よくお金を使うものは何ですか?

➃人から言われて意外だと思ったことは何ですか?

➄ついつい人に熱く語ってしまうことは何ですか?

⑥自分の部屋にあるもので1番高額なものは何ですか?

➆どうしても捨てられないものは何ですか?

⑧子供の頃、先生に怒られたことは何ですか?

➈死んでもやりたくないと思うことは何ですか?

➉人からよく頼まれることは何ですか?

 

これらの質問から共通的に出てくる答えにあなたの「才能」に関するヒントがあります。

 

次に、「情熱」の質問例を見ていきましょう。

 

【情熱を発見する本質的な質問例】

①あと3年しか生きられないとしたら、どんな仕事がしたいですか?

➁あなたが最も尊敬する人はどんな仕事をしていますか?

➂お金がもらえなくても、やりたいことの1番は何ですか?

➃寝食を忘れて没頭できるものは何ですか?

➄何でスマホや部屋の中を満たしていますか?

⑥今までで何に一番お金と時間を費やしてきましたか?

➆休みの日に1番やりたいことは何ですか?

⑧どのような会話を他者と(あるいは内面で)話していますか?

➈お酒を飲むとついつい熱く語ってしまうものは何ですか?

➉義務ではないが、好きだからやっていることは何ですか?

 

以上が情熱をあぶり出す本質的な質問です。

 

自問する際に大切なことは、誰にも邪魔されない静かな空間で自分と真摯に対峙しながら、質問を投げかけることです。

 

思い浮かぶとすぐに消えてしまうケースがあるので、近くにメモできるアイテムを準備して、思いついたらすぐに書ける体制をとっておきましょう。

 

また、出てくる答えを「これは才能じゃない、しょぼすぎる」とすぐに先入観で打ち消してしまう可能性があるので、思いついたことは何でも書き留めるようにしましょう。

 

7.とっておきの業種・職種の絞り込み方

「仮に自分の才能や情熱がわかったとしても、どうやって適職を見つければいいんですか?」

 

私のおすすめは、業種や職種を消去して適職を絞り込む方法です。

 

人間は案外、自分の好きなものは分からないけど、嫌いなものは一発で分かるという性質があります。

 

この性質を利用すれば、絞り込みがスムーズに行えます。

 

この方法は経済産業省が発行している業種・職種分類コード表を使用します。

 

この一覧表は日本における業種と職種が漏れなく、ダブりなく整理されている表なので、これ以外の業種や職種は存在しないことになります。

 

逆を言うと、この中にあなたが就職すべき業種や職種があるというわけです。

 

先ほどの才能と情熱の質問で、あなたの才能と情熱はある程度、分かったと思います。

 

それを物差しにして、この一覧表で「この業種はない」「この職種はやりたくない」というようにネガティブに斜線を引いて消去していきます。

 

その作業で残った業種や職種があなたの適職になる確率が高いのです。

 

すべての業種や職種のインターンシップや会社説明会に参加することは物理的に不可能なので、この作業は絞り込むためのステップだと捉えてください。

 

とはいえ、実態は内部に入ってみないと分からないことだらけなので、絞り込んだ業種や職種に優先順位を付けて、優先度の高い会社のインターンシップや会社説明会を通じて肌身で体感することが大切です。

 

ステップをまとめると、

 

ステップ1:本質的な質問であなたの「才能」と「情熱」をあぶり出す

ステップ2:「才能」と「情熱」をメジャーにして、業種・職種分類コード表を使って消去する

ステップ3:残った業種や職種に優先順位を付けて、インターンシップや会社説明会で実態を探る

 

この3ステップです。

 

このステップに沿えば、あなたの適職を発見する確率がかなり高まりますので、ぜひ試してみてください。

 

8.筆記試験対策

筆記試験はWEBを使った筆記試験が多くなってきましたが、いずれにしても如何に早く、正確に解けるかが勝負のカギになってきます。

 

そのためには解法パターンを体に沁み込ませることが必須ですが、これはスポーツと同じです。

 

何度も素振りをするように、何度も問題を解いて体に覚え込ませなくてはいけません。

 

そのためには対策本を一冊買って何周もするなど、地道な努力を継続的に行う必要があります。

 

一気に詰め込みでやるのではなく、毎日1日1時間はやると決めて積み上げを行うことが成否を分けます。

 

そのあたりのテクニックについては、ジョーカツキャンパスの過去記事で解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。

 

【過去記事】

 

【裏ワザあり】インターンのWEBテストを攻略する最短の方法

【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル

 

9.早め早めの準備が修正を可能にする

本記事では就活スケジュールや最近の就活事情、すぐに始めておきたい就活準備やそのコツなどを解説してきました。

 

記事内でも説明してきましたが、企業側の採用活動は年々前倒しで早まっています。

 

それに対応するために、就活準備を早めに進めることはもちろんですが、早く着手することで、その他の効用もあります。

 

それは、早めに準備しておくと途中で軌道修正しやすいということです。

 

たとえば、「思っていた業界のイメージと実際が違った」「やっぱり、職種を変更したい」と思った時に就活のスタートが遅いとスケジュール的に手遅れで、無念に終わります。

 

逆に、余裕目に就活に着手しておくだけで、途中で進路変更できますし、早めにESや面接の経験を済ませておくと、自分に不足している課題やそれを修正するための期間が確保できます。

 

すべて自分の思い通りに就活を運べる学生は一握りです。

 

逆に、自分が思い描いた計画が頓挫し、途中でやむ無く軌道修正をせざるをえない状況も多々あります。

 

この記事を読んでいるあなたには、そうなって欲しくないので、先手先手で今回公開した内容をベースに実りのある就活を送ってほしいと思っています。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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就活ハンドブック編集部

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